『棟居刑事の砂漠の暗礁』森村誠一(光文社文庫)
『砂漠の暗礁』改題
新宿で助けた藤村雅子と、金沢高一はホテルで一夜を過ごしてしまう。雅子との一夜は、あまりにも甘美で金沢の心を揺さぶるものであったが、翌朝、何も残さずに雅子は消えてしまう。
ところがその夜、金沢の妻の愛人が新宿で殺されていた。料理研究家として有名な活躍していたが、派手な遊びもしていて、夫婦は冷めきったものになっていた。
そんな金沢のアリバイを証明できるのは雅子だけ――。
そして驚くべきことに、同じ頃、雅子の夫も殺されていた!
そんな嫌疑がかかった雅子のアリバイも証明できるのに、金沢と会ったことを、何故か否定する彼女の真意とは。
事件を追う棟居刑事は、二人の間に隠された事実に、捜査の糸口を見つけるが……。実際にドラマになったらとても切ない話である。
森村誠一が男と女の間の奇妙な関係を描いた、長編・社会派ミステリ。

★★★
« 『人間の海』森村誠一(光文社文庫) | トップページ | 『棟居刑事の荒野の証明』森村誠一(光文社文庫) »
この記事へのコメントは終了しました。


コメント