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2024年5月 9日 (木)

『湘南海岸殺人事件』斎藤栄

大友部長の策動で、風見は小田原に転勤を命ぜられた。怨みはやがて殺意に変わり、綿密な殺人計画が練られていく。

〈駆逐されてたまるものか!〉

ゴルフと釣りが趣味の大友をどう殺すのか? そして、ついに磯釣り中の大友を、海に突きおとした! 

完全犯罪の成立、とほくそ笑む風見だが、意外な展開が待っていた! 


愛憎うずまく湘南を舞台に、様々な惨劇を描いた傑作8編を収録。

【目次】

ポケベル殺人

稚児ガ淵の呪詛

腐った海

殺人者の指

黒い海の花

氷川丸・幻の出航

油壺の殺意

〈初版発行: 1987年〉

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斎藤栄(さいとう・さかえ)

1933(8)、東京太田生まれ。

中学時代から「血妖会殺人事件」などの習作を著し、神奈川県の湘南高校在学中に、石原慎太郎らと同人誌「湘南文芸」を発行。不弔の筆名で作品を発表。高校時代には中篇「輝紫蛇邸殺人事件」を書いた。東京大学法学部卒。不在クラブ会員。宝石賞受賞作家の親睦団体GEMの会会員。

1960年「星の上の殺人」が「宝石」「面白倶楽部」共催のコント募集に佳作入選し、「宝石」に掲載。

1962年「女だけの部屋」が宝石中編賞候補作となり、「宝石」に掲載。

1963(38)、「メバル」が「宝石」の新人二十五人集に掲載。

1963年(機密」が第二回宝石中編賞を受賞。

1963年「愛と血の復活」が江戸川乱歩賞候補となる。

1965年「愛と血の港」が江戸川乱歩賞候補になる。「愛と血の港」は1968年刊行され、1969年に第22回日本推理作家協会賞の候補となる。

1966年「殺人の棋譜」が第12回江戸川乱歩賞を受賞。

1967年に刊行した「真夜中の意匠」が、1968年に第21回日本推理作家協会賞の候補となる。

1969年刊行した「紅の幻影」が1970年に第23回日本推理作家協会賞の候補となる。

1979年刊行した「方丈記殺人事件」が「週刊文春」の79年「傑作ミステリーベスト10」の6位に選ばれる。

1982年作品中の被害者の霊を慰める「執筆殺人供養碑」を建立。

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