日曜ドラマ『ホットスポット』(日本テレビ系)
(日)よる10時30分放送
山梨県のとある田舎町が舞台の“地元系エイリアン・ヒューマン・コメディー。
制作陣はバカリズムと2023年にドラマ『ブラッシュアップライフ』を生み出したチームが再集結。市川実日子演じるビジネスホテルに勤める遠藤清美が主人公で、清美がひょんなことから宇宙人と出会い物語はスタートします。
清美はシングルマザーで世の中の酸いも甘いも経験してきた。宇宙人の存在にも取り乱さず受け入れ、なぜか仕事や私生活のささいな騒動の解決を依頼するようになる。
作品の魅力は秀逸なバカリズム脚本、宇宙人を扱ったドラマや映画から見ても異色の作品。
宇宙人を題材なのに異世界との交流や地球侵略など、壮大な出来事は現時点ではまったく起きない。宇宙人が能力を使って実行したのは、10円玉を指で曲げるたりホテルのテレビを持ち去った犯人を見つけるなど、ささいなこと解決ばかり。
序盤で主人公が車事故を助けた以外は、大活躍ではない状況。宇宙人が登場する作品は、何かしら大きなトラブルや出来事が起きる。しかし『ホットスポット』は特別なことがなく、淡々と日常の様子が描かれる。
■出演者 遠藤清美/市川実日子 高橋孝介/角田晃広 中村葉月/鈴木杏 日比野美波/平岩紙 磯村由美/夏帆 奥田貴弘/田中直樹 中本こずえ/野呂佳代 沢田えり/坂井真紀 遠藤若葉/住田萌乃 長期滞在客の村上/小日向文世 小野寺充/白石隼也
第1話で宇宙人が誰なのか、重要な部分があっさりと明かされる。
宇宙人は角田演じる高橋孝介だが、見た目もファッションも冴えないおじさん。抜群の演技力で普通の中年を熱演してるが、能力を使うときも変身することなく、普通のおじさんのまま。独特な世界観がバカリズムワールド全開で、癖になってしまう中毒性を持っている。宇宙人・高橋が活躍する場面は独特なものばかり。
第2話では小学校の体育館にて、天井に挟まったボールを驚異的な運動能力で取る。
小学校の校庭に落書きする愉快犯を成敗するが、高橋自身もボールを取るために学校に不法侵入している。勧善懲悪な雰囲気もなく、何を訴えてるのか分からないままドラマは進んでいく。
主人公・清美を中心に、友人の日比野美波(平岩紙)と中村葉月(鈴木杏)が喫茶店やレストランでどうでもいい会話を展開する。
会話の内容は昔話からテレビを見た感想など世間話ばかり。そんな世間話はある要素が満載のセリフで構成されて、気持ちのいいテンポで3人が雑談を繰り広げる。
清美は同僚の都市伝説好きの磯村由美(夏帆)とも、他愛もない会話が絶妙にストーリーとリンクして、山梨県の田舎町に住んでいるような錯覚に引き込んでいる。
細かな伏線が用意されている。第2話で高橋に退治された愉快犯は、第1話にも声のみ登場していたのが後でわかる。
細かい設定やセリフにこだわっているので、現在行われている世間話が壮大な伏線になっている可能性もあり、緊張感を持たせてもいる。出演者も絶妙に気持ちのいいセリフを発している。独特なテンポ感は芸人として、傑作のコントやピン芸をしてきたバカリズムだからこそ作り出せる。その脚本を演技で表現できる俳優がそろっている。
【スタッフ 】
プロデューサー. 小田玲奈、小田井雄介、野田健太 ; チーフプロデューサー. 道坂忠久 ;
企画協力. マセキ芸能社 ;
制作協力. ソケット
日本テレビ 製作
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