『相棒season23』第6話「薔薇と髭の夜明け」ヒロコママ大活躍!
毎週水曜夜9時より放送中のドラマ『相棒 season23』(テレビ朝日系)。
杉下右京(水谷豊)×亀山薫(寺脇康文)
オカマバー「薔薇と髭と…。」を経営するヒロコママは、今回で11回目の登場となる。
彼女の優しさと活躍が非常に際立った話。
彼女はNPO法人が運営する「たすけあい食堂」に力を貸していて、そこが脱税の隠れ蓑として使われた。主犯である幸田を問い詰めようと、死体の第一発見者、容疑者として追われる。
容疑者として警察から追われても、彼女は現場に知人である泉川の遺留品を見つけて、彼に自首してもらおうと奮闘する。
殺人だけでなく10年前の強盗にも、彼の容疑を完全に晴らそうと、持ち前の顔の広さで、もう1人の容疑者、矢野の元カノを見つけ出して特命係を呼び出す。
少し暗めになっている話を、彼女が明るく元気なだけで和む緩和剤として活躍する。
絶品料理”ヒロコスペシャル”を披露した。
ヒロコママはオカマバーを開く前は、焼肉店経営者なので料理上手なのだ。
容疑者であるヒロコママを自然に信じている亀ちゃんの心温まる演技も素晴らしい。
彼は徹頭徹尾「ヒロコママが人を殺す訳ない。寧ろ犯人と遭遇して拉致されているんじゃないか」と心配した。この人情味とヒロコママの懐の広さを描けるのは、初期の亀山薫を描きかつヒロコママ回をこれまでも複数回描いた岩下悠子脚本だからか。
もう一つの見どころは、泉川慎平(西銘駿)と矢野拓海(柾木玲弥)の関係てある。
家庭環境に苦労して、二人とも大学進学を諦めざるを得ない境遇だった。
たが泉川は新聞配達で費用を貯めながら大学進学を目指して、矢野は荒んだ生活を送り強盗計画に協力する予定と全く違う道を進んでいた。
そんな中、泉川は試験前日に高熱を出し仕事中に倒れ、矢野は偶然彼を救った事で運命の歯車が狂い出す。
泉川の熱意と想いを知った矢野は翌日の強盗計画をやめて、泉川の替え玉として試験を受け見事に合格した。
その後、泉川は教師の道を進み、矢野はイチから勉強をし直して司法書士になる。
しかし泉川は名前も知らない矢野に対して、感謝と罪悪感を持っていた。
矢野で強盗事件こそ断ったものの悪縁を切れず脱税に関与してしまった。
そんな二人が幸田の殺人現場で再会してしまう。そこで泉川は、矢野が殺人犯だと思うも恩に報いる為に庇い、矢野もまた人生を変えてくれた恩を感じて、替え玉受験については黙秘する。
だが特命係が全てを明らかにして、泉川は生徒に全てを打ち明け職を辞して矢野は脱税で逮捕される。
相手の為になると思った善意の罪でも、そのツケを10年まとめて払う結果となった。
泉川はやり直しを誓い、矢野も完全に悪縁を断った。何よりヒロコママなど、支えとなる人もいる。人の為に行動できる彼等なので、再起の時は必ずくるだろう。
「人生、生きてる限り勉強」であるとヒロコママが言う。
【関連記事】ドラマ「相棒season23」第6話「薔薇と髭の夜明け」では、“ヒロコママ”に殺人容疑がかかり、特命係の杉下右京と亀山薫が、行方不明になっている彼女を捜索する展開で幕を開けた。
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