『闇のまにまに』内田春菊(1986年 初版 青林堂 )
「月刊漫画ガロ」に掲載された、芸術性のある短編マンガ作品集。
クラスメイトと名乗る女子から貰ったチョコレートを食べた水島樹権(じゅごん)。翌日、彼の身体に異変が……(「吸血少女」)。
仲良しの男女グループの中で、唯一実家住みの女子大生が抱いた違和感。その正体とは……(「真相」)。
吸血鬼、フランケン、幽霊などの怪異を取り扱ったものから、人間の心の深淵を暴くサイコホラーまで、幅広い「恐怖」を扱った内田春菊渾身の作品集。
吸血少女
少女フランケン
恐怖三話
真相
わたしというにんげん
不幸の靴音
ブルイ・ドン
かいだん
奥さん渡辺です
「月刊漫画ガロ」掲載となったデビュー当初の作品が並んで初々しい。
絵的にはほぼ完成されていて、マンガとしての反応も良かったんだろうと思われる。エッチなコマも処理が手慣れていて、エロ雑誌のようないやらしさは感じられて、将来有望な新人として迎えられたに違いない。
比較的に新しいマンガから読まれた人には、拙い部分も感じるかも知れない。
内田 春菊 うちだ しゅんぎく
女性 生年月日 1959/8/7
星座しし座 干支 亥年
血液型 A
出身地 長崎県
身長 160 cm
URL http://shungicu.com/
ブログURL http://ameblo.jp/shinshungicu
プロフィール 1984年、四コママンガで漫画家デビュー。以来、幅広いファン層に支持される。1993年、初めての小説『ファザーファッカー』を出版、直木賞候補となる。1994年、『私たちは繁殖している』『ファザーファッカー』の2作品で第4回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞。ボーカリスト兼ダンサーとしては、上田現のツアーメンバーとして参加経験あり。俳優としても、国内にとどまらず海外でも評価を得ている。
代表作品1 BS松竹東急『悪女のすべて』レギュラー(出演・ナレーション)
代表作品2 TOKYO MX『アキラくん』レギュラー
代表作品3 邦画『ファミリープラン』
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