『喪われた道』内田康夫
『喪われた道』内田康夫
虚無僧姿の男の死体が、青梅街道で発見された。被害者は会社役員、羽田栄三。死の直前「失われた道の意味がわかった」と彼は妻に語ったという。
取材で近辺を訪れていた浅見は事件に深く関わることに……。
どうやらふたつの金山に、羽田が関わっていたのは事件とは無縁ではなさそうである。
藤田編集長が出鱈目に、浅見へ注文した隠し金山の記事が架空なものではなくなりつつあった。
そして徳川家康公が開発に力を注いだと伝えられる土肥金山と佐渡金山を結ぶルートがある。道中には湯之奥金山や金鶏金山があり、「山の洲」という新潟、長野、山梨、静岡の中央日本4県を通っている。果たして「喪われた道」とはどのようにつながっているのか?
〈鎌倉街道→頼朝家→喪われた道〉
事件とどう結びつくのか?
今回ヒロインは気の強いキャラクター羽田記子が年下なのに、浅見を不意打ちすることをするのがわくわくする。可愛い女の子が上手く書かれて、それだけでも読む価値ある作品かも知れない。
<サスペンス劇場>『浅見光彦シリーズ31 喪われた道』
ルポライターの浅見光彦(中村俊介)は“甲州裏街道”の埋蔵金伝説を探るために東京都の青梅に向かうが、梅ヶ谷峠で虚無僧姿の死体の実況検分に遭遇する。死体の右手にはシャクナゲの花が握られていた。
被害者の羽田(柴田林太郎)は虚無僧研究会に入っていたが、よく演奏していた「滝落之曲」をある時から急に吹かなくなったという。浅見は「滝落之曲」が連想して作られた伊豆・修善寺近くの旭滝に羽田の孫の記子(宮地真緒)と共に向かうのだった。
<出演者>
浅見光彦:中村俊介
羽田記子:宮地真緒
井野:出光元
羽田栄三:柴田林太郎
藤田克夫:小倉久寛
佐瀬信夫:小島敏彦
羽田一昭:小野了
羽田良美:松井紀美江
羽田幹子:渡辺康子
浅見雪江:野際陽子
ほか
<スタッフ>
原作:内田康夫
企画:現王園佳正、金井卓也
プロデューサー:小林俊一、大下晴義、金丸哲也
脚本:峯尾基三
演出:小林俊一
音楽:渡辺俊幸
制作:フジテレビ/彩の会
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