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2025年7月31日 (木)

名探偵ポワロ「アクロイド殺人事件 THE MURDER OF ROGER ACKROYD」(後編)

BS11(8月4日 月曜日19時放送)

アクロイドの遺言が読み上げられ遺産の大半は行方不明になってる養子のラルフが相続することに。執事のパーカーは自分には1ポンドも遺産がなかったことに腹を立てバーで泥酔し「家族の秘密を握っている」と口走る。その帰り道、パーカーは何者かに轢き逃げされる。

原作アガサクリスティ「アクロイド殺し」

名士アクロイドが刺殺されているのが発見された。シェパード医師は警察の調査を克明に記録しようとしたが、事件は迷宮入りの様相を呈しはじめた。しかし、村に住む風変わりな男が名探偵ポアロであることが判明し、局面は新たな展開を見せる。ミステリ界に大きな波紋を投じた名作。


『アクロイド殺し』Wikipedia

この作品は、ポアロの隣人により書かれた手記という形をとるが、実はその隣人自身が犯人であったため、「語り手が犯人である」という叙述トリックが読者に対してフェアかどうかの論争を引き起こすことになった。

現在でも推理小説史上に残る名著として、クリスティの代表作の一つに挙げられている。

【あらすじ】

事件の発端

キングズ・アボット村のフェラーズ夫人が亡くなった。夫人は未亡人だが大変裕福で、村のもう一人の富豪ロジャー・アクロイドとの再婚も噂されていた。

検死をおこなった「わたし」(ジェイムズ・シェパード医師)は睡眠薬の過剰摂取と判断したが、噂好きな姉キャロラインは早速あれこれと聞き出した上、夫人の死は自殺だと主張する。外出した「わたし」は、行き会ったロジャーから、相談したいことがあると言って夕食に誘われた。

夕方、屋敷を訪ねた「わたし」はロジャーから悩みを打ち明けられた。再婚を考えていたフェラーズ夫人から、「一年前に夫を毒殺した」ことを告白されたというのである。しかも、夫人はそのことで何者かから恐喝を受け続けていたという。そこにフェラーズ夫人からの手紙が届き、ロジャーが読み始めたところ、それは恐喝者の名前を告げようとする手紙だった。ロジャーは後で一人で読むと言って「わたし」に帰宅を促す。その夜ロジャーは刺殺され、フェラーズ夫人の手紙は消えた。

事件の捜査とその後の経緯

ロジャーの遺産を受け継ぐラルフが行方不明となっており、警察は彼を有力な容疑者とする。ロジャーの姪フローラは、探偵を引退して村に引っ越してきていたエルキュール・ポアロに助けを求めた。「わたし」は隣家の奇妙な外国人が探偵であることを知る。ポアロは依頼を引き受け、「わたし」を助手役に捜査を開始した。

ラルフの他に、事件当日、村で目撃された不審な男がいることが分かり、容疑者となる。「わたし」の家に来たポアロに、この事件についての書きかけの手記を読ませたところ、ポアロはその手記に感心する。執事のジョン・パーカーは以前の主人を恐喝した前科のある男だったが、殺人については否定する。事件当日に目撃された不審な男は、家政婦のエリザベス・ラッセルの息子だった。その息子が屋敷を訪れた時間は、ロジャーの死亡推定時刻とは食い違っている。フローラは、事件当日おじのロジャーの部屋から現金を盗み、それを隠すためにうそをついていたと告白する。そのため、ロジャーの死亡推定時刻が当初思われていたよりも早まる。

事件の真相

ポアロは関係者を一堂に集める。ポアロは「わたし」がラルフを精神病院に匿っていたことを皆に告げ、「シェパード医師の記録には書いていないこともある」と指摘する。ラルフは小間使いのアーシュラと密かに結婚していた。それを知って激怒したロジャーが殺されたため、疑われることを恐れたラルフは、「わたし」の勧めで身を隠していたのだ。ポアロは「明日になれば真相を警察に話します」と宣言する。

その後、ポアロは「わたし」と二人きりになり、真相を話す。ロジャーは、亡くなった日に録音機に声を録音していた。犯人がその声を再生したため、その声を聞いてロジャーが生きて話していると思ったパーカーの証言から死亡推定時刻が遅れることになったのだ。「ロジャーの死亡推定時刻にそばにいて、録音機を持ち運びできるかばんを持っていた人物が犯人で、それはシェパード医師である」とポアロは話す。

結末

ポアロは、フェラーズ夫人への恐喝の露見を恐れてロジャーを殺した「わたし」の動機を説明し、「あなたのお姉さんのためにも真相を隠しておきたいが、逃げ道が一つだけある」と言う。家に帰った「わたし」は、「これから睡眠薬を飲むことにする」と書いて手記を終える。

〈本作のトリック〉

トリックの発想の起源と画期性

本作で使われた「語り手=犯人」のトリックは、クリスティが初めて用いたものではない。ただしクリスティ自身は、義兄ジェームズ・ワッツ(wikidata)の「ちかごろの探偵小説は、だれでも犯人にしてしまうんだな。探偵本人が犯人というのもある。……もしワトソン医師みたいな人物が犯人という小説があったらどうか。」という、このごろの探偵小説を評した彼の言葉を独創的なものと評価した[1][2]。さらに、インド総督ルイス・マウントバッテン卿からそれを発展させたアイディアを手紙で提示されたことを元にしてプロットを考案した。

この作品が発表された後、クリスティ自身は「このアイディアは、一度きりしか使えない独創的なもので(あとからこれを模倣した作品が多く出たが)、おそらくたいていの読者を驚かせるものである」と自賛している[4]。クリスティは、おそらく他の先行作品に気づかなかった。ただし、自身には2人の語り手のうちの1人が犯人である『茶色の服の男』という先行作品がある。

この「記述者=犯人」トリックの先例は、1885年に出版されたロシアの作家アントン・チェーホフの『狩場の悲劇』、1917年に出版されたスウェーデンの作家S.A.ドゥーセ(スウェーデン語版)の4番目の作品である『スミルノ博士の日記』である。さらにノルウェーのStein Riverton(スヴェン・エルヴェスタ(英語版)のペンネーム)による同じアイディアの作品 "Jernvognen---Kriminalroman" がある。

1921年に谷崎潤一郎が発表した『私』もこのトリックを使っており、その際に芥川龍之介から、イタリアにああいうものがあると言われたとのちに書いているが、どの作品かは特定されていない。 

〈トリックの位置付け〉

当時の推理小説は、エドガー・アラン・ポーのデュパン作品やコナン・ドイルのシャーロック・ホームズ・シリーズに代表されるように、「主人公である探偵役の活躍を別の登場人物が書いたもの」という形式が主流であった。過去のポアロ物も、ヘイスティングズ大尉が記述者という形を取っていた。

『アクロイド殺し』はヘイスティングズ大尉に代わってシェパード医師の手記という形式の小説であったが、そのシェパード医師自らが犯人であること、またそのことをポアロだけに対してではなく読者に対しても隠して騙すという、設定を逆手に取ったプロット、トリックを用いた。語り手のシェパード医師は「嘘は書かなかった」と作中で弁明しているとおり、嘘は書かなかったものの、自らが犯した殺人の決定的な描写をわざと曖昧に書いている。

これが今日に言う「叙述トリック」もしくは「信頼できない語り手」であったために、フェア・アンフェア論争を引き起こすこととなった。さらに同年にはクリスティの失踪事件も起き、話題が大きくなった。しかし、この作品によってクリスティはベストセラー作家の仲間入りを果たし、彼女の知名度を大きく高める結果となった。先述のように現在でも代表作の一つに挙げられる。

〈フェア・アンフェア論争〉

このトリックがフェア・プレイでないとする側の代表は、ヴァン・ダインである。彼は「読者に対し仕掛けられている(この)トリックは、推理小説の作者の合法的な手法とは言いがたい。それゆえ、作中のポアロ探偵の捜査ぶりにはときおり秀でたところがあるのだが、その効果も結末によってすべて帳消しにされている。」と述べ、本作品を全然推奨しがたいものとして葬っている。そして、ヴァン・ダインはこの後、1928年に「ヴァン・ダインの二十則」を発表し、その第2項にて叙述トリックを否定している。

フェア・プレイであるとする論者の代表は、ドロシー・L・セイヤーズである。セイヤーズは、「このような(ヴァン・ダインの)見解は、作者のためうまくトリックにかけられたことを残念がって漏らすごくあたりまえの意見にすぎず、必要なデータはすべて提供されているのだから、読者たるもの鋭くさえあれば犯人を推定し得るはずであって、これ以上のことを作者に要求することはできない。つまり絶えず機知を働かせて、完全なる探偵のように、あらゆる人物を疑ってかかるのが読者の仕事だろう。」とクリスティを全面的に支持している。

エラリー・クイーンも支持者の一人である[要出典]。「探偵作家論」を著したトムソンも「作中ポワロ探偵は『各人各様の解釈があるだけのことで、私はなにひとつ事実をかくしてはいない』と述べており、記述者シェパード医師も『ポワロ自身の発見したものをことごとく私に見せてくれただけ』と記しているし、ともにヴァン・ダインの所説と矛盾している」と肯定している。

レイモンド・チャンドラー、ジュリアン・シモンズなど、本格推理小説に対しシビアな意見を持つ論者でも、評価している者がいる。

日本ではアンフェアだという声はかなり高かったらしい。雑誌『宝石』誌上の江戸川乱歩と小林秀雄との1957年の対談において、小林は次のように批判している。

「いや、トリックとはいえないね。読者にサギをはたらいているよ。自分で殺しているんだからね。勿論嘘は書かんというだろうが、秘密は書かんわけだ。これは一番たちの悪いウソつきだ。それよりも、手記を書くと言う理由が全然わからない。でたらめも極まっているな。あそこまで行っては探偵小説の堕落だな。」「あの文章は当然第三者が書いていると思って読むからね。あれで怒らなかったらよほど常識がない人だね(笑)。」

ただ、対談の相手である江戸川乱歩はフェア・プレイ派である。横溝正史もまた小林信彦との対談で、対談のある流れのなかで「アンフェアーという気がしますしね」とは口にしているものの、エッセイ「クリスチー礼讃」で、「フェアーであろうがアンフェアーであろうが面白いのだから仕方がない」と賛辞を贈っており、自作の『蝶々殺人事件』などでこのトリックを借用している。

フェア・アンフェア論争の総括をしている瀬戸川猛資は、ミステリ界では「トリックそのものには先例があるものの、仕掛けの大きさにおいて比類のない作品である。犯人は嘘を書いているわけではないのだから決してアンフェアではない。こういう意表をついた大トリックに欺されることにこそ本格ミステリの醍醐味があるのであって、それに文句をつけるのはミステリの本当のおもしろさが理解できない人ではないか――というような意見が大勢をしめ、アンフェア説は完全に駆逐されてしまった。」と述べた上で、この作品には「客観性」がまったくないとして、アンフェア説に立っている。

〈作品の評価〉

作者ベストテンでは、1971年の日本全国のクリスティ・ファン80余名の投票、および1982年に行われた日本クリスティ・ファンクラブ員の投票のいずれにおいても、本作は2位に挙げられている(いずれも1位は『そして誰もいなくなった』)

《Wikipedia》より

刑事コロンボや古畑任三郎がドラマとして、一般的な人気を得てる現代では、ミステリーの叙述展開は認知されている。

もはや「アクロイド殺人事件」が、受け入れられない人のほうが珍しい存在となっている。推理小説への価値観は、めまぐるしく新陳代謝しているようだ。

《「アクロイド殺し」はアリバイをつくるために蓄音機を使い、それを取りもどす危険を冒す必要があった。そしてその仕掛けに要したちょッとの時間、五分ほどの差によって、トリックを見破られてしまうのである。トリックには常にかかる危険がある。それを承知で敢てせざるを得ぬ必然性がなければナンセンスで、謎ときゲームの合理性に失格しているのである。坂口安吾》

名探偵ポワロ「アクロイド殺人事件」BS11

#1「アクロイド殺人事件 THE MURDER OF ROGER ACKROYD(前編)」(731 木曜日19時放送)


製作:ブライアン・イーストマン、監督:アンドリュー・グリーブ、脚色:クライブ・エクストン

日本語版プロデューサー:里口 千、日本語版演出:佐藤 敏夫、日本語版翻訳:宇津木 道子


アクロイド殺人事件 出演:

