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2024年3月31日 (日)

日曜ミステリー 警視庁強行犯係樋口顕 雛菊 テレビ東京3月31日14時〜16時放送

主演・内藤剛志×原作・今野敏「樋口顕」放送20周年記念SP!

かつて愛人の子を誘拐した女性が殺害された!犯人は元夫、愛人、隣人、弁護士?事件は二転三転し…!?


芝浦埠頭で絞殺体が見つかり、警視庁捜査一課・強行犯係の樋口顕(内藤剛志)らは現場へ急行。くの字に曲がった遺体を見る限り、別の場所で殺害され、長時間かけて車で運ばれてきたようだ。やがて氏家譲(佐野史郎)の情報で、身元が山下ひろ子(生駒里奈)だと判明。実は6年前に夫・山下淳史(武田航平)と愛人・菜摘(瀬戸さおり)の間に生まれた子を誘拐した過去が。その後、山下は菜摘と再婚。ひろ子は慰謝料を請求したが、当時弁護を担当した草間季衣(霧島れいか)の話では、依頼は気の毒に思った舅から。ひろ子は離婚に消極的で慰謝料も季衣の説得によるものだった。旧姓の太田となったひろ子は、狛江の介護施設に勤務していたが、介護施設を開業する夢を叶えるため10日ほど前に退職。同僚は故郷に帰ったと思っていたという。そんな折、ひろ子の家の前で山下が「話を聞いてくれ!」と叫んでいたことがわかり

【出演者】

樋口顕内藤剛志
遠藤貴子矢田亜希子
樋口照美逢沢りな
菊池和馬佐野岳
藤本由美片山萌美
中田裕之小松利昌
吉崎衛斉藤暁
樋口恵子川上麻衣子
天童隆一榎木孝明
氏家譲佐野史郎

ゲスト

草間季衣霧島れいか
太田(山下)ひろ子生駒里奈
山下淳史武田航平
山下菜摘瀬戸さおり
津島 匡彦金児憲史
筒井秀夫篠山輝信
西野秋江オカリナ(おかずクラブ)


【原作】今野敏「警視庁強行班係・樋口顕」シリーズ(幻冬舎)
【脚本】坂上かつえ
【音楽】福廣秀一朗
【主題歌】ReNDecision(ワーナーミュージック・ジャパン)
【監督】金佑彦


テレビ東京のドラマ「警視庁強行犯係 樋口顕(あきら)」では、仕事と家庭のはざまに悩みながらも愚直に事件に向き合う主人公の刑事、樋口顕を演じる内藤剛志(67)さん。

「人間はこうやって生きているんだぞ、という希望みたいなものをお届けしたい」という。

原作は警察小説で知られる今野敏の「警視庁強行犯係・樋口顕」シリーズ。

 家では妻と娘に頭が上がらないが、刑事としては現場に足を運んで多くの証言を集め容疑者に迫る。そんな樋口を演じる上で意識したことが「二点ある」という。

 一つは「普段はすれ違っても覚えていないような、目立たない白黒のような人物として登場し、事件発生とともにカラーになっていくところ」。

もう一つが「刑事としてのルールは守るが、取調室で容疑者に気を使うなど、ちょっとだけ逸脱するところ」という。

一方で、さまざまな刑事を演じながら、一貫しているのが「夢や希望を届けたい」と語るり

「番組を見終わった後に、何か生きているっていいな、と思わせることができれば。僕らがやっているのはフィクションですが、刑事って正義を背負う。希望を届けなければ、何がドラマかと思います」


今作は病気で治療していた佐野史郎の連ドラ復帰作。

「元気になって長いシーンを演じることができるのはかなり久しぶりで、うれしい。仲間ですから。病気と闘う中で思ったことをお土産として私たちに伝えてくれると思う」とそんな佐野さんも参加する、撮影現場は犯人役も含めてワイワイとにぎやかで、「『何がうまい?』とか、ほとんど私語」だが、それが本番に向けての慣らし運転になっている。

「警察サスペンスなので犯人捜しを楽しんでほしい。同時に、今の時代の空気感がドラマの中に映り込んでほしいという思いが強くある。悲しくてしんどい時代。だからどこかに希望、明るさを届けないと」。

演技派の佐野さんと内藤さんの共演は、再放送でも楽しめるドラマでしょう。

2024年3月30日 (土)

『一日だけの殺し屋』赤川次郎

出世して福岡からやってきたサラリーマン・市野庄介は空港で、「踊り屋」と呼ばれる用心深い性格の殺し屋と間違われて、人殺しを依頼される。

殺し屋と瓜二つのサラリーマンの運命は? 

ユーモア&サスペンスの短編集。

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闇の足音

探偵物語

脱出順位

共同執筆

特別休日

消えたフィルム

一日だけの殺し屋

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著者について

赤川次郎 1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

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赤川次郎さんは初めて読んだ。意外と文章が丁寧に書かれて、読みやすかった。この短編集はKindle Unlimitedで読めるので、赤川次郎さんの入門図書として最適なんだろうと思いました。

2024年3月29日 (金)

<サスペンス劇場>浅見光彦シリーズ36 鐘 2024/03/29(金)12時〜14時BSフジ


浅見光彦は「鐘」をめぐる連続殺人事件に巻き込まれる。兄が自殺したと信じたくない松川慧美とともに事件の真相を追う。

番組内容

ルポライターの浅見光彦(中村俊介)は浅見家代々の菩提寺である聖林寺の住職(大門伍朗)に相談を受ける。お寺の釣り鐘に血の跡がついていて、きれいにふき取ったが、何かの事件と関係していたらと不安に駆られた住職が、光彦に助けを求めてきたのだ。
 鐘楼の撞木を受ける撞き座の蓮の花弁から血が垂れていたという。花弁紋様のくぼみに赤黒いものがわずかに残っている。浅見は鐘に残っている血痕の採取を所轄署に要請した。
 1週間後、墨田川上流の岩淵水門で男の変死体が見つかった。弓岡正(笠兼三)という男の変死体の顔面には、変色痕があった。聖林寺の鐘に残っている血痕の血液型と一致した。
 香川県高松の琴平電鉄の乗車切符が被害者の弓岡の上着の胸ポケットに入っていたが、未使用だった。弓岡が高松に向かったのは10日前の3日で、栗林公園駅で切符を購入したのはその翌日の4日だった。

弓岡は府中で居酒屋を経営しているが、妻の清恵(佐藤智美)にも行き先を告げなかったようだ。清恵が「今度はどこへ?」と聞くと「カネのことで」と一言残して出て行ったという。
 浅見は四国・高松へ。弓岡が宿泊した琴平町の琴参閣で、弓岡は所持品を残していったが、半月前の週刊誌があった。

松川義雄(草野徹)という男が自殺しようとしたのを助けようとした畑谷昇(青山勝)が殴られ、全治2週間のけがをしたという記事だった。この記事の自殺場所は高松港から船で向かう蔦島という小島だった。
 刑事の調査で、聖林寺とそっくりの鐘が正善寺というお寺にあることがわかった。正善寺で鐘を見ると、聖林寺の鐘とうり二つだった。
 聖林寺で住職から、釣り鐘が富山県の高岡で作られたことを聞く。

墨田川上流の岩淵水門で水死体で浮かんでいた弓岡も、香川県の蔦島で投身自殺した松川も富山県の高岡に在住していた。浅見は高岡へ。兄の自殺に疑いを持っている妹の慧美(高野志穂)と「鐘」をめぐる連続殺人事件の真相に近づいていく。


<出演者>
浅見光彦:中村俊介
松川慧美:高野志穂
田野倉善三:川野太郎
升波警部:小宮孝泰
鋳造所長:西田健
聖林寺の住職:大門伍朗
浅見陽一郎:榎木孝明
浅見雪江:野際陽子
ほか

<スタッフ>

原作:内田康夫『鐘』

企画:成河弘明
プロデューサー:金丸哲也、小林俊一
脚本:峯尾基三
演出:金佑彦
音楽:渡辺俊幸
制作:フジテレビ/彩の会

2024年3月28日 (木)

桜🌸が咲いた

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昨年度より遅れて、

ツボミから開花が始まる。

2024年3月27日 (水)

空模様が

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2024年3月26日 (火)

ちびまる子ちゃん、ありがとう

フジテレビ系アニメ「ちびまる子ちゃん」(日曜午後6時)が24日、放送された。今月4日に63歳で急死した声優TARAKOさんが主人公まる子(さくらももこ)役を務めたラスト放送となった。

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番組放送後、「#ちびまる子ちゃん」がX(旧ツイッター)でトレンド1位に上りつめた。「オープニングから泣けた」「Gの話し観てTARAKOさんと 水谷優子さんの声聴いて涙が出て来た TARAKOさんも水谷優子さんも亡くなったから」「車椅子で頑張って収録に挑まれたと思うだけで涙が出てくる」などと書き込まれていた。

この日の番組オープニングは渡辺満里奈の「うれしい予感」が使用された。95年1月8日から96年5月26日まで使用されていた。作詞はさくらももこさん、作曲は大瀧詠一さん。さらにナレーションはキートン山田、お姉ちゃんの声優に16年に亡くなった水谷優子さんが務めた回があったこともあり、感傷的な投稿が相次いだ。

TARAKOさん(本名非公表)は4日未明に63歳で死去。群馬・太田市出身。死因は明らかにされていない。81年にアニメ「うる星やつら」で幼稚園児役として声優デビュー。90年1月7日にまる子役として「ちびまる子ちゃん」がスタート。同アニメは、最高視聴率39・9%、平均でも25%を獲得し“まるちゃんブーム”を巻き起こし代表作となった。オーディションで原作者のさくらももこさん(18年死去)の声と似ていたため抜てきされたという逸話もある。

C0fea987ec1842c7bcd440274d44ae6aTARAKOさんの訃報が公になってから初めての放送となった今月10日の放送では番組冒頭で、桜の木が並ぶ絵をバックに「1990年の放送開始から34年以上にわたりまる子役の声優を務めていただいたTARAKOさんが逝去されました。天真らんまんで、みんなに愛される『まる子』を大切に演じてくださったTARAKOさんのご冥福を心からお祈りいたします。長い間、本当にありがとうございました キャスト・スタッフ一同」メッセージが表示された。【日刊スポーツ】

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2024年3月25日 (月)

『美少年』岡本かの子

「とく子、お地蔵さまの縁日へ連れてってやろう。早く支度したくをしな」
 美少年が古い乾き切った物干台の上で手を振った。わたしはその声を心待ちに待っていたのではあるが、そう思い取られるのも口惜しいから病室の窓から鼻から上を顔半分のぞかしたまま、ちょっと首をかしげてみせた。なんだかよく聴き取れなかったというしぐさ。すると美少年はあんじょう、わたしの懸念していた例の暴言癖を出した。
「なんだ、聴えてるくせに、愚図々々してると○ましちまうぞ」
 そら来たなとおもって、わたしは耳の附根まであかくしてすっくと立上り、このうえ、彼に口を利かせないようき込んで怒鳴どなった。
「わかった、わかった。いますぐに行きますってば」
 物干台と、病室の窓とは、瓦屋根五つ六つ間を距てていた。斜に硫酸臭い錺職かざりやの二階の口が柘榴ざくろの茂みからのぞいている。敷居の上で網シャツ一枚の職人たちが将棋をさしていたが少年の方をちょっと顧た。
「は は は は、うまくやってるぜ、時公」
 すると美少年はべろんと舌を出してみせた。
 わたしは恥しさに心で嘆きながら、急いでお化粧に取りかかった。附添のお祖母ばあさんはいそいそと支度をして呉れる。
 病院は眼科専門であった。山の手に家のあるわたしがなぜお祖母さんに連れられてこんな下町の病院へ入院したかというと、それほどわたしの眼は難治のものだった。さし当ってどうということもないのだが、瞳にかかったうすい霞は、根が腺病質の体質から生み出された疾患だけに、しつこく永引いた。東京中の評判の眼科医は一通り診て貰った末、ここの院長が名医だという噂で、二ヶ月まえにこの病院に入院したのであった。おそらく病院の取締が寛やかで患者の扱い方がさばけているのもこの病院を繁昌さす原因の一つであったろう。
 山の手から下町へ移って寝起きする少女のわたしにはすべてのものが珍しかった。下町の生活は屋根の生活でもあった。瓦屋根、トタンやブリキ屋根、それ等を海とも花野とも眺め渡しながら、朝夕、見交し合ういくつかの二階の窓、いくつかの物干台に隠見する人間たちは草双紙の中に出て来る人物のように一々、いわくあり気に、しかも手軽るに馴染なじめそうにも思えた。ましてわたしの病室の窓の、真向きに当る物干台の上にしょっちゅう現れる気さくな少年と、わたしが親しくなれたのになんの手間暇はいらなかった。空地の少い下町では物干台は運動場でもあり庭でもあった。そこの朝顔鉢に少年はよく水をやりに出た。
「あんな綺麗な男の子、見たことはありませんよ。んでお酒でも飲ましてやりたいようだねえ」
 そういってお祖母さんは少年をとうとう病室へ呼び寄せてしまった。
 このお祖母さんは永らくの間、大名屋敷の奥勤めをして、何事にもしつけはやかましい方だったから、この少年に対するお祖母さんの仕方はわたしを驚かせた。お祖母さんは奥勤め中たまさかの休みに芝居見物に行き贔屓ひいきのこども役者を芝居茶屋へ聘んで纏頭はなをとらせるのを楽みにしたという話だから、この美しい少年に対しても或はそんなつもりぐらいのとこかも知れない。
 少年はわたしの病室へ出入りをするようになってずいぶん横着でわがままに振舞った。わたしは富家に育った権威振たかぶった考えから、なんの下町の貧乏人のむす子が少しの美貌を盾にしたところでと、蔑みもし口惜しがることもあったけれど、お祖母さんは王子にかしずく老女のようにただただ少年の機嫌を損ずることをおそれた。そしてわたしを引廻す少年の圧制振りを大満足をもって眺め、それに就てあらがうわたしの不平さえ、快い噂のように笑みくずれて聞き惚れるのであった。「あれだけ綺麗な子なら何をしたってきずにはなりませんとも」と。
 わたしとて全部気持の悪い相手ではなかった。牡丹桜ぼたんざくらのような少年の美貌は、傍にいれば眼が放せないほど咲き溢り、共に浮き浮きさせられた。困ったことの一つの彼の暴言癖すら咲き狂った花のにぎわいと感じられぬこともない。その性に関する悪たれ口なぞ吐きかけられる度びにわたしは顔を赭くしてひやりとする。けれども慣れて来るにつれ、それがわたしの憂鬱を根から掻き交ぜて、うす明るみをさし加える物憎い魅惑を少しずつわたしのこころに覚え込まして来た。彼無くして、病室の暮しは暗く寂しく感じられるようになった。彼にもしこの暴言の棘がなかったら、或はその快さは見ているとき限りの、離れたらすぐ忘れ去るたちの美少年だったかも知れない。
 わたしはお祖母さんに病院の玄関を送り出され、いつも待合せる場所になっている鉄道馬車通りの交番の角まで来ると、少年は柳の幹に背をもたらせて待受けていた。

