「少年ジャンプ」創刊号
1968年夏に発売日は買いに行った。
週刊マンガ雑誌が繁盛して「少年マガジン」「少年サンデー」などが人気で、集英社がチャレンジした隔週の刊行だった。

『くじら大吾』梅本さちお
『大暴れアパッチ君』赤塚不二夫
『地獄剣』高野よしてる
『父の魂』貝塚ひろし
『ハレンチ学園』永井豪
『ドル野郎』望月三起也
『フラッシュ・ゴードン』ダン・バリー
『手』楳図かずお
「おお、けたはずれにおもしろい‥‥新人No1漫画家のNo1漫画」とキャッチコピーが掲げられていたことからもわかるように、編集部一押しの若手作家だったことがわかる。
ほぼ読み切りで、人気ない作品は打ち切りにしてもいい体制だった。
こんなマンガ愛のない雑誌はすぐに廃刊になるかと、子供ながら思っていた。
しかし意外にもマンガ消費者が増えて、週刊マンガ雑誌になる。「ハレンチ学園」はヒットして、ドラマや映画にもなるのだった。
自分のなかでは俗悪な雑誌であるが、アニメ制作とは密接に営業して関わることになる。
神保町は神聖な場所であるが、集英社もまたあると知った。マンガの世界も複雑化されて、アニメとのコラボは長けてます。
「少年ジャンプ」創刊号を改めて読んで、作家主体ではなく編集プロデュースなんだと認識した。そんななかにも少年誌らしからぬ、高野よしてる『地獄剣』のような劇画が掲載されて、マンガ編集者の苦悩が感じられる。
1968年はカラフルなメディア展開時期で、音楽はサイケデリック満開な状態。ビートルズもストーンズもサイケアルバムに夢中になっていた。それは小説にも影響して、五感感覚に描写する作品は台頭していった。

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