エルキュール・ポワロ  デビッド・スーシェ/熊倉 一雄

ジャップ主任警部  フィリップ・ジャクソン/坂口 芳貞

シェパード医師  オリヴァー・フォード・デヴィース/中村 

ロジャー・アクロイド  マルコム・テリス/稲垣 隆史

キャロライン・シェパード  セリーナ・キャデル/

アーシュラ・ボーン  デイジー・ボウモント/

フローラ・アクロイド  フローラ・モントゴメリー/

ジェフリー・レイモンド  ナイジェル・クック/

ラルフ・ペイトン  ジェイミー・バンバー/

パーカー  ロジャー・フロスト/

ヴェラ・アクロイド  ヴィヴィアン・ハイルブロン/

デイビス警部  グレガー・トラター/


《あらすじ》

ポワロはイギリスの片田舎に居を構えて、隣人のドクター・シェパードと親しくなるなど、静かな引退生活を楽しんでいた。 

しかし地元の裕福な事業家ロジャー・アクロイドが自宅の書斎で殺されたことで、ポワロは事件の解決に乗り出すことになる。

ポワロからすれば、アクロイド家のメイドから秘書、そして家人と、全員に疑わしい点があった。そんな時に死んだアクロイドの遺産を一番多く受け取るはずのラルフが急に失踪したのだ。

1999年作品)

TV朝「時短ドラマ『崖』地上波特別放送!」

テレビ朝日とKDDIによるショートドラマアカウント「スキドラ」の第3弾ドラマ「崖」

地上波のテレビ朝日で来月8月3日(日)朝4時から「時短ドラマ『崖』地上波特別放送!」と題して30分放送される。

「スキドラ」各話約10分、全6話の「崖」は西井紘輝(テレビ朝日映像、フィルムエスト)の脚本・監督によるもの。友近が演じる主人公はフリーライターの黛京子(まゆずみ・きょうこ)。事件を独自に調べ、名推理で犯人を崖へ追い詰める。

地上波では、星野真里、小手伸也が登場した第1話、前原瑞樹が登場した第2話、内藤剛志が登場した第3話がノンストップで一挙に放送される。

時短ドラマ「崖」地上波特別放送!テレビ朝日 2025年8月3日(日)4:00~4:30

◇番組内容

崖-そこは、過ちを犯した者が必ず最後にたどり着く場所-
友近演じるフリーライター黛京子が数々の犯人を崖に追い詰めていく。配信と同時にSNSでの反響が止まらない「崖」第1〜3話をノンストップで一挙放送!第1話「ダジャレ殺人事件」第2話「アレの名前殺人事件」第3話「足挟むやつ殺人事件」地上波放送を記念し、主演・友近からのコメントも到着!テレビ朝日×KDDIのショートドラマアカウント「スキドラ」で絶賛配信中!

◇キャスト

友近、星野真里、小手伸也、前原瑞樹、内藤剛志、内田慈、平埜生成、船越英一郎

◇脚本・監督 西井紘輝(テレビ朝日映像/フィルムエスト)

◇脚本 前田知礼

◇音楽 入谷諒

◇スタッフ

【企画・プロデューサー】山川秀樹(テレビ朝日)
【プロデューサー】山口良子

◇おしらせ

「崖」はテレビ朝日×KDDIのショートドラマアカウント「スキドラ」で好評配信中!

☆番組HP
 https://www.tv-asahi.co.jp/sukidora/backnumber/0003/

2025年7月30日 (水)

おとなのEテレタイムマシン 演芸指定席「時うどん」桂枝雀[字][再] 7月30日(水) 13:10〜13:40 NHK教育

上方落語の爆笑王!大きな身振りと豊かな表情、独特な抑揚の言葉遣いで魅了した枝雀。緊張の緩和が生み出す笑い。東京では「時そば」で知られた一席、高精細画像でどうぞ。

 番組内容

冬の寒い夜、あわせて十五文しかない男二人が一杯十六文のうどんを食べようとたくらむ。しっかりしたほうの男がうどん屋を褒めたあげく、一文ごまかすことに成功する。翌日、頼りないほうの男がまねをして一文ごまかそうとするが…。江戸時代を設定にした噺(はなし)、「聞き手の皆さんに“古い噺だ”と印象をお与えしないように心がけています」という枝雀。思わずうどんが食べたくなる名演をお楽しみください。▽1988年放送

【出演】桂枝雀

2025年7月29日 (火)

コネクト『ヒロシマ・ノート』をつなぐ[字] 7月30日(水) 02:10〜02:35 放送時間 25分NHK東京 総合

ノーベル賞作家・大江健三郎が約60年前に広島を訪れて書いた「ヒロシマ・ノート」。大江さんがこの本を通じて伝えようとしたものは何だったのか、改めて見つめ直す。

9カ国語で翻訳され今も世界で読まれ続けるベストセラーだ。大江さんがこの本を通じて伝えようとしたものは何だったのか、ゆかりの場所や人を訪ね見つめ直す。漫画家・こうの史代さんがこの本に見出したのものとは。森瀧春子さん、銅版画家・重藤裕子さん、ウクライナの作家アンドレイ・クルコフさんらが思いを語る。(初回放送2024年)

【キャスター】小野文惠,【出演】作家…アンドレイ・クルコフ,漫画家…こうの史代,銅版画家…重藤裕子,広島赤十字・原爆病院院長…古川善也,平和活動家…森瀧春子

2025年7月28日 (月)

「食べる米はまずい、酒はおいしい」と市長

「三田市の米はまずい」と発言した新潟県上越市の中川幹太市長が三田市の農家たちに面会し、直接謝罪した。

中川市長は「みなさんの積み重ねの中で、作り上げられてきたものを踏みにじるような発言をして、非常に軽率で不見識でご迷惑な発言だったと改めて思っておりまして、改めて深くお詫びを申し上げます」と話した。


【米農家の男性】「農業も40年からやって、田んぼを作っています。それとあわせて、30数年間、中学校の教師をやっていました。中川市長が中学校にいらっしゃったころ僕も公立中学校におったわけで、三田の公立中学校っていうのは、人権教育にはすごく力を入れて、ここ何十年もやってきた街なんですよ。中川市長も中学校3年間で、週に1回の道徳の授業で、そういう勉強はされたと思うんです。であるのに、今回のような発言は、僕は非常に残念です」


上越市の中川幹太市長は、71日に行われたふるさと納税関連のイベントで、自身がかつて住んでいた三田市について、「食べる米はまずい、酒はおいしい」と発言しまた。


これを受けて三田市の田村市長が抗議文を送り、中川市長が謝罪する事態となった。


【上越市 中川幹太市長(79日)】「不適切・不見識な表現を用い、侮蔑に当たるような発言をしてしまったことは、弁明の余地もございません」


中川市長は、「30年以上前に食べたお米の感想で、どこの産地か分からない」とも述べていました。

泰然自若 意味と使用例

泰然自若 タイゼンジジャク


落ち着いて物事に動じない様子。


[活用] として・―たる。


[使用例] 俺の泰然自若は、俺がこういう場面に慣れていなかったせいにすぎない。ロクや丸万があわてたのは、公然の殺人をよく知っていたからだ[高見順*いやな感じ|196063


[使用例] 酒を飲んでも平へい生ぜいと変らず泰然自若でありたい。私は、やはり、饒じょう舌ぜつになりクドクなるところがある[山口瞳*酒呑みの自己弁護|1973


[使用例] 予想通り車内は地獄、ところが、みななれているのか余裕綽々しゃくしゃくで、新聞を読む人、音楽を聴く人、心頭滅却すれば火もまた涼し、なんてな風情で泰然自若としている[町田康*へらへらぼっちゃん|1998


[解説] 「泰然」も「自若」も古いことばですが、つないで使うのは近代以降のことです。「慌てずに、泰然自若としている」などと言います。なぜ物事に動じない様子をこう言うのでしょう。

 「泰」は「泰平」「安泰」と言うように、危険がなく、落ち着いていることです。また、「然」は「~の様子」を表します。「平然」の「然」と同じです。したがって、「泰然」は落ち着いた様子、ということになります。

 わかりにくいのは「自若」のほうです。「自分が若い」ことかと思ってしまいますが、そうではありません。

 「自」は「もともと」の意味を表します。「自明」(=最初から明らか)の「自」と同じです。また、「若」は「然」と同じで「~の様子」を表します。したがって、「自若」はもとのままの様子、ということになります。

 まとめると、落ち着いて、もとのまま変わらない様子。これが「泰然自若」です。ひとつひとつの漢字の意味がわかると、熟語が理解できます。

【出典 四字熟語を知る辞典】

2025年7月27日 (日)

ドガを求め

〈ドガが求めていたのは、「瞬間」であった。たったいま、目の前で起こっていること、自分を見ている現実を、いかにみずみずしく、そのまま絵の中に封じ込めるか。かつ、いかにして「瞬間」に「永続性」を与えるか。その点にこそ、ドガの強い関心と執着があったのだ。


この絵は、可憐なバレリーナを描いてバレエを礼賛する作品ではない。貧しい家庭を助けようと必死になっている少女の寄るべなさと、金の力で彼女を奪い去る男のえげつなさを描いた、透徹したリアリズム絵画なのである。〉

原田マハ『いちまいの絵 生きているうちに見るべき名画』より


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ドガ《エトワール》


学歴も高く、才能もあるドガが、異性から注目されないわけはない。上流階級の生まれだったドガは、愛人の形跡もなく、結婚も一度もせずに83年の人生を過ごしてる。

絵師としてはバレリーナの女の子など、女子の柔らかい姿を多く描いている。男性よりも女性に愛情を向けているが、その愛情はどこか屈折しているようだ。

印象派の画家たちから「才能は素晴らしいが、人間性はひどい」「自分以外の世界全体を恨んでいる」「才能に見合った立場を得られない」と批判された。


「私ほど自然発生的でない芸術はない。私がやっていることは、偉大な巨匠たちの考察と研究の結果であり、インスピレーション、自発性、気質については、私は何も知らない。」ドガ


印象派展の運営についても、意見が対立することが多く「気難し屋」だと言われる。

モネやルノワールらは狷介なドガから離れて、印象派サロンに戻って行った。

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〈ドガの絵には、必ずパトロンらしき中年の男(オヤジ)が描かれている。彼の作品には、踊り子と目線が合う絵が一枚もない。女性が苦手だったドガは、常に「のぞき見」の視点から描いている。

ドガは手や脚、そして背中に強い執着を見せる。これらは、男女差の少ない中性的な身体の部位でもある。〉山田五郎


光と影の変化をキャンバスに写し取っていた、典型的な印象派の画家たちとはドガは退却して絵画を描いている。

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「ドガはなんという人間だったんだろう。彼の友人たちは皆、彼のもとを去らねばならなかった。私は最後の一人だったが、私でさえ最後まで残ることはできなかった。」ルノワール

2025年7月26日 (土)

[字]<BSフジ土曜サスペンス傑作選>内田康夫ミステリー 湯布院殺人事件

7/26 () 13:00  14:55 115分)BSフジ

旅先で遭遇した殺人事件を犯罪者プロファイリングで解決に導いていく行動科学のスペシャリスト・和泉直人を渡瀬恒彦が演じる旅情サスペンス!

番組詳細

行動科学のプロとして実際に犯罪捜査に協力していた大学教授・和泉直人(渡瀬恒彦)は勤務先の大学を退職し、友人から贈られた旅行券で、妻の麻子(名取裕子)を伴って湯布院へ向かう。  機内で、1人で乗っていた少年に声をかけられ、和泉の名前が書かれた封筒を渡され中を見てみると、「この子を湯布院の高梨家まで送ってください」という少年の母親からの匿名の手紙が入っていた。

和泉は警察に届けようとするが麻子が反対し、結局その少年・雄一(浜多恵韻)をその家まで連れて行くことにする。  高梨家には主人・龍太郎(川辺久造)が病に伏しており、長女・夏美(芦川よしみ)、三女・春香(いとうあいこ)ら娘たちとその家族、弟の政次郎(松熊信義)が集まり、財産分与を巡って疑心暗鬼になっていた。  そこへ何も知らず訪れた和泉ら。  一同は雄一を見て驚く。

家を出た長男の弘一にそっくりだというのだ。  雄一は弘一の息子である証拠の戸籍謄本を持参していた。  心配そうな様子の執事・宇田川(中山仁)。  和泉は知人や地元の人間から、地元の代議士・相羽(重松収)が春香に金を出させて景観を損なう施設の建物を造ったこと、その相羽の秘書がその施設内で自殺したという話を聞く。

また夏美の夫・竹西(小野了)から100万円を渡され、雄一を東京へ連れて帰るよう言われ、憤慨した和泉は受け取らずにその場を去ったのだが、翌朝竹西が死体で発見され!?