 わたしはそれを見付けてもいつもの通り心臆して、すぐ少年の前へは進んで行けない。二三間手前のところで立止ってしまって、身体をくにゃりと曲げ、袂のさきを拾い上げみくしゃにしながら相手の出ようを待っている。わたしは自分ながらどうしてこの少年の前に立つときだけ、こういう月並な少女の振舞いをするのかといぶかる。やはり少年のきりょうに、圧されるためかしらん。そして少年がわたしを見付けてつかつか側へ寄って来ると、避けるように身を交し、心にもなく、元来た方向へと逃げ気味に駆け出すのであった。
 追いすがった少年はわたしの肩を小突く。
「なんでい、なんでい、こんな野暮な風態なりをして。これじゃまるで親類へお客さまに行くようじゃないか」
 そういいながら彼はわたしの締めている帯の厚板織の乱菊の模様を見入り、この細工の盛り上り方に向って、金目のかかった相当な代ものであると値踏みする小商人のような眼付をした。わたしはその卑しい眼付に嫌気を催しながら、
「でも、お祖母さんが――」
 といいさし、彼の視線をはぐらかすように歩き出した。おなかの中では「なんだ、おまえの風態なりは」といい返している。
 少年は小肥りの身体に、変り縞の久留米絣くるめがすりを着ていた。藍鼠の絹紬けんちゅうを角帯に仕立てたものを博多結はかたむすびに結んでいた。中学生の癖に、やすもの揃いで、通人振ろうとおつにひねった風態なりをしたがる。さもしさが見透いている。
 だがこれをすることに加担してこうさしている少年の母親も気が知れないとわたしは思い及ぼして行く。聞けば少年の母親はやはりかなりな美人のおもかげを残し、むす子の少年のきりょうよしを大の自慢だとは界隈の噂だが、趣味の低い女ではあるまいか。
 鉄道馬車の馬のひづめがかつかつの音を立てて通る大通りをしばらく歩いて、二人は左手の横町へ曲る。
 窯でやかれた陶器の熱が冷めてゆくほど、釉薬うわぐすりの色はみずみずしく仕上るのに似た夏の夕であった。西の空の薔薇いろが薄れるに従っておお空と街とは真っ青に染め付いてゆく。
 ほりまで見通せる道の両側の青い街では家々は夕飯をすましてまだ瓦斯ガス燈の瓦斯が来ないままに、人々は店の上りかまちに腰かけて雑談したり、往来へ出て背のびをしたりしていた。うるさく病む眼の邪魔になって、蝙蝠こうもりがおちこち飛び交していた。薬売の定斎屋じょさいやが、宣伝の薬筥くすりばこかんの鳴りを止めてしずかに帰ってゆく。
 少年はわたしに何の合図をせず口も利かず角を曲ったり、みるみる暗くなってくるたそがれの往来を右に左に突き進んで行く。少年の後姿はまるでわたしを連れているのを忘れたかのようである。黙ってもついて来る、美貌によってとりこにした奴隷のようにもわたしを思いしているのであろうか。ても生意気な人。うつ向きながら小走りにあとを追ってゆくわたしの眼の前に、丸いかかとが撒き水の乾いた道を雪履せったで蹴返してゆく。雪履の閃きの薄っぺらさ。
 陽はとっぷり暮れた。ランプをつけた家もある。朦朧もうろうとした家の中に、人間がうようよしている下町の家の並びをわたしは気味悪くおもい、なるたけ離れまいとして少年を追い駆けるのだが、少年との間はともすれば距りがちとなる。わたしは「時春さん、待ってよ」と小声でいうのであるが、はっきりそう聞取られるのも業腹ごうはらだという気持があるので、強くも訴えない。
 どうか、あの薄情な蹴返し方をして行く少年の踵と、雪履との間に、小石でもはね込み、少年がぐさとそれを踏み付けて、悲鳴をあげたらさぞ腹が癒えることだろう。小石よはね込め、とそんなことを念じながらあとを追ってゆく。
 きん かん きん かん――暮れた空で、木の性と金の性とのものをうち鳴す音がした。横町から西仲通りへ出た角である。屋根のついた大きな看板の影にかすめられて、避雷針のついている時計台が見上げられた。それはとても大きな塔のようにも見え、また、こましゃくれた雛型のようにも見えた。疑いつつふりかえりゆくと、ふとこの辺の様子を横浜の景色らしく思いまぎらさしめる魔力をその塔の影は持っていた。少年がよく話の中に出して来る清魂丹の大時計というのはこれなのか。なるほど土蔵造りの店の間口から木薬の匂いもした。すると急にわたしには嫉しい気持が胸の中に膨れ出した。少年がこの木薬やの大時計の話をするときは、きっと芸妓屋町の話をする。芸妓屋町の話には、またきっと、そこで少年がもてるというお雛妓しゃくたちの話をするからであった。
 瓦斯の来る時刻がして、そこここの店で、一せいに瓦斯の灯がともり出した。まだ灯口ほぐちに瓦斯の出が細いかして、町全体を魂祭りの宵かのように陰気に照り現すのであったが、それでも、夕闇の行詰った重苦しさの気をかえ一息つかして呉れる。それにつれ相憎あいにくとわたしがもっとも嫌っているお雛妓たちの塗り白げた顔に、振り飜す袖袂の姿もちらほら眼につき出した。少年の話によると、いかにこれ等の小さい妖女が少年の心を占めていることだろう。
 小さい妖女たちは、わたしたちの歩いて行く道の遥なる方角から、もう少年を見付け
「時ちゃーん、今晩は――」と声を送るものもあり、通り過ぎたあとの横の小路からひょっこり現れ「あら、時ちゃん、もう、お縁日へ行くの」と浴せるものもあった。
 それに対して少年は横柄に簡単な返事をするのであるが、この界隈へ入り彼女等の姿が見え出してから少年のわたしに対する態度は俄然変って来た。
 少年はわたしを待受けてぴったり肩を寄せて歩き出した。そしてちょいちょい手を出してわたしの帯の結び方のくくまりを直し、たくし上る着もののうしろ襟を引張り下げて呉れたりする。いかにも親し気にわたしの顔のそばへ顔を持ってきて口をきく。時にはいう言葉が何だか判らず、ただ口だけ耳へよせてもぐもぐさせ、役者が舞台で秘密な囁きごとをする芝居の仕種しぐさそっくりの真似もした。
 わたしはやがて見破った。金目の着物を着たわたしを連れていることをお雛妓たちに見せびらかしているのだ。なお、このことを種に、お雛妓たちの注目や関心をあつめようとする魂胆ではあるまいか。この分でみると、少年がふだんわたしに喋るお雛妓にもてる話も、どうやら誇張があって、わたしを焦立たせ、自分に牽付ひきつけようとする、技術わざに過ぎないのではあるまいか。わたしの中にある少女の疑ぐりはそこまで探りの手を伸した。
 わたしは怒りに燃え、今度慣れ慣れしい素振りを見せて来たときに、上体を斜に後へ退き、上眼づかいに少年の顔をきっにらめつけてやった。少年はうろたえた眼ざしを眩しそうにしばたたかせて
「とく子がそうやると、気嵩きがさ女形俳優おやまが高ぶったときの恰好になるよ。河合武雄だね。僕は好きだね」
 わたしの手を執ろうとする。わたしはなんとなく涙ぐんで来て手を引込めさま
「あたしもう帰りたいの――なぜでも」
 とくるりとうしろへ振向く。
 少年はすっかり周章あわてた。今は自慢の美貌を擁護する心遣いも失くして、眼口を哀訴の表情に歪み皺め、恥知らずな平身低頭の恰好をして、もっと一しょに交際つきあって遊びに歩るいて欲しいと頼むのであった。
 わたしは何もかにも、くしゃくしゃになってしまった絶望の気持から、振捨てる骨折さえ面倒に感じ、もう、どうにでもなるようになれと、今度取りに来た手をその儘にしてやった。少年はその手を推し戴く真似をして
「君より賜いしこのかいな、やわか粗末にせらりょうぞ、ちょっとまあ、こうゆびやいのう――」
 と芝居のセリフでいい、わたしの手を小脇に掻い込んで引出した。
 輝き出した町並の灯を受け往来で行われる少年がわたしに対する道化た所作を見付けて、もう三四人の人だかりがしている。その人々はわたしたちを大道芸人の芸かなんぞのように笑いながら見ている。わたしは恥で死にそうになったを奥歯を噛んで堪える。こういう花柳の巷では、人々のこうしたざれ事はしょっちゅう街上でさえ行われつけているのであろうか。それにしてもこんな蔑まれるさまを人目にさらして平気な少年には、何か感情に不具なところがあるのではあるまいか。
 少年はわたしを引いて歩き出しながら
「ほんとに、今夜は一しょに交際っておくれよ。ほんとに今夜こそ、僕は君に聴いて貰い度いことがあるんだよ。とく子」
 といったが、わたしは彼が力を籠めていうそのほんとという言葉を信用しない。それと見て取った少年は、あらためて、わたしの手を握り替え
「よう、ね」と力を入れた。
 少年の掌はにちゃにちゃぬめっていて、蛞蝓なめくじのような触覚がある。気持が悪い。わたしはかつて少年がわたしの病室で暑さに肌を脱いだとき、彼の顔の鮮かなのに似合わず胸や背中に地図のような斑点が淡く浸み出している気味悪さをさえ想い出し、ぷるぷると身慄いした。病院の看護婦の話では、それはこどもの時から飲みつけた酒毒の現れだそうである。

 縁日の夜店はりもの工場の煉瓦塀の前から始っていた。そこに乏しい荷を置いた金魚やからだんだん豊富な荷を置いた金魚やまで五六口、店を開いていた。早く寝かしつけるためであろう、もう縁日を一まわりして来て、買ってあてがったみやげの紙燈籠を大事そうに肩から差出している子供を背負った男親や、手をひいた子供連れの客が少しばかりその前に引っかかっていた。
 羽目板を木目もくめの浮き出るまで洗い上げた砂場という蕎麦そばやが角にある。隣に芸妓の検番があって、芸妓や箱やの激しい出入口を除けた向うからずらりと雑多な夜店が並び出していた。カンテラの灯に照し出され花模様の屏風びょうぶを立て並べたように見える。それ等の夜店の列に引較べてうしろの町家の家並はくろずみ返って見える。
 少年は夜店の品なぞは珍らしくもないようだった。不興な気持を賑かさに掻き消され、ともすれば立止って見たがるわたしの手首を少年はぐいぐい引張り先を急いだ。しかし、夜店のうしろの家並の職業に就ては口早にわたしに説明した。印判屋はんこやの次が鼈甲べっこうや、その次がけいあんと呼ぶ雇人口入業、油やに銅壺どうこや――少年の下町句調で唇から滑らかに出るこれ等の特色ある職業の名を聞くと、少年が察したであろう通りわたくしの好事のこころを充すと同時に、下町の中にいることをしみじみわたしに感じさせた。そしてこういう環境の中で育った少年に、山の手令嬢のわたしに解し難い不思議なものがあるのは無理でないと思うばかりか、今はこの少年を産地の違った湖沼からでも出た珍らしくも美しい魚のように眺めやるのであった。夜店の灯に照し出されて、下町句調で喋る少年の美貌は愛らしさを取戻し、それと人中に手を引かれて行くわたしのこころを浮々と楽しいものにした。これほどの美少年と並んで行くわたしは、顧って行く人々の眼に、野暮で見劣りして映るであろうことの懸念などは薄れ退き、派手な花道を道行姿に扮して行く子供役者の二人ででもあるような晴がましさに興奮した。
 縁日の夜店は西仲通より日本橋川河沿いの西河岸のとおりまで丁字形に並んで出ていた。商い店、事務所、工房――そういう家が押し合うように建て込んでいるこの一区劃の街には縦横に露地があって、露地の入口や、露地の中の両側にもたくさん紋入りの軒燈が掲げ出されている。映った地面さえ浮々と明るかった。三味線の音がおちこちに聞える。
「これ、みんな芸妓屋なの」
 わたしはやや皮肉そうに少年に訊いてみた。
「うむ」
 少年は意に介しない様子であっさり返事をした。
 人も出盛って来たので少年はわたしをはぐらかすまいと手をしきりに引張って人込みの中をすり抜けた。わたしは折角、縁日へ来ながら、急がせられ、来た甲斐の無いのに飽足らず思いながら、それでもわたしは群集の隙から、美しいたけながが滝のように垂れ下っている女小間物の露店や、金筋の角帽を冠った老人が、小さい台附の竹箆たけべらで土人形を戴せたボール板を弾き飛ばし、土人形を落さぬよう射飛ばすボール板で標的に当てることをこども等にさせては人寄せする「大学校の先生」という玩具売りの露店などを、ちらりちらりと覗き見て、縁日の印象を帰ったらお祖母さんにいかに上手に話してやろうかとしきりに記憶の中へ貯め込むのに骨を折った。使ったせいか、繃帯ほうたいを外ずして来た左の眼がしきりに痛み出して涙がぽろぽろ出だした。わたしはたもとからハンケチを取出して押えねばならなかった。
 少しのいたわりもなく、それをするわたしを冷然と眺めていた少年は、わたしの眼の手当てが済むか済まぬのにまたぐいぐいわたしを引立て、西河岸へ曲る角からお地蔵さまの近くまで来た。そこまで来ると少年はまたもやわたしに馴々なれなれしくして来た。
「そら、道が悪いよ。こっちを歩るきな」
 わたしを自分の方へ抱え取った。
「この辺は、魚問屋があるので、無闇に水を往来にきゃあがるんだ。泥を着ものに跳ねかえしなさんな」
 そういう少年の声音に、また、人に聞けよがしの不純な響が混って来たのをわたしは感ぜずにはいられなかった。すると、そこに並んでいる植木やと植木やの間から頭をいなせな角刈にした顔の長い青年が出て来て怪訝けげんな顔をしていった。
「なんだ。コブ附きか、時公、約束が違うぞ」
 少年は、わざと頭を掻く振りに、困った様子を示し
「だって、頼まれちゃったんだ。ひいひいたもれのお姫様に、縁日を見せて呉れって」
 わたしは、また嘘の見栄をいう少年の顔をまじまじと見ようとしたが痛む眼を労り、中途でやめた。少年はわたしに向い少しバツの悪い顔をしたが、取繕とりつくろうように
「これはねずっぽのおじさんていう綽名あだなの友達さ」
 ねずっぽというのは雌鯒めごちのことで、この青年の口附が小さく尖り出している恰好からこの魚にたとえられるとわたしへ愛想のように説明した。
 少年はわたしを青年には
「さる山の手のお嬢さん」
 と勿体振って紹介したが、この魚問屋の若主人は、まともの挨拶なぞは不勝手の様子を見せ、わたしの女学生風のお叩頭じぎに対し、尊大に「アン」と反り返って返事をし、それからわたしにはばかって、わざともつれまぎらかした声を、金歯の閃く筒のような口から出した。
「どうするんだ。折角、親切に、雛っぺえを呼んどいてやったんじゃねえか、あすこに」
 といって顎で植木屋の列のうしろを指した。その言葉をわたしはやっぱり聞取れた。
 途端に植木屋の間から、出の衣裳らしい盛装のお雛妓が一人現れた。
「鼠っぽのにいさん。わたしもう帰るわよ。だってもうお座敷の時間だわ。叱られちまうわ」
 わたしは恐る恐るそのお雛妓を見た。額の広い顎の長い女で、髪は大きな桃割れに結ってるが額口はなんだか毛が薄くなってるように見えた。女の生活にはもう一人前の経験と態度を持ち、少女のままで大人の納りがついてしまったという感じをませた眼鼻立ちに現していた。
 彼女は時春の方を偶然見当てたというふうに見やると、少し気まり悪いという声の落し方で
「今晩は」
 とだけいったが、すぐ眼を転じて、わたしを頭の尖から爪尖まで邪慳じゃけん一瞥いちべつで見て取るや、「さよなら」といって、わたしたちの傍は憚るように駆け足ですり抜けた。すぐ姿勢を整え、しゃらこんしゃらこんとお雛妓一流の木履ぽっくりの鈴の踏み鳴し方に人も無げな空気の煽りを私達に残して群集の中に見えなくなった。
 呼び返せるつもりで、しきりに「雛っぺえ」を連呼していた鼠っぽのおじさんも、今は力なく少年を顧り
「惚れるほど、わざと白っぱくれということもあるからね――だが、時、おめえも悪いぜ」
 といった。
 少年はとみると、お雛妓の声を聞付けたときから衣紋をつくろい、わたしを小盾に、なにかの技術わざを一工夫という様子がありありと見えたが、施す暇もなく呆気なく行かれてしまったのに、張合抜けがしてしまったらしい。その残念さを圧し消すよう、わざと力んだ声でいった。
「へん、女ひでりはしやあしめえし、おいらだって美少年の時春だ。いずれ見返えしてやらあな」
 わたしの手を引いて、斜向いの見世物小屋の方へ道を横切って行った。鼠っぽのおじさんは「あとで砂場で逢おうぜ、話があるんだ」と叫んでいた。
 わたしはこの少年になにをなされてることやら判らない気がしたが、もうこうなったら少年に対する愛憎の気持の繋りは除れてしまって、ただ鼠があたしをどこまで引いて行くだろう。今度はどんな技術わざをするだろうと白々しらじらした興味を覚えながら
「あのお雛妓さん。ふだんあんたのいうあの御自慢のお雛妓さんなの」
 と訊いてみてやった。
 少年はすっかり憂鬱になっていて
「あのくらい本心の判らないやつはないんだ。感情を殺すことに慣らされてしまったんだな」
 といった。
 わたしからみれば、それは少年の他愛もない思い過しであることはすぐ判る。あの女は恋とか愛とかには全然興味をかけない生活にのみかまける素質に生れ附いた女なのだ。少女であれ、同性の洞察力を働かすことによってわたしにはすぐ判る。少年はそれに気付かずに複雑深刻に解している。この少年にはまだお坊っちゃんのお人よしのところがありそうに思える。わたしは少し、慰め手に廻るほどの好意を取戻して来た。
「また、今度ゆっくり逢ったらいいじゃないの、それよか、あたし見世もの珍らしいわ。ね、見せてよ」
 そういって、わたしはお祖母さんが懐に入れて呉れた巾着を取出して少年に渡そうとした。少年は「いいよ」とわたしの手を押戻し
「とく子、おいらという人間は一たいどこにしん棒があるんだろう。自分にも判らなくって困っちまう」
 やっぱり今夜は君にほんとうのことを聴いて貰う初一念を通すのがいいといって、それを執拗にせがみ出した。

