🈑<土曜午後スペシャル>妻は多重人格者
自分の中に棲む別人格と闘う妻を支え守り抜いた夫と家族の壮絶な実話をドラマ化。
6月1日 土曜 14:00 -15:55 BSフジ
画家を目指す矢島真司(高嶋政伸)は、多額の借金を繰り返す妻・亜希子(松下由樹)の行動に悩み苦しんでいた。遂に金も底を尽き、解決の手段を見失った真司は、亜希子と共に死を決意する。だが、その瞬間、亜希子が全く別の人物となり豹変したのだ。その時初めて妻が多重人格者であることを悟った真司は、妻のため家族のために、その症状と戦うことを決意するのだった。
【出演者】矢島真司:高嶋政伸 矢島亜希子:松下由樹 松田静夫:益岡徹 矢島克則:橋爪淳 安田明子:市毛良枝 吉村幸子:辻沢杏子 本多:不破万作 多田義勝:中丸新将 白井明彦:飯田基祐 安西:正名僕蔵 ほか
原作:花田深「妻は多重人格者」(発行 創美社/発売 集英社)
脚本:稲葉一広
企画:和田行、金井卓也
プロデューサー:鈴木伸太郎、朝妻秀明
演出:星田良子
制作:フジテレビ/共同テレビ
https://www.bsfuji.tv/tumahatajuujinkakusha/pub/index.html
花田深「妻は多重人格者」(創美社)
夫の限りない愛が多重人格の妻を救った。
身に覚えのない多重債務の泥沼、原因は妻の多重人格だった。夜逃げ、自己破産に追い込まれた家族。妻の中に棲む五人の別人格との対決から和解までを描いた渾身のノンフィクション。
村上龍氏推薦
「これほど不可思議で、悲しみに溢れながら、夫婦・家族の愛情を描いたノンフィクションは見たことがない」
多重人格者の中の別人格が「表」に出て事件を起こしたらその責任は誰が取るのか?
フジテレビでドラマ放映の原作『妻は多重人格者』改題作。実際に起こった壮絶な記録。
「妻に棲む別人 多重人格の出現 ヤミ金との激闘編」
シズが登場したとき、シズはいきなり目の前のボールペンを握りしめて、町沢医師に襲いかかった。
まわりに武器となるものが見当たらなかった。目の前にはボールペンしかなかった。
それを握りしめて町沢医師を突き刺そうと振りかぶった。
「よくもカオリを手なずけやがったな」
町沢医師も男だ。シズよりは力がある。
ボールペンを払いのけ、反撃し、シズの手を押さえ込んで叫んだ。
「人間になりなさい。人間としての正しい行いをしなさい」
(本文より)
フジテレビでドラマ放映の原作『妻は多重人格者』改題作
【目次】
はじめに
破滅の前触れ
取り立てに追われる日々
そして夜逃げ
「あなたに復讐したかった」
妻の不思議な能力
再びのヤミ金地獄
ヤミ金業者めぐり
すべてを失って
多重人格
現れた交代人格
交代人格との和解
ヤミ金への反撃
http://www.810.co.jp/hon/ISBN978-4-8024-0006-0.html
花田深
1948年、島根県生まれ。広島大学理学部地学科卒業。フリーの助監督としてテレビ、劇映画、記録映画に従事。1991年、サウジアラビア・日本合作劇映画『リトル・シンドバット小さな冒険者たち』で初監督。2004年、『妻は多重人格者』出版。フジテレビでドラマ化された。