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2023年12月 1日 (金)

大門剛明『罪火』(角川文庫)

ザ・ミステリー『罪火』

BSテレ東 12/1金12:56〜14:56

中学校校長の傍ら犯罪被害者の支援活動もする町村理絵(名取裕子)。娘が殺害され、理絵自身が被害者に。容疑者が殺害を否認していると聞いた理絵は、自ら真相を追うが…。


町村理絵(名取裕子)は中学校の校長を務める傍ら、犯罪被害者を支援する活動に携わっていた。理絵の娘・花歩(美山加恋)も母の活動に関心を持ち、理絵の元教え子で中学生の時に人を殺めてしまった若宮忍(駿河太郎)のことを気にかけていた。若宮は被害者家族との対話を望むが叶わずにいた。そんな中、花歩は若宮にある告白をする。後日、花火大会で若い男と話す花歩を目撃した若宮は、裏切られたと思い、花歩を切りつけてしまう。


【出演者】

 町村理絵…名取裕子

 若宮忍…駿河太郎

 原口ゆかり…黒川芽以

 折橋完…大杉漣

 八木沼忠志…山崎一

 警察署長…不破万作

 森岡雅博…斎藤歩

 中村富雄…伊藤洋三郎

 佐久間良二…清水優

 町村花歩…美山加恋

【原作】大門剛明「罪火」(角川文庫・刊)

【脚本】吉田康弘

【監督】黒沢直


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大門剛明『罪火』(角川文庫)

レトルト食品工場に勤める若宮は鬱屈を感じていた。花火大会の夜、少女・花歩を殺めてしまう。花歩は母・理絵とともに、被害者が加害者と向き合う修復的司法に携わり、犯罪被害者支援にかかわっていた。13歳の娘を殺された理絵のもとに、犯人逮捕の知らせがもたらされる。しかし容疑者の供述内容を知った理絵は真犯人は別にいると確信。かつて理絵の教え子であった若宮は、殺人を告白しようとするが……。驚愕のラスト、社会派ミステリー。


大門剛明

作家。龍谷大学文学部卒。三重県伊勢市在住。2009年、「雪冤」(「ディオニス死すべし」より改題)で第29回横溝正史ミステリ大賞とテレビ東京賞をW受賞してデビュー。同作は2010年秋にテレビ東京でドラマ化された。綿密な取材に基づく社会派ミステリを得意とし、他の作品に「」「確信犯」「告解者」「ボーダー」「優しき共犯者」(「共同正犯」より改題)「レアケース」「獄の棘」「テミスの求刑」「JUSTICE」「鍵師ギドウ」「」「反撃のスイッチ」「完全無罪」「」などがある。

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