は いっちゃ いっちゃ いっちゃな
 という掛声が破れ太鼓の音と共に聴えて来る。その間には細く消え入りそうな声で唄う唄が聴える。
よとゆたとて、あ、じつまた、ゆかりょうか佐渡おぅえ――
 それはろくろっ首の見世物小屋でろくろっ首の娘が唄う声だそうである。こしらえものに違いあるまいが、それにしても、澄み慄える無智な唄声は不具な運命の歎きを、どこかへ誰かに訴え徹そうとしている憐れさを現していた。
 その先は改良剣舞の銅鑼どらと拍子木入りの荒々しい野性の鳴もの。
 その先は不自然に太めたり細めたりして鳴す娘曲馬団の楽隊の音。
 これ等の音の並びを少し離れて小屋の裏から聴く、河岸の火事の焼跡に少年はわたしを連れ込んだ。普請ふしんの角材にハンケチを布いてわたしを腰掛けさした。前には日本橋川がどぶ泥色の面にうっすり縁日の灯を反射さして流れている。
「夜がいいんだ。賑かさと寂しさとの境がいいんだ。きまりが悪くないほど顔が僅かに見える場所がいいんだ。追い詰められてもうこれより行きようもない水にすれすれの河岸がいいんだ」
 自分の初一念は、そこでこう、ほんとの話がとく子にできると思い立ったのだと少年はいった。
「だがねえ、そう思い立って、君をここまで連れて来る短い間のうちさえ、僕はいろいろにぐらつくのだ。ひょっとしたら君にもそれが判ったろう。自分に思いも寄らないお芝居をしたり、手を使ったり、なんだかまわりの調子に釣り込まれる。つくづく動き易い自分に自分で愛想が尽きるのだ」
 やっぱり自分は駄目なのかなあと、少年は声を落してうなだれた。今、少年の歎きは本気らしい。闇に浮く頸筋が、うち首の刃の下に観念した美少女のように白く慄えている。
「あーあ、少しばかりきりょうがよく生みつけられた男の子は不仕合せだ」
 その歎きの理由がまだはっきり判らないのに、わたしは少年から胸に沁みて来る悲哀のようなものを移されていた。
「僕はほんとうは、美少年の時春なんていわれるのとても嫌なんだ。剥せるならこんなきりょう顔から剥しちまい度いと思うんだ」
 人も許し、自分も認める己れの美貌のため少年は、物ごころつく時分からどんなに苦労をしたか、人には判るまいといった。
 こども仲間にはにやけた奴だと排斥された。その遊び仲間に入れて貰うのには心にも無い乱暴や狼藉ろうぜきを手見せに働いてみせねばならなかった。少し大きくなって悪るさをしてみたり、バレた所業を振舞ったり、偽悪の仮面を冠るのも、自分の美貌にテレるからであった。自分を美貌として、美貌のままつんと澄すくらい女の子ならいざ知らず男の子には尻こそばゆい思いはないといった。「気が弱い癖に好みや意地ばかり張った都会っ子の気持はそうしたものなのだ」
 それでも自分はこの界隈から美少年の時春とうたわれるようになった。こうなってみれば、わざとそれを自誇するのが却って男らしい気がした。しかし移り気の花柳街にいかに美貌の人間でもうっちゃって置いて人気がそう永く保てるものではない。自分は人気を続けるを工夫し覚えた。
 習いは性となった。
「僕は運命の美貌のために、仮面やばかりで暮すようになり、ほんとうということを取り失ってしまった。自分で気がついてみるのに、僕にはいつも人目に立って人に見られる癖がつき、われを忘れてぼんやりしていられたためしが無い。少年の癖に、自分が少年の無邪気さを知らないと気がついたぐらい佗しいものはない」
 結局、自分は美少年の時春という飾りものの中に、魂もなく、一人ぼっちで住み、淋しがっている子供なのだといった。
「だから、僕はときどき死んじまい度いと思うこともある」
 それもできず、また、お洒落しゃれをして気取るのも止められないのは、たった一人のお母親ふくろが一人息子の自分のきりょうよしを大の自慢だからだといった。
「これには参る。僕には苦手だ」
 と歎息した。
「お母親ふくろのことはこれ以上いうまいが、なにしろ僕がきりょうよしでそのための人気があるのをただ一つの誇りとして、この世に生甲斐を見出してる女なのだから。かなわねえや」
 縁日はいまや賑さをたけなわに、人のざわめき、商人の呼び声、そそる見世物小屋の鳴もので乱軍中の突貫の声に取囲まれているよう。虫売の手から逃げたのであろう蛍が一つ闇の川を明滅しつつ越して行く。
 わたしは少年の述懐を聴き、事の意表に愕いたがどうする術もない。しかし胸は息苦しく、何となく少年のために義憤のようなものを感じている。ふと思い付きに
「いっそ、役者になったらどうなの、そしたら美しいきりょうを苦に病むこともないわ」
 すると少年は怒ったらしく怒鳴った。
「嫌だい。この上きりょうを売ものにする職業しょうばいなんかに誰がなれるとおもう」
 その怒鳴り方は悲鳴に等しい響があるのに、なんとなくおかしみが添った。わたしはくっくと笑いながら
「よくよく荷厄介にされたきりょうよしなのね」
 笑うと同時に病む眼に涙が痛くにじんだ。
 少年は居ずまいを直し、いて気まり悪さを割って押出すようにいうのであった。
「君は、野暮で、一徹で、都会の中の田舎ものの女だ。そこを見込んで頼みがあるんだ」
 どうか、一つ自分と義兄妹ぎきょうだいの約束を結んでは貰えまいか。君のような野暮堅い妹を持ったら、自分は真面目まじめを支えられきっと救われるに違いないといった。
 わたしは、義兄妹ぎきょうだいの約束なんて、やっぱりこの少年は下町の不良少年なのかと疑い出した。第一義兄妹ぎきょうだいなんて、下品きわまる。それと血の縁を結ぶという話を聞くとなぜかわたしは少年の身体の酒毒の斑点が思い出されて身慄いが出た。わたしは当座の答えに
「お祖母さんに訊いて、もしいいといったら」
 と答えた。
 それはその場逃れの答えには違いなかったが、事実わたしはお祖母さん子であった。分別や感情は相当にませたものを持ちながら、一身上のことにかけてはすべてお祖母さんが権を預って采配を振っていた。お祖母さんの厳しいしつけと法外な甘やかしとの妙な入組みの庇護ひごの下にはじめて気儘に敏く振舞える生立ちをして来た少女でわたしはあった。
「お祖母さんに訊いて※(感嘆符疑問符、1-8-78)」と少年は鸚鵡おうむ返しに反問した。わたしは黙っている。「お祖母さんに訊いてか!」と少年はもう一度繰返した。今度はそういってその言葉の含む意義を噛み味ってるようだった。
 切ない数分間が沈黙の中に過ぎる。少年は次にどう出て来るか、このときくらいわたしが少年に対して真実に怖しさを感じたことはない。わたしは病む眼を押えて慄えを続けていた。
「へん」
 少年は力無げにくたりと上体を投げほごした。
「判った。いいよいいよ。心配しなくてもいいよ」
 そして深い溜息をついた。
「君はいいとこの子だ。僕なんかにかかわらない方がいい」
 少年は優しくいって、そしてわたしの背中を撫でさえした。
 わたしは危うく「いいえ、そうじゃないのよ」といおうとしかけたが、堪えた。熱いものが胸にこみ上げる。
 やがて少年はすっくと立上った。両袂を両手できつくうしろへ叩き払うと、せせら笑いを混ぜていった。
「もう、おめえにはなんにも頼まねえよ。勝手にしやがれだ。ようし、こうなったら、おいらもどこまでも美少年の時春で押し通して見せるから。淋しくったって仕方がねえ。それがおいらの生れ付きの運だ」
 それはわたしに対する捨セリフのようでもあり、また自分で自分にいい聞かす諦めのようにも聞えた。
 少年はわざとのびをし、作り欠伸あくびに紛らかして
「じゃ、とく子、あばよ」
 といった。
 それでも少年はわたしを縁日筋をけて病院まで送り届けて呉れた。わたしは少年に送り届けられる無言の道中のうち何度か「時春さん堪忍かんにんしてね」といい度かったが、ついに口に出し得なかった。わたしが病室へ帰ってしくしく泣き出すのをみてお祖母さんは
「また、時春さんと、喧嘩おしかえ。よしよし判った判っただ。だがそれよか、お縁日の様子はどうだったい、話してご覧」
 といって、ましげな顔をしていた。

 それからは少年は古い乾いた物干台へも姿を現さなければ、病室にも訪ねて来なかった。お祖母さんは気にして病院の小使に遣いものを持たし様子を見にやったりしたが、少年は別に変りはなく家に居るとのことであった。
 わたしの眼は癒りはしなかったが、いくらかは軽まった具合なのに学校のこともあり秋に入るを期し退院する支度にかかっていた。

 美少年の時春が不慮の変死を遂げたというしらせはわたしたち老少の女二人を愕かした。詳しい話には少年はお雛妓たちを連れて丸の内の銭瓶橋の方へ遊びに行き、橋の欄干に上って綱渡りの真似をしてお雛妓たちに見せていたそうである。足を滑らして濠へ墜ちた。少年は泳ぎはできるのだったが、そのときしたたか昼酒を飲んでいたので、死因は溺死というより心臓麻痺だそうである。
「何たることです、何たることです」と、ただ呆れてしまったお祖母さんは、それでも、やがて「あたしだけでも、せめて、お悔みに行ってやりましょう」とて、香華こうげを調え少年の家へ出向いた。
 一人居残った病室で、わたしは、時春の死を想ってみていた。あの時春の死。それは嘘のようにもおもえ、また、結局こういうことになるのが順当のようにもおもえた。そして、その死については、なにかわたしにも罪咎があるような気がして来るとわたしは得堪えず身体の上体を両手で抱えて激しく揺り動かした。
「時春さん。堪忍かんにんしてよ、堪忍してよ」
 先夜縁日の帰りにいえなかった言葉が思わず口にむせび出た。口惜しい涙があとに続いた。
 伝えに来た人の話によると、少年の死骸ははじめ判らなかったが上げ潮に押され、道三堀の水の落口まで溯って浮いたのを発見されたという。そこはわたしもかつて少年に連れられて菱の実を取りに行ったところである。藻草や青みどろで水は青く染っていた。
 青い水に浮く一の牡丹桜のような少年の死骸、わたしは、その美しさを目にまぼろしにうかべてみた。
 だが、事実は相違していた。
 お祖母さんの帰ってからの話によると、少年の死顔は様変りして案外見すぼらしかった。深く歎いた母親は、折しも入棺の柩の中の少年の死顔に対し、必死と、含み綿をさせたり、お白粉で化粧したりしたという。現にお祖母さんはそれを手伝って来た。
「すると、また、時春さんの顔は、生きてたときより何倍か美しく、まるで役者の生人形のよう、あのまま焼くのは惜しいくらいだったよ」
 おまえさんにも一目見さして置き度かった、とつくづくお祖母さんはいった。
 これを聞くと、わたしは、女だてらに思わず「へへん」とせせら笑いをして、お祖母さんに目をみはらしてしまった。あわてて口を押えて考えてみるのに、それはわたしが笑ったのであろうか、それとも、わたしにいつか浸み込まされていた時春の気持が、わたしをしてこう笑わしめたのであろうか。
「よせやい、いけ好かねえことを。おいら化粧なんかいらねえ。おいらせめて素顔で死にてえのだ。ほんとういうと野暮な素顔でよ」
 時春が暴言癖の口調で、しかも切実な力を籠めて、こういうのがどこからか聞えるようだった。




岡本かの子:「鮨」改造社 1941(昭和16)年3月14日発行

2024年3月24日 (日)

Coitus reservatus(コイタス・レゼルヴァトゥス)

coitus 「性的な交わり、性交」という意味で、1848年に科学的な用語として使用された。

ラテン語のcoitus(「一緒に会うこと;性的な結合」)の過去分詞で、coire(「一緒に来る、会う」という意味)に由来しています。この語は、com(「一緒に」という意味、co-も参照)という語と、ire(過去分詞itus)(「来る、行く」という意味、PIE(印欧語族)の語根*ei-から来ています)が組み合わさって作られています。  中世英語では、15世紀初頭にcoiteとして使われ始める。

英語でCoitusは、〈会合、結合〉などという一般的な意味で、また磁力や惑星の結合などを指すのに使われていたが、その後、性的な意味が主流となる。

Coitus interruptus(コイタス・インタラプトゥス)とは、「避妊を目的として、射精前に自主的に陰茎を膣から引き抜く性交」を意味して、1886年に(ドイツ出版物では1885年に)使われ始めた。

意図的なコントロールによって性交を長引かせることを指すCoitus reservatus(コイタス・レゼルヴァトゥス)は、英語では1890年に(ドイツ語では1880年に)使用されている。

coitus reservati /rèzərvéitai/)《医学》保留性交


哲学に限りなく近い、男性原理と女性的な世界との交接である。

「漂流しながら、互いに眼を開いて相手の目の中を見入る。視力を失ったように呆然としながら、心や魂が交わっていくのである」

このエロスの漂流は一人では出来ない。欲望を遥かに超えた行為とも言える。多くの人間は肉欲に果ててしまうのであった。


【生命の樹】

〈チャクラが22の工程を経る〉図解

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coit (n.1)   "coition," 15世紀初頭、ラテン語の coitus「一緒に行くこと」、また「性交」から派生し、coire「一緒に行く」。


coition (n.)   1540年代、「一緒に行くこと、出会うこと」という意味で、ラテン語の coitio(主格coitionem)から派生した。これは「出会い、会合、交尾」という行為の名詞であり、coitus の過去分詞形である coire「一緒に行く、一緒に来る」という動詞から派生してる。

英語で「交尾」という性的な意味が使われるようになったのは、1610年代からで(同じ意味で coiture 1570年代から使われて)いる。

『背徳の詩集』森村誠一

重役秘書をしている恋人・絵梨子のコネで、大企業「マツブ」に入社が決まりかけていた渡瀬克己は、もう一人の恋人・康子に「妊娠したから、結婚して欲しい」と迫られ困惑していた。

そんなある日、康子がマンション六階から墜落した。幸い軽い打撲ですんだが、記憶を失っていた。やがて事件は、思いがけない展開をみせていく。

貧しい青春時代を支えた愛人と、4年前に旅先で埋めた愛の記念のカプセルが、順風満帆の男の人生を奈落の底へ。エリート街道をまっしぐらに駈け昇る男と、男との結婚を夢みた女たちの行き着く果てを描く。

