時代劇を演じた西田敏行さん
西田敏行さんは1947年11月生まれ。初めて大河ドラマに出演したのは、1972年放送で大河ドラマとしては10作目になる『新・平家物語』だった。源氏方である北条義時を演じている。 1973年放送の『国盗り物語』で弥八役を務めた後、1977年放送の『花神(かしん)』で山県狂介を演じた。そして1981年の『おんな太閤記』で豊臣秀吉役に抜擢される。
その後1984年『山河燃ゆ』では松本幸四郎さんと主演で天羽忠役を演じて、大河ドラマでの初主演となった。さら1988年『武田信玄』への出演を経て、1990年『翔ぶが如く』では主人公・西郷隆盛役を好演。この後1995年『八代将軍吉宗』で徳川吉宗、2000年『葵 徳川三代』で徳川秀忠を演じる。
さらに2003年『武蔵 MUSASHI』で内山半兵衛、2006年『功名が辻』で徳川家康、2013年『八重の桜』で西郷頼母役を務め、2018年『西郷どん』では西郷菊次郎役とナレーションも担当している。
そして大河ドラマへの最後の出演となったのが、2022年放送の『鎌倉殿の13人』だった。西田さん演じる後白河法皇は、源頼朝と源義経兄弟の分断を謀るなど狡猾な策士として、朝廷側の威信を守ろうとする「日本一の大天狗」を見事に演じきった。主人公・北条義時(演:小栗旬)が、西田さんが初めて大河ドラマに出演した時の役柄であるのも、今振り返れば縁を感じさせる。
このように大河ドラマでは昭和・平成・令和の3つの時代で計14作に出演。主演は4回と歴代最多を誇る。ちなみに織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の「戦国の三英傑」のなかで、秀吉と家康両方を演じたのは西田さんのみだった。
« にこにこ助六 | トップページ | 西田敏行さんの追悼番組 »
コメント