【出演】渡瀬恒彦  名取裕子  中山仁  芦川よしみ  川辺久造  いとうあいこ  ほか
原作:内田康夫  脚本:樫田正剛

萩原健一主演「傷だらけの天使」はなぜ伝説になった? 水谷豊らの証言で紐解くNHK「アナザーストーリーズ」放送

NHK BSのドキュメンタリー番組「アナザーストーリーズ 運命の分岐点」で、ドラマ「傷だらけの天使」の特集が放送される。


2025730日(水)にオンエアされる最新回は、「傷だらけの天使 ~なぜ伝説になったのか~」で、萩原健一が主演、水谷豊が弟分役で出演したドラマ「傷だらけの天使」の制作の舞台裏に迫る内容。


197410月から19753月まで放送され、二人の絶妙な掛け合いと、かっこ悪さや情けなさを隠さない自由な空気をまとう若者像が支持を得た。

過激な性描写で叩かれ、予算もオーバー、さらに視聴率も低迷していたが、徐々に注目を集めて高視聴率を記録した圧巻の最終話へと向かった。

ドラマは伝説と呼ばれるが、果たしてそれはなぜなのか? 水谷や撮影を手掛けたカメラマン・木村大作の関係者の証言や秘話から解き明かしていく。


この特集を担当した石井大介(テレビマンユニオン)が、収録にあたって水谷に「今やっている作品もあるのに昔話をするのって嫌じゃないですか?」と聞くと、「20代のあの時と同じことはできないし、やろうとも思わない。70代になっても今だからできることを精一杯やっている。そういう意味では当時も今も同じ。だから昔話に抵抗はありません。何でも話します。でも思い出せるかなぁ50年前ですよ……」と答えた。

石井曰く「誤解を恐れずいえば〈どこまでも怪しく〉〈破綻しまくり〉で今では考えられないほどの〈粋〉と〈自由〉が溢れていた」という。

新宿のとあるバーで行なわれた水谷へのインタビューでは、映像を確認するためのモニターを現場に置かない、現代では考えられない手法が採用された。これは木村から「傷天」の撮影現場にはモニターを置かなかったと聞いたからだという。

現場にモニターがないことで、スタッフが一人残らず、水谷の顔を見て直接話に聞き入る。次はどんな話が出てくるのか耳をそばだてる。それが熱量になり、証言者の水谷を50年前にタイムスリップさせることに成功したそうだ。そんな貴重な証言を通して明らかになる「傷だらけの天使」の伝説の裏側に注目したい。


● 萩原健一主演「傷だらけの天使」はなぜ伝説になった? 水谷豊らの証言で紐解くNHK「アナザーストーリーズ」放送 | Mikiki by TOWER RECORDS

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『ライアーハウスの殺人』織守きょうや(集英社)

孤島に聳え立つ来鴉館で
 噓つきたちの饗宴が始まる



お嬢様・彩莉は転がり込んできた莫大な遺産で孤島にギミックつきの館を建設し、かつて自分の書いた小説を馬鹿にした相手を殺害しようと企てる。


「おまえらがバカにした私の考えたトリックで死ね」
嵐の気配が近づく中、ターゲットのミステリ愛好者たち(ショーゴ、詩音)、医療関係者(みくに)、刑事(矢頭)、霊能者(真波)、噓で雇われたメイド(アリカ)が館に集められ、金にものを言わせた自前のクローズドサークルが完成。

有能メイド・葵の鬼のダメ出しの末、綿密に練られた復讐劇は、成功間違いなしと思われた。しかし、一夜明けると、彩莉が殺した覚えのない死体が転がっていた……。



二度読み必至。空前絶後の超本格ミステリ!!



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織守きょうや (おりがみ・きょうや)


1980年ロンドン生まれ。2012年『霊感検定』で第14回講談社BOX新人賞Powersを受賞、翌年同作が刊行され、デビュー。15年『記憶屋』で第22回日本ホラー小説大賞読者賞を受賞。21年『花束は毒』で第5回未来屋小説大賞を受賞。著書に『黒野葉月は鳥籠で眠らない』『ただし、無音に限り』『響野怪談』『朝焼けにファンファーレ』『隣人を疑うなかれ』『キスに煙』『まぼろしの女 蛇目の佐吉捕り物帖』『戦国転生同窓会』がある。

きみ【君】の意味とは?

きみ【君】

1.《代》

対等または目下の者を呼ぶ、親しみをこめた言い方。

対義語: 僕

2.《名》

主君。特に国王。帝(みかど)。

くん

〖君〗 クン・きみ

1.万人の上に立って天下に号令する人。天子・帝王・諸侯。また人の上に立つべき徳のある人。

 「君主・君侯・君国・君臨・君恩・君子・主君・名君・神君・幼君・先君・亡君・暗君・暴君・忠君」

2.敬称。

゠ぎみ

【君】

《主に親族名称に》

他人を敬って言う語。

 「姉―」

【国語辞典】より

2025年7月25日 (金)

「汗牛充棟」意味と使用例

汗牛充棟


本が非常に多いことのたとえ。


[使用例] その原書の由来と説明とは、いわゆるファウスト文献、一層広く言えばギョオテ文献があって、その汗牛充棟ただならざる中にいくらでもある[森鷗外*訳本ファウストについて|1913


[使用例] 小杉未醒が当時雑誌や単行本で「かきまくった」ものの数は、汗牛充棟もただならないとよくいう、正に今これをぞっくりと目の前に積まれれば、驚くべき嵩になるだろう[木村荘八*小杉放庵|1949


[使用例] そのようなわけだから、私は汗牛充棟の読書論に、さらに新たな論を加えようとは思わないし、いまさら加えるべき何ものも持ち合わせていない[森本哲郎*読書の旅|1981


[解説] 出久根達郎ろうさんの直木賞受賞作「佃島ふたり書房」に、「汗牛書房」という古本屋が出てきます。汗をかいた牛、という店名は奇妙ですが、これは「汗牛充棟」から来ています。

 唐代の柳りゅう宗そう元げんの文章「陸文通先生墓表」にあります。「歴史書『春秋』に関する書物は世間に多く、積み上げれば建物を満たし(充棟)、荷車に乗せれば、牛馬が汗まみれで引いていく(汗牛)」。

 ここから、「汗牛充棟」は「あるテーマについて書いた本が、世に満ちあふれている」という意味で使われます。例文の[訳本ファウストについて][読書の旅]はその意味で解釈できます。

 また、例文の[小杉放庵]にあるように、「著作が多い」という意味、あるいは、「蔵書の数が多い」という意味でも使われます。冒頭の「汗牛書房」は、たくさん本がある書店という意味です。

 「汗牛充棟」という漢字から、汗まみれの牛の群れが建物の中に犇ひしめいている、異様な光景を連想する人がいます。もちろん、これは誤った理解です。

【四字熟語を知る辞典】より

カポーティ『ミリアム』Miriam

トールマン・カポーティ『ミリアム』原題はMiriam

冬のニューヨーク、マンションに住む老女の身に起きる不可解な出来事を描いた短編。


【あらすじ】

ミセス・ミラーは夫と死別して、保険金で倹しい暮らしをしている。


ある夜、出かけた映画館で彼女は一人の少女、ミリアムに出会う。独特な個性を持つ少女に何か惹かれるものを感じる老婦人。二人にはある一つの共通点があることも分かる。だが、ミリアムとの会話には少し違和感も感じる彼女。
そして、数日後のある夜に突然、ミリアムが老婦人の家を訪れて来るところから、違和感は完全に不穏へと傾く。

お腹が空いたと言ってサンドイッチを作らせたり、声を聞きたいと寝ているカナリアを起こそうとしたり、勝手に寝室に入って宝石箱を開けたりと、奔放に振る舞うミリアムだったが、他人事ではない。

帰るように促すと、機嫌を損ねたミリアムは花瓶を床に叩きつけて、粉々に割ってしまう。花束を脚で踏みつけて出て行った。

翌日にミセス・ミラーはベッドの中で過ごしたが、次の日になると気分は良くなっていた。小切手を現金に換えて、外で朝食をとり、ショッピングを楽しもうと街をぶらぶら歩いた。 

ショッピングバッグを腕いっぱいに抱えた老人が、なぜか後ろをつけてくる。彼女が花屋に入ると、老人は帽子を上げて挨拶して、歩調をゆるめずに店の前を通り過ぎて行った。彼女は新しい花瓶を買って、マンションへと戻った。

またもミリアムが訪ねてきた。美しいフランス人形を抱えて、ボール箱の上に座っている。家に入れるつもりはなかったが、不思議なことに少女の言いなりになってしまう。ミセス・ミラーがボール箱を開けると、もうひとつの人形と服が入っていた。

「ここに住むつもりで来たの」と少女は言うのだ。

ミセス・ミラーは泣きだした。長いあいだ泣いていなくて、不自然な泣き方になった。彼女は部屋を飛び出して、下の階に暮らす若いカップルに助けを求めた。

男の方がミセス・ミラーの部屋を調べに行ったが、少女はいない。大きなボール箱も人形もそこにはなかった。

ミセス・ミラーは部屋でひとり、神の啓示を待つかのように超自然なトランス状態に入る。自分を取り戻したことに満足して耳をすましている。ミリアムはミセス・ミラーが見ている幻影であり、闇へと誘う危険な存在なのだろうか。

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《その週はずっと雪だった。車も人間も、音もなく通りを行き来した。まるで日常生活が、薄いけれど突き通せないカーテンの向こうでひっそりと続いているようだった。雪が静かに降り続くなかで、空も地面も見えなかった。ただ雪だけが風に舞っていた。雪は、窓ガラスを白くし、部屋を冷たくした。雪のために町は死んだように静まりかえっていた。》(「ミリアム」)


《その夜、彼女はスクランブルエッグとトマトスープを作った。夕食を終えると、フランネルの寝巻を着て、顔にコールドクリームを塗り、足の下に湯たんぽを入れてベッドに入った。ベッドのなかで「ニューヨーク・タイムズ」を読んでいるとドアのベルが鳴った。》(「ミリアム」)


● 一度読んだら脳内に侵入して、記憶として物語が再構築されてしまいました。「あれはいつの出来事だったのだろうか?」

カポーティが「ミリアム」を発表した年齢が19である。11歳で短編を書いて、とにかく10代でこの完成度は凄い。カポーティは17歳で雑誌「ザ・ニューヨーカー」に勤め詩人のロバート・フロストを怒らせてクビになったらしい。そのあと、この「ミリアム」を書いて、O・ヘンリ賞を受賞している。

カポーティ作品の多くは不気味だが、上品な艶っぽさがあり、ちょっした描写が美しい。


〈不安な気持ちは続いた。複雑な交響曲のなかの、とらえどころのない不思議な主題のように、ひとつの夢がほかの夢のあいだを糸で縫うようにあらわれる。

ベネチアン・ブラインドを通して斜めに差し込んでくる荒削りの板のような太陽の光が、彼女の不健全な空想を打ち砕いていくようだった。〉

2025年7月24日 (木)

