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2023年12月 6日 (水)

浅見光彦シリーズ 熊本・菊池伝説殺人事件

2023/12/08(金)12:00〜14:00

BSフジ<サスペンス劇場>

熊本を訪れた光彦は新幹線で出会った女性がきっかけで事件の捜査に巻き込まれることに…


『旅と歴史』の藤田編集長(小倉久寛)から、熊本の菊池一族の取材の依頼を受けた浅見光彦(中村俊介)は、飛行機が苦手なので、新幹線と鹿児島本線で熊本へ向かった。新幹線で光彦の隣に女性が座った。彼女が涙を流したので、光彦はハンカチを渡し、窓際の自分の席を譲った。博多に着いて、熊本行きの鹿児島本線に乗り換えると、その車両に先ほどの女性が乗ってきた。まさかと思ったが、光彦の隣の席であった。

「こんな偶然ってあるんですね」と光彦が言うと女性は初めて笑顔を見せた。

 女性(中山エミリ)の名前は「菊池由紀」と言った。光彦は熊本駅で由紀と別れたが、長野県警の丸山刑事(鈴木ヒロミツ)に声をかけられる。「あの女とどんな関係なんだ?」と丸山刑事に詰め寄られる光彦。しかし、光彦の兄が警察庁刑事局長の浅見陽一郎であることが判明し、平謝りする丸山。

丸山の話によると長野県相木村の親王塚で、菊池由紀の父親の菊池武明(中原丈雄)が殺害され、その容疑者に由紀の恋人である辻稜一(浜田学)が上がっていた。丸山は辻稜一が、由紀と接近すると見込んで、由紀を尾行したところ、光彦と遭遇したのだ。


<出演者> 中村俊介 中山エミリ

神山繁 寺田農 京晋佑 浜田学

鈴木ヒロミツ 小倉久寛

榎木孝明 野際陽子ほか


<スタッフ>

原作:内田康夫

企画:保原賢一郎

プロデューサー:金丸哲也、小林俊一

脚本:峯尾基三

監督:金佑彦

音楽:渡辺俊幸

フジテレビ制作

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『菊池伝説殺人事件』 内田康夫 (角川文庫)

名門・菊池一族の取材で熊本県菊池市に向かった浅見光彦。道中で知り合った菊池由紀は泣いたかと思えば笑い出す情緒不安定で、彼女も菊池市へ向かうという。だが、熊本駅で彼女を尾行してきた長野県警の刑事に、由紀の父親が長野にある“親王塚”で殺され、容疑が由紀の恋人にかかっていて、彼女も逃亡を助けた疑いがあるといわれ……。一族にまつわる因縁、由紀の父親を殺害したのは誰なのか。深まる謎に名探偵の推理が冴える。


楠木正成とともに南朝を支えた菊池武時の子孫の宝探しが、事件の根幹になる菊池伝説のミステリー。

明治政府への抗議の一揆・秩父事件の主犯・菊池貫平の埋めた宝を巡って、殺人事件が起こった設定で、長野県相木村の菊池家本家と分家の財産争いとなる。

本作に描かれる「秩父事件」は記録映画『絹と民権』、オペラ『秩父晩鐘』、TVドラマ『獅子の時 代』など制作される。安彦良和さんの『王道の狗』にはマンガとして、ヒロイックな武道系革命家に描かれている。

120周年には映画『草の乱』(神山征二郎監督)が秩父市など地域住民の支援によって作られた。


秩父事件ホームページからドラマに関して、問題点が指摘される。

〈TBSドラマ『菊池伝説殺人事件』の菊池貫平像、秩父事件像に抗議する〉

http://www.chichibujiken.org/kikutidensetu/tbs-kougi.htm


◽️現在刊行されている文庫本には、上記にある「秩父事件」についての非礼な事柄などはなく、あくまでもノンポリな視点から、エンタメとして「菊池一族」についての歴史が扱われている。

例え原作にある内容をドラマ化するのにフェイクションとはいえ、実在する団体や人物に対しての配慮は必要であろう。同じ台詞を語らせるにも、その人格を演出や演技はニュアンス次第では蔑視したドラマとなってしまう。映像は文章よりメディアとして、様々なことが露呈されるので「これはフェイクションであり、現実の団体や個人とは関わりません」とはならない場合もある。

今週放送されるのはTBSではなく、フジテレビの新しい方なので再放送されるということは留意された制作だったのだろうか。

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