ドラマ「振り返れば奴がいる」の最終回は石川玄が重篤な病に侵されて、手術の末に亡くなると衝撃的な展開。
「別離」あらすじ
人間ドッグで悪性の胃ガンであるのが判明した石川は、中川(鹿賀丈史)からそのことを隠されていた。
司馬(織田裕二)は石川の手術に全力でドクターとして臨むが、手術自体は成功しても、容体は急変して亡くなってしまう。
石川が亡くなる間際、司馬は胸骨圧迫をしながら「戻ってこい、石川!」と叫んだ。
その後、司馬は恨みを持っていた男に刺されて、路上に倒れてしまう衝撃のラストシーン。
再放送で今観ても唐突なくらい、主人公ふたりが死んでしまうので、放送当時は最終回はインパクトある幕だったに違いない。このラストシーンがクランクアップ直前に変更された。演じていた本人が死んだほうが良いと提案があり、脚本が変更になったという。
「振り返れば奴がいる」は1993年1月より、フジテレビ系列の「水曜劇場」で放送されたテレビドラマ。脚本は三谷幸喜で、クールな男性医師同士のプライドをかけた闘いが描かれていた。喜劇を創作してきた彼の唯一のシリアスな医療ドラマとなっている。反面において相当な推敲された、計算のうえの展開であり話題作になっていると感じる。三谷幸喜ならではの考え抜かれた脚本だろう。
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