カポーティの短編小説『無頭の鷹』The Headless Hawk

カポーティの短編小説『無頭の鷹』原題は『The Headless Hawk』で、194611月に米国高級ファッション誌「ハーパーズ・バザー」に掲載された。


「無頭の鷹」あらすじ

ある冬の日にヴィンセントが勤める画廊に、自分の描いた絵を買ってほしいと奇妙な女の子が訪ねてくる。

画廊オーナーは不在だったが、ヴィンセントは個人的に30ドルで絵を買い取った。

頭部を切断された女性と頭の無い鷹を描いた荒々しい絵をヴィンセントは気に入って、女の子にも興味を抱く。

女の子を自分の住まいへと連れて行き、同棲生活をはじめる。しかし彼女の奇行に耐え切れず、ヴィンセントは家から追い出してしまうのだが。

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村上春樹訳

  修道僧のような着衣に身を包んだ、頭の無い人物がみすぼらしい大型の衣裳トランクの上に偉そうによりかかっていた。その女は片手に煙を立てる青い蝋燭を持ち、もう片手に金色の小さな檻をさげていた。彼女の切断された首は足もとに置かれ、血を流していた。この娘自身の首だったが、髪は長い。非常に長い。水晶を思わせる きかん気な目をした雪玉のように真っ白な子猫が、床に広がった髪の先を、まるで毛糸玉か何かのように、前足でいじって遊んでいた。 緋色の胸と銅色の爪を持った無頭の鷹が翼を広げ、夕暮れの空のように背後を覆っていた。 生硬な絵だった。きつい原色が男性的な荒いタッチで塗りたくられていた。技術的に見るべきものがないことは明らかだった。 しかしそこには、表現は稚拙であるが深い心がこもったものの中にしばしば認められるパワーがあった。 ヴィンセントがそのときに示した反応は、何かの拍子にある音楽の一節によって、自らの内奥に通じる音を呼び起こされたり、詩の中のある言葉のつらなりによって自らの秘密が暴かれたりしたときに似たものだった。 ぞくっとする激しい喜びが背筋を駆け抜けた。

 「ミスタ・ガーランドはいまフロリダですが」 と彼は用心深く言葉を選んで言った。 「しかし彼もこの絵を見たがるんじゃないかと思うんです。だから、そうですね、一週間ほど預からせてはいただけませんでしょうか?」 

2002年文芸春秋刊p173


トルーマン・カポーティ あるいは育ちすぎた少年

『遠い声、遠い部屋』「訳者あとがき」より

エッセイ・書評|村上春樹 Haruki Murakami 新潮社公式サイト

https://share.google/IEbFt5EhtTqIgxkho

横溝正史の14歳の童話発見 専門家「既に才能開花」

 名探偵の金田一耕助を主人公にした推理小説で知られる作家の横溝正史(1902~81年)が、14歳の時に雑誌に応募した全集未収録の童話「三つの林檎」が見つかったことが24日分かった。専門家は「横溝が残したフィクション作品の中で最も古く、14歳にして既に才能が開花している。作家になるべくして生まれたと思わせる作品だ」とコメントしている。

 童話が掲載されていたのは、「東京時事新報社」の雑誌「少年」の1916年10月号。猿のイラストを題材に、読者が千字の物語を応募する企画だった。

2025年7月23日 (水)

『フィツジェラルド短編集』

混迷の時代、倦怠の果て、それらぼる男の色気――。

ロスト・世代の寵児が紡いだ珠玉の六編。抜群の感受性で時代の寵児となり、真剣に人生の理想を向いた人フィツジェラルド。 「人生は崩壊の過程である」となぜ彼は書くことになるのか。

上流家庭に生まれた青年アンスンを憧れと揶揄して描いた「金持の御曹子」、大恐慌後、パリに静かな悔恨と不屈の魂で佇むチャーリーに熱い思いを託した「バビロン再訪」等、作者自身と当時のアメリカを彷彿とさせて魅力的な6作品を収録。


氷の宮殿 Ice Palace)●

冬の夢(Winter Dreams)●

金持の御曹子(The Rich Boy)●

乗継ぎのための三時間(Three hours Between Planes)

泳ぐ人たち(The Swimmers)

バビロン再訪(Babylon)再訪)

解説 野崎孝


本書収録「金持の御曹司」より

ある特定の個人を書こうと思って書き始めようと、ふと、一つのタイプを創り出していることに気がつくが、反対にあるタイプの人間像を憂えていたら、できあがったものは、無というか空というか、何一つ生み出されていてないことに気がつく。

それは多分、ちょっとみんなが、実は見かけよりも異様な存在で、外にさらしている顔つきや口ぶりの陰には、誰にも知られたくないほど異様なもの――いや、自分では気がつかない異常性さえも持っているからではないか。


「バビロン再訪」

「この街をだめにしたのは、おれ自身ではないのか。知らぬまに日一日と

 すぎてゆき、ふと気がつくと二年がたっていた。すべてが消えてなくなり、

 このおれも過去の人間になりはてていた。」(P330


フランシススコット(1896-1940)ミネソタ州セントポール生れ。ちら側』を出版、絶賛する。る私生活は注目を集め、「永遠世代(ロスト・ジェネレーション)」のヒーローとして君臨した。 』執筆中に心臓発作で急死。

助六にこにこ弁当🍱

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業務スーパーで、298円でした。

2025年7月22日 (火)

【ちちくり合う】

若い男女がいちやついてふざけることをいふ。 密通する。 男女が密会すること、乳は情の意で情を通ずるために都合するという意から出た。 又若い男女がいちやいちやしてふざけることにもいう。


【乳繰り合う】

読み方:ちちくりあう 

別表記:ちちくり合う 

男女がこっそりと会い、肌を合わせることを表した言葉。男女が戯れることを意味する「茶茶くる」に「乳」の字を当て、現在の形になったとされる。

(国語辞典)

2025年7月21日 (月)

「美について」サマセット・モーム:続き

 これまで私は美的感受性のすぐれた人と付き合う機会が多くあった。といっても創作者のことを言っているわけではない。私か考えるに、芸術の作り手と受け取り手とではかなり大きな違いがある。創作者は、内なる自己を表現したくて堪らぬという衝動に突mき動かされて作品を作るのである。作ったものに美があっても、それは偶然だ。美が特別の目的であることはめったにない。彼らの目的は重荷となっているものを魂から解放することであり、その手段として、生来の才能次第で、ペン、絵の具、粘土などを使う。

私か言うのは、美を眺め鑑賞するのが人生の主たる仕事である人のことである。この連中には、尊敬すべき点ははとんどない。虚栄心が強く、自己満足の輩である。人生の実務的な仕事には不向きであり、経済的な理由から地味な仕事を黙々としている人を馬鹿にする。自分はたくさんの本を読み、たくさんの絵画を観たからというので、他の人より偉いと思っているのだ。現実から逃避するために芸術を楯にし、人間の生活に必要な活動を否定するために平凡なものには何であれ愚かしい軽蔑の目を向ける。麻薬常用者並みというか、いやもっと悪い。麻薬常用者なら、お山の大将になって仲間の人間を低く見たりはしないから。芸術の価値は、神秘主義者の考える価値と似て、どんな効果があるかにかかっている。単に楽しみを与えるというのであれば、どれほど精神的な楽しみであっても、あまり価値はない。せいぜいIダースの廿町とIパイントのモンラシェ酒くらいの価値しかない。もし美が癒し効果を持つなら、それはそれで結構。世の中は回避できない悪ばかりだから、人が一休み出来る避難所みたいなものがあれば有難い。ただし、悪から逃れるのではなく、休んでから力を盛り返して悪と対決しなくてはならない。というのは、芸術が人生における大きな価値の一つであるのなら、人間に謙虚、寛容、英知、雅量を教えるべきなのだ。芸術の価値は美でなく正しい行為である。


 美が人生の大きな価値だというのなら、美がそれを味わうことの出来る美的感覚を持つ階級のみの特権だというのは信じがたいことだ。エリートだけが分かち持っている感性が人生の必需品だと主張するのは変だ。だが、美学者はそのように主張する。白状するが、愚かな若造だった私は、芸術(そこに私は自然美も入れていた。これも絵画、交響曲と同じく、明確に人が作ったものだと思っていたし、今もそう思う)が、人間の努力の最高の成果であり、人間存在を正当化すると考えていて、芸術が分かるのはエリートだけだと思うと、言うに言われぬ満足感を覚えたものだった。その後、かなり以前からこの考えは変だと気付いている。美が一部の人の専有物だとは信じられない。特殊な教育を受けた人にしか意味を持たないような芸術作品は、それを好む一部の連中と同じく、くだらないと思いたい。芸術は皆が楽しめる作品である場合にのみ偉大であり、意味を持つ。一部の限られた一派の芸術は遊びである。ところで古代芸術と現代芸術の間にどうして区別をつけるのかか、私には分からない。あるのは芸術のみであるのに。芸術は生き物である。芸術作品の歴史的、文化的、考古学的な曰く因縁を考察することによって、作品に命を与えようとする試みは無意味である。ある彫像を作ったのが古代ギリシヤ人であろうと現代フランス人であろうと、そんなことはどうでもいい。大事なのは彫像が今ここで人に美的感動を与え、感動によって人を仕事へと駆り立てるということである。もし芸術作品か、自己耽溺や自己満足の機会を与える以上のものであろうとするのなら、人の性格を強め、人を正しい行動に一段と適するようにさせなくてはならない。とすると、そこから得られる結論は、私の好まぬものだが、次のように認めざるを得ない。即ち、作品は成果によって価値を問われるべきであり、成果が上がらなければ価値はないのである。芸術家がよい成果を得るのは、成果を狙わないときだという。


 このことは事実として認めるしかないらしいが、奇妙な話であり、私には何故だか不明である。芸術家は、彼が説教していると気付いていないときに最も印象的な話をする。ミツバチも自分の目的のためにロウを作るのであって、人間が様々な目的に利用することには気付いていない。


サマセット・モーム『サミング・アップ』行方昭夫 訳(岩波文庫)76章「美」より


「美について」サマセット・モームペン銀舎 http://pengiin.seesaa.net/article/475305928.html


Cakes and Ale roused a storm of controversy when it was first published in 1930. It is both a wickedly satirical novel about contemporary literary poseurs and a skillfully crafted study of freedom. It is also the book for which Maugham wanted most to be remembered.


"The modern writer who has influenced me the most." - George Orwell 

"One of my favourite writers." - Gabriel Garcia Marquez 

"A writer of great dedication." - Graham Greene


W. Somerset Maugham was born in Paris in 1874. He trained as a doctor in London where he started writing his first novels. In 1926 he bought a house in Cap Ferrat, France, which was to become a meeting place for a number of writers, artists and politicians. He died in 1965.

2025年7月20日 (日)

サマセット・モーム『美について』

 長いあいだ私は、人生に意義を与えるのは美のみであり、地球上に次から次へと出現する各世代に与えるべき唯一の目標は、時々でいいから芸術家を世に送り出すことだと、考えていた。芸術作品は人間の活動の頂点に立つ産物であり、人間のあらゆる悲惨さ、終わりなき労苦、裏切られた努力もこれによって遂に正当化される、と考えていた。〔中略〕それのみが人生に意味を与えうる芸術作品の中に美しい生き方も含めることで、私はこの極端な考えを後になって修正したけれど、それでもなお私が尊重しだのは美であった。しかし、このような考えを、私はかなり以前に全て放棄してしまった。


 第一に、美は終止符だと分かった。美しいものを見ていると、私はただただ感心して眺めているしかないのだった、それか与えてくれる感動は素晴らしいか、感動は持続しないし、無限に感動を繰り返すことも出来なかった。それで、この世の最高に美しいものも結局私を退屈させた。試作品からならもっと長続きする満足が得られるのに気付いた。完璧な出来ではないので、却って私が想像力を働かせる余地があった。あらゆる芸術作品の中で最高の作品においては、あらゆるものが表現されているので、私か出来ることは何もない。そこで私は落ち着きを失い、受身で眺めているのに飽きてしまう。美は山の頂上のようだと思った。そこまで辿り着いたら、後は下りるしかない。完璧というのはいささか退屈である。誰もが目標としている最高の美は完璧に達成されないほうがいいというのは、人生の皮肉の中でもかなりひどいものだ。


 人は美という言葉で、審美感を満足させる額神的ないし物質的なもの「大抵は物質的なものだが」を意味していると思う。だか、これでは、水が意味するのは濡れたもの、と言うに等しい。〔中略〕私が気付いた奇妙なことは、美の評価には永続性がないという点だった。どこの美術館へ行っでも、ある時代の最高の目利きが美しいと判断したのに、現代の我々には無価値と思える作品で一杯である。私の生涯の間でも、少し以前まで最高とみなされていた絵画や詩から、美が日の出の太陽の前の白霜のように蒸発するのを見た。〔中略〕得られる結論はただ一つ、美は各時代の要求に関わるものであり。我々が美しいと思うものを調べて、絶対的な美の本質を探すのは無駄だということである。美が人生に意味を与える価値の一つであるにしても、それは常に変化しているものであり、それゆえ分析できない。〔中略〕


