日曜ミステリー 追悼 西田敏行さん 浅田次郎ドラマスペシャル「琥珀」[再]
テレビ東京10月20日(日) 14:00〜16:00 放送時間 120分
西田敏行さんのご冥福をお祈りいたします。
西田敏行×鈴木京香×寺尾聰!
感涙の浅田次郎原作を、脚本・岡田惠和でドラマ化。
米田勝己(西田敏行)は、存在感の極めて薄い巡査部長。定年を目前に控えているが、年下の上司・萩尾(春風亭昇太)に、退職日まで来ても来なくてもいいと言われてしまうほどだ。ところが、行きつけの喫茶店で偶然手にした小冊子に掲載された、『琥珀』という喫茶店の記事を見た途端、表情を強張らせる。急きょ有休を取り、新幹線で富山県魚津にある『琥珀』に向かう。なぜか25年前の未解決事件「吉祥寺・放火殺人事件」の資料を持って…。
マスターは、どこか哀しげな目をした荒井敏男(寺尾聰)。さらに港の漁協で働く人妻で、唯一の常連客・平井幸子(鈴木京香)が加わり、3人でひとときを過ごす。矢継ぎ早な幸子の質問に、いつも無口なのに、つい身の上を語り出す米田。かつて訪れた銀座の喫茶店『白馬』と荒井に接点があることを冊子で知り、懐かしくなってここへ来たという。
しかし3人にはそれぞれ事情があった。米田は刑事であることを隠し、荒井は亡き妻の写真に「ごめんね」と語りかけ、幸子はひとりになった途端に笑顔を消し、自宅へ向かう…。
それぞれが抱える闇を感じながら、3人は徐々に交流を深めていく。彼らを待ち受ける運命とは――。
【出演者】
米田勝己…西田敏行
平井幸子…鈴木京香
荒井敏男…寺尾聰
依田悟志…工藤阿須加
敦美…川島海荷
萩尾…春風亭昇太
川俣圭子…須藤温子
民宿の妻…白石珠江
平井武雄…菅原大吉
民宿の夫…志賀廣太郎
【原作】浅田次郎『夕映え天使』所収「琥珀」(新潮文庫刊)
【脚本】岡田惠和
【監督】雨宮望
【協力プロデューサー】石橋冠
【プロデューサー】山鹿達也(テレビ東京)、小松幸敏(テレビ東京)佐藤毅(東宝映画)
西田さんの刑事役や探偵物は、もっと観てみたかったなあ。
ドラマ導入部はテンポ良くて、喫茶店での三人場面は中弛み多くて、放火犯行の告白は忙しなくて、後半はゆとりなく終わってしまいました。原作の脚色展開についてバランスが良くないのでは?
浅田次郎『夕映え天使』(新潮文庫)
東京の片隅で、中年店主が老いた父親を抱えながらほそぼそとやっている中華料理屋「昭和軒」。そこへ、住み込みで働きたいと、わけありげな女性があらわれ……「夕映え天使」。
定年を目前に控え、三陸へひとり旅に出た警官。漁師町で寒さしのぎと喫茶店へ入るが、目の前で珈琲を淹れている男は、交番の手配書で見慣れたあの……「琥珀」。
人生の喜怒哀楽が、心に沁みいる六篇。
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