韓国で再上映中の中山美穂さん主演『Love Letter』、若者から絶大な支持のワケ「20代観客が40代の2倍以上」
韓国では「30周年エディション」公開された『Love Letter』の観客は、20代が多くの割合を占めて40代以上の観客を2倍以上にになっている。
MZ世代は観覧した後で「女性主人公が雪原で“お元気ですか?”と叫ぶ場面は知っていたが、『Love Letter』の一場面だったとは知らなかった。こんなに切ない初恋のストーリーが積まれていると知っていいれば、とっくに観ていたはずだ。久しぶりに映画館で観ることができた、かすかな初恋の感情が完全に伝わる映画だった」という。
1995年公開された『Love Letter』は、1999年韓国に初公開された。
岩井俊二監督の繊細な演出、ヒロインの中山美穂さんの感性的な演技が、“初恋の純粋さ”を表現して韓国でも絶大な人気がある。
REMEDIOSの『A Winter Story』『Forgive Me』『Small Happiness』などの楽曲も、叙情的なピアノの旋律として観る者の思い出の郷愁をあたえる。
韓国で配給を担当する配給会社ウォーターホールカンパニーのチュ・ヒョン代表は「30代後半から50代まで“Love Letter第1世代”ファンの比重も高いが、20代が映画館に足を運び、今回の上映を観覧したことも、8万人という興行力の大きな土台となった」という。
リバイバル単独上映で、観客動員数8万人を記録するのは異例である。
それだけ韓国の人々にとって、昔の思い出の郷愁だけでなく、MZ世代にも“古典映画”ではなく“時代を越えた名作”として、世代を超えて愛されている。
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