人間の肉体および精神構造の中には、ある音、あるリズム、ある色彩を特に魅力的だと思ってしまう要素があるのかもしれない。我々が美しいと思うものの要素には生理学的な根拠かあるのかもしれない。我々はまた、かつて愛したとか、時間の経過で感傷的な気分を誘うとか、そういう人、物、場所を思い出させるものを美しいと思う。見覚えがあるので美しいと思うときがある。その一方、珍しさに驚いて美しいと思うものもある。これらを総合してみると、類似あるいは対照による連想が美の情緒に大いに関係しているようだ。〔中略〕物の美はよく知るとともにさらに美しいと思うようになる、というだけではない。後の時代の人々が、あるものに喜びを見出していると、その美が次第に増してくるということである。

〔中略〕

絵画を見、交響曲を聴き、エロティックな興奮を覚えたり、長く忘れていた情景を思い出して涙したり、あるいは、連想によって神秘的な歓喜を昧わったりするのは〔中略〕これらの現象も、作品の均整と構造に対する冷静な満足と同じく美的情緒の大事な部分なのである。

   

 人の偉大な芸術作品に対する反応は正確に言うとどういうものであろうか。〔中略〕それは知的ではあるが、官能の喜びもある高揚感、力強い感覚と人間の束縛からの解放を伴う幸福感を与える興奮である。同時に、人間への共感に富むやさしさを自分の内部に感じる。心は休まり、穏やかな気分なのだが、どこか精神的に超然としている。事実、ある絵画や彫刻を眺め、ある音楽を聴いていると、時どき非常に強烈な感情を覚えたので、それは神秘家が神との結合を述べるときと同じ言葉でしか表現できなかった。

〔中略〕ジェレミー・ベンサムは、どんな種類の幸福も同じであり、楽しみの程度が同じなら子供の鋲遊びも詩もどちらも優劣はない、と言ったが、彼は愚か者だったのだろうか。この問題についての神秘家の答えは明白である。神秘家匝く、歓喜は、もし性格を強め、人間に正しい行為をなさしめるのでなければ、無価値である。歓喜の価値は人がいかなる仕事をするかによるのだ。


サマセット・モーム『サミング・アップ』行方昭夫 訳(岩波文庫)76章「美」より

《つづく》


「美について」サマセット・モームペン銀舎 http://pengiin.seesaa.net/article/475305928.html

チョコロール

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くるくる渦巻くクリーム。

2025年7月19日 (土)

もろきゅうが旨い季節😋

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胡瓜に赤だし味噌を

2025年7月18日 (金)

直木賞も該当作なし。各作品の「レベルがきっ抗」

大衆文学作品に贈られる直木賞の発表でも『該当作なし』と発表されると、集まった報道陣からどよめきが起った。

逢坂冬馬さんの『ブレイクショットの軌跡』、青柳碧人さんの『乱歩と千畝 RAMPOとSEMPO』、芦沢央さんの『嘘と隣人』、塩田武士さんの『踊りつかれて』、夏木志朋さんの『Nの逸脱』、柚月裕子さんの『逃亡者は北へ向かう』が直木三十五賞候補にあがっていた。

直木賞の該当作なしは、第136回(2006年下半期)以来で約19年ぶりで、芥川賞、直木賞ともに『該当作なし』となるのは、1998年の第118回以来、約27年ぶりの出来事。

■各作品の「レベルがきっ抗」直木賞の選考委員を務める作家の京極夏彦さんは、受賞作がなかった理由について「(各作品の)レベルがきっ抗しておりまして、最終的にどれか1つを選ぶわけにはいかないというのが選考委員全員の総意。極めて最後までそれぞれが(受賞作を出そうと)あがいた」とコメント。約4時間議論が行われたが、突出して票を集めた作品は出なかったと説明。

2025年7月17日 (木)

芥川・直木両賞該当なし 27年ぶり、出版界に影響も

173回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が16日、東京都内で開かれ、芥川賞は「該当作なし」と発表された。


今回の芥川賞は、米国出身のグレゴリー・ケズナジャットさんの「トラジェクトリー」駒田隼也さんの「鳥の夢の場合」詩人の向坂(さきさか)くじらさんの「踊れ、愛より痛いほうへ」日比野コレコさんの「たえまない光の足し算」――の4作品が候補になっていた。


"芥川賞「該当作なし」 川上弘美さん「選考委員一同、残念」" - 毎日新聞 

https://l.smartnews.com/m-5P9SdeBG/PBPrZ4


"芥川・直木両賞該当なし 27年ぶり、出版界に影響も" - 共同通信 

https://l.smartnews.com/m-5P8IpqAo/o4OYzW

2025年7月16日 (水)

現代思潮新社が9月末で廃業へ

出版社の現代思潮新社が9月末で廃業へ「創業者の遺志を尊重」…現代思潮社として創業、「サド裁判」で注目(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュースhttps://share.google/FTMLifIfaheCidVXH


廃業のお知らせ

1961年、石井恭二が創業した株式会社現代思潮社は、2000年、石井恭二の引退を期に社名を現代思潮新社と改め再出発をし、引き続き皆様にご愛顧いただいてまいりました。しかしながら、今般、諸般の事情により、2025年9月末日をもちまして廃業することにいたしました。ここにご報告申し上げます。
かねてより石井恭二が念願としていた「出版社としての死滅」を成就、石井との約束を果たすことができ、万感の思いを感じております。 
これまでご支援ご芳情を賜りました皆様に深く御礼申し上げます。

株式会社 現代思潮新社
社員一同

株式会社現代思潮新社 https://share.google/rsmU41Jy8UIBcc1fY


出版社「現代思潮新社」(東京都豊島区)は15日までに、9月末日に廃業すると発表した。

前身の現代思潮社は渋沢龍彦が翻訳したサドの「悪徳の栄え」などを刊行する傍ら、1969年に美学校(東京都千代田区)を設立した。(共同)

- 社会 : 日刊スポーツnikkansports.com

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『DOCTORS 最強の名医』テレビ朝日系

「木曜ドラマ」枠(木曜 21:00 - 21:54)で放送されたテレビドラマシリーズ。


概要

赤字経営の堂上総合病院へ、外科医の相良浩介がやって来た。

相良は患者に優しく接して、医療の現場を悪意で汚す者に対しては、脅しをかけたり追い込んだり手段を選ばぬ医師である。

それは患者を救う信念によること。

そんな主人公の相良浩介役を演ずる沢村一樹は、木曜ドラマ初主演作となった。


【登場人物 キャスト】

相良浩介 ・沢村一樹 · 森山卓 ・髙嶋政伸 · 

宮部佐知 ・比嘉愛未 相原亜美 ・黒川智花  

田村戸紀子 ・宮地雅子 佐々井圭 ・正名僕蔵  

渋谷翔子 ・滝沢沙織 高泉賢也 ・敦士

瀬戸晃・浅利陽介 皆川翔太・小田将聖

皆川琴美・菅野美穂 花村玲子・石田ひかり

森山日美子・松坂慶子 桃井正一・小野武彦

皆川和枝・伊藤蘭 堂上たまき・野際陽子


【スタッフ】

脚本 - 福田靖

音楽 - 林ゆうき

演出 - 本橋圭太、猪原達三(S1 - S2)、樹下直美(S2 - S3)、常廣丈太(S3

医療監修 - 森田豊、林恭弘

医療アドバイザー - 森田豊

医事監修 - 堀エリカ、長谷川剛

医事指導 - 林恭弘、長谷川剛、水田耕一、平川輝治、内ヶ崎西作

医療協力 - 加藤実、渡辺徹雄、小ヶ口恭介

看護指導 - 堀エリカ、上野真希、RFN

看護指導助手 - 上野真希

手術映像協力 - 河村浩二

ゼネラルプロデューサー - 三輪祐見子

チーフプロデューサー - 黒田徹也

プロデューサー - 松野千鶴子(アズバーズ)、及川博則(S1 - SP2013)、神馬由季(アズバーズ / SP2015 - SP2018)、岡美鶴(アズバーズ / SP2018)、都築歩(テレビ朝日 / SP2021

制作協力 - アズバーズ

制作著作 - テレビ朝日2011

2025年7月15日 (火)

『侍タイムスリッパー』7月18日午後9時~日本テレビ放送

『侍タイムスリッパー』が、日本テレビ系の「金曜ロードショー」で718日に地上波初放送される。

48回日本アカデミー賞でインディーズ映画として、初めて最優秀作品賞を受賞した時代劇コメディー。

幕末の侍が雷に打たれて現代の時代劇撮影所にタイムスリップして、理解不能な状況に戸惑いながらも、時代劇の「斬られ役」として第二の人生に奮闘する姿を描く。

【予告編】

https://youtu.be/IaihQFgFjEU?si=y0oPc12iEdX5C3Zc


通常の邦画の10分の1以下の制作費で、スタッフもわずかな逆境の中で制作され、公開時1館のみの上映だったが、口コミで評判が広がり、全国380館の映画館で上映されるまでに拡大。興行収入10億円を超える大ヒットを記録して社会現象となる。


普段はビデオ撮影業のかたわら農業を営む安田淳一監督。映画の製作、配給を事業とする「未来映画社」を設立して、47歳の時に撮影した自主映画「拳銃と目玉焼」(14)で長編映画デビュー。

自主制作ゆえ制作資金の調達に奔走、コロナ禍時期もあり資金集めが難航する。

映画完成時の監督の口座残高は7000円で、映画が当たらなければ農業も続けられない崖っぷちに追い込まれていた。


『侍タイムスリッパー』放送日時
7
18日午後9時~1129分日本テレビ

<スタッフ>
監督・脚本・撮影・照明・編集 他:安田淳一
殺陣:清家一斗(東映剣会)
床山:川田政史(東和美粧)
時代劇衣装:古賀博隆、片山郁江(東映京都撮影所衣装部)
照明:土居欣也、はのひろし

<キャスト>
山口馬木也、冨家ノリマサ、沙倉ゆうの
峰蘭太郎、紅萬子、福田善晴
井上肇、田村ツトム、安藤彰則、庄野﨑謙

<ストーリー>
時は幕末、京の夜。会津藩士高坂新左衛門は暗闇に身を潜めていた。「長州藩士を討て」と家老じきじきの密命である。名乗り合い両者が刃を交えた刹那、落雷が轟いた。やがて眼を覚ますと、そこは現代の時代劇撮影所。新左衛門は行く先々で騒ぎを起こしながら、守ろうとした江戸幕府がとうの昔に滅んだと知り愕然となる。一度は死を覚悟したものの心優しい人々に助けられ少しずつ元気を取り戻していく。

映画「ドラゴンボール超ブロリー」原作・脚本・キャラクターデザイン - 鳥山明

劇場版20作タイトルとなった「ドラゴンボール超(スーパー)ブロリー」は、原作者・鳥山明氏が脚本を手掛けており、「力の大会」後の世界を描いた正史へと連なる物語が展開する。


「力の大会」後の平和な地球。悟空は宇宙のまだ見ぬ強者に備え、更なる高みを目指して日々修行に明け暮れていた。

ある日、悟空とベジータの前に、超サイヤ人・ブロリーが現れる。地獄から舞い戻ったフリーザも巻き込み、3人のサイヤ人の運命は交錯し、やがて壮絶な戦いの火蓋が切って落とされる。

【声の出演】

野沢雅子 堀川りょう 中尾隆聖 久川綾

古川登志夫 渡辺菜生子 草尾毅 千葉繁

山寺宏一 森田成一 大友龍三郎

銀河万丈 宝亀克寿 島田敏


【予告編】

https://youtu.be/OSybsG3T4KI?si=pgIb41RHvYXJ5YbU


今作品について鳥山明氏は、過去にデザインだけ描いたブロリーは忘れていたが「今度の敵は未だに日本だけでなく、海外でも人気があるブロリーにしたらどうか」と担当者に提案されて「当時の劇場版を見返したところ、アレンジ次第ではかなり面白くなると感じ、『超』のシリーズに取り込んで話を作った。

ブロリーファンをガッカリさせないように昔のイメージを意識しつつ、新しい一面も加えてリニューアルし、より魅力的なブロリーになったと思っている。」という。


【スタッフ】

原作・脚本・キャラクターデザイン - 鳥山明

製作 - 村松秀信、木下暢起、石原隆、高木勝裕、垰義孝、伍賀一統

企画 - 森下孝三、伊能昭夫

シニアプロデューサー - 鈴木篤志、臼井裕詞

プロデューサー - 林田師博、冨永理生子

企画協力 - 集英社、ドラゴンボール室、Vジャンプ編集部

キャスティング協力 - 原道太郎

音楽 - 住友紀人

作家マネージメント・音楽制作 - 木尾栄子、木村菜穂子(レガートミュージック)

