ウィルキー・コリンズ『白衣の女』あらすじ
『白衣の女』ウィルキー・コリンズ(国会刊行会)
ある夏の夜に青年はロンドンからの帰路へ向かうと、純白のドレスに身を包んだ一人の美しい女性に呼び止められる。
恐怖とサスペンスに満ちた波乱万丈の展開。英国探偵小説の祖コリンズが描く、犯罪と陰謀、大いなる謎の物語。全2巻。
全身白い衣服に身をまとった女の物語で、美術教師ハートライトと、生徒ハルコムの視点から語られる。
発表と同時に大ブームを巻き起こす。書店に行列ができ、時の蔵相ウィリアム・グラッドストンは友人とのオペラ鑑賞をすっぽかしてまで読みふけったという。T・S・エリオットは、「最高の人間描写を含んでいる」と激賞した。
【あらすじ】
青年画家ウォルター・ハートライトはリメリジ家への家庭教師をする。就職前夜に荒野を行く途中で、白衣の女に呼び止められた。
額の蒼い美女は、ロンドン街道まで案内して欲しいという。
彼女はやけにリメリジ家に明るいが、ハンプシャーの准男爵を恐れていた。別れ際に彼女が精神病院の脱走者であると知って驚愕する。
白衣の女アン・キャサリックとリメリジ家の女性相続人ローラ・フェアリーとの肖似が主に軸となって語られる。
ローラはハンプシャーの准男爵サー・パーシヴァルと結婚したが、彼はローラの財産を入手するべく、アンの元入院先の病院に入れて、アンが死ぬやその遺体をローラの遺体として埋葬した。
しかし陰謀はハートライトと彼女の姉マリアンから暴露されて、ハートライトとローラは結婚するのだった。
【Wikipedia】
『白衣の女』サイレント映画
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