西田敏行さん主演映画3作品を3夜連続放送 山田洋次監督からコメントも到着「喜劇のヒーローを演じる役者を失った」
BS松竹東急の放送枠「よる8銀座シネマ」では、10月に逝去された俳優の西田敏行さんをしのんで、12月25日(水)から「虹をつかむ男」「学校」「釣りバカ日誌7」の主演映画3夜連続で放送する。
12月25日(水)「虹をつかむ男」放送。
就職試験に失敗した平山亮(吉岡秀隆)は、柴又の家を飛び出して、旅の果てに四国・徳島県の小さな町に辿り着いた。亮は、白銀活男(西田さん)が経営する古ぼけた映画館・オデオン座でアルバイトとして働くことになる。映画館主の活男は、町の人たちに面白い映画を見せたい、と心から願っていた。
12月26日「学校」放送。
下町の一角にある夜間中学では、卒業式が近づいたある日、クラスメイトのイノさんが亡くなったという悲しい知らせが届く。突然の訃報に悲しむ教師・黒井(西田さん)と生徒たちは、授業を変更してホームルームの時間にイノさんの思い出を語り合う。級友たちは、イノさんとの日々を振り返りながらやがて人間の幸福について話し合うようになる。
12月27日(金)「釣りバカ日誌7」放送。
福井県の名勝、東尋坊で通りすがりの美女・彩子(名取裕子)と出会った、ハマちゃんこと浜崎伝助(西田さん)とスーさんこと鈴木一之助(三國連太郎)のコンビは、チヌ釣りを指南。楽しいひとときを過ごす。
その後、東京で一之助は歯科医の彩子と再会。彩子と抜け駆けのデートを楽しむため、伝助に嘘をつく。それに激怒した伝助は、断腸の思いで“断釣”し、絶交宣言。“釣りバカ”コンビ、最大のピンチとなる。
「ぼくは今でも、喜劇のヒーローを演じる役者を失った、という喪失感の中にいます。「学校」シリーズは企画の最初の段階から西田さんをイメージにおいていたし、彼なしにはつくれなかった。「釣りバカ日誌」シリーズもこの人がいなかったら、成り立たなかったはず。いくつになっても福島弁の抜けない、懐かしい人柄。小太りの肉体・響きの豊かなバリトンの声、愛嬌のある目元、ヨーロッパではこういう役者をクラウンというそうだが、あの姿がもう見られない。偉大な日本のクラウンが去ってしまったことを私は心から悲しく思っています。」山田洋次
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