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2024年1月 3日 (水)

『ジョン・ウィック』(John Wick)三作品テレビ放送

『ジョン・ウィック』(John Wick)

最近亡くなった妻から最後の贈り物の子犬を、殺した男たちへ復讐する引退から復帰した凄腕の殺し屋ジョン・ウィックのアクション映画。

製作総指揮・主演:キアヌ・リーブス、監督:チャド・スタエルスキ、デヴィッド・リーチ。

キャッチコピーは「見惚れるほどの、復讐。」

ストリィーを簡略すれば、仔犬を殺されて愛車を盗まれた復讐に燃える男の話。一歩間違えると、お笑い系のネタになりそうなプロットである。

キアヌ・リーブスの映画に込めた情熱が、大画面に広がっている傑作。 

そして『ジョン・ウィック:チャプター2』が製作されて、大ヒットさせている。

前作から5日後に愛車を取り戻したジョン・ウィックは、かつて借りがある犯罪組織の幹部サンティーノ・ダントニオから暗殺の依頼をされる。今度こそ引退を決意していたジョンは断るが、亡き妻との想い出がある家が爆破された。誓印の掟は絶対だと諦めたジョンは、サンティーノより父の跡を継いだ実の姉ジアナの抹殺を要求される。

シンプルな全作のストーリーとは打って変わって、複雑な駆け引きや展開の意外性は映画らしい大作となっている。復讐劇はマカロニウエスタンを想起させる情念を、現代の映画として成功させている。アメリカの対策アクション映画には魅力を感じない者としては、『ジョン・ウィック』シリーズは、マンネリ化した『007』シリーズより期待感ある。

この正月テレビ放送で三作品をまとめて、放映してくれたので録画して鑑賞した。


映画『ジョン・ウィック:コンセクエンス』日本版予告編 【アクション篇】https://youtu.be/5n7xBJsafgY?si=1HqOX1XhOckKavlP 


『ジョン・ウィック:パラベラム』(John Wick: Chapter 3 - Parabellum)

題名「パラベラム」は「戦争の準備」のことらしい。

不殺の掟があるコンチネンタル・ホテル内で主席連合のサンティーノを殺害したジョン・ウィックは、追放処分及び1400万ドルの懸賞金を掛けられている。支配人であり旧友でもあるウィンストンの計らいで1時間の逃走の猶予が与えられた。

ニューヨーク脱出すべく、公共図書館に隠していた十字架と誓印のメダル、金貨を回収しに行くが、追放時刻前なのに旧知の暗殺者アーネストに狙われる。

アーネストを返り討ちにするが負傷して、顔なじみの医師ドクに頼んで治療を受ける。

追放時刻となって、ニューヨーク中の暗殺者に狙われる中、骨董品店や馬屋、馬での逃走と次々と返り討ちにしていく。

かつて暗殺者として育てられた犯罪組織「ルスカ・ロマ」を頼り、ディレクターに「チケット」として十字架を見せて協力を得た。ジョンは組織の伝手で、モロッコのカサブランカへと向かった。

ウィンストンと前作でジョンを助けたバワリー・キングの元を、主席連合から派遣された裁定人が訪れる。彼女はジョンを手助けしたウィンストンとキングの行動を問題視している。1週間の猶予の間に退任するよう命じる。彼女は日本を拠点とする独立した暗殺者ゼロを手駒として雇い、ディレクターのアジトを襲撃して彼女に主席連合への再度の忠誠を誓わせて、要求を拒絶したキングの部下たちを皆殺しにした。彼がジョンに与えた7発の銃弾に、ゼロの脇差によって7回斬られる。

コンチネンタル・モロッコの支配人でかつて誓印の貸しがある旧友ソフィアに会いに行く。ジョンの目的は主席連合の更に上に立つ首長に会うことで、首長の居場所を知っているであろうソフィアのかつてのボスであるベラーダに会おうとする。ベラーダへの仲介を頼まれたソフィアはジョンを批判するが協力をしぶしぶ約束する。