様々な要素が多く、登場人物、殺人事件など大企業の人間関係と主人公の女性関係、その相手となる女性の男性関係などが、次々と怒涛のように襲いかかってくる。ピカレスク・ロマンの醍醐味横溢する傑作。


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「森村誠一の背徳の詩集・愛人、重役秘書、社長令嬢・・・・野望の男の華麗な綱渡り」

ハンサムな容姿を武器に野望のために次々に女性を踏み台にする男と、彼を愛する女性たちの心理を描き出す。●199266NTV放送

原作: 森村誠一『背徳の詩集』

脚本: 石原武龍

音楽: 大島ミチル

監督: 池広一夫

制作: にっかつ撮影所

出演: 村上弘明、かたせ梨乃、藤田敏八、吉川十和子、中島ゆたか、平泉成ほか


【あらすじ】

渡瀬克己(村上弘明)は野心の高い男。端正な外見から女を利用してのし上がろうと考えている。

父は母を部下に寝取られて、大学に進学した年に死んでしまった。絶対につまらない人生は送らない、と頂点へ上り詰めるしか頭にない。

これまで経済的な援助を受けてきた経営者の愛人・江上康子(中島ゆたか)から、ドライブ先で妊娠を告げられた。割り切った関係だったはずの康子は、結婚を迫ってきたのだった。

その頃にもう一人の愛人・マツブ商事の専務秘書・北里絵梨子(かたせ梨乃)の口利きで、専務の平沢(渥美国泰)を通しマツブ商事に入社していた。

一流会社トップにのし上がる野望がある渡瀬にとって、会社にまで踏み込んでくる康子は邪魔な存在でしかなかった。「誰かに狙われている」という意味深なことを、何度か話すのであった。殺されるような嫌な夢をみるともいうのだ。

そんな康子がビルの屋上から転落して、近くまで走行してた絵梨子の車の上に落ちた。康子は流産して、記憶まで失っていたが一命はとりとめ退院した。

恋塚刑事(平泉成)は、康子の妊娠相手を割り出そうとする。絵梨子は車の中にブレスレットが落ちているのを発見するが、記憶が戻らない康子は心当たりがない。

そのブレスレットは渡瀬に妊娠を告げた日に、康子が渡瀬のライターと自分のブローチである。日付と二人の名前を書いたタイムカプセルを土に埋めようとしたときに、偶然見つけて拾い上げたものである。彼女の記憶が戻れば渡瀬は疑われると思い、康子のマンションへ忍び込むがすでに殺されていた。それを危惧していた恋塚は、地団駄を踏んだ。

絵梨子と付き合いながらも、渡瀬は慕ってくるマツブ商事社長・松川孝輔(藤田敏八)の娘・冬美(吉川十和子)と肉体関係を持ってしまう。

良い気なもんだ、新たな女性の登場で攪拌されていく予感であった。

それを知った絵梨子は、渡瀬と一緒に行く予定だった修善寺にある友人の旅館を一人で訪れた。

友人と散歩の途中で絵梨子は、康子が埋めたタイムカプセルを偶然見つけて持ち帰る。康子のお腹の中の子の父親が渡瀬であるのに気がついた絵梨子は確かめるために渡瀬に会う。

平沢専務の秘書・絵梨子のサポートもあり入社した渡瀬は、自分の出世のために平沢と対立する松川社長派に寝返えりを考える。

絵梨子はタイムカプセルを見せて、渡瀬の出方を伺おうとする。そこには二人を尾行していた恋塚らがいて、二人の会話から康子と渡瀬が繋がっていたのを知ってしまう。

そんな時、冬美が妊娠してしまい彼女の強い希望で結婚することになった。

はじめは渡瀬との交際を反対していた松川だが、既成事実が出来てしまい渋々それを了承すると取締役にする。渡瀬は絵梨子に冬美は出世の道具だといい、愛しているのは絵梨子だけだという。

ところが松川の妻が渡瀬と絵梨子の関係を知って、冬美が手切れ金を渡しに来た。屈辱的な絵梨子は警察にタイムカプセルを見せると、車に落ちていたブレスレットも預けた。

恋塚はそれを持って渡瀬に会いに行き、タイムカプセルの中にあったライターが渡瀬のもので、康子を妊娠させたのを認めたが、殺人は否定した。

恋塚からブレスレットを見せられ、渡瀬はタイムカプセルを埋めたとき康子が見つけたと伝えた。

康子の両親は宝石商をしていて、26年前に強盗が入って殺されていた。ブレスレットはその時に盗まれたものの一つだった。恋塚は絵梨子にどこでタイムカプセルを見つけたか案内してほしいと依頼する。

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修善寺の仁科峠で土を掘り起こしてみると康子と同じマンションに住む、行方不明の宝石商・大屋和成(石山雄大)の死体を発見した。

大屋の部屋を捜索するとマツブ商事の山名という人物を強請っていた形跡が見られた。渡瀬は大屋と山名という名に心当たりがない。

恋塚ははじめは、康子殺しが出世の邪魔になった渡瀬の犯行と見たが、26年前の宝石商殺しとつながったことで疑問がわいてきた。

渡瀬と冬美の結婚式が行われた。松川社長の娘婿となった渡瀬は将来が約束された。だが式場にひとり残った松川を、康子と大屋殺しの容疑で恋塚が署へ連行する。

松川社長の旧姓は山名だった。松川は大屋と二人で26年前に江上宝石店を襲い江上夫婦を殺害し、宝石を盗んで逃げたのだ。

マツブ商事の社長となった松川の消息を知った大屋は、株の暴落などで金に困って強請ってきた。その時に江上夫婦の娘が自分と同じマンションに住んでいることを話した。

その娘・康子は松川の自宅に家に家具を入れている江上康子だった。

松川は修善寺で大屋を殺して埋めたが、大屋が江上宝石店から盗んでいた特徴のあるブレスレットが現場に落ちていた。

ある日、松川の自宅に家具を納品した康子が以前どこかで会ってないかと尋ねた。もしかしたら大屋が自分のことを話したのではないかと怯えた松川は、康子を襲い転落させたのち、命を取り留めた康子を絞殺した。


その頃、何も知らない渡瀬は冬美とオーストラリアへ新婚旅行に来ていた。

そこで松川が大屋と康子殺害の犯人であることを日本からの電話で知らされる。松川社長は失脚して、帰国した渡瀬は平沢から沖縄への左遷を宣言される。あともう一歩のところで渡瀬は振り出しに戻ってしまった。

そんな渡瀬のところへ絵梨子がやって来て、自分はマツブ商事の松川会長の妾の子供であると話した。

絵梨子、冬美と関係を持った渡瀬だったが、どちらと結婚しても将来は約束されていたのだ。

だが渡瀬はこんなことで夢を諦める男ではなかった。絵梨子と別れてひとりになって、まだこれからと力強く歩き始めるのであった。

「結局は噛み砕く力」

どんなに良い話を聴いても消化出来る人と、不消化な人はいる。

そんなにすごいことでもないのに、感銘する力が良く働く場合がある。

残酷ながらそれは生まれながらの才能なんですね。気がつく人との差は大きくて、果てしなくあります。育成の限界地点。現実を噛み砕くことが出来るからどうかなんです。


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石ノ森章太郎 GIRLS 

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2024年3月23日 (土)

ドラマ『旅人検視官 道場修作』「愛知県蒲郡・西浦温泉殺人事件」

俳優の内藤剛志(68)が主演するBS日テレのオリジナルドラマ「旅人検視官 道場修作」の第2弾「愛知県蒲郡・西浦温泉殺人事件」が414日午後7時から放送されることが決まった。


【番組概要】

完全オリジナルストーリーの正統派・旅情サスペンス第2!

内藤剛志演じる元警視庁検視官・道場修作が、亡き妻の愛した俳句ゆかりの地を旅していると、今回も思いがけず事件に巻き込まれていく。

シリーズ第2弾の舞台は、俳人・高浜虚子ゆかりの地、愛知県蒲郡市。

伝統の三河木綿を守る夫婦との出会いが、道場を事件へと引き込んでいく。

不可思議な転落事故、伝統織物を巡る利権争い、愛憎まみれる三角関係様々な思惑が複雑に絡み合い、悲劇へと繋がっていく。そこには哀しくも切ない物語が隠されていた。

亡き妻との時間を取り戻そうと旅を続ける道場は、捜査に関わるまいとしながらも元検視官ならではの鋭い視点で地元警察の若手鑑識係とともに殺人事件の真相に迫っていく。


【出演】内藤剛志 いしのようこ 村上新悟 河相我聞 入江甚儀 阪田マサノブ ユリ 伊東孝明 あめくみちこ 藤田弓子 ほか


【監督】金 佑彦

【脚本】安井国穂 椙下直哉

【制作】ユニオン映画

【主題歌】「蒼-アオ-」 JILLE

【番組HP https://www.bs4.jp/michibasyuusaku

【BS日テレ公式X】@BS4chan ( https://x.com/BS4chan )

2024年3月22日 (金)

『広重ぶるう』2024年3月23日(土)よる10:00~11:50<BSP4K>

浮世絵の世界で、葛飾北斎とともに、世に知られる歌川広重。 実は、歌川広重は火消し同心として、江戸の火事を消すかたわら、絵を描いていた!! 語られてくることの少なかった広重を、ともに歩んだ妻・加代との夫婦の物語としてドラマ化。 【物語】 文政13年(1830年)。歌川広重(阿部サダヲ)は家業の火消しで生計を立てる下級武士だった。派手な美人画・役者絵全盛期にもかかわらず広重は地味な 画風で売れず、もがいていた。しかし妻・加代(優香)だけはそんな広重を気丈に励ましつつ、質屋に通い、身を削って支える。 そんな時にある版元から渡されたうちわにベロ藍という舶来絵具で絵が描かれており、その美しさに衝撃を受け、広重は叫ぶ「この青が生きるのは空!」 鬼才・葛飾北斎(長塚京三)の存在、同門の歌川国貞(吹越満)との差を感じつつ、ベロ藍を初めて使用した「東都名所」の売れ行きは不調。そんな中、献身的な加代がつなげる「東海道五十三次」を出版する版元・保栄堂の主人・竹内孫八(髙嶋政伸)との出会い。広重は周りの人間に支えられながらも、もがき苦しみ、 おのれの描きたい画を追い求める。そして、ついに描きたいものが見つかった矢先に加代の身に、、、 そして、安政の大地震。失われた江戸を求めて、広重は再び筆をとる。 ベロ藍を武器に、後にゴッホが模写し、世界の絵画に大きな影響を与える「名所江戸百景」を描き出す! 【放送予定】 2024年3月23日(土)よる10:00~11:50<BSP4K> 2024年4月27日(土)よる8:40~10:30<BS> 【原作】 梶よう子 『広重ぶるう』 【脚本】 吉澤智子 【音楽】 遠藤浩二 【語り】 檀 ふみ 【出演】 阿部サダヲ 優香 勝村政信 笹野高史 渡辺いっけい 黒沢あすか 中島ひろ子 小松和重 前野朋哉 みのすけ 山本裕子 若林時英 野添義弘 吹越満 髙嶋政伸 / 長塚京三 【演出】井上昌典 【制作統括】 佐野元彦(NHKエンタープライズ)、松田裕佑(松竹)、遠藤理史(NHK)

2024年3月21日 (木)

NHKスペシャル ひとりぼっちの“スパイ・イルカ”[総合] 3月23日(土) 午後10:00 ~ 10:50

5年前ノルウェーに現れた愛らしいシロイルカ。ロシアで訓練されたとみられ、ひとりぼっちで泳ぎ続ける。“スパイイルカ”を通して考える人と動物のあるべき距離とは?

シロイルカ(ベルーガ)は「サンクトペテルブルク製」と書かれたハーネスを着けていたため、軍事利用目的の“スパイイルカ”ではないかと推測された。驚くほどの人懐こさでノルウェー中の人気者に。やがて海岸線に沿って南下を始め、群れにかえることなく5年に渡って2200キロをひとりぼっちで泳ぎ続けている。このまま自由に泳がせておけばいいのか、それとも人間が保護するべきなのか? 一頭のイルカを巡る論争を伝える。

【語り】鈴木杏

NHKスペシャル[総合] 土曜 午後10:00 [総合] 日曜 午後9:00

https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/

今日は最強の開運日です

3月21日は開運日となる、一粒万倍日と天赦日、寅の日が重なるとても縁起の良い日らしい。

新調や引っ越し、習い事など新しいことを始めるのに最も良い日といわれる。

最強の開運を皆さま、お楽しみください。

2024年3月20日 (水)

ジブリ展、人気上昇で予約券2.7万枚に 20日から横須賀美術館

子どもから大人まで楽しめるジブリの世界 https://l.smartnews.com/zXiXq


「鈴木敏夫とジブリ展」は、世界を代表する数々のアニメーション映画を手掛けてきたスタジオジブリのプロデューサー・鈴木敏夫氏が、幼少期から現在までに出会った書籍や映画作品の展示をはじめ、スタジオジブリの誕生秘話、映画の企画・宣伝の裏側などを紹介します。会場には湯婆婆と銭婆の恋愛・開運おみくじや、鈴木氏が描いたジブリ作品の「名セリフ」を巨大オブジェにした「吊り文字」など多数のフォトスポットを用意。

https://suzukitoshio-ghibli-yokosuka.com/

・みどころ1:鈴木敏夫の本棚

鈴木氏の隠れ家である「れんが家」をモチーフにした空間の真ん中では、カオナシが静かに読書をしている。約8800冊ある書籍のなかには実際に閲覧できるものもあり、鈴木氏のコメントと共に楽しめる。


・みどころ2:鈴木敏夫の映画

福岡展から新設された映画コーナーには、約1万作品が並んでいる。過去の名作から隠れた1本まで、鈴木氏のコレクションと映画の歴史も学べる。


・みどころ3:ジブリの世界を感じられる空間
3mになる巨大な湯婆婆&銭婆の口に手を入れて引くおみくじや、トトロ達がお出迎えしてくれるコーナーなど、ジブリの世界観が楽しめるコーナーも必見。

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ジブリパークもありますね。

2024年3月19日 (火)

「キネマの夢を追いかけて 〜日本映画の父 牧野省三〜 」英雄たちの選択

320()  NHKBS10:0011:00 

日本最初の映画監督、牧野省三。 抱腹絶倒の失敗を重ねながらも活動弁士や俳優と共に映画を大衆の娯楽へと成長させた。 

しかし音声付きのトーキーの登場で選択を迫られる。 日本で映画作りが始まったのは明治14年。京都で歌舞伎の劇場を運営していた牧野省三は、ひょんなことから日本最初の映画監督に。チャンバラの撮影を始めたが失敗の連続。抱腹絶倒の試行錯誤の末、時代劇映画を大衆の娯楽へと成長させた。そんな中、映像に音声が付いた映画、トーキーが登場。無声映画を支えてきた俳優や活動弁士は仕事が奪われると猛反対。牧野に映画の未来がかかる「選択」が迫られた。


出演:磯田道史(国際日本文化研究センター教授)
杉浦友紀(NHKアナウンサー)
松重 豊(ナレーション) ほか
 
番組HP
https://www.nhk.jp/p/heroes/ts/2QVXZQV7NM/

2024年3月18日 (月)

ドクター彦次郎1 2024/03/19(火)13.55〜15.50

顔と体を自在に変える連続殺人犯!1億円の名画に隠された18年前の薬の謎ヤブ医者が治療したら手術痕が消えた」

◇番組内容

ある日、旅館の女将・小川志乃から急患の連絡を受けた彦次郎は、腹痛を訴える宿泊客の森忠彦を往診。森は都内で画廊を営んでおり、京都には女子高生のひとり娘・七海と2人で旅行に来ていた。彦次郎は名刺を渡して、痛みがぶり返したら必ず連絡するよう告げる。

ところが翌日、その森が遺体となって発見され、現場に彦次郎の名刺が落ちていたことから、彦次郎は重要参考人として京都府警捜査一課刑事・後白河孝麿に連行されてしまう。

防犯カメラによれば、どうやら京都の夜で、親父狩りをしてる連中の仕業らしい。

七海は呼吸の発作持ちで、養子縁組していた過去があった。彦次郎はそんな七海の主治医を名乗った。

指名手配させている画家が、七海の実父親らしかったと彦次郎は知る。


◇出演者寺島進、戸田恵子、宇梶剛士、黒谷友香、小林稔侍、中山忍、鷲尾真知子、本宮泰風、渡辺梓、荒川ちか ほか

火曜13:5515:50テレビ朝日

2024年3月17日 (日)

