『湘南海岸殺人事件』斎藤栄
大友部長の策動で、風見は小田原に転勤を命ぜられた。怨みはやがて殺意に変わり、綿密な殺人計画が練られていく。
〈駆逐されてたまるものか!〉
ゴルフと釣りが趣味の大友をどう殺すのか? そして、ついに磯釣り中の大友を、海に突きおとした!
完全犯罪の成立、とほくそ笑む風見だが、意外な展開が待っていた!
愛憎うずまく湘南を舞台に、様々な惨劇を描いた傑作8編を収録。
【目次】
ポケベル殺人
稚児ガ淵の呪詛
腐った海
殺人者の指
黒い海の花
氷川丸・幻の出航
油壺の殺意
〈初版発行: 1987年〉
斎藤栄(さいとう・さかえ)
1933年(昭8)、東京太田生まれ。
中学時代から「血妖会殺人事件」などの習作を著し、神奈川県の湘南高校在学中に、石原慎太郎らと同人誌「湘南文芸」を発行。不弔の筆名で作品を発表。高校時代には中篇「輝紫蛇邸殺人事件」を書いた。東京大学法学部卒。不在クラブ会員。宝石賞受賞作家の親睦団体GEMの会会員。
1960年「星の上の殺人」が「宝石」「面白倶楽部」共催のコント募集に佳作入選し、「宝石」に掲載。
1962年「女だけの部屋」が宝石中編賞候補作となり、「宝石」に掲載。
1963年(昭38)、「メバル」が「宝石」の新人二十五人集に掲載。
1963年(機密」が第二回宝石中編賞を受賞。
1963年「愛と血の復活」が江戸川乱歩賞候補となる。
1965年「愛と血の港」が江戸川乱歩賞候補になる。「愛と血の港」は1968年刊行され、1969年に第22回日本推理作家協会賞の候補となる。
1966年「殺人の棋譜」が第12回江戸川乱歩賞を受賞。
1967年に刊行した「真夜中の意匠」が、1968年に第21回日本推理作家協会賞の候補となる。
1969年刊行した「紅の幻影」が1970年に第23回日本推理作家協会賞の候補となる。
1979年刊行した「方丈記殺人事件」が「週刊文春」の79年「傑作ミステリーベスト10」の6位に選ばれる。
1982年作品中の被害者の霊を慰める「執筆殺人供養碑」を建立。
« トーマス・マン『魔の山』について | トップページ | 小説新潮臨時増刊 ミステリー大全集「昭和名作推理小説」 »
この記事へのコメントは終了しました。



コメント