『幽体離脱殺人事件』島田荘司
『幽体離脱殺人事件』島田荘司
警視庁捜査一課・吉敷竹史の許に、一枚の異様な現場写真が届いた。それは、三重県の観光名所・二見浦の夫婦岩で、二つの岩を結ぶ注連縄に、首吊り状態でぶら下がった中年男の死体が写っていた。しかも、死体の所持品の中から、吉敷が数日前、酒場で知り合った京都在住の小瀬川杜夫の名刺が…。
本格推理の鬼才が圧倒的筆力で描く、トリック&サスペンス。
★★★ 文章でイメージする小説は、キャラクターを推測から形成する。
しかしドラマは演出と配役を慎重にやらないと、トリックがしらけてしまう。島田荘司さんの描写力あるトリックなので、ドラマ脚色は綿密さを求めてられるようだ。
鹿賀丈史主演「吉敷竹史シリーズ」第4弾。三重県のとある海岸で発見された身元不明死体。容疑者と目された女の過去に見え隠れするもう一人の女。東京から駆けつけた吉敷の推理が驚くべき方向へ向かった時、女の心に棲む闇が解き放たれる。まるで幽体離脱したかのような二人の女の存在…果たしてその真相は?
【ストーリー】
三重県・伊勢の海岸で、一人の男の他殺死体が発見された。警視庁捜査一課三係の刑事・吉敷(鹿賀丈史)は警視庁とは管轄外のこの事件の捜査のため、三重へと向かう。事の発端は一カ月前、都内にある総合病院で発生した立てこもり事件にあった。その時、犯人に人質に取られていたのが森岡輝子(相田翔子)で、彼女が伊勢の海岸に溺死寸前の状態で倒れていたというのだ。しかも現場付近からは輝子が書いたと思われる、自身の犯行を臭わせる文面の遺書まで見つかり、輝子は地元警察から事件の容疑者と見なされていた。
「もう一人の私が、人を殺したんです…。」という輝子からの電話連絡を受けた吉敷。地元警察で捜査の指揮を執る旗田(金田明夫)は、訪問に露骨に不快感を表しつつも吉敷を輝子と面会させる。
【出演】
吉敷竹史…鹿賀丈史
栗山真弓…田畑智子
小谷祐一…賀集利樹
浅田幸吉…伊吹吾郎
森岡輝子…相田翔子
森岡敬太郎…大鶴義丹
旗田聡…金田明夫
中村吉造…夏八木勲 ほか
【原作】島田荘司
「幽体離脱殺人事件」(光文社文庫)
【脚本】高田純
【演出】千葉行利
TBS放送
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