ジョンとソフィアはベラーダとの会談の中で「首長はこちらから見つけるものではなく、砂漠を当てもなく彷徨った末に運が良ければ首長がお前を見つけるだろう」と聞かされる。ベラーダはソフィアに再度の忠誠の証として彼女の愛犬を引き渡すよう求めるが、拒否されたため「勉強」と称して犬を拳銃で撃つ。弾丸は防弾具に阻まれたが、衝撃で苦しむ犬の姿に激昂したソフィアはベラーダと彼の部下たちを襲い死地を脱する。

ソフィアに別れを告げたジョンは、ベラーダに従い砂漠を歩き、途中で倒れる。それを首長の部下に発見されて、会うのに成功する。なぜ死を選ばないのかと首長の問いに、生きて妻との思い出を守るためと答える。首長は今後は主席連合に忠実に仕えれば暗殺命令を撤回すると約束して、最後の条件としてウィンストンの殺害を命じる。ジョンは左手の薬指を切り落として、亡き妻との思い出の印である結婚指輪を首長に贈って再びの奉仕を誓い、ニューヨークへと向かう。


ニューヨークに到着したジョンはゼロと弟子たちの襲撃を受けたが、返り討ちにして辛くもコンチネンタル・ホテルの前へとたどり着く。二人はシャロンによってホテルの中に招かれ、不殺の掟ゆえにジョンに手を出せなくなったゼロは、今までの態度を変えて、実はジョンに対する強い敬意や憧れがあることを話すが、ジョンは冷たくあしらう。ウィンストンはジョンに再会し、自分がコンチネンタルを退任するつもりがないことを告げ、主席連合の下僕になるべきではないと諭す。そこに裁定人が現れ、二人の意志を確認する。ウィンストンは退任を拒絶し、ジョンもまたウィンストンの殺害を拒絶する。それを受けて裁定人はホテルの聖域指定を解除し、ホテル内での不殺の掟が無くなる。


主席連合の重装備の襲撃部隊がホテル内に突入してくる中、ホテルのバックアップを受けたジョンと、シャロンら従業員たちが彼らを返り討ちにする。やがて今度は、ゼロと彼の弟子たちの襲撃を受ける。ゼロや弟子たちは改めてジョンへの敬意を表した上で、銃器を使わず武術での死闘を繰り広げ、弟子たちを殺傷して退けたジョンはゼロを刺殺する。


襲撃部隊とゼロ達が全滅した後、裁定人はウィンストンに「協議」を求める。ウィンストンは自身の権力の保持を認めるよう求め、裁定人は今回の反抗をホテルの力を示すためのものであったと好意的に解釈する。そしてウィンストンは改めて主席連合に忠誠を誓い、その代償としてジョンを拳銃で何発も撃ち屋上から転落させる。裁定人はウィンストンの地位を保証し、ホテルを再び聖域に指定する。裁定人がホテルを去ろうとすると、路地にあるべきジョンの死体が無くなっていることに気づく。


実はジョンはまだ生きており、ゼロに斬られながらも同じく生き延びていたバワリー・キングの側近に助けられていた。下水道に構えたアジトでジョンを待っていたキングは、主席連合への反逆の意志はあるかと問い、ジョンは満身創痍の中で「ああ」と短く答える。


焼け落ちた自宅に戻り、思い出の品を見つけたジョンは、公園へ呼び出しを受ける。ウィンストンは主席連合によって世界中の殺し屋から命を狙われると、掟を破ったためにコンチネンタルのサービスを今後利用できなくなるのを伝える。そして長年の友情に対する餞別として聖印を渡して、暗殺指令を1時間差し止めるから逃げろという。ジョンは誰が殺し屋かもわからない雑踏の中を愛犬と共に走り去るのだった。

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