音楽プロデューサー - 島谷浩作、津島玄一、金野沙矢香、野村賢吾

音楽協力 - ライジングプロダクション、エイベックス・エンタテインメント、クループレイス、東映音楽出版、東映アニメーション音楽出版、フジパシフィックミュージック、レガートミュージック、Sound City

製作担当 - 稲垣哲雄

絵コンテ - 長峯達也、三塚雅人、唐澤和也

CGディレクター - 牧野快

デジタル撮影監督 - 元木洋介

編集 - 後藤正浩

録音 - 伊東光晴

音響効果 - 西村睦弘(JetSoundEngine

色彩設計 - 永井留美子

美術設定 - 須江信人

美術監督 - 小倉一男

作画監督 - 新谷直大

パート作画監督 - 辻美也子、井手武生、高橋優也、舘直樹、中谷友紀子、渡邊巧大

エフェクト作画監督 - 橋本敬史

サブキャラクターデザイン - 多嘉良敢

メカニックデザイン - 升井秀光

プロップデザイン - 仲條久美

原画 - 大西亮、志田直俊、佐藤雅将、大塚健、久保田誓、林祐己、馬越嘉彦、他

色指定検査 - 加藤良高、竹澤聡

デジタル特殊効果 - 太田直

美術設定補佐 - 岩澤美翠

背景3Dモデル、レイアウト - 相原誠、関谷薫

背景進行 - 平田浩章

背景進行補佐 - 大川結加、NGOC THO THU YEN

デジタル撮影監督補佐 - 新井拓己

撮影監修 - 和田尚之

モニターワークス - 田村あず紗、楊怡

編集助手 - 新見元希

サウンドアドバイザー - 佐藤恭野

記録 - 沢井直子

製作進行 - 野本雄也、本田竜馬、松井翔

動画仕上進行 - 河本隆弘

美術進行 - 海野知義

設定管理 - 矢口雅之

演出助手 - 都築悠一、小松由依

助監督 - 唐澤和也、宍戸望

監督 - 長峯達也

製作 - 2018 ドラゴンボール超」製作委員会

配給 - 東映

配給協力 - 20世紀フォックス映画

2025年7月14日 (月)

ペルセウス座流星群観測の問題

■月明かりの中でペルセウス座流星を見る

ペルセウス座流星群は北半球でも特に多くの流星が毎年安定して出現する「三大流星群」のひとつ。

今年は7月17日~8月23日ごろが、最も多くの流星が流れる。極大夜は8月12~13日となる。

今年は8月9日に「スタージョンムーン(チョウザメ月)」の満月が昇る。ちょうど流星群が見ごろとなる夜に、満月を過ぎたばかりの月がほぼ一晩じゅう空を煌々と照らしているため、火球クラスの明るい流星以外は月光にかき消されてしまう。 

これが2025年のペルセウス座流星群観測の問題。

ペルセウス流星群観測: Yahoo!ニュース

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『あんぱん』『べらぼう』『舟を編む』 NHKに急増中の“出版もの”ドラマに惹かれる理由

朝ドラ『あんぱん』が新聞記者編に突入したことで、奇しくも現在NHKで放送中のドラマ3作が、新聞・出版業界を描いていることに注目したい。

大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』では、蔦屋重三郎(横浜流星)が本屋「耕書堂」を起点に、華やかな江戸文化のメインストリームへと躍り出てゆく。

昨年NH KBSで高い評価を受けた『舟を編む〜私、辞書つくります〜』は、待望の地上波放送。玄武書房初の中型辞書『大渡海』の制作に情熱をかける人々を描く物語。これが原作より面白い脚本となっている。


ソース: Yahoo!ニュース

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2025年7月13日 (日)

幻の未発表原稿”が甦る! あの『ワイルド7』の望月三起也が遺した作品を単行本化へ!

望月三起也の未発表作品を単行本化するためのクラウドファンディングプロジェクト「“幻の未発表原稿”が甦る! あの『ワイルド7』の望月三起也が遺した作品を単行本化へ!」が、復刊ドットコムにより企画されている。

自宅の倉庫から、タイトルすら付けられていない未発表作品が発見された。原稿は全ページが完成しており、吹き出しには写植まで貼られている状態。

「この作品を、ぜひ多くの方にご覧いただきたい!」という思いから、復刊ドットコムでは同原稿を出版するプロジェクトを立ち上げ、クラウドファンディングを通じて支援を募るに至った。

望月三起也による未発表作品の単行本化を目指す、支援者と正式タイトルを募集- コミックナタリー  https://l.smartnews.com/m-5Nz4Enrq/rFmWwK

物語の軸となるのは、裏社会の組織・黒まむしの金庫破りをして逃亡しているチンピラ・早見優太郎と、相棒でアフガニスタン出身の少年ムハンマド・ソージャ。2人は女装し、社会人のK&KK女子サッカー部に身を隠すことになる。K&KK株式会社は人材派遣や不動産業を生業としているが、中東・東南アジアの出稼ぎ外国人を不法就労させており、その斡旋役こそ黒まむしで……。プロジェクトページでは第1話が無料公開されている。

“幻の未発表原稿”が甦る! あの『ワイルド7』の望月三起也が遺した作品を単行本化へ! | GREENFUNDING

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2025年7月12日 (土)

石破首相「なめられて、たまるか」発言

 石破首相は千葉県船橋市内で行った参院選の街頭演説で、関税交渉について「国益をかけた戦いだ。なめられてたまるか。たとえ同盟国であっても正々堂々言わなければならない」と話していた。


 この発言について、元内閣官房参与で京大大学院教授の藤井聡氏は「これを見た時、驚愕したんですね。歴史上最大の失言になり得る言葉なんですね」と述べた。


 「なぜかというと、『なめられてたまるか』って日本語は、日本語だったらちょっと軽いじゃれあいみたいな言葉に聞こえますけど、理屈でいうと、『なめる』っていうことは『侮辱する』っていうことなんですよね。『たまるか』っていう言葉は『耐えられない』あるいは『許さない』って言ってるんですよ。だから『トランプよ、お前は僕のことを侮辱している。その侮辱していることを、絶対に許さない』という風に訳すことができるんです、英語では」と指摘。


 続けて「しかも、『戦いだ』って言っているんですよ。違うんですよ。トランプは『ディールをしよう』って言ってきているんです。ディールっていうのは、相手の立場を理解しながら、相手の立場も考慮しながら交渉していくもんですけど。戦いっていうことは、相手をつぶす行為なんですよ。これね、字義通り訳されたらもう、アウトですわ。(関税率)30%とか40%やったるわ、とか言われても仕方ない」と厳しい見方を示した。


 さらに、これが街頭演説での発言であることに、「外務省、めちゃくちゃ焦ったらしいんですよね。それはそうですわ。密室で言うんやったらええけども、国民に言ってるっていうことは、国民に宣戦布告したようなことになりますからね。訳し方によっては」とも。


 ただ、「外務省が焦ってものすごい翻訳を調整して、ロイターの記事が出たんですけど、めちゃくちゃライトな英語になっているんです。ものすごくぬるく訳してくれたんで、これはトランプが気付かない可能性はあります」と話していた。

【日刊スポーツ】


● アメリカのトランプ大統領は、新たに8カ国に対して関税率を通知したと発表しました。来月1日の期限も延長しないと宣言しています。こうしたアメリカの対応について、石破茂総理大臣は「なめられてたまるか」と強い言葉で反発しています。 

ソース: テレ朝NEWS
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2025年7月11日 (金)

ヒューゴー賞受賞作、エミリー・テッシュ『宙そらの復讐者』(金子浩 訳、原題Some Desperate Glosy)を8月6日に四六判並製単行本発売。

エミリー・テッシュは日本初登場の作家。本書が3作目で、第一長篇となる新しい作家。

エミリー・テッシュは2019年にデビュー作のノヴェラ Silver in the Wood を発表、翌年に続篇のノヴェラ Drowned Country を発表します。この Silver in the Wood 2020年に世界幻想文学大賞のノヴェラ部門を受賞します。そして2021年、アスタウンディング新人賞を受賞。

そして3作目の本書『宙そらの復讐者』で、初長篇ながら、ヒューゴー賞を受賞。ヒューゴー賞のほかに、クラーク賞、ル・グィン賞、ローカス賞第一長篇部門の候補にも。

鮮烈なデビューをとげ、すでにいくつもの賞を受賞した新鋭の作家。


ヒューゴー賞受賞の本格宇宙SF大作! 

アスタウンディング賞受賞著者の第一長篇

人類最後の生き残り〈ガイア・ステーション〉の子として、キアは日々厳しい戦闘訓練を続けてきた。胸に抱くのは、地球を滅亡させた異星人とその時空を操る装置への復讐のみ。だが、ガイア司令部の嘘を知って、彼女は旅立った……地球が滅亡しなかった世界に!

宇宙SF、ミリタリーSF、時間SF、並行宇宙、機械知性、陰謀、復讐、友情、家族愛……これらの要素が全部つまった本格派のすごいSFです。


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《海外の書評を紹介》

このすばらしい物語は、アーシュラ・K・ル・グィンやオクテイヴィア・バトラーといったジャンルの巨匠たちの作品と棚に並ぶに値する。

パブリッシャーズ・ウィークリー誌、星付きレビュー

アーシュラ・K・ル・グィンやオクテイヴィア・バトラーと並べて評されています。


古典的なミリタリー・スペースオペラのように始まるが、はるかに複雑で興味深いものへと開花する。……巧みに語られる物語に、スリリングなアクションと示唆に富む内容が結びつき、AI、ファシズム、ジェンダー問題といった人気のテーマを扱っている。著者はまたなにか賞を受賞しそうだ。

ガーディアン紙


世界幻想文学大賞とアスタウンディング新人賞を受賞してきた著者に、ヒューゴー賞をもたらした。


もし魅力的なアイデアに満ちたページターナーをお探しなら、『宙そらの復讐者』はまさにうってつけだ。

ワシントン・ポスト紙


このデビュー長篇は、作家ならだれしも書きたかっただろう。

ジョン・スコルジー(『老人と宇宙そら』著者) 


7月に『怪獣保護協会』の文庫版を発売するジョン・スコルジーから賛辞


『宙そらの復讐者』には、あらゆる点で驚かされました。宇宙を舞台にしたサスペンスであり、脱洗脳の物語であり、アイデンティティと意味についてのメッセージでもある本書は、SFジャンルに加わる極めて新鮮な作品です。私のお気に入りの棚に永遠に残るでしょう。

V・E・シュワブ(『アディ・ラルーの誰も知らない人生』著者)


この本を読むと、革命的な出来事を目の当たりにするような感覚になる……きっとあなたを良い方向へ変えるだろう。

オリヴィー・ブレイク(『アトラス6』著者)

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『宙そらの復讐者』

エミリー・テッシュ 金子  

装画/鈴木康士 装幀/岩郷重力

早川書房 単行本四六判並製/電子書籍版 

544頁 4,180円(税込)

202586日発売

2025年7月10日 (木)

ゴッホ 新たなる“発見”の旅 NHK BS 7月12日(土) 午後9:00~午後10:30

炎の画家ゴッホ。

近年、新たな「真作」や「贋作」が相次いで見つかっています。

ゴッホ研究の世界的権威「ファン・ゴッホ美術館」の真贋鑑定の裏側に、今回、特別にカメラを持ち込むことが許されました。

皆さまを、まだ誰も見たことのないゴッホ発見の旅にお連れします。

語り森田美由紀
番組サイト:https://www.nhk.jp/p/ts/M9QKRR7JWQ/


75日に大阪で開幕して、今後、東京と名古屋でも行われる「ゴッホ展~家族がつないだ画家の夢~」。 

ゴッホの作品30点以上が展示され、ゴッホ直筆の手紙も初来日しました。また、「ひまわり」などの傑作を大迫力の映像で見られるイマーシブ(没入)コーナーもあります。

2025年7月 9日 (水)

