『白衣の女』〈登場人物〉とあらすじ
ウィルキー・コリンズ『白衣の女』〈登場人物〉
ウォルター・ハートライト
美術教師。家庭教師として屋敷を訪れる。
ペスカ
おぼれかかったところをハートライトに助けられるイタリア語教師。感激屋。ハートライトが事件に巻き込まれるきっかけを作る。
アン・キャサリック
白い衣服を身にまとった正体不明な謎の女。
キャサリック夫人
アンの母親。
ローラ・フェアリー
ハルコムの異母妹。ハートライトを愛するが、亡き父親との約束の相手クライドと結婚する。
マリアン・ハルコム
ローラの異母姉。知性的な女性。ローラを愛して止まない。肌は黒い。
パーシバル・クライド卿
ブラックウォーター・パークの所有者。
フォスコ伯爵
イタリア人貴族。肥満男。
フォスコ夫人
フォスコ伯爵の妻で、ローラ・フェアリーのおばのエレノア。
あらすじ
画家ウォルター・ハートライトが、フェアリー家へ家庭教師としての仕事が決まった。
ロンドンに行く途中で、白衣の女に声を掛けられる。何かに怯える彼女に道を教えて、フェアリー家と関係があり不思議な縁を感じる。
その後、白衣の女を探しに来た者から、彼女は精神病院から脱走したと聞く。
そしてウォルターはフェアリー家で、住み込みで姉妹に絵を教えることになる。
美しく財産を受け継ぐローラ・フェアリーとローラと父親違いで、気高く知的な姉のマリアン・ハルカムの姉妹。
ウォルターはローラに恋してしまい、ローラもまたウォルターに好意を抱いてしまう。彼女には生前の父親が決めた、身分ある婚約者がいる。それを知って引き下がり、失恋を忘れるために中央アメリカの遺跡探索に行ってしまう。
そんなパーシィヴァル・クライド卿と結婚したローラであったが、金目当ての結婚であり、借金で切羽詰った卿はローラを殺害するに至る。
中央アメリカから生還したウォルターが、ローラの墓で出会ったのはマリアンとローラであった。
あの白衣の女とローラは瓜二つそっくりで、彼女は度々出没して結婚を阻止しようとする。
病で動けなくなる中で、クライド卿の友人のフォスコ伯爵が接触して、彼女が死ぬとローラが死んだことにして、白衣の女、アン・キャセリックとして精神病院に送り込んだのだ。
一時病で動けず、状況を許したマリアンだったが、ローラを精神病院から連れ出してウォルターと合流する。
三人でローラの社会的地位と、生存を証明するために活動をする。
アンが精神病院に入れられた経由から、クライド卿の身辺を洗うと、彼は結婚せずに生まれた私生児で財産を受け継ぐために証明書偽造をしていた。
これを突きつければローラが本人である証拠を手に入れられる。そう思ったのも束の間、嗅ぎまわってるのを察知され、証拠を処分しようとしたクライド卿は焼死する。
相棒のフォスコ伯爵しか情報を持ってない、イタリア人で親友の教授ペスカと会わせると、知っており恐怖していた。ペスカは秘密結社の構成員で、フォスコも同じだった。
結社に粛清されるという、ローラが死亡日時より生きていたという文書を入手して、ローラは地位をを回復する。
ウォルターはローラと結婚して、新婚旅行中に粛清されたフォスコの死を知る。
ふたりに子供が出来て、尽くしてくれるマリアンに祝福されるのだった。

『白衣の女』登場人物一覧にない
人物について補足しておきたい。
<上巻>
デムスター:フェアリー夫人の設立した小学校の校長
ジェイコブ・ポスルスウェイト:同学校の生徒
トッド:フェアリー家の農場の夫人
ハナ:トッド夫人の二番目の娘
メリマン:パーシヴァル卿の顧問弁護士
ルイ:フェアリー氏の従僕
アーノルド家:ヨークシャーに住むマリアン、ローラ姉妹の友人一家
ケンプ夫人:キャセリック夫人の姉
<中巻>
バクスター:ブラックウォーター・パークの猟場番
ベンジャミン:ブラックウォーター・パークの馬丁
カール:ギルモアの弁護士事務所の共同経営者
マークランド夫妻:パーシヴァル卿の友人
ファニー:リマリッジ館以来のローラの女中
マーガレット・ポーチャー:ブラックウォーター・パークの太った女中
ドーソン:医者
ルベル夫人:看護婦
ヘスター・ピンポーン:フォスコ伯爵邸の料理女
グッドリック:医者
<下巻>
ドンソーン少佐:ヴァーネック・ホールの住人
フェリックス・グライド:パーシヴァル卿の父
セシリア・ジェーン・エルスター:パーシヴァル卿の母
ウォンズバラ:教区書記
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