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2025年7月 3日 (木)

展覧会「永劫回帰に横たわる虚無 三島由紀夫生誕100年=昭和100年」

展覧会「永劫回帰に横たわる虚無 三島由紀夫生誕100年=昭和100年」が、東京・表参道のジャイル・ギャラリー(GYRE GALLERY)にて、2025715()から925()まで開催される。


20世紀フランスの哲学者ロラン・バルトは、日本という国を、西欧的な「意味」に対して、こうした意味を欠く空虚な「表徴」から捉えた。言語学において、記号とは「シニフィアン」と「シニフィエ」からなる。ここで、文字や音声といった記号の感覚的側面が「シニフィアン」であり、指し示す意味内容が「シニフィエ」である。つまり、シニフィアンの指し示す先が、シニフィエという意味によって受け止められることで、意味作用が生じることになるといえる。


バルトはこうした「意味」に対して、意味内容を欠く「表徴」に溢れている社会として、日本文化の自由度を捉えた。ここで、シニフィアンの先には、指し示す意味内容としてのシニフィエはなく、シニフィアンは連鎖して展開してゆくことになるのだ。このように意味から解放された日本文化の例として、バルトは、天皇、都市、礼儀作法などを挙げている。


こうした日本の空虚と響きあうのが、三島由紀夫が残した「日本はなくなって、その代わりに、無機的な、からっぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜目がない、或る経済的大国が極東の一角に残る」という言葉だ。本展では、三島最後の長編小説『豊饒の海』をテーマに、意味から解き放たれた戦後美術の一面に光を当ててゆく。


展覧会「永劫回帰に横たわる虚無 三島由紀夫生誕100年=昭和100年」
会期:2025715()925()
会場:ジャイル・ギャラリー
住所:東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE 3F
開場時間:11:0020:00
休場日:818()
観覧料:無料

参加アーティスト
中西夏之、ジェフ・ウォール、杉本博司、アニッシュ・カプーア、池田謙、森万里子、平野啓一郎、友沢こたお
企画 飯田高誉

【問い合わせ先】
ナビダイヤル(11:0018:00)
TEL
0570-05-6990

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