ドラマ『誤算』テレビ東京、本日14時放送

看護師の奈緒(羽田美智子)は京都の資産家・鬼沢(中村敦夫)の専任看護師として住み込みで働き始めた。しかし鬼沢は偏屈な人物で一筋縄にはいかず、看護に行き詰る。一方、鬼沢の子どもたちが遺産相続で揉めていることや、孫が祖父を憎んでいることなど様々な問題を知る。しばらくして鬼沢に奈緒の誠意が伝わり最後まで看護した暁には500万円を贈りたいと言われ困惑する。第27回横溝正史ミステリ大賞テレビ東京賞受賞作品。

【出演】川村奈緒羽田美智子、鬼沢丈一郎中村敦夫、山崎医師黒沢年雄、遠山弁護士大友康平、西山恵太袴田吉彦、鬼沢洋子山下容莉枝、田上京子大島蓉子、橋本刑事梨本謙次郎、浜田よし子正司歌江、鬼沢美恵子辻沢響江

【原作】松下麻理緒『誤算』(角川文庫刊)
【脚本】田中晶子

【監督】石原興

神戸港街へ介護を兼ねて鬼沢を散策させる場面があり、古くからある洋館や、ファッション街頭や、港のライブなど効果的に撮影されていた。

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松下麻理緒『誤算』(角川文庫刊)

遺産を狙う男女の、欲望渦巻くノンストップ狂騒曲。

前夫のために蓄えも職場も失った看護師川村奈緒は、資産家の老人鬼沢の世話をするため大邸宅に住み込むことに。遺産のことしか頭にない一族に憤りを覚える奈緒だったが、鬼沢との結婚話が持ちかけられ――


看護師・川村奈緒は夫の借金を返済するのに仕事を辞めて、退職金で完済した途端、離婚を切り出されて一文無しになる。 そして京都の資産家・鬼沢丈一郎邸の住み込み看護師の求人を見つけ応募する。鬼沢の周囲では 遺産相続をめぐる不審な出来事が頻発する。

死期が近いと思われたが献身的な看護で、偏屈な鬼沢が元気になり奈緒に求婚する。

再婚新妻となり巨額の遺産の半分がもらえるはずだったのだが。蕎麦アレルギーで鬼沢は急死するが、果たしてその遺産の行方は。

遠山弁護士から鬼沢の長男が先に亡くなった場合について、遺産相続の説明する。家政婦浜田よし子の湯河原マンションで、鬼沢の古くからの親友、山崎医師への多額のお礼金銭について、恵太・奈緒・よし子の鼎談推理がされるのだった。

『広重ぶるう』梶よう子

描きたいんだ、江戸の空を、深くて艶やかなこの「藍色」で――。

武家に生まれた歌川広重は絵師を志すが、人気を博していたのは葛飾北斎や歌川国貞だった。一方、広重の美人画や役者絵は、色気がない、似ていないと酷評ばかり。絵は売れず、金もなく、鳴かず飛ばずの貧乏暮らし。それでも、絵を描くしかないと切歯扼腕するなかで、広重が出会ったのは、舶来の高価な顔料「ベロ藍」だった……。『東海道五拾三次』や『名所江戸百景』を描き、ゴッホを魅了した〈日本の広重〉になるまでの、意地と涙の人生を描く傑作。新田次郎文学賞受賞作。


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【目次】

第一景 一枚八文

第二景 国貞の祝儀

第三景 行かずの名所絵

第四景 男やもめと出戻り女

第五景 東都の藍

解説 日野原健司

ドラマ化されるので、原作小説をKindleで立ち読みしたら、流れるような冒頭シーン。綿密の描写は浮世絵のようだった。素晴らしい。


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梶よう子

東京都生まれ。2005年「い草の華」で九州さが大衆文学賞大賞受賞。08年「一朝の夢」で第15回松本清張賞を受賞しデビュー。16年『ヨイ豊』が第154回直木賞候補に。同作で第5回歴史時代作家クラブ賞作品賞受賞。著書に『北斎まんだら』『連鶴』『赤い風』『はしからはしまで みとや・お瑛仕入帖』『お茶壺道中』などがある。

2024年3月16日 (土)

たらちね【垂乳根】 の解説

たらちね【垂乳根】 の解説

《枕詞「たらちねの」から》

1 母。母親。

「—の消えやらで待つ露の身を風より先にいかでとはまし」〈増鏡・新島守〉

2 親。両親。父母。

「—はいかに哀れと思ふらむ三年になりぬ足たたずして」〈今鏡・六〉

3 父。父親。

「—もまた垂乳女 (たらちめ) もうせはてて頼む陰なき歎きをぞする」〈拾玉集・一〉


たらち‐め【垂乳女】 の解説

《「垂乳根 (たらちね) 」からの類推で生じた語》生みの母。母親。

「—や止まりて我を惜しまましかはるにかはる命なりせば」〈千載・哀傷〉

出典:デジタル大辞泉(小学館)

2024年3月15日 (金)

『王将たちの謝肉祭』内田康夫

『王将たちの謝肉祭』内田康夫

将棋のミステリー小説って初めて読んだ。

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女流王将戦の最終局を控えた美少女棋士・今井香子はは新幹線の中で、見知らぬ男から一通の封書を預かった。

6日後に男は死体となって発見されたことがニュースで報じられ、数日後、香子もまた何者かに襲われた。
彼女の危機を救ったのは、兵庫の山奥から行方知れずの父を探して、上京していた江崎秀夫である。天才棋士といわれた父の血を引いて、将棋の腕前は、素人とは思えないほど冴えていた。

例の封書の中身は「九段の件―」と書かれ、将棋連盟理事長・北村のサインのある念書だった。そして将棋界の大物、柾田圭三九段の家で起きた第二の殺人!
謎の念書に秘められた驚くべき事実。

将棋とミステリーを見事に融合させ、腐敗した日本の社会構造に鋭い一手を投じる異色サスペンス。 

登場人物のほとんどにモデルの棋士がおり、性格や気質も描かれる。

大岩泰明(大山康晴)、柾田圭三(升田幸三)、中宮真人(中原誠)、吉永春雄(米長邦雄)など、キャラクターが、(著名棋士が)劇中で登場する。

真打の升田をモデルにした主人公が活躍して大円団を迎える。

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作者が将棋界をデビュー前から書きたいと、念願していた長編小説で、本人が絶賛している。浅見光彦シリーズのようにノリノリで書かれて、異色ミステリー。

内田康夫さんのミステリー小説は、その日のうちに読んでしまうのだが、どういうわけか、確定申告や家内の入院などあって、半月たって漸く半分くらいだ。たぶん将棋に夢中になっていたのは、小学中学の頃で将棋盤から長く離れていたせいなのだろうか、不明である。まあ年度末なんでいつもより、忙しい日々であった。坂田三吉がいた世界観が、将棋世界の王道なんでしよう。ミステリではなく将棋小説として読みました。

224日にKindle Unlimitedで読み始めて、315日読了。

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2024年3月14日 (木)

円周率の日

円周率の3.14から、日本数学検定協会が1997年に定めた。数学を生涯学習として、子どもから大人まで楽しめるように発展させるのが目的。

https://gigazine.net/news/20070515_pi_3_jp/

『トミノの地獄』「この詩を声に出して朗読すると呪いに罹って死ぬ」

西條八十の処女詩集『砂金』より。


姉は血を吐く、妹は火吐く、可愛いトミノは宝玉(たま)を吐く。 

ひとり地獄に落ちゆくトミノ、地獄くらやみ花も無き。 

鞭で叩くはトミノの姉か、鞭の朱総(しゅぶさ)が気にかかる。 

叩けや叩けやれ叩かずとても、無間地獄はひとつみち。 

暗い地獄へ案内をたのむ、金の羊に、鶯に。 

皮の嚢(ふくろ)にゃいくらほど入れよ、無間地獄の旅支度。 

春が来て候(そろ)林に谿(たに)に、くらい地獄谷七曲り。 

籠にや鶯、車にゃ羊、可愛いトミノの眼にや涙。 

啼けよ、鶯、林の雨に妹恋しと声かぎり。 

啼けば反響(こだま)が地獄にひびき、狐牡丹の花がさく。 

地獄七山七谿めぐる、可愛いトミノのひとり旅。 

地獄ござらばもて来てたもれ、針の御山の留針(とめばり)を。 

赤い留針だてにはささぬ、可愛いトミノのめじるしに。


抒情性に富んだ清新な詩風が好評を得て象徴詩人の確立。童謡『かなりあ』や、淡谷のり子の『東京ブルース』等の作詞を担当。

「八十」は筆名でなく、両親は苦しいことがないようにと、「苦」に通じる「九」を抜いた「八」と「十」を用いて命名した。

1919年自費出版した『砂金』で象徴詩人としての地位を確立。

フランスへ留学して、ソルボンヌ大学でポール・ヴァレリーらと交遊。帰国後、早稲田大学文学部文学科教授となる。

歌謡曲の作詞家としても活躍。佐藤千夜子が歌ったモダン東京の戯画的な象徴ともいえる「東京行進曲」、戦後の民主化の息吹を伝える藤山一郎の歌声で大ヒットした「青い山脈」など。古賀政男の故郷風景「誰か故郷を想わざる」「ゲイシャ・ワルツ」など担当。

大阪を拠点に活躍した将棋棋士、坂田三吉をモデルとした歌詞で、村田英雄が歌い演歌の傑作「王将」など。淡谷のり子の「東京ブルース」や、美空ひばりや船木一夫の曲なども作詞。

児童文芸誌『赤い鳥』などに多くの童謡を発表して、北原白秋と並ぶ大正期を代表する童謡詩人といわれる。

童謡『かなりあ』、金子みすゞを最初に見出した。

1970年、急性心不全のため世田谷区成城の自宅で死去。78歳でした。没後、森村誠一の小説『人間の証明』の中で、詩『ぼくの帽子』が引用される。1977年に映画化時にキャッチコピーとして使われる。テーマソング「人間の証明のテーマ」では、西條八十の原詩を角川春樹が英訳して、ジョー山中が歌詞に仕立てて歌う重要な部分をしめる。

詩集『砂金』に収録されている作品『トミノの地獄』は、「この詩を声に出して朗読すると呪いに罹って死ぬ」という都市伝説がある。

2024年3月13日 (水)

民間ロケット打ち上げは爆発

宇宙ベンチャー「スペースワン」(東京都)は13日午前11時過ぎ、和歌山県串本町の民間ロケット発射場「スペースポート紀伊」から人工衛星を搭載した小型ロケット初号機を発射したが、直後に爆発、炎上して衛星の軌道投入に失敗した。民間単独での人工衛星の打ち上げは国内で初めてだったが、最初の挑戦で成功はならなかった。

打ち上げたのは独自開発した固体燃料式のロケット「カイロス」(全長約18メートル)。情報収集衛星の代替機能を持つ内閣官房の小型衛星を、地上から約500キロの地球周回軌道に投入する予定だった。今月9日に打ち上げ予定だったが、海上の警戒区域に船が進入していたため、直前に作業を中止、この日に延期していた。


カイロスは13日午前111分、発射から数秒後に爆発し、バラバラになった破片が落下して炎上。山林で囲まれた発射場の一帯に煙が充満した。スペースワンは「飛行中断措置が行われた」としている。和歌山県警や消防によると、周辺でけが人や民家などへの被害は確認されていない。


同社は既に3号機まで受注しているが、今回の打ち上げ失敗で2号機以降への影響が懸念される。

スペースワンはキヤノン電子やIHIエアロスペースなどが出資して2018年に設立。世界的に小型衛星の打ち上げ需要が高まっていることから、低コストな「宇宙宅配便」をキャッチフレーズに、海外からも受注して20年代に年間20機、30年代には30機を打ち上げる計画を立てている。


日本の宇宙への輸送は現状、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を主導したロケット「H2A」、「H3」、「イプシロン」が担っている。民間単独では「インターステラテクノロジズ」(北海道)の小型ロケットがあるが、人工衛星の打ち上げには至っていない。

Yahoo!ニュース】

3.13の日です。

昔、バカな女の子がおってね。

3月13日が誕生日だった。

くださいことを想い出してしまった。

3.11の翌日である。

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2024年3月12日 (火)

清瀬「コーヒーハウス るぽ」が今年3月いっぱいで閉店

ドラマ「相棒』にも登場した喫茶店。

「るぽ」は1988年にオープンしたカフェです。

洋館のような佇まい、やわらかい日差しが入り込む店内の雰囲気は温かい。コーヒーもうまい喫茶店グルメのお手本のような料理の数々も抜群に美味しくい。西東京にいた頃は「るぽ」に行ってみたかった。

https://getnews.jp/archives/3512229

2024年3月11日 (月)

春の空を見上げて

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「数限りない人間の樹に満ちた恐ろしい輪廻の森で、長いあいだにわたって、さまようでありましょう。煩悩の野獣によって肢体を貪り食われながら。」

失われた何千もの命、地震と津波の後遺症に苦しむ全ての人々

【ワシントン共同】米議会の対日友好議員連盟「ジャパン・コーカス」の共同議長カストロ下院議員(民主党)とスミス下院議員(共和党)は10日までに、11日で発生から13年の東日本大震災に関し「失われた何千もの命、地震と津波の後遺症に苦しむ全ての人々のために私たちの心は痛み続けている」とし、被災地に思いをはせた。

 共同通信の取材に「13年前、想像を絶する悲劇が米国の最も親密な同盟国であり友人でもある日本を襲った」と振り返り「日本の人々は信じられないほどの回復力を示してきた」と復興を称賛。「日米両国は引き続き協力して重要なインフラを強化し、逆境に立ち向かう」とした。

【共同通信】

<東日本大震災13年> 能登に届け 東北・福島だから伝えられる思い

13年前。激しい揺れに襲われ、どす黒い津波が何もかもさらっていった。生業(なりわい)を失い、大切な人を亡くした。寒空の下、不自由な日々を送った。痛み、悲しみ、苦しみ、やり場のない怒り、そして、生きることの大切さ、喜び。経験してきたからこそ、いま、元日の地震に見舞われた彼の地に伝えたい思いがある。


東日本大震災の被災地・福島から、届け、能登へ。

【産経新聞】

2024年3月10日 (日)

TARAKOさん追悼「ちびまる子ちゃん」トレンド1位「姉ちゃんの声」「キートン山田さん」も

フジテレビ系アニメ「ちびまる子ちゃん」が10日放送され、主人公「まる子」の声を務めていたTARAKOさんが死去したことを受け、哀悼の意を表するテロップがオープニング前に表示された。

桜の木が並ぶ絵をバックに「1990年の放送開始から34年以上にわたりまる子役の声優を務めていただいたTARAKOさんが逝去されました。天真らんまんで、みんなに愛される『まる子』を大切に演じてくださったTARAKOさんのご冥福を心からお祈りいたします。長い間、本当にありがとうございました キャスト・スタッフ一同」メッセージが表示された。

メッセージが流れた後に、Egirlsバージョンの「おどるポンポコリン」が流れ、1545日に放送された「おばあちゃんの誕生日」の巻が放送された。

15年の放送当時、まる子のお姉ちゃんこと、さくらさきこの声優は16年に亡くなった水谷優子さん、ナレーションは2021年に引退したキートン山田さんが担当していた。X(旧ツイッター)では「#ちびまる子ちゃん」のトレンド1位に始まり「姉ちゃんの声」「水谷優子さん」「キートン山田さん」などがランクインした。「姉ちゃんの声もキートンさんも懐かしいわ!!私は非常に悲しい」「あっちびまる子ちゃんの姉ちゃんの声も初期か!懐かしい」「TARAKOさんが亡くなられて水谷優子さんやキートン山田さんの名前があがってるけど、富山敬さんと青野武さんの名前も思い出してほしいと思う」「見てたら目から桜が この後も再放送で水谷さんとTARAKOさんとキートン山田さんを聞きたい 2代目まる子に慣れるかどうかなんだよね」などと書き込まれていた。

【日刊スポーツ】より

きっかけは「声がそっくり」だったこと…「ちびまる子ちゃん」と声優TARAKOの30年

──TARAKOさんが『ちびまる子ちゃん』のまる子役に抜擢されたのは、声優デビューから9年目の1990年。それからまる子とは30年以上の付き合いだと思いますが、あらためて、まる子役に抜擢されたときのことを教えていただけますか。


TARAKOさん(以下、TARAKO) それまで私、ずっとオーディションに落ちまくってたんです。『ちびまる子ちゃん』も受かると思って受けてなかったんで、決まったときは私も驚いたし、それ以上に事務所の人がびっくりしてました。マネージャーが深刻な顔で「いい? ちゃんと聞いて」って言うからなにかと思ったら、「受かりました」って。素に近い感じで喋ったら、結果的にそれがももこちゃんにそっくりだったみたいで、ももこちゃん本人が選んでくれたんです。

──TARAKOさんが最初にさくらさんにお会いしたのは、いつだったんでしょうか?

