『おかしな刑事スペシャル』シリーズ第21弾
ベテラン女詐欺師が殺害事件が発生。
しかも鴨志田が”アポ電強盗”未遂に…!
事件を追う鴨志田は、被害者が死の直前、”裏切り者”について話していたのを知る。その裏切り者とは誰なのか…。
複雑に絡み合った事件の真相、そして詐欺師父と娘の愛憎をひも解いていく。
テレビ朝日2024年9月17日(火)13:50~15:50再放送
◆あらすじ
鴨志田新一(伊東四朗)は警視庁東王子署の警部補。別れた妻との間にもうけた娘・岡崎真実(羽田美智子)は警察庁刑事局のエリート警視だが、鴨志田と真実が実の親子だということは、職場の人間は誰も知らない…。
たまたま風邪をひいて休んでいた鴨志田のもとに、“アポ電強盗”の電話がかかってきた。鴨志田はだまされたふりをして3人組の強盗をおびき寄せて、見事逮捕に成功する。
翌日、東王子署管内のマンションの一室で、その部屋の住人・山田圭子(黒田福美)の死体が見つかる。圭子は夫を亡くした後、地元のオペラ同好会などに顔を出しながらひとりで暮らしていたらしく、死後40時間ほど経過しているようだった。
圭子は両手足を結束バンドで縛られた上で刺殺されており、防犯カメラを確認したところ、鴨志田のもとに押し入った3人組の姿が映っていた。彼らは一昨日、圭子の部屋に押し入り、その翌日に鴨志田のもとを訪れたらしく、鴨志田は「タイミングが悪かったら自分も危なかったのか…」とゾッとする。しかし、3人は殺人などしていないと、頑なに犯行を否定する。
さらに、思いもよらぬ事態が発覚する。なんと“山田圭子”というのは偽名で、本当の身元は“坂東頼子”という詐欺師であることがわかったのだ。
頼子は7年前、地面師の根岸良朗(ベンガル)、瀬川光(岡田浩暉)と組んで中堅ホテル会社をだまし、4億円を奪い取ったベテラン詐欺師だった。その地面師詐欺の後、根岸はすぐに逮捕されたものの、だましとった金はまた別の人間に奪われたと主張。頼子と瀬川の居場所は一向につかめないまま、結局、4億円の行方は今も謎だった。
事件を調べはじめた鴨志田は最近、頼子がオペラ同好会の仲間に「“イヤーゴ”がわかった」と話していたと知り、その言葉が気にかかる。イヤーゴとはオペラの演目『オセロ』の登場人物のひとりで、“裏切り者”を意味していた…。
もしや頼子は4億円がらみで殺されたのか!? 鴨志田と真実は手がかりを求めて根岸を直撃する。現在、詐欺から足を洗い、工場で働いている根岸は、娘・佐竹日菜子(大後寿々花)のためにもすっかり更生したと話すが、当の日菜子は父を恨んでいるらしく鴨志田たちが訪ねても取り付く島もなかった。
はたして、イヤーゴ=裏切り者とは誰のことなのか…!? そのイヤーゴが真犯人なのか…!?
鴨志田と真実は協力しながら、頼子の死の謎、そして7年前の地面師詐欺事件の深層に迫っていく。
日曜プライム『おかしな刑事スペシャル』
2019年10月20日(日)午後9:00~午後11:05、テレビ朝日系24局
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