《盛夏のなかでミステリー三冊》

《盛夏のなかでミステリー三冊》

『血の収穫』

● 『ハマースミスのうじ虫』

『狩人の夜』


多くのクリエイターたちに影響を与えた長編バイオレンス小説。書名を浮かべただけで、派手な展開を思い出す。黒澤明監督が時代にして、もろに用心棒を活躍させた『血の収穫』は、SFや冒険活劇にも脚色したら想像するに荒唐無稽な世界だろう。

鉱山で繁栄した村を舞台にしてるので、ニールヤングのAfter the Gold Rushを読書音楽にして、読んだら結構バイオレンス展開とマッチした。

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血の収穫、ダシール・ハメット

ポイズンヴィルは鉱山会社社長の大物が労働争議対策として集めたギャングたちによって、支配され汚濁に満ちた市になっていた。

その浄化を望む男に呼ばれたコンティネンタル探偵社の私が市に着いた途端に、その男は殺されてしまう。その男の父親である鉱山会社社長がそのまま、市の浄化を私に依頼した銃弾飛び交う、血で血を洗う抗争を巧みに利用しながら私は市の毒に挑んだ。

ハードボイルドの巨匠ハメットの長編デビュー作。

ハメットの得意とする叙情を排した乾いたスピーディな文体で物語は進められる。荒っぽいがリアルで味のある会話や人物描写は、探偵小説にリアリズムを持ち込んだものとも評されハードボイルド探偵小説の嚆矢として、多くの作家たちに影響を与えた。


● ハマースミスのうじ虫 ウィリアム・モール

葡萄酒商会の重役キャソン・デューカーは、素人探偵を趣味としている。

人間観察家の彼は行きつけのクラブ「ケイン」で、銀行重役ヘンリー・ロッキヤーが酒を浴びるほど飲んでいる姿に興味をひかれた。その乱れぶりは、普段の謹厳なロッキヤーからは想像もつかない。酔った勢いを利用したキャソンは、ロッキヤーの不機嫌の理由を聞き出す。

 それはロッキヤーが恐喝された事実で、同性愛者だと根も葉もない噂を広めるのを阻止するのに大金を払ったという。なぜ事実無根の脅しに屈するのかキャソンの問いに、貧民街の少年を対象にした帆走クラブ設立を目前に控えて、噂が広がれば計画がおじゃんになってしまうとのこと。

 キャソンが驚いたのは、バゴットと名乗る恐喝者の用意周到さだった。小柄で眼鏡をかけたその平凡な容姿は、あまりに平凡なために記憶にも残らない。そして彼の犯罪理論は明晰極まりない。


 そして弱みを握られた被害者は、裁判で証言をすると二の足を踏む。例外ではなく、調査の結果バゴットは以前にも恐喝を働いて、被害者のグリーンハーフという男は自殺していた。再び被害が繰り返されるのを防ごうと、キャソンは調査を始めた。

 ロッキヤーの話から、バゴットがローマ時代の彫刻に興味を持っているのを知り、計画を立てる。友人の骨董商ウィリントンの協力により、バゴットが目をつけそうな彫刻を競売にかけ、おびき寄せようとする。

計画は成功して、バゴットらしき男を特定したキャソンは、その男の後をつけ住まいをつきとめた。変装して近所に作家として下宿したキャソンは、バゴットの日常を監視し、現行犯で逮捕しようとするが、バゴットはなかなか隙を見せない。


 一度脅迫した相手には二度と接触しない頭脳的な脅迫者バゴット。被害者は噂が広まるのを恐れて証言しない。この憎むべき相手に対して立ち上がったキャソンが調査に乗り出す。

 探偵役キャソンが、人間の性質に興味を持つ思索家である。最初は狡猾でつけいるスキの全くないバゴットが、徐々に人間性を露わにしていく。物理的な捜査と解剖されてゆく心理サスペンスとなる。

 ローマ美術に興味を示す美的なセンスを持つバゴットは、教養に似合わぬ世俗的欲望の持ち主的ある。認められたい、チヤホヤされたい一心でバゴットは犯行を重ねた。そして完膚無きまでに暴いてしまわれるのだった。


狩人の夜 デイヴィス・グラブ

大不況時代のオハイオ川流域。 家族のために強盗殺人を犯して強奪した1万ドルの在り処を誰にも告げることなくベン・ハーバーは処刑された。

同じ監獄に入った伝道師ハリー・パウエルは、ベンから金の在り処を聞き出そうとするが、結局果たせず釈放される。

ハリーは未亡人ばかりを狙って詐欺と殺人を繰り返す、後家殺しであったが、聖職者の隠れ蓑で、凶悪な犯行で投獄されるのを免れていた。

ハーパー家には未亡人となったウィラと9歳のジョン、4歳のパールの3人が残された。ベンが処刑されウィラが地元のアイスクリーム屋で働いて生計を立てるようになった。

或る日、クリーサップの街にハリーが突然あらわれた。ハリーの右手の親指以外の4本の指には「LOVE」、左手の方には「HATE」の、それぞれの4文字が刺青されていた。その刺青を用いた巧みな説教によって、人々に取り入る。そしてウィラと再婚して、子供たちからベンが隠した大金の在り処を聞き出そうとするのだった。

連続ドラマ「ちはやふる―めぐり―」(日本テレビ系)9日から放送

人気マンガが原作で、アニメや映画シリーズが人気だったが、実写版の連ドラが放送されるのは今回が初めて。

ドラマには映画版にも出演していた上白石萌音が、梅園高校の競技かるた部に顧問として赴任してきた大江奏役で出演するほか、広瀬すず、野村周平、矢本悠馬、森永悠希、佐野勇斗、優希美青ら、瑞沢高校かるた部のOGOBが集結する。


今期の注目作として期待を寄せられている。本作でメインプロデューサーを務める榊原真由子さんが、10年ぶりの「復活」を決めた経緯など語った。


競技かるたを通して、主人公の綾瀬千早と仲間たちの友情や成長する姿を描いた、漫画家、末次由紀さんによる「ちはやふる」は、「ちはやふる―上の句―」「同―下の句―」(いずれも2016年)、「同―結び―」(18年)の三部作として実写映画化され、シリーズ累計の興行収入が45億円を超えるヒットとなった。連ドラは、映画版から10年後を舞台にしたオリジナルストーリー。廃部の危機にある梅園高校の競技かるた部に所属する藍沢めぐる(當真)が、顧問として赴任してきた大江奏(上白石)と出会って成長し、高校最強の瑞沢高校に挑む姿を描く。


「映画『ちはやふる』シリーズのプロデューサー北島直明Pが、『結び』が終わった時に、『10年後、またみんなで集まりたいね』という話をしていた。三部作が終わった後に続編の話がちらほらと浮かんではいたそうです。でも、きれいに完結してるし、高校生の話だからあれ以上描きようがないなと。映画監督の小泉徳宏さんとしても、『ちはやふる』は完結したという思いがあって、続編という話は進まなかったのですが、違う形でなら続編ができるんじゃないか北島Pの思いもあり、末次先生に相談したところ、ご不安はあったと思うんですけど、先生も面白いといってくださって実現に至りました」


「今回、新しいキャラクターを生み出すことになるのですが、最初に末次先生にお会いした時に言われたのが、『その命の責任を誰が取るのか』ということでした。新しいキャラクターを生み出して、その後の命の責任。漫画の『ちはやふる』に出てくるキャラクターの命の責任は末次先生が持っているけど、今回は先生ご自身が脚本を書くわけではない。脚本家、プロデューサー、監督がいて。生み出したキャラクターの命には責任があるということをおっしゃってくださって、そのことについてきちんと考えてほしいと言われたことがすごく印象に残っています。」


◾️作品概要

タイトル:『ちはやふる-めぐり-』

放送日時:202579日(水)放送開始

     毎週水曜22:002300

出演者

當真あみ 原菜乃華 齋藤潤 藤原大祐

山時聡真 大西利空 嵐莉菜 坂元愛登 高村佳偉人 橘優輝

/石川雷蔵 瀬⼾琴楓 高橋佑大朗/藤枝喜輝 大友一生 漆山拓実

要潤/富田靖子 高橋努 波岡一喜/高嶋政宏(特別出演)

内田有紀(特別出演)/上白石萌音

【広瀬すず 野村周平 矢本悠馬 森永悠希 佐野勇斗 優希美青】


スタッフ情報

原作:末次由紀『ちはやふる』(講談社「BELOVE」所載)

ショーランナー:小泉徳宏

監督:藤田直哉・本田大介・松本千晶・吉田和弘

脚本:小坂志宝・本田大介・松本千晶・金子鈴幸

脚本協力:モノガタリラボ

音楽:横山克

主題歌:Perfume『巡ループ』 UNIVERSAL MUSIC LLC

プロデューサー:榊原真由子・巣立恭平・中村薫・平田光一

企画・プロデューサー:北島直明

チーフプロデューサー:松本京子

制作協力:ROBOT・ウインズモーメント

製作著作:日本テレビ

 

番組公式ホームページ:https://www.ntv.co.jp/chihayafuru-meguri/

番組公式X@chihaya_koshiki

おみやさんスペシャル

資料係の窓際警察官が挑む 40年の時を超えた 赤いスカーフのトリック!!「捜査資料の山に真実はある!!窓際警察官が昭和の迷宮入り事件に挑む!冬の京都に消えた女手がかりは赤いスカーフと紅葉の記憶45年の時を経て動き出した三世代トリック」)


京都市内の路地裏でフリーライター・江藤竜三(深水三章)が刺殺される事件が起き、京都府警捜査一課は騒然。そこへ新設された刑事企画課資料係の係長として鳥居勘三郎(渡瀬恒彦)が赴任してきた。

当分の間、一課内のスペースに間借りする身となった鳥居は、遺体の上着から半分に裂かれた赤いスカーフが出てきて、捜査情報を漏れ聞いて引っかかる。実は過去に同じように、遺体から半分に裂かれた赤いスカーフが見つかった事件が起きていたのだ。それは1969年、京都市内の山林で、料亭の仲居・足立タエ子(河合美智子)の刺殺死体が発見された未解決事件で、彼女は終戦直後の神戸で進駐軍相手に夜の女として生きていた悲しい過去があり、仕事仲間やアメリカ兵の間では赤いスカーフのリリーとよばれていたという。1969年の事件と今回の事件のスカーフは、もしや同じものでは…!? そう考えた鳥居は、自分のお目付け役を命じられた神尾ちず(貫地谷しほり)と共に、元刑事・平松勝己(石橋蓮司)のもとを訪ねる。すでに退職し、僧侶となっていた平松は犯人逮捕に至らなかった罪悪感から、タエ子の遺品をずっと保管してきたという。だが、2つのスカーフを鑑定したところ、まったく別のものであることが判明。捜査一課の面々は、半世紀近くも前の事件にこだわっていた鳥居に呆れ顔を見せる。そんな中、殺される3日前、江藤が繁華街で名門女子高に通う岡本エリカ(荒川ちか)にしつこくからんでいたという目撃情報が浮上し、鳥居とちずはエリカの母・岡本佐知代(東ちづる)を訪ねる。佐知代は老舗の宿上鴨旅館の女将で、多忙のためエリカが最近学校を休みがちなことにも気づいていなかった。鳥居は、秋の草花をふんだんに飾ってある旅館の中で、なぜか紅葉だけが装飾に使われていないことに違和感を覚えるが…!?その矢先、殺された江藤が、大手ホテルチェーンミリアンホテルの元名誉会長・小笠原歌子(多岐川裕美)と親しかったことがわかる。恐喝の前科もあるならず者の江藤と、ホテル界の女帝の異名を持つ歌子の間に何があったのか、鳥居はいぶかしむが…!?その後、新たな殺人事件が発生。鳥居が何者かに襲われる事態も起き、事件はさらに複雑に絡み合っていき…!?【以上、テレビ朝日広報資料より引用】


2016/02/1321:00-23:06放送

土曜ワイド劇場


【原作者】石ノ森章太郎(石森章太郎)「草壁署迷宮課おみやさん」

【脚本】岩下悠子

【監督】和泉 聖治

【出演】渡瀬恒彦、貫地谷しほり、東 ちづる、長谷川朝晴、石橋蓮司、小野寺 昭、多岐川裕美、深水三章、河合美智子、松島紫代、菅原大吉、加藤虎ノ介、工藤俊作、小野寺 丈、中西良太、荒川ちか、戸塚 純貴、野口貴史、鷲尾真知子、織本順吉、北原 雅樹、吉木遼、和泉そら、峰 蘭太郎、上西雄大、白井滋郎、園英子、山田アキラ、三嶋健太、伊庭剛、細川純一、島居香奈、窪田弘和、林哲夫、松田 苺、中村文徳、トーマス・リンドブルーム、スタンコ・ゴイッチ、小酒井円葉、中島瞳、御厨文香、玉井虎白、