TARAKO たしかアニメの初回のアフレコにはいらっしゃったのかな。私のなかで印象に残ってるのはそのあとの食事会ですね。中華料理屋さんにスタッフみんな集まってお話ししたんですけど、ももこちゃんは、あんなシュールな話を描く方には全然見えなかった。ちっちゃくって、当時の旦那さんの隣でずっとニコニコしてました。かわいかったです。……うん、本当にかわいかった。ももこちゃんって、「あたしゃびっくりしたよ」って本当に言うんですよ。私も生で聞いたとき感動して、これがあの「あたしゃ」かって思いました。

──それ以来、さくらさんとは頻繁に交流されていたんですか。

TARAKO おうちに呼んでいただいたり、ごはんもご一緒することは何回かあったけど、ふたりで会うってことはなかったです。ももこちゃんの周りの人はみんなももこちゃんと話したがりますから、私は見てるほうがうれしかったのかなあ。私たちが喋ってると、周りに「どっちが喋ってるのかわからない」って言われました。ももこちゃんと話した内容ってじつは全然覚えてないんです。話せるってことに舞い上がっちゃってたんでしょうね。


──いまや国民的アニメの『ちびまる子ちゃん』ですが、作品の人気が出はじめたのっていつごろからだったんでしょうか。

TARAKO 始まって45ヶ月経ってからだったかな。いまだから言えるんですけど、当初はスタッフの間でも「たぶんワンクールで終わるよね」なんて囁かれてたんですよ。私も最初はこんな変な絵の……いや、そんなこと言ったら失礼なんですけど(笑)、平面的な絵の漫画がよくアニメになったなあって思ってました。

 浅野ゆう子さんが、ドラマのなかで『おどるポンポコリン』を口ずさんだのがヒットのきっかけって説があるんですけど、どうなのかな。夏には人気に火がついて、私も「まる子」役ってだけで、声以外のお仕事がワーッと増えちゃったんです。バラエティのほかにも、ドラマとか映画まで出させていただいて……当時、宜保愛子さんにまでお会いしたりしたんです(笑)。まさか声優やってて霊能者の方に会うと思わないじゃないですか。


――一気に大スターになられたんですね。

TARAKO すごかったです、当時。休みがないのは当たり前で、ひどいときは点滴打ちながら仕事したりして……だんだん、家に帰ると自分が自分じゃないみたいで、ボーッとしたまま眠るっていうのが何ヶ月も続きましたね。1990年と91年は、私にとっては別世界。記憶にない年です。目の前にとんねるずさんとか宮沢りえさんとか大スターがボコンボコンいて、私、ただの声優ですよってずっと思ってました。うちなんてびんぼう事務所でしたから、みんなもパニックだったと思いますよ。衣装担当がいないのに着回す服が足りなくなっちゃって、社長の奥様がテレビ用のお洋服を縫ってくれたりしたこともあります。

──凄まじい……。でも、「まる子」役という以上に、TARAKOさんご自身のキャラクターで人気が出たのでは?

TARAKO うーん……たぶんみんな、「この人、普段からまる子の声なんだ」っていうのがおもしろかったんじゃないかな。当時って実際、ふつうに喋ってるときの声がまる子の声だったんですよ。いま振り返ると無意識につくってたのかなって思います、周りが求めるキャラクターを。


──正直に言うと、いまこうしてTARAKOさんとお話しさせてもらっていても、「まる子の声」に聞こえています……。当時はもっと、声をつくっているという感覚だったんですか。

TARAKO アハハハ! ほんとですか(笑)。アニメをずっと見てくださってる方はそう感じるのかもしれないですね。自分からすると当時の声はもっと甘ったるくて、とろっとろしてて。昔の動画を見ると、すごい恥ずかしくなります。

──声優としてデビューしてからしばらくは、ご自分の声があまり好きじゃなかったそうですね。

TARAKO そう、大っ嫌いでしたずっと。それがまる子役に受かってから、まあ悪くはないのかなってちょっとずつ思えるようになってきたんです。アニメで『ちびまる子ちゃん』を知った方からもですし、原作ファンの方からも「まるちゃんだ」って言っていただけたことに本当に救われました。それまではずっと主役は張れない声だって言われてて、田中真弓さんとか高山みなみちゃんみたいな声に憧れてましたから。まる子は救世主でしたね。


──ただそこまで多忙を極めたり「まるちゃん」としてのTARAKOばかり求められると、反対に悩まれることもあったのでは、と思うのですが。

TARAKO 最初はありましたね。TARAKO=まる子と思われて、自分というよりももこちゃんに申し訳なかった。しかも、アニメのまるちゃんってじつはいまが2期目で、1期目は1992年に一旦終わってるんですけど、そのタイミングで一気に仕事がなくなっちゃって。当時は、もしまるちゃんっていう存在がこの世からいなくなったら私も終わりなのかなとか考えて、けっこう落ち込みました。でも、途中から「まる子が人生救ってくれたんだし、そんなふうに思うの失礼だ」って思うようになって。それからですね、楽になったのは。

 あと、まるちゃんがあれだけヒットしたおかげで、逆に「まる子じゃない声でお願いします」ってオファーを頂くことも増えた。まるちゃんを求められることも、そうじゃない声を求められることも出てきて、いまはどっちもうれしいと思えますね。最近はもう「つくろう」とか思わずに、できるだけ素のまんまでやろうって心がけてます。いまってコロナの影響でスタジオに入れる人数が限られているので、声優は前もって個別に脚本とDVDを頂いて、それをチェックした上で本番という流れなんですけど、私はホンもDVDも絶対もらわないようにしてるんです。


──えっ、じゃあ、演じるタイミングになるまでその日のストーリーは知らないんですか?

TARAKO そうなんですよ。収録のテストで初めて読んで、そのまま本番です。先に読むと自分が「つくって」きちゃうから、嫌なんですよね。もちろん原作のお話はなんとなく覚えてますけど、アニメオリジナルのお話は、「え~っ、こんな終わり方するんだ」ってやりながら驚いてます。他の声優さんに言うとおかしいって言われますけどね(笑)。「いきなりやって、口パクにうまく声合わせられるの?」って聞かれるんですけど、「まる子だったらたぶんこのへんで言い終わるな」ってわかるんですよ、30年やってると。

個人的には「まる子 子ねこをひろう」っていう回がすごく好き

──30年選手のTARAKOさんならではのエピソードですね……。これまでまる子を演じられてきたなかで、特に印象に残っているお話ってありますか。

TARAKO 映画だったら、『わたしの好きな歌』かなあ。お話もですけど音楽とかアングルもいちいち格好よくて、ももこちゃん色が思いきり出ていて、大好きです。アニメは、たっくさんあるんですけど、個人的には『まる子 子ねこをひろう』っていう回がすごく好きで、あのお話には泣く演技を教えてもらいました。『たまちゃん大好き』とか『まるちゃん 南の島へ行く』も好きだなあ。あと、まるちゃんが野良犬に追っかけられて、それをお姉ちゃんが追い払ってくれるお話があるんですけど、それはお姉ちゃん役の水谷優子ちゃんの芝居が大好きで……ああ、まる子のこと語り出すとキリなくなっちゃう。


──いまお名前が出た水谷さんのほかにも、初代の友蔵役の富山敬さん、2代目の青野武さん、最近ではナレーションのキートン山田さんもそうですが、30年の間にキャストさんの交代も何度かありました。いまは、放送開始当初の『ちびまる子ちゃん』に馴染みのないスタッフさんもいるのではないかと思いますが、アニメの作風や現場に変化は感じますか。

TARAKO 声優さんもそうですし、監督さんや編集さんもこれまで何度か変わってきたんですけど、音響監督さんがずっと同じ方なんですよ。その方がまる子のことをよくわかっていて、一貫した作品の世界を作ってくださっています。だからその方の判断にすべてお任せしてるんですが、ももこちゃんが書いていないお話の場合、あんまりまる子っぽくないなって思うことは、はっきり言っていっぱいあります。でもそれは絶対否定しないようにしてるんです。長く続いているからこそ頑固になっちゃいけないと思っていて、「こういうまる子もあるよね」って私たちのほうから歩み寄らなきゃって。

──さくらさんの『ちびまる子ちゃん』とアニメ版はまたすこし別の作品、という感覚ですか?

TARAKO そうですね、別物。原作ってすっごくシュールじゃないですか。ももこちゃんが描いていた『ちびしかくちゃん』とかも、本当にひねくれてる。ももこちゃんは本来、そういうのがチャーミングなんだよっていうのを伝えたかったんじゃないかと思うんですよ。いい子、やさしい子、美しい子じゃなくても、こういう子もかわいくておもしろいんだよっていうのを知っていた方だと思う。


 だから脚本がどんなふうに変わっていっても、それに柔軟に合わせていきたいけど、ももこちゃんのその「色」だけは役者が持ち続けてないといけないって思ってます。役者が思いを持っていれば、台詞は一言一句変えなくても、役に宿る心は変えられるので。それだけはいつも心がけてます。こんなに長く続いているのも、収録に行けば変わらずみんなに会えることも、本当に幸せな作品。『ちびまる子ちゃん』はホームですね、やっぱり。

「やっといま、ももこちゃんに触れられたような気がする」

──最近では、オーディオブック化されたさくらさんの初期エッセイ『もものかんづめ』の朗読も手がけられました。TARAKOさんはさくらさんのエッセイって、もともと読まれていたんでしょうか?

TARAKO エッセイのほうはももこちゃんが大人になってからの話もたくさんあるって聞いて、はじめは読めなかったんです。私が演じてるまる子は子どもだから、読むことによって万一、まる子の演技が無意識に変わってしまったら怖いなって。でも、発売から何年経ってもおもしろいって声を聞いてたので、あるとき思いきって読んでみたら、特になにも変わらなかった。取り越し苦労でした(笑)。

──今回、朗読にあたって久しぶりに読んでみていかがでしたか。

TARAKO やっぱりおもしろいですよねえ……。自分で喋りながら噴き出しちゃってNGになることも何度かあって、ももこちゃんって本当すごいなって思いました。『奇跡の水虫治療』とか、絶対笑っちゃいますよね。


──電車で読めないですよね。朗読を聴いているというより、さくらさんに直接喋りかけられているような気分になる作品だなと思います。

TARAKO それはいっちばんうれしいです。もともと私、原稿を「読む」っていう感覚があんまりなくって、「喋る」って思わないと入っていけないんです、役に。感情を乗せずに読んでくださいっていうお仕事がいちばん難しくて。『もものかんづめ』の朗読はいくらでも感情を入れられるから、それが本当に楽しかった。喉さえ許せば1日中やってたいくらいでした。

 本当はももこちゃんともっと交流があったら、お話しするときに「読んだよ、おもしろかったよ」って伝えられたと思うんですけどね。ももこちゃんは忙しくてアフレコもあんまりいらっしゃらなかったし、私も私で舞い上がっちゃってて、ほとんどまともにお話しした記憶がなくて……。だからなんだかやっといま、まる子じゃなくてももこちゃんに触れられたような気がして、それがすごくうれしいんです。

(初出:202171日掲載/年齢・肩書きは当時のまま)


【時事通信】より


TARAKO 

女優、声優、ナレーター、シンガーソングライター、脚本家など幅広いジャンルで活躍。81年、アニメ『うる星やつら』で声優デビュー。90年、『ちびまる子ちゃん』で、主人公のまる子役を務める。ほか、『まじかるタルるートくん』、『甲虫王者ムシキング 森の民の伝説』(チビキング)などに出演。テレビ番組のレギュラーナレーション多数。

ちびまる子ちゃんイメージキャラクター起用のケーズデンキ TARAKOさんを追悼

ケーズデンキの公式サイトは「声優TARAKOさんの訃報に際しまして」というタイトルと共に、「2015年より、ケーズデンキ公式イメージキャラクター『ちびまる子ちゃん』のまる子の声優を務めていただいておりましたTARAKOさんの訃報を悼み、謹んでお悔み申し上げます」とコメント。

そして「ちびまる子ちゃんという愛すべきキャラクターを唯一無二のものとして確立された生前の功績を偲び、心からご冥福をお祈り申し上げます」と追悼しました。

【日本テレビニュース】より

https://l.smartnews.com/HSiix


さくらももこさん原作で「ちびまる子ちゃん」が1986年(昭61)に連載を開始した集英社の漫画雑誌「りぼん」は公式ホームページで追悼文を発表した。「アニメ『ちびまる子ちゃん』にてまる子役を演じてくださっておりました声優・TARAKOさまのご逝去の報に触れ、深い悲しみとともに心より哀悼の意をささげげます。さくらももこ先生の残された大切な作品を、声という形でここまで表現してくださったことに、感謝申し上げます。TARAKOさまの演じてくださるまるちゃんが大好きでした。心よりご冥福をお祈り申し上げます。集英社りぼん編集部」

【日刊スポーツ】より

『アガサ・クリスティー』なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか? (1) NHK 2024/3/10(日)23時放送

アガサ・クリスティーの原作をヒュー・ローリー脚本、演出で映像化した話題作。イギリス、ウェールズの牧師の息子と伯爵令嬢が、謎の言葉を残して死んだ男性の事件を調査!

1936年、イギリス、ウェールズの小さな村。牧師の息子ボビーが崖から転落したらしい男性を発見する。ひん死の男性は「なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?」という謎の言葉を残し息絶えた。所持品に美しい女性の写真があったが、身元がわかるようなものはなかった。ボビーの幼なじみの伯爵令嬢フランキーは謎を解明しようと意気込むが、ボビーは乗り気ではない。しかし、やがてボビーの周辺で次々と不可解な事件が起きる。

【出演】ウィル・ポールター浪川大輔,ルーシー・ボイントン川庄美雪,ジョナサン・ジュールズ櫻井トオル,ダニエル・イングス小松史法,モーウェナ・バンクス日野由利加ほか


【原作】アガサ・クリスティー,【脚本】ヒュー・ローリー

【演出】ヒュー・ローリー

〜制作:(イギリス)アガサ・クリスティー・プロダクションズ/マンモス・スクリーン制作〜

2024年3月 7日 (木)

『アマテラスの暗号』伊勢谷武

神道とはなにか天皇家の正統性とは日本人はどこからきたのかわれわれにとってタブーでありつづけた、古代史究極の謎。──その鍵は最高神アマテラス"、そして宮中最大の秘祭 “大嘗祭"に封印されていた……

(この小説における神名、神社、祭祀、宝物、文献、伝承、遺物、遺跡に関する記述は、 すべて事実にもとづいています)

根幹にあるのは日本人のルーツを探った、ドキュメント内容。しかし敢えて小説にしたのは、松本清張『火の路』を想起させられた。 

岸田文雄首相が2023年夏休み読書用に購入した、といのも面白い。

【あらすじ】

元ゴールドマン・サックス(NY)のデリバティブ・トレーダー、ケンシ(賢司)は、日本人父との四十数年ぶりの再会の日、父がホテルで殺害されたとの連絡を受ける。父は日本で最も長い歴史を誇る神社の一つ、丹後・籠神社の宗家出身、第八十二代目宮司であった。籠神社は伊勢神宮の内宮と外宮の両主祭神(アマテラスと豊受)がもともと鎮座していた日本唯一の神社で、境内からは一九七五年、日本最長の家系図『海部氏系図』が発見され、驚きとともに国宝に指定されていた。父の死の謎を探るため、賢司は元ゴールドマンの天才チームの友人たちと日本へ乗り込むが。写真、挿絵、図、地図、系図など豊富な資料を用いた、臨場感あふれる新感覚の歴史ミステリー・エンターテインメント!!

