🈑<サスペンス劇場>浅見光彦シリーズ37 長崎殺人事件
ルポライター浅見光彦は老舗のカステラ屋の娘、春香から手紙で殺人事件の容疑で逮捕された父親を助けてほしいと懇願され、長崎へ。事件の真相は?
4月5日 金曜 12:00 -14:00 BSフジ・181
🈑<サスペンス劇場>浅見光彦シリーズ37 長崎殺人事件
ルポライターの浅見光彦(中村俊介)あてに長崎の老舗のカステラ屋「松翁軒」の娘、松波春香(前田亜季)から、助けてほしいという手紙が「旅と歴史」編集部に届いた。
春香の父、公一郎(長谷川哲夫)が、機械による大量生産のカステラ屋「山庄」の山岡庄次(諏訪太朗)を殺害した容疑で長崎南署に逮捕されたという。凶器の短刀から公一郎の指紋が採取されたというのだ。
浅見は兄、警察庁刑事局長の陽一郎(榎木孝明)から、大学の同期で長崎県選出の稲垣代議士からの、行方不明の人物を探してほしいという依頼に便乗して、長崎に行くことになった。
長崎は「神の島」にレジャーランドを作る観光開発計画があり、賛成と反対で真っ二つに分かれている。稲垣代議士は推進派だが、行方不明になった後援会幹部の荒井省三(柴田林太郎)は開発計画に反対だったという。
浅見は荒井省三の資料がそろうまでの時間を利用して、山岡が殺された事件の捜査本部を訪ねた。被害者の山岡は開発計画の賛成派の急先鋒で、容疑者の公一郎は反対だった。浅見は「松翁軒」を訪ね、手紙の主、春香と会う。春香は父の無実を信じているが、事件当日、眼鏡橋で公一郎が島原の造り酒屋の山崎柚紀子(音無美紀子)と密会しているのを見たという。浅見は新たな殺人事件に遭遇する。 グラバー園の蝶々夫人像の左手人さし指にぶら下がった、銀の鎖の十字架のペンダントの意味とは?
<出演者> 浅見光彦:中村俊介 松波春香:前田亜季 水島刑事:小野武彦 松波公一郎:長谷川哲夫 竹田:冨家規政 山崎柚紀子:音無美紀子 浅見陽一郎:榎木孝明 浅見雪江:野際陽子 ほか
<スタッフ>
原作:内田康夫
企画:成河弘明
プロデューサー:小林俊一、金丸哲也、大下晴義
脚本:峯尾基三
演出:林憲昭
音楽:渡辺俊幸
制作:フジテレビ/彩の会
『長崎殺人事件』内田康夫
「殺人容疑をかけられた父を助けてほしい」。作家の内田康夫のもとに長崎から浅見光彦宛の手紙が届いた。早速、浅見に連絡をとると、彼は偶然、長崎に。名探偵・浅見さえも翻弄する意外な真相とは。
作品の舞台が歴史ある長崎というが惹かれる。異文化がたくさん残されている港街は一度でも行ったら忘れられない。
長崎カステラには老舗があり、最も古いのが松風軒だと代々の主人は言い伝えてきた。昭和初期から戦前にかけて文化堂は東京、大阪に拠点を移して菓子メーカーとしての地位を森永や明治など大手企業数社に次ぐほどになっている。福乃屋も地元長崎での売上高は実力を誇っている。文化堂の名前に対して味の点では福乃屋が上だとイメージをつくり上げてしまった。松風軒が時流に乗り遅れた。小説のなかでいう松風軒は松翁軒、文化堂は文明堂、福乃屋は福砂屋でしょうか。たしかに長崎のカステラの味わいは、異国情緒がある。そんな長崎への想いも小説に生かされている内容でした。
舞台が長崎なので、長崎弁を字幕放送で観ている。ドラマそのものより、歴史ある伝承の話し言葉がインパクトある。『007シリーズ・九州弁字幕編』を連想してしまった。
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