[字]サスペンス劇場 浅見光彦シリーズ9斎王の葬列
9月27日(金) 12:00〜14:00
BSフジ
映画「斎王の葬列」の関係者をめぐって起こる連続殺人事件の謎を浅見光彦が解き明かす。
番組内容
内田康夫原作の"浅見光彦シリーズ"の9回目。伊勢で行われた映画「斎王の葬列」のロケをバックに、映画関係者をめぐって起こる連続殺人事件の謎を解き明かすフリーのルポライター浅見光彦(榎木孝明)の活躍ぶりを描いていく。
斎王の取材で伊勢を訪れたルポライターの浅見(榎木孝明)は、劇団東京ユニコーン製作の映画「斎王の葬列」伊勢ロケをコーディネートした地元、甲東木材製作所専務、長屋明正(近藤弐吉)の死体が、ダムで見つかったことを知る。
続いて今度は、劇団のマネジャー、塚越綾子(河合亜美)が、小道具を積み込んだトラックの上で死体となって発見された。
明正の時と同じように死体の傍らには銅の不気味な人形代(ひとかたしろ)が残されている。
"連続殺人事件"とみた浅見は、明正の父、敬三(西田健)と映画の製作費を出し、社員の綾子を派遣した大手ゼネコンの社長、喬木(清水章吾)に近づき、事件が明正と映画でヒロインを演じている小宮山佳鈴(高橋かおり)に関わりのあることを推理する。
<出演者>
浅見光彦:榎木孝明
小宮山佳鈴:高橋かおり
白井貞夫:梨本謙次郎
久米美佐子:島崎路子
望田:井原啓介
長屋明正:近藤弐吉
塚越綾子:河合亜美
江間:でんでん
藪:青島健介
喬木英一:清水章吾
浅見陽一郎:西岡徳馬
浅見雪江:野際陽子
ほか
<スタッフ>
企画:清水賢治、瀧山麻土香
プロデューサー:中曽根千治、金丸哲也、小林俊一
原作:内田康夫
脚本:大久保昌一良
音楽:渡辺俊幸
監督:小林俊一
制作フジテレビ
『斎王の葬列』内田康夫(角川文庫)
帝の名代として伊勢神宮に仕えた皇女たちの生涯は、儚い哀しみの歴史に包まれている。その斎王伝説を題材に、滋賀県土山町で映画のロケが行われていた。
ところが現場付近のダムで、男性の水死体が発見されて、容疑がロケ隊のメンバーにかかってしまう。
監督の白井は高校時代の旧友・浅見光彦に嫌疑を晴らして欲しいと依頼するが、その直後に第二の殺人が発生した。真相を追う浅見は、やがて34年前の皇太子御成婚前夜に起きた惨劇に辿りつくが――。
「斎王」にまつわる歴史的なことや知識が書かれて、展開が停滞する前半はなかなか進まない。現場に浅見光彦が登場するのは三割過ぎてからになり、映画のロケーションと刑事が堂々巡りしている。
後半の展開は実質一時間半のドラマより、原作小説のほうが充実している。人間心理や心のひだが細やかに書かれている。
加害者側にいる人物像が省略されているTVドラマは、上滑りのような結末へ向かってしまう。映画撮影となっている原作に対して、地方での演劇舞台というのもショボい感じだ。そして情感が今ひとつな印象は否めない。
【斎王の伝承】
斎王の歴史は日本神話の時代まで遡る。語り継がれる伝説の初代斎王は、天照大神の御杖代であった豊鍬入姫命。そのあとを継ぎ、天照大神の鎮座される場所を探し諸国を旅し、伊勢の地にたどり着いた倭姫命。倭姫命は、伊勢の地に入り、佐々夫江行宮を造り、カケチカラ行事の発祥となる伝説をつくった。
これが斎王と明和町との縁となったのか、斎王制度が確立し、斎王が天照大神に仕えた場所・斎宮は、伊勢神宮からおよそ15km離れた伊勢神宮領の入口につくられた。
https://japan-heritage.bunka.go.jp/ja/stories/story007/ より。
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