<内容紹介>


アメリカに住む賢司のもとへ、離婚して日本で暮らす父がニューヨークのホテルで殺されたと連絡が入る。

父の死の謎を追ううちに、いつの間にか日本古代史の謎にも踏み込んでいくことになる。


「天照大神」の正式名は「天照国照彦天火明櫛甕玉饒速日命」という男神で、以下のの4つに分割できる。

「天照国照彦(アマテルクニテルヒコ)」

「天火明(アメノホアカリ)」

「櫛甕玉(クシミカタマ)」

「饒速日命(ニギハヤヒノミコト)」


これらの神名は日本神話に登場して、神社でも祀られて「多次元同時存在の法則」では同一神「天照大神」だという。

(1)神様に適用されるものであり、人間には適用されない

(2)神様の世界は時間と空間を超越している

(3)神様は分身を創る事がある

(4)神様は別の名前で表現される

(5)同じ名前の神様は同一神です

 

「国記」「天皇記」が現存していれば、解釈もある程度絞られてたのかもしれない。想像力を刺激する説を生み出す素にもなっている。

日本に生まれた日本人としては、母国の誕生神話にもっと興味を持つ人がいても良い。

 ミステリーの謎解きと、古代史の謎に深く踏み込み、知的好奇心を快く擽ってくれる作品でした。



★ 文藝春秋社のミステリー通編集者"による"冬休みの読書ガイドに2020年の傑作ミステリーはこれだ【国内編】に選出

★ 読んで三田大賞(慶應義塾出身者の読書クラブ)2020 3

★ 岸田文雄首相が2023年の夏休み読書用に購入


 著者から:

最初にこの話を聞いたときは、単なる笑い話だと思っていました。

しかし、次第に「偶然だったとしても面白いね」になり、気がつくと「もしかしたら……」に変化していました。

そして興味を持ちいろいろ調べると、戸惑いはいつの間にか「合理的に否定するのはむずかしい」になり、遂に、とうとう……

もし日本のルーツに興味をお持ちなら、あなたもこの不思議な迷宮を旅してみませんか?

https://www.amazon.co.jp/アマテラスの暗号-伊勢谷-/dp/433152308X

2024年3月 6日 (水)

『醗酵人間』栗田信:著、日下三蔵:編(戎光祥出版)戦後最大の怪作SF長編小説。

「戦後最大の怪作SFの噂。酒を飲んで発酵する謎の怪人。あまりのバカバカしさは、むしろ感動を呼ぶ」と評され、「BOOKMAN」誌の〝SF珍本ベストテン〟第6位を獲得した『醗酵人間』(1958年刊)。そして、なぜか「醗酵人間」に対抗意識を燃やし、LSDで人格変換を起こす主人公の活躍を描く『改造人間』(1965年刊)を同時収録する。

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【あらすじ】

 山間の集落にある夜の墓地で、奇怪な出来事が起こった。謎の怪人物によって掘り起こされた死体が、突然命を吹きかえした。生き返った男は九里魔五郎という、かつて地域の有力者である生き残りだった。

 「俺か! 俺は醗酵人間だ」

 魔五郎は醗酵性の液体や物体を口に含むと、体が何倍にも膨れ上がり強靱なパワーを漲らせる醗酵人間に生まれ変わった。墓から抜け出した魔五郎は町長を墓石のなかに埋め込んで殺して、町会議員の会議に送り付ける。実は魔五郎の父・真五郎は集落の県道敷設を巡ることに巻き込まれて、町長を筆頭とする集落の敵対勢力によって殺害されていた。父を殺した者たちへ鉄槌を下すべく、復讐鬼と化した醗酵人間・魔五郎は、やがて山を降り東京にも姿を現すのだった。

あらすじを見ても、荒唐無稽な脱力現代の話が続いている怪作である。

そこで魔五郎が体得した「ある秘術」とは、アルコール分を舐めただけで、体が何倍にも膨張し空中浮遊、コンクリートの壁をぶち破るほどの強壮なパワーを放つ。「こけつかきつきつ」と鳴き声を発するなどして得られてしまうインドの「ヨギ秘術」であった。

ノコノコ警視庁に現れた魔五郎が、屈強な警官たちに取り押さえられながらも、床に溢れたウイスキーをひと舐めした途端に、巨大に膨れ上がって警視庁の厚い壁をぶち破り捨てセリフを残して逃げ去る、

「馬鹿モン!膨張係数の増加に比例して浮力が増大することは、小学生だって知っているぜ!ウハハハハ」

こうして空中にふわりと逃走するシーンは、大衆文芸史上最珍場面である。

インチキ荒唐無稽なものであっても、逆に騙されるのが快感にすらなってくる。


Yahoo!オークションに『醗酵人間』が出品され、最終落札額が40万円を突破。『醗酵人間』オリジナル入手は、マニアの間で古書でも困難になっている。こんな異様な内容の稀珍「怪」 SFが、復刻されたのは空前絶後、出版界最大の珍事態だろう。

そして〈ミステリー珍本全集〉シリーズは、2013年から2016年頃に企画刊行されていた。一般書店には並ぶのが憚れる奇怪な図書の復刊企画だったようだ。


【企画経由】

1957年「読切雑誌」に怪作『醗酵人間』連載開始。栗田信は「大変な反響があった」とうそぶく。

1958年『醗酵人間』雄文社より刊行。栗田は後書きで「醗酵人間をH.G.ウェルズが描く透明人間やB.ストーカーが描く吸血鬼ドラキュラと並列すべき存在」と記す。

1974平井和正『超革命的中学生集団』ハヤカワ文庫版の解説にて、鏡明が『醗酵人間』について3行だけ言及。

1986 BOOKMAN16号「SF珍本ベストテン」に『醗酵人間』が取り上げられ、一般読書人の間に『醗酵人間』が知れ渡る。

2007北原尚彦『SF奇書天外』刊行。ここで『醗酵人間』が詳しく取り上げられた。表紙と背表紙のカラー画像が掲載される。ネット上で『醗酵人間』が話題となって、奇書伝説が広がっていく。

2013年より戎光祥出版『ミステリ珍本全集』全12巻の刊行が始まる。


〈作者プロフィール〉

本名・栗田信(まこと)1925(大正14)年生まれ。

1945(昭和20)年、東京薬学専門学校卒。化成品研究室勤務、薬局経営などを経て文筆業に。ノンフィクション、時代小説、現代小説、アクション・ミステリからSFスリラーまで幅広いジャンルの作品を発表した。1983年没 

【ミステリ珍本全集】戎光祥出版全12巻

『忍法相伝73 』ミステリ珍本全集01

山田風太郎

先祖秘伝の忍法書を受け継いだ安サラリーマン伊賀大馬の身に降りかかる珍騒動の数々!風刺と諧謔に満ちた風太郎忍法帖の現代篇、著者の個人短篇集に未収録の現代もの9篇収録。


 『十二人の抹殺者』 ミステリ珍本全集02

輪堂寺 耀 

本格ミステリの巨匠・鮎川哲也が復刊を熱望していた幻の純粋探偵小説 「十二人の抹殺者」が五十三年ぶりに復活ふたつの屋敷で次々と起こ る連続殺人事件に挑む名探偵。 

第一章:凶徴の賀状

第二章:渦中の十二人

第三章:第一の惨劇

第四章:三次元の密室

第五章:消えていたストーヴ

第六章:三つの解釈

第七章:怪しい物音

第八章:第二の惨劇

第九章:恐怖の二十分

第十章:強盗殺人鬼の子

第十一章:動機の問題

第十二章:柱時計は何を語る?

第十三章:偽証の藁人形

第十四章:第三の惨劇

第十五章:下駄とスリッパ

第十六章:場所的不連続の詭計

第十七章:江良利の登場

第十八章:第四の惨劇

第十九章:自殺か他殺か?

第二十章:腕時計が語った

第二十一章:容疑者

第二十二章:アリバイの問題

第二十三章:第五の惨劇

第二十四章:二次元の密室

第二十五章:殺人幇助?

第二十六章:生体処理と死体処理

第二十七章:誰が犯人か?

第二十八章:第六の惨劇

第二十九章:超人的犯人

第三十章:四次元の密室

第三十一章:誰が悪魔か?

第三十二章:不吉な誕生日

第三十三章:第七の惨劇

第三十四章:不思議な相似

第三十五章:第八の惨劇

第三十六章:逆密室の殺人

第三十七章:第九の惨劇

第三十八章:他殺的自殺

第三十九章:恐るべき真相

第四十章:告白


『醗酵人間 』ミステリ珍本全集03

栗田  

「戦後最大の怪作SFの噂。酒を飲んで発酵する謎の怪人。あまりのバカバカしさは、むしろ感動を呼ぶ」と評され、「BOOKMAN」誌の〝SF珍本ベストテン〟第6位を獲得した『醗酵人間』(1958年刊)。そして、なぜか「醗酵人間」に対抗意識を燃やし、LSDで人格変換を起こす主人公の活躍を描く『改造人間』(1965年刊)を同時収録する。


『死の快走船 』ミステリ珍本全集04

大阪圭吉 

戦前派きっての本格ミステリの名手として再評価著しい大阪圭吉のスーパーレア短篇38篇を一挙に収録。

『死の快速船』隠居後も海の上の暮らしが忘れかねたのか、深谷氏は、船形の岬の上へ、船の上の建物であるかのような家を建てて、キャプテンの敬称を強要していた。朝から晩までヨットで帆走していたが、その日には冷たい骸となって漂っていた。私に同伴していた東屋氏は、深谷氏が頭を殴られていることを指摘した。そもそもの事件のきっかけを、絵で語らせる鮮烈な印象を残している。
本格ミステリ、ユーモア小説、スパイものに健筆をふるったストーリーテラーの全貌が甦る。幻の短篇集からの30篇に加えて、未刊行作品8篇を収録。


『世界神秘郷』ミステリ珍本全集05

高橋  

性科学の第一人者・高橋鐵が戦前に刊行した2冊の作品集「世界神秘郷」と「南方夢幻郷」を完全収録!単行本未収録作7篇も収めた高橋鐵怪奇小説全集。

 

『私は呪われている』 ミステリ珍本全集06

 外男 

圧倒的な筆力で怪異の世界を描き続けた直木賞作家の真骨頂!幻の少女向けホラー「双面の舞姫」他4篇を併録。

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『九十九本の妖刀ミステリ珍本全集07

大河内常平 

刀剣研究家としても知られる著者が刀を題材に描いた怪奇ミステリを集大成!菅原文太主演のカルト映画「九十九本目の生娘」の原作小説に長篇『餓鬼の館』と単行本未収録の短編。


『風花島殺人事件ミステリ珍本全集08

下村明 

私立探偵の葉山俊二は、青江糸子という若い女性から失踪した内縁の夫、花紋鶴吉の捜索を依頼される。花紋は日向灘に浮かぶ小さな離島「風花島」の網元だったが、ある日突然妻子を捨て、親子ほども歳の離れた若い妻と新たな生活を始めたばかりだった。新妻には、自分を残して失踪する理由が見当たらず、新居には身の回りの品もそのまま残されたままだった。 そして、花紋が失踪したのと同日、風花島に残った花紋の正妻、多加江も行方がわからなくなり、翌日には絞殺死体となって発見された。失踪した花紋が真っ先に疑われるが、当日は囲碁の大会に出席していた目撃証言があり、アリバイが成立する。事件を解く鍵が風花島にあると考えた葉山は島に乗り込み調査を開始、ほどなくして花紋の家庭の複雑な事情を知ることとなる。さらに、葉山と警官の目の前で新たな殺人未遂事件が発生。季節外れの台風の上陸で島が暴風雨に包まれるなか、事件はさらなる展開を見せていく・・・


『魔の淵ミステリ珍本全集09

三橋一夫 

昭和20~40年代に不思議小説"の旗手として活躍した作家・三橋一夫氏の幻の作品群を一収録。「魔の淵」に加え、「卍の塔」「第三の影」の2長編を収録。三橋作品のアンソロジーの決定版。


『21世紀失楽園ミステリ珍本全集10

宮崎惇 

昭和30~50年代にSF、ミステリ、時代小説の各分野で活躍した宮崎惇氏の幻の作品群を集大成。貴重な私家版作品集『21世紀失楽園』『金毛九尾秘譚』の他、未刊行短篇やSF絵物語を一挙に収めました。ハイクォリティな宮崎作品をまとめた本書は、すべてのミステリファンにお勧めできる1冊。


『殺人交響曲ミステリ珍本全集11

蒼社廉三 

戦記ミステリからサスペンス横溢の現代ものまで「宝石賞」受賞の実力派作家が堅牢な筆致で描く懐かしいミステリの世界代表作『戦艦金剛』の原型中編のほか、SF短篇収録。


『屍の記録ミステリ珍本全集12

鷲尾三郎 

明治・大正・昭和と代々の当主が失踪を遂げる京都伏見の造り酒屋に潜む悪
意の罠!狐の祟りとされる伝説に隠された真相とは?
鮎川哲也『黒いトランク』と13番目の椅子を争った幻の本格ミステリが、ついに復活。本格長篇『呪縛の沼』に加え、幻想&サスペンス短篇も収録。


〈2013年〜2016年刊行〉

2024年3月 5日 (火)

アルギニンとシトルリン効果

シトルリンとは遊離アミノ酸で、ウリ科の植物に多く含まれて食品から摂取できる。

アミノ酸の状態で生体内に存在して、アンモニアから尿素を生成する回路で重要な役割を果たしている。  


アルギニンと同時摂取すれば筋肉増強や脂肪燃焼作用が高まる。

スイカやメロン、胡瓜などに含まれる「シトルリン」はむくみを防ぐ効果があり、アルギニンと同時に摂ると血流を促進してパフォーマンスの向上がある。

アルギニンは肉や魚、大豆食品などのタンパク質、ナッツやゴマなどの種実類に豊富に含まれている。


シトルリンには血管拡張作用があり、運動パフォーマンスを向上させ血流をよくしたりする効果がある。疲労の軽減によい、抗酸化作用がある。


運動を行うと代謝の促進や疲労回復のためにアミノ酸やビタミンなど代謝があり、シトルリンは生体内のオルニチン回路のなかで重要な役割をしている。


◆アルギニンを豊富に含む食材・食べ物33種類 

https://grong.jp/amino-quest/arginine-ingredients/

エチゾラム錠剤

ベンゾジアゼピン受容体に作用して、不安や緊張をやわらげます。 また、筋肉の緊張をとる作用があります。

 通常、神経症、うつ病、心身症(高血圧症、胃・十二指腸潰瘍)、統合失調症、頸椎症、腰痛症、筋収縮性頭痛などにおける身体症候や不安・緊張・抑うつ・睡眠障害などの改善に用いられるそうです。

アルプラゾラムはベンゾジアゼピン系抗不安薬

頓服(必要なときの薬)として使うことも多い抗不安薬で、入院していた家内が残りをもたされて来たアルプラゾラム。なのでネット検索して調べてみました。


安定剤とよばれ不安感や緊張感を和らげる効果ある薬です。

特徴は効果と副作用のバランスが取れていること。不安に対しては即効性があり、眠気やふらつきといった副作用は比較的に抑えられている。

シャープな効果が期待できる薬。

筋緊張をやわらげたり催眠作用はあまり期待できない薬らしい。

このためアルプラゾラムは、

発作的な不安が認められる場合

身体の緊張がそこまで強くない方

に使われるのが多い抗不安薬。

作用時間はやや短いため、効果を持続して期待する場合は123回となります。

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【デメリット】

筋弛緩作用が弱い

眠気がある

作用時間がやや短い(服薬回数が必要になる)


これは今のぼくには必要なタイプの薬かもしれない。

「相棒22」最終回SPに大河内らフルメンバー集結 ゲスト出演者4名が発表

連続ドラマ「相棒season22」(テレビ朝日系・毎週水曜よる9時~)の最終回拡大スペシャル「トレードオフ」が、36日と13日の2週連続で放送される。

https://www.cinematoday.jp/news/N0141667


石坂浩二(甲斐峯秋役)、杉本哲太(衣笠藤治役)、仲間由紀恵(社美彌子役)、神保悟志(大河内春樹役)などフルメンバーが集結するほか、ゲストキャストとして黒谷友香、甲本雅裕、佐戸井けん太、金田明夫が出演する。

相棒13「米沢守、最後の挨拶」

相棒13 #11 本日午後再放送

都内各地で同一犯による連続殺人と見られる事件が発生! 

