『アマテラスの暗号』伊勢谷武
神道とはなにか? 天皇家の正統性とは? 日本人はどこからきたのか? われわれにとってタブーでありつづけた、古代史究極の謎。──その鍵は最高神“アマテラス"、そして宮中最大の秘祭 “大嘗祭"に封印されていた……。
(この小説における神名、神社、祭祀、宝物、文献、伝承、遺物、遺跡に関する記述は、 すべて事実にもとづいています)
根幹にあるのは日本人のルーツを探った、ドキュメント内容。しかし敢えて小説にしたのは、松本清張『火の路』を想起させられた。
岸田文雄首相が2023年夏休み読書用に購入した、といのも面白い。
【あらすじ】
元ゴールドマン・サックス(NY)のデリバティブ・トレーダー、ケンシ(賢司)は、日本人父との四十数年ぶりの再会の日、父がホテルで殺害されたとの連絡を受ける。父は日本で最も長い歴史を誇る神社の一つ、丹後・籠神社の宗家出身、第八十二代目宮司であった。籠神社は伊勢神宮の内宮と外宮の両主祭神(アマテラスと豊受)がもともと鎮座していた日本唯一の神社で、境内からは一九七五年、日本最長の家系図『海部氏系図』が発見され、驚きとともに国宝に指定されていた。父の死の謎を探るため、賢司は元ゴールドマンの天才チームの友人たちと日本へ乗り込むが…。写真、挿絵、図、地図、系図など豊富な資料を用いた、臨場感あふれる新感覚の歴史ミステリー・エンターテインメント!!
<内容紹介>
アメリカに住む賢司のもとへ、離婚して日本で暮らす父がニューヨークのホテルで殺されたと連絡が入る。
父の死の謎を追ううちに、いつの間にか日本古代史の謎にも踏み込んでいくことになる。
「天照大神」の正式名は「天照国照彦天火明櫛甕玉饒速日命」という男神で、以下のの4つに分割できる。
「天照国照彦(アマテルクニテルヒコ)」
「天火明(アメノホアカリ)」
「櫛甕玉(クシミカタマ)」
「饒速日命(ニギハヤヒノミコト)」
これらの神名は日本神話に登場して、神社でも祀られて「多次元同時存在の法則」では同一神「天照大神」だという。
(1)神様に適用されるものであり、人間には適用されない
(2)神様の世界は時間と空間を超越している
(3)神様は分身を創る事がある
(4)神様は別の名前で表現される
(5)同じ名前の神様は同一神です
「国記」「天皇記」が現存していれば、解釈もある程度絞られてたのかもしれない。想像力を刺激する説を生み出す素にもなっている。
日本に生まれた日本人としては、母国の誕生神話にもっと興味を持つ人がいても良い。
ミステリーの謎解きと、古代史の謎に深く踏み込み、知的好奇心を快く擽ってくれる作品でした。
★ 文藝春秋社のミステリー通編集者"による"冬休みの読書ガイドに2020年の傑作ミステリーはこれだ【国内編】に選出
★ 読んで三田大賞(慶應義塾出身者の読書クラブ)2020年 第3位
★ 岸田文雄首相が2023年の夏休み読書用に購入
◆ 著者から:
最初にこの話を聞いたときは、単なる笑い話だと思っていました。
しかし、次第に「偶然だったとしても面白いね」になり、気がつくと「もしかしたら……」に変化していました。
そして興味を持ちいろいろ調べると、戸惑いはいつの間にか「合理的に否定するのはむずかしい」になり、遂に、とうとう……。
もし日本のルーツに興味をお持ちなら、あなたもこの不思議な迷宮を旅してみませんか?
https://www.amazon.co.jp/アマテラスの暗号-伊勢谷-武/dp/433152308X
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