『紀州のドン・ファン―美女4000人に30億円を貢いだ男』野崎幸助(講談社+α文庫)
付き合った女は4000人、使ったカネは30億! 「美人とやりたい」、その一心だけで無一文から大富豪に上り詰めた男の一代記とんでもない男がいた!
幼いころから「美人と付き合いたい」と願い続け、そのためには大金持ちになるのが近道と、鉄屑拾い、コンドーム訪問販売、金融業など様々な商売を経て、裸一貫から成り上がった男の痛快自伝。
商売が上手くいくコツ、金持ちになるための心構え、女性を口説く技から、75歳になってクスリいらずの生涯現役法まで、すべてを赤裸々に語った!
文庫書き下ろし
第1章 50歳下の愛人は大金とともに去りぬ
第2章 「若さ」と「馬鹿さ」の日々第3章 転機――「どうも、コンドーム屋でございます」
第4章 高度経済成長の波に乗れ
第5章 よく稼ぎ、よく遊ぶ
第6章 心を読めばナンパも仕事も上手くいく
第7章 人生、山もあれば谷もあるさ
第8章 老け込んでなんて、いられない
講談社 (2016/12/20)
戦後まもない昭和20年代半ば、和歌山の田舎でひとりの少年が性に目覚めた。美女と付き合いたい。それには大金持ちになるのが一番だ。そう決心して以来、鉄屑拾い、コンドーム訪問販売、金融業となんでもやった。そして手に入れた億単位のカネと、美女に囲まれて暮らす日々。たとえ他人に馬鹿にされようと、本気で願えば夢は叶う。
野崎幸助[ノザキコウスケ]
1941(昭和16)年、和歌山県田辺市生まれ。酒類販売業、不動産業などを営む実業家。地元の中学を卒業後、鉄屑拾い、訪問販売員、金融業など様々な商売を手掛け、裸一貫で億単位の財を成す。
【和歌山 6000万円窃盗事件】
2021年4月28日に死亡時の妻Bが殺人容疑で逮捕された。しかし、決定的な証拠が出てきておらず、地元記者らは和歌山毒物カレー事件を引き合いに冤罪の可能性を指摘している。2024年5月時点で動機の詳細は不明である。初公判は9月12日に行われた。
死亡した男性は、1941年(昭和16年)に和歌山県田辺市で7人兄弟の三男として生まれた。地元の中学を卒業後働き始め、酒造メーカー訪問販売員や金融業などを手掛けた。その後、コンドームを訪問販売する仕事で成功し、それを元手に投資や金貸しを行うことで数十億の財産を築くに至り、「紀州のドン・ファン」と呼ばれていた。
女好きでも知られており、美女4,000人に30億円を貢いできたと自称している。2016年2月に27歳の自称モデルの女性に現金600万円と5,400万円相当の宝石類など合計6,000万円を盗まれたが「6,000万円なんて自分にとっては紙くず。窃盗事件もいい経験だ」などと発言して話題となった。
2018年2月8日、55歳年下の女性B(当時21歳)と結婚した。同年5月24日午後10時半ごろ、自宅2階の寝室で倒れているAを20代の妻と60代の家政婦が発見、119番した。行政解剖で、血液や胃などから多量の覚醒剤成分が検出される。墓は田辺湾を望む高台の田辺市営墓地にある。
事件当日の2018年5月24日、自宅にいたのは夫妻A、B、家政婦の3人のみであった。午後3時ごろ、夕食の支度を終えた家政婦が外出し、AとBは2人きりになる。この間にAは夕食を済ませ、寝室に戻ったと見られている。一方、Bは、自分は2階には上がっていないと供述した。午後10時ごろ、家政婦とBにより、Aが寝室で倒れているのが発見された。その場で死亡が確認され、死亡推定時刻は午後9時ごろとされた。解剖の結果、致死量を超える覚醒剤が検出され、死因が急性覚醒剤中毒であったことが判明した。当時自宅にはBと家政婦しかおらず、防犯カメラにも何も映っていなかった。当日の夕食は家政婦が用意した鍋料理であったが、夕食時には家政婦は帰宅しておりAとBだけであった。
Aの腕などに注射跡はなく、また覚醒剤成分が長く残留する毛髪検査でも覚醒剤成分が検出されなかったため、覚醒剤を経口摂取させられたと推測されている。Aの所有する酒類販売会社にあった2000本以上のビールの空き瓶や飼い犬の死体からも覚醒剤成分は検出されなかった。また、事件の直前に死亡した飼い犬の葬儀を予約するなど自殺する事情がないことから、何者かに覚醒剤を摂取させられた可能性があるとみられている。
2021年4月28日、Bは覚醒剤を使用してAを殺害した被疑者として、殺人容疑と覚醒剤取締法違反容疑で和歌山県警察に逮捕された。Bは事件前に覚醒剤について調べた形跡があり、また覚醒剤の密売人と接触した可能性が指摘されている。
同年5月19日、和歌山地検はBを殺人と覚醒剤取締法違反の罪で和歌山地裁へ起訴した。なお、2023年4月時点で初公判は開かれておらず、公判日程も決まっていない。
2022年4月9日、BがAの会社の資金を横領した疑惑に関しては、2022年4月6日に嫌疑不十分により不起訴となった。
2024年5月時点で、公判の目途は立っていないという。裁判開始までに時間がかかっていることについて、弁護士の若狭勝は「分からないことが多くある事件。弁護団とすると徹底的に争うという姿勢を抱いているんだと思う」と見解を述べている。
約13億5000万円とされるAの遺産については、「全財産を田辺市に寄付する」としたAの遺言書が見つかったとして、田辺市が受け取る方針を明らかにした。一方で、弁護士の高橋裕樹によると「相続人ではない第三者に全額を相続するという遺言でも、妻、子供、親には『遺留分侵害請求権』が認められている」ため、Bは6億7500万円を受け取れる可能性がある。しかし、殺人罪で有罪が確定すると遺産を一切受け取れなくなるため、遺産の行方も注目されている。
Aの「全財産を田辺市に寄付する」と書かれた遺言書をAの兄ら4人が「偽造だ」として、2020年に遺言書の無効確認を求め地裁に提訴した。市や訴状によると、遺言書は平成25年2月8日付で「いごん 全財産を田辺市にキフする」と紙に赤ペンで手書きされていた[16]。田辺市側とAの親族が遺言書の有効性を争った裁判で、2024年6月21日に和歌山地裁(高橋綾子裁判長)は「有効」とする判決を言い渡した。7月2日、親族側は判決を不服として大阪高裁に控訴した。
【Wikipedia】より
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