たらちね【垂乳根】 の解説
たらちね【垂乳根】 の解説
《枕詞「たらちねの」から》
1 母。母親。
「—の消えやらで待つ露の身を風より先にいかでとはまし」〈増鏡・新島守〉
2 親。両親。父母。
「—はいかに哀れと思ふらむ三年になりぬ足たたずして」〈今鏡・六〉
3 父。父親。
「—もまた垂乳女 (たらちめ) もうせはてて頼む陰なき歎きをぞする」〈拾玉集・一〉
たらち‐め【垂乳女】 の解説
《「垂乳根 (たらちね) 」からの類推で生じた語》生みの母。母親。
「—や止まりて我を惜しまましかはるにかはる命なりせば」〈千載・哀傷〉
出典:デジタル大辞泉(小学館)
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