(チーフプロデューサー:大川武宏(EX))(プロデューサー:榎本美華(東映)、丸山 真哉(東映)、川島誠史(EX)

局系列ANN

制作会社(制作:東映、EX

【音楽】大島ミチル

HP http://www.tv-asahi.co.jp/omiyasan2016/

2025年7月 8日 (火)

ドラマ「誘拐の日」(テレ朝火曜後9)放送

俳優、斎藤工(43)テレビ朝日系主演ドラマ「誘拐の日」(8日スタート、火曜後90)が放送。


斎藤演じる心優しきマヌケな誘拐犯と子役、永尾柚乃(8)扮する富豪の病院長の娘で記憶喪失の天才少女がコンビを組んで、逃避行を繰り返しながら身に覚えのない殺人事件の犯人を探すヒューマンミステリー。


深澤辰哉(Snow Man)、江口洋介、内田有紀、安達祐実、望海風斗、佐藤寛太、鈴木浩介、長谷川初範ら多彩かつ豪華な共演者が集結しているドラマが、つい78日(火)より初回拡大スペシャルで放送スタートする。


脚本(丑尾健太郎)

監督(深川栄洋、片山修)

音楽(長岡成貢)

ゼネラルプロデューサー(大江達樹)

プロデューサー(峰島あゆみ、菊池誠)

制作著作(テレビ朝日)

制作協力(アズバーズ)

暑中見舞い申し上げます

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涼しくアイスクリームを食べました。

2025年7月 6日 (日)

中村アンが“夫”を罵倒・叱責… 小澤征悦と夫婦役『朝山家』

 俳優・中村アンと小澤征悦がW主演を務める、ABCテレビ・テレビ朝日系の日10ドラマ『こんばんは、朝山家です。』(毎週日曜 後1015、第1話=後1030~)が6日放送スタートする。

連続テレビ小説『ブギウギ』などの足立紳氏が脚本・監督を務めて、家族をモデルに描くホームドラマ。キレる妻の朝山朝子(中村)と残念な夫の朝山賢太(小澤)が、罵倒と叱責、ときどき愛で家族の難題を切り抜けていく。

劇中ドラマ「ムキムキ」や、劇中映画「夜山家の人々」にも注目。足立氏の実生活が朝山家のドラマとなり、その朝山家が劇中で自分たちをモデルに夜山家を描くマトリョーシカのような三重構造となる。

1話「朝山家の長くて短い1日」
朝山家は、脚本家として売れている夫の賢太(小澤征悦)、夫のために事務所を設立し社長を務める妻の朝子(中村アン)、高校1年の長女・蝶子(渡邉心結)と小学6年の長男・晴太(嶋田鉄太)の4人家族。

そんな朝山家のある朝。賢太はソワソワしながらその日を迎える。執筆した朝の国民的ドラマ、通称・国ドラの「ムキムキ」がいよいよ放送になる。

記念すべき初回を家族に見せたい!その欲求のまま、賢太は一緒に観ようアピールを家中で繰り広げる。しかし時間になっても居間には賢太の姿しかない。

発達障がいの特性から朝が弱い晴太はぐずって起きてこず、朝子はそんな晴太の世話と家事、仕事に出かける準備で大忙し。反抗期的不機嫌さがデフォルトの蝶子に至っては、父の仕事も国ドラも興味の対象外。

そして何より、賢太のジコチュウさに家族みんながイライラ。結局、賢太は一世一代の朝をさみしく過ごす。それは一見、気の毒なようだが、朝子にとっては、夫が日がなエゴサーチに明け暮れる、悪夢のような1日の幕開けだった。

【出演】 
朝山朝子=中村アン
朝山賢太=小澤征悦
則元桐子=さとうほなみ
木本美樹=影山優佳

朝山蝶子=渡邉心結
朝山晴太=嶋田鉄太
成瀬晃一=土佐和成
畠山想=佐野弘樹

1話ゲスト=赤江珠緒

梶本清=宇野祥平
中野智明=松尾諭

【スタッフ】
脚本・監督:足立紳
音楽:海田庄吾
主題歌:「Come back homeFUNKY MONKEY BΛBY'SUNIVERSAL MUSIC Polydor Record
チーフプロデューサー:山崎宏太
プロデューサー:寺川真未、宮本日奈美
加藤伸崇(SDP)、坪ノ内俊也(R.I.S Enterprise
協力プロデューサー:足立晃子
原案 足立紳・足立晃子『ポジティブに疲れたら俺たちを見ろ!!〜ままならない人生を後ろ向きで進む〜』(辰巳出版)
制作協力:SDP
制作著作:ABCテレビ

2025年7月 5日 (土)

はるかなる古代文明 AIで謎に迫る! ナスカの地上絵[字][再] 7月5日(土) 15:00〜16:30 放送時間 90分NHKBS

 巨大なナスカの地上絵は、だれが、いつ、どんな目的で描いたのか?AIを用いた調査によって、300点もの地上絵が新発見され、謎の古代文明の姿が浮かび上がってきた!

 番組内容 ナスカ地上絵の調査を行っているのは山形大学の研究チーム。古代ナスカの人々は、文字を持たなかったため、一切記録がなく、地上絵の存在は、考古学上の大きな謎だった。今回、大量に発見された地上絵の配置や図柄を検討した結果、そこに込められた意味や、描かれた意図が見えてきた。地上絵と、2000年前ナスカに花開いた驚くべき古代文明との関わりとは?番組は、南米ペルーで調査の最前線に密着。地上絵の謎に迫っていく。

【出演】山形大学教授…坂井正人,【語り】福山潤

2025年7月 4日 (金)

英国推理作家協会賞=「ダガー賞」の翻訳部門に、日本人作家の作品としては初めて王谷晶さん

世界でも権威がある推理小説の賞、英国推理作家協会賞=「ダガー賞」の翻訳部門に、日本人作家の作品としては初めて王谷晶さんの「ババヤガの夜」が選ばれた。

英国推理作家協会賞=「ダガー賞」は1955年に創設され、アメリカの「エドガー賞」と並び世界でも権威がある推理小説の賞とされていて、ロンドンで3日、受賞作が発表された。

このうち「翻訳部門」の受賞作に王谷晶さんの長編小説で、サム・ベットさんが翻訳した「ババヤガの夜」が選ばれた。

この作品は、恐ろしいほどけんかに強い主人公の女性が護衛を任された暴力団の会長の一人娘と信頼関係を深めながら、裏社会の闇に迫る物語。


迫力あるアクションや過激なせりふなど生々しい暴力的な描写が特徴で、2人の女性が生きる希望を追い求める姿がテンポよく描かれる。

5
年前に国内で発表されたあと、イギリスやアメリカ、韓国でも刊行され、海外では「洗練された手法で女性をエンパワメントする物語だ」などと評価されていた。

王谷さんは東京生まれの44歳で、ゲームのシナリオライターを経て作家として活動するようになり、恋愛や家族など幅広いジャンルの小説やエッセーを手がけている。

翻訳部門は2006年に創設され、今回は柚木麻子さんの「BUTTER」も最終候補に残っていましたが、「ババヤガの夜」が受賞した。

日本人作家の受賞は今回が初めてで、アジアの作家としては韓国のユン・ゴウンさんに続いて2人目の受賞。


NHK】世界でも権威があるとされる推理小説の賞、英国推理作家協会賞=「ダガー賞」の翻訳部門に、日本人作家の作品としては初めて王谷晶さん。

ソース: NHKニュース

https://share.google/sB0goDY1jerwV42DB

2025年7月 3日 (木)

展覧会「永劫回帰に横たわる虚無 三島由紀夫生誕100年=昭和100年」

展覧会「永劫回帰に横たわる虚無 三島由紀夫生誕100年=昭和100年」が、東京・表参道のジャイル・ギャラリー(GYRE GALLERY)にて、2025715()から925()まで開催される。


20世紀フランスの哲学者ロラン・バルトは、日本という国を、西欧的な「意味」に対して、こうした意味を欠く空虚な「表徴」から捉えた。言語学において、記号とは「シニフィアン」と「シニフィエ」からなる。ここで、文字や音声といった記号の感覚的側面が「シニフィアン」であり、指し示す意味内容が「シニフィエ」である。つまり、シニフィアンの指し示す先が、シニフィエという意味によって受け止められることで、意味作用が生じることになるといえる。


バルトはこうした「意味」に対して、意味内容を欠く「表徴」に溢れている社会として、日本文化の自由度を捉えた。ここで、シニフィアンの先には、指し示す意味内容としてのシニフィエはなく、シニフィアンは連鎖して展開してゆくことになるのだ。このように意味から解放された日本文化の例として、バルトは、天皇、都市、礼儀作法などを挙げている。


こうした日本の空虚と響きあうのが、三島由紀夫が残した「日本はなくなって、その代わりに、無機的な、からっぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜目がない、或る経済的大国が極東の一角に残る」という言葉だ。本展では、三島最後の長編小説『豊饒の海』をテーマに、意味から解き放たれた戦後美術の一面に光を当ててゆく。


展覧会「永劫回帰に横たわる虚無 三島由紀夫生誕100年=昭和100年」
会期:2025715()925()
会場:ジャイル・ギャラリー
住所:東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE 3F
開場時間:11:0020:00
休場日:818()
観覧料:無料

参加アーティスト
中西夏之、ジェフ・ウォール、杉本博司、アニッシュ・カプーア、池田謙、森万里子、平野啓一郎、友沢こたお
企画 飯田高誉

【問い合わせ先】
ナビダイヤル(11:0018:00)
TEL
0570-05-6990

2025年7月 2日 (水)

NHK「チョッちゃん」20日まで放送休止「参院選ふまえ判断」世良さん立候補に配慮か

NHKBSBSプレミアム4Kで放送中の連続テレビ小説アンコール「チョッちゃん」について、1日以降から20日までの放送分を休止すると発表した。

20日に投開票予定の参議院選挙をめぐる状況などをふまえて総合的に判断した」


ドラマに主役の恋人・夫役で登場している世良公則さん(69)が、参院選(3日公示、20日投開票)の大阪選挙区から無所属で立候補する方針を表明した。NHKは選挙報道の公平性に配慮したとみられる。


休止するのは毎週月~土曜午前715分~730分(NHKBSBSプレミアム4K 同時放送)毎週日曜午前8時~930分の1週間分6話連続(NHKBS毎週日曜午前10時~1130分の1週間分6話連続(BSプレミアム4K)-の「ちょっちゃん」の各放送。

721日から放送を再開する予定だという。


NHK「チョッちゃん」20日まで放送休止「参院選ふまえ判断」世良さん立候補に配慮か

https://l.smartnews.com/m-mcuwUHc/iouyyM

2025年7月 1日 (火)

映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』7月12日21時30分~土曜プレミアム(フジテレビ系)にて本編ノーカット地上波初放送

水木しげるさん生誕100周年記念作品公開映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』鬼太郎の誕生の秘密について、かつての目玉おやじと水木との出会い、そして二人の父が立ち向かう運命を初めて描いた新作の長編アニメーション映画、


映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』が、7122130分~土曜プレミアム(フジテレビ系)にて本編ノーカットでの地上波初放送。


ファンから絶大な支持を集めて、第47回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞を受賞、またアヌシー国際アニメーション映画祭コントルシャン部門にノミネートされるなど、国内外から高い評価を得て反響を呼び起こした。


● 『ゲゲゲの鬼太郎 私の愛した歴代ゲゲゲ』の7月放送予定のエピソードと、山内惠介さん&椎名林檎さんが担当する新エンディング曲も公開されました。 

https://share.google/cyujauXF7k2mxBM0B

● "フジ系、アニメ映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」、ノーカットで地上波初放送 鬼太郎の〝2人の父〟たちの物語" - 

https://l.smartnews.com/m-mcCS9hA/psMWE2

● "「ゲゲゲの謎」地上波初放送にSNSでは心配の声?「地上波大丈夫」トレンド入り

https://l.smartnews.com/m-5JgHuK0V/vcFx9v

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燐寸図案

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ペンギンタロットの原画

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