手掛かりは、3つの現場すべてに残されていた犯人と思しき人物のDNA

ところが、問題のDNAが、鑑識課の米沢(六角精児)のものであることが判明。鑑識がDNA採取用に使用している綿棒に、米沢の細胞が付着していたのだ。マスコミでも大々的に取り上げられている連続殺人犯が、警視庁内の鑑識にいたとなれば尋常ならざる事態。米沢は早々にクビを宣告される。右京(水谷豊)と享(成宮寛貴)は、憔悴しきった米沢を放っておけず、独自の捜査を開始。米沢が師匠と仰ぐ鑑識課の係長・山崎(池田政典)も協力を申し出る。そんな中、右京たちは3つの現場から共通の痕跡を見つけ出すが、米沢は特命係に最後の挨拶にやってきて…!?

連続殺人と見られる事件の犯人は米沢だった!?

米沢は警察を去ることに

特命係が米沢守、最後の挨拶を見届ける!

【ゲスト】池田政典 大高洋夫 奥田恵梨華 藤井宏之


なんと鑑識の米沢さんが、事件の犯人ではあるまい。いったい誰が貶めているのか。右京さんと渡り合ってきた鑑識係の彼が、簡単にヘマはしそうはないじゃないでしょう。嵌めららるとすれば、鑑識作業をしてないタイムテーブルでしょうか。どうも彼の自宅アパートあたりが疑わしいな。とても気になるエピソードである。

相棒「米沢守、最後の挨拶」

テレビ朝日3月5日午後350分放送

「グレイトギフト」殺人球菌の創造者が告白 

反町隆史さん主演の連続ドラマ「グレイトギフト」テレビ朝日系、木曜午後9時、第7話が229日に放送されて、殺人球菌「ギフト」の創造主が判明。まさかの正体に驚きました。

連続殺人の元凶「ギフト」の正体が、国立生命理工学研究所で密かに誕生した球菌「オクトセブン」だった。

そして白鳥理事長(佐々木蔵之介さん)と手を組んだ元刑事・神林(尾上松也さん)の捜査で、オクトセブンを生み出したのは、かつて国立生命理工学研究所に勤務していた久留米(波瑠さん)と判明する。

その事実を信じられない藤巻(反町さん)が大きく取り乱して、白鳥理事長や郡司(津田健次郎さん)らに追及される久留米。

神林は培養を手伝っていた久留米が、「OCT7」と正しく英語で名前を記入してることから「久留米穂希はあれが誕生日を表してたのを知っていた」と推測。藤巻は神林から「本当は彼女に疑念を持っていたんじゃないですか?」と問われるが、「久留米さんは、違います!」と繰り返した。しかし、藤巻の抵抗も虚しく、白鳥は久留米に「5秒以内に答えていただけなければ、ギフトを流し込みます。あなたが犯人ですね?」と自白を迫る。藤巻が「久留米さん!何も言わないで!言えば、殺される!」と息を切らしながら懸命に叫ぶなか、久留米は覚悟を決めるように目を閉じた後、「OCT7をつくったのは私です」と衝撃の告白をした。

ずっと麻帆を守るために行動していた藤巻は、自暴自棄になりかけたが、「俺は医者だったよな……」と医師としての使命を再確認して、再びギフトによる新たな犠牲者を出さないために奔走。しかしその甲斐もなく、白鳥理事長の手によって、「ギフトを知りすぎた」鶴下が粛清されてしまった。


まさかの創造主の正体に「久留米さんはオクトセブンを作ったけど、使用した犯人ではない」「真犯人というか、裏にまた誰かいる気がしてならない」「ギフトを明鏡に持ち込んだのは久留米さんでなく別の人物、それが真犯人」とネットコメントもある。

番組サブタイトルを見て最終回だと思って、録画した話数をDVD📀に編集した。しかし未だ終わりそうはない。


コロナ禍になってから、感染や細菌に対する感受性が高まっている。

カミュ『ペスト』がコロナ禍以降に復刊されて、読ませれて増刷され続いた。

細菌を扱ったドラマは少ない。それだけに、ギフトがどのように展開するのかは恋愛ドラマより興味深い。

2024年3月 4日 (月)

『アストリッドとラファエル』シーズン5はどうなる。

シーズン4の終わりでラファエルの妊娠がわかり、急展開からのシーズン5となるようだ。ラファエルとニコラの関係がどう変化していくのか。

アストリッドとテツオは結婚するのか。テツオは東京へ帰っていくということになりそうなのだが。

まだフランスでも放送されていないシーズン5が楽しみですね。


「アストリッドとラファエル事件簿」シーズン5の撮影は、すでに202311月から始まって、11月の撮影では放送予定の全8話のうち、前半4話分の撮影をパリとその周辺で行っている。


シーズンスタッフ

監督 ジュリアン・セリ(Julien Seri

脚本家 エレーヌ・アスーン(Hélène Hassoun

セリーヌ・デクークス(Céline Decoox

ジョセフ・ランティニー(Joseph Lantigny

アレクサンドル・ド・セギンズ(Alexandre de Seguins

ローラン・ブルティン(Laurent Burtin

プロデューサー ジャン=セバスティアン・ブイユー(Jean-Sébastien Bouilloux

プロデューサー ジャン=リュック・アズレー(Jean-Luc Azoulay

音楽家 エルワン・ケルモルヴァン(Erwann Kermovant

エピソード数 8

放送チャンネル France 2

撮影期間 2023113日~1222

撮影場所 パリおよびその周辺地域

制作 JLAプロダクションズ


【キャスト】

サラ・モーテンセン(Sara Mortensen アストリッド・ニールセン役

ローラ・デュエール(Lola Dewaere ラファエル・コステ役

ベノワ・ミシェル(Benoît Michel ニコラ・ペラン役

ソフィア・ヤムナ(Sophia Yamna ノラ役

ジャン=ルイ・ガルソン(Jean-Louis Garçon コミッショネール・カール・バハート役

ハスキー・キハル(Husky Kihal ヘンリー・フォーニエ役

ジャン=ベノワ・スイユ(Jean-Benoît Souilh ウィリアム・トーマス役

ケンゴ・サイトウ(Kengo Saito テツオタナカ役

2024年3月 3日 (日)

『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』シーズン4最終回「失われた記憶」

ラファエルが殺人!?

記憶が無いラファエルと無実を信じるアストリッドが真相解明に動く。

ずばぬけた知識と論理的な思考を持ち、犯罪資料から事件の真相を解き明かすアストリッドと、ちょっとガサツだけど大らかで刑事としての勘が鋭いラファエル、正反対の女性2人が、事件を解決したいという情熱を共有して、互いの足りない部分を補い合い、協力し合いながら事件を解決していく知的ミステリードラマ。

今回シーズン4では、アストリッドの異母弟ニルスが登場してる。家に週1回泊まるほど、アストリッドに懐いていたニルスだったが、シーズン3で事件を起こして、刑務所に収監中のニルスの母親が癌を患ってるのがわかり、トゥールーズの医療刑務所に移送されることになった。パリを離れるニルスとの別れに、涙を流したアストリッドだった。そして両想いなのに拗れてしまったたラファエルとニコラの関係はどうなるのか。

最終回(第8回)は或る夜に、事故を起こした車の中で、ラファエルは目覚める。助手席には銃殺された男がいた。その被害者はサッカー選手の元代理人で、10年ほど前の事件でラファエルが起訴できなかった宿敵だった。捜査は別の部署が担当となったが、ラファエルは目覚めるまでの数日間の記憶を失っていた。凶器は彼女の銃と判明。銃は所在不明だった。正式な捜査ができない中で、ラファエルと彼女の無実を信じるアストリッドたちが真相解明に奔走するスリリングな最終エピソードとなる。どんなラストシーンになるのか、今夜楽しみです。


NHK総合フランス発ミステリードラマ『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』シーズン4の最終回「失われた記憶」33日(後1100)放送。


吹替キャスト
アストリッド・ニールセン:貫地谷しほり
ラファエル・コスト:林真里花
ニコラ・ペラン:川田紳司
アンリ・フルニエ:佐々木睦
カール・バシェール:藤真秀
ノラ・モンスール:種崎敦美
ウィリアム・トマ:粟野志門
テツオ・タナカ:中川慶一
ニルス・ラングレ:下地紫野
アンヌ・ラングレ:山像かおり
テオ:宮瀬尚也

FRANCE TELEVISIONS -JLA PRODUCTIONS-Be-FILMS RTBF (Television belge) 2023


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海外ドラマ『アストリッドとラファエル4』最終回、ラファエルが殺人!?アストリッドが真相解明に動く

https://news.yahoo.co.jp/articles/67959829e2d28527631260bec15b7a41666e2049/images/000

今日はひな祭り

古代中国の陰陽道では、13579の奇数が重なる日に、お供えやお祓いをする風習があった。

33日の上巳、55日の端午、77日の七夕などです。

霊感の強い魚座、牡牛座、蟹座の運行する日でもある。偶数世界にはない、奇跡が起こりやすい。

古代人からの叡智を想える節句です。

https://rocketnews24.com/2024/03/03/2181837/

なぜひな祭りに「ひなあられ」? 

関東と関西では味が違う!? 

- https://weathernews.jp/s/topics/202403/020095/

2024年3月 2日 (土)

還暦を迎える芸能人「この人も今年60歳!?」

1964年生まれの人は、60歳の還暦を迎える。

 2024年に『還暦』を迎えると聞いて、驚く女性有名人は誰?」

対象にしたのは、60歳になるおもな女性有名人15人。


「還暦と聞いて驚く」トップ5


【第5位】36票 いとうまい子

 818日生まれ。1982年ミスマガジンコンテストの初代グランプリを受賞。1983年、アイドル歌手としてデビュー。1984年のドラマ『不良少女とよばれて』(TBS系)がヒットした。

 

【第4位】47票 薬師丸ひろ子

 69日生まれ。中学1年のとき、映画『野生の証明』のオーディションに優勝し、1978年に映画デビュー。1981年、主演作『セーラー服と機関銃』が大ヒット。

 

【第3位】63票 真矢ミキ

 131日生まれ。1981年、宝塚歌劇団に入団し、男役として花組トップスターに。1998年退団。

 

【第2位】120票 山口智子

 1020日生まれ。1986年、東レのキャンペーンガールでデビューし、1988年のNHK朝ドラ『純ちゃんの応援歌』に主演。1990年代、多くのドラマに出演。1996年の『ロングバケーション』(フジテレビ系)は社会現象に。

 

【第1位】136票 YOU

 829日生まれ。1985年、アイドル歌手としてデビュー。1988年、バンド「FAIRCHILD」のボーカルとして再デビュー。1991年『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ系)にレギュラー出演し、これ以降バラエティで活躍。


【第6位】24票 エド・はるみ

【第7位】22票 荻野目慶子

【第8位】18票 高島礼子

【第9位】10票 ハイヒール・モモコ

【第10位】7票 三原じゅん子

【第11位】6票 陣内貴美子

【第12位】5票 杉田かおる

【第13位】3票 南 果歩

【第14位】2票 河野景子

【第15位】1票 向井亜紀


2024年還暦を迎える芸能人>「この人も今年60!?」なメンバーずらり -https://www.crank-in.net/column/138242/1 

毒舌タレント人気ランキング

【第1位】マツコ・デラックス:137

「毒舌だけど、周囲の方々につねに気を遣いながらお話をされていて、好感が持てる」

「あらゆることに博識で、知識と経験にもとづいたうえで率直な感想を述べているので、ただ相手を拒絶したり暴言を吐いているのではない、と感じることができるから」

「あの大柄体型にしっかりメイク。おもしろいことも言うし、見ていて笑える」

「自分自身のよくないところも自覚してさらけ出したうえで、他者への毒舌発言や鋭い指摘などをしているので、見ていて不快感や意地悪さを感じない。すっきり見られる」

「はっきり言ってくれてスッキリする。ちゃんと筋が通っているから好き」


【第2位】有吉弘行:73

「言葉選びが絶妙で独特で、センスがあるから」

「自分と価値観が同じように思える。トークの内容が、まさに自分が思っていたことと同じことを言う場面もけっこうあるため」

「見ていておもしろいし、嫌みを感じないから。昔のことを思うと、こういうジャンルでよかったなと思います」

「司会進行がうまい。芸人をおもしろくいじってくれるし、毒舌をはいた後の笑顔がかわいい」

「ある程度場をわきまえていると思うから」


【第3位】ビートたけし:43

「毒舌でも正論だ、と思うことが多々あるから」

「意外と優しさを持ち合わせていそうだから

「発言内容がごもっともなので、聞いていて不愉快にはならない」

「毒舌と、口が悪い・性格が悪いのは違う。ビートたけしには、知識や人生経験などに裏打ちされた、説得力のある一言二言に魅力があるから、こちらもその毒を受け入れられる」

「発言に根拠がある。かなり読書などして勉強されていると感じる」


【第4位】上沼恵美子:37

「とにかくおもしろい。嫁姑問題、夫婦間の話に共感できる」

「歯に衣着せぬ物言いが好き。大阪弁も心地いい」

「いつも正直で明るく、思ったことは気持ちいいほどはっきり発言されて勇気をもらえる。笑いも絶対にあり、楽しい」

「生活のなかで『あるある』『そうやねん』と心のなかに潜む闇をスパッと言い当てながら、同調できる小気味よさが、もやもやを払拭してくれる。あとくされなし」


【第4位】高嶋ちさ子:37

「バイオリニストとして一芸に秀でており、いままでの人生で大変なご苦労をされていると思うから」

「家族との会話も毒舌混じりでキツイけど、顔は笑顔だし、その毒舌さえも嫌な言い方ではない」

「自分が思ったことをズバッと発言しており、見ていておもしろい。毒舌だけど誰も傷つけず、かつ自分を持っているためかっこいい」


「いちばん嫌いな毒舌タレント」3位ひろゆき、2位泉ピン子、僅差で1位となったのは?【500人に聞いた】https://news.yahoo.co.jp/articles/1ec0569ba74ba510d3ac32a491be1905d711a188

2024年3月 1日 (金)

《平河天満宮》

江戸平河城城主の太田道灌公が、ある日に菅原道真公の夢を見た。

そして翌朝、菅原道真公自筆の画像を贈られた夢を霊夢だと思い、文明十年(一四七八年)に城内の北へ施主となり天満宮を建立した。(「梅花無尽蔵」から)

その後も周囲に多くの梅の木を植えて、「梅林坂」と呼ぶようになり、今も皇居の平川門内に名が残っている。

徳川家康公の江戸平河城入城後、間もなく築城のため本社を平川門外に奉遷したが、慶長十二年(一六七年)二代将軍秀忠公に依り、貝塚に奉遷されて、地名を平河町と名付けられた。
徳川幕府を始め紀州、尾張両徳川家、井伊家等の祈願所となり、新年の賀礼には、宮司は将軍に単独で拝謁できる格式の待遇を受けていた。
また学問に心を寄せる人々は、古来より深く信仰して、名高い盲目の学者塙保己一や蘭学者高野長英等の逸話は、今日にも伝えられている。
現在も学問特に医学や芸能、商売繁盛等の祈願者が多くある。

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納豆豆腐

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ちくわは魚に見立ております。

生わさびを入れたら、

つーん!と鼻にきました。

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