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8月31日(日) 12:00〜14:00 放送時間 120分 BSテレ東
主演松重豊・原作横山秀夫。警察小説の金字塔をドラマ化!緻密に計算された犯人との駆け引き。時効目前の事件を追う刑事の執念…迫るタイムリミット!仲村トオル、岸谷五朗
山梨県警の楠見昌平(松重豊)は20年前に起きた時効目前の事件を追っていた。容疑者の武内利晴(水橋研二)は本間ゆき絵(ともさかりえ)を強姦し、夫の敦志(山崎裕太)と揉み合いになり傷害致死罪に問われていた。3年前に犯人の武内から電話で、事件を詫びると共にある事をゆき絵に告げる。時効まで一週間武内が現れるのを待つが…部下の森(吉沢悠)に楠見は「七日で終わらない」と意味深な言葉を残す…。松重豊さんの渋い県警察が観れます。
【原作】横山秀夫「第三の時効」
(集英社文庫刊『第三の時効』所収)
【脚本】青島武
【監督】朝烏ツワ子
【出演者】
楠見昌平…松重豊
本間ゆき絵…ともさかりえ
森隆弘…吉沢悠
本間ありさ…平祐奈
武内利晴…水橋研二
本間敦志…山崎裕太
植草俊之…大西武志
宮嶋義雄…池田努
阿久津巧…菅原健
信者の女…西山繭子
進藤秋子…大村彩子
渡部善博…安部賢一
石上博…吉成浩一
須藤康広…藤原智之
羽村…入来茉里
佐伯…八村倫太郎
尾関守…岩松了
田畑昭信…平田満
村瀬恭一…岸谷五朗
朽木泰正…仲村トオル
初回放送日=2021年11月29日 テレビ東京系
4K制作番組 この番組は4Kで制作しています。BSテレ東4Kチャンネルでは超高精細映像でお楽しみいただけます。

『第三の時効』横山秀夫(集英社)
殺人事件の時効成立目前。現場の刑事にも知らされず、巧妙に仕組まれていた「第三の時効」とはいったい何か!?
刑事たちの生々しい葛藤と、逮捕への執念を鋭くえぐる表題作ほか、全六篇の連作短篇集。
本格ミステリにして警察小説の最高峰との呼び声も高い本作を貫くのは、硬質なエレガンス。圧倒的な破壊力で、あぶり出されるのは、男たちの矜持だ―。
大人気、F県警強行犯シリーズ第一弾。
横山秀夫[ヨコヤマヒデオ]
1957年東京都生まれ。上毛新聞社記者を経て、91年「ルパンの消息」が第九回サントリーミステリー大賞佳作となり、独立。98年「陰の季節」で第五回松本清張賞受賞。
週刊文春ミステリーベスト10
2000年 - 『動機』3位
2002年 - 『半落ち』1位
2003年 - 『クライマーズ・ハイ』1位、『第三の時効』6位
2005年 - 『震度0』3位
2012年 - 『64』1位
2019年 - 『ノースライト』1位
このミステリーがすごい!
2001年 - 『動機』2位
2003年 - 『半落ち』1位
2004年 - 『第三の時効』4位、『クライマーズ・ハイ』7位
2005年 - 『臨場』9位
2006年 - 『震度0』3位
2013年 - 『64』1位
本格ミステリーベスト10
2001年 - 『動機』19位
2004年 - 『第三の時効』12位
2005年 - 『臨場』15位
2006年 - 『ルパンの消息』21位
2013年 - 『64』22位
ミステリが読みたい!
2014年 - 『64』2位
2020年 - 『ノースライト』2位
【ドラマ】母の待つ里 [新](1)[解][字]
8月30日(土) 22:00〜22:45 放送時間 45分
NHK総合
孤独に暮らす松永徹(中井貴一)、古賀夏生(松嶋菜々子)、室田精一(佐々木蔵之介)の3人の“子供”が“母”(宮本信子)の待つ里を訪ねる、ミステリアス・ファンタジー
仕事人間の松永徹(中井貴一)にとって、それは40年ぶりの里帰りだった。おぼろげな記憶をたよりに実家にたどり着くと、母(宮本信子)は笑顔で迎えてくれた。嬉々として世話を焼いてくれる母、懐かしい家、懐かしい料理に、徹は安らぎを感じる。しかし何故だか、母の“名前”だけが思い出せない…。一方、古賀夏生(松嶋菜々子)も久しぶりの「里帰り」をする。夏生が向かった先も、「同じ母」が待つ家だった。
【出演】中井貴一,松嶋菜々子,佐々木蔵之介,宮本信子
【原作】浅田次郎,【脚本】一色伸幸
浅田次郎『母の待つ里』特設サイト 新潮社
https://share.google/Kc8rHtpbQxMSer8Po
『母の待つ里』浅田次郎(新潮社)
読者の意表を作る設定、家族も帰る場所も持たない還暦世代の「おひとりさま」を魅了する新しい故郷の形、母の孤独の愛情とその人生、細りゆく山村と最先端ビジネスの勝負……。
多彩な魅力を巧みに織り上げた、浅田文学の新たな名作。
中井貴一さん(俳優)
「デジタル優先の現代、愚直に人生を積み上げてきた者が求める心の原風景とは何か?身につまされる物語」
隈研吾さん(建築家)
「フィクションでもかまわない、だまされていてもいいから、「ふるさと」が欲しい。そう望まずにいられないほどの現代日本の「ふるさと」の深さに、涙せずにいられません。
【覚悟】移住して四十年、一度も帰らずなかった郷里で私を迎えてくれたのは、名前も知らない母でした――。家庭も故郷も持たない人々の元に言って〈理想の故郷〉への招待。【著者コメント】都会に生まれ育った私には故郷がありません。
浅田次郎 1951年東京生まれ。1995年『地下鉄に乗って』で「吉川英治文学新人賞」、97年『鉄道員』で「直木賞」を受賞。2000年『壬生義士伝』で「柴田錬三郎賞」、06年『お腹召しませ』で「中央公論文芸賞」「司馬遼太郎賞」、08年『中原の虹』で「吉川英治文学賞」、10年『終わらざる夏』で「毎日出版文化賞」を受賞する。16年『帰郷』で「大佛次郎賞」、19年「菊池寛賞」を受賞。15年「紫綬褒章」を受章する。その他、「蒼穹の昴」シリーズと人気作を発表する。
20世紀アメリカを代表する作家、ヘミングウェイ。
圧倒的に男っぽいマッチョ・ヒーロー像に「隠されつつ示された」もう一人の彼とは?
特異な幼少期を送り、死線をくぐり抜けた彼だからこそ持ちえた、多様性への共感や深い倫理観、自然への畏敬の念。それらは、揺れる人格とセクシュアリティに悩んだヘミングウェイの意外な一面と共振する。その「弱さ」や「ナイーヴィティ」こそが、アメリカ文学を変える傑作を生み出す源だったと著者はいう。新たな解釈や読み解きから、ヘミングウェイ作品の現代性を詳述、いまこそ読むべき作品の本質を提示する。
2021年10月に放送されたNHK「100分de名著 ヘミングウェイ スペシャル」テキストに描き下ろし1章を加えた「別冊 100分de名著 集中講義」シリーズ最新刊。
研究者の間でヘミングウェイの見方が特に変わっていったのは、彼が亡くなった四半世紀後に遺作『エデンの園』(一九八六年)が刊行されて以降です。これは、新婚夫婦が男女の役割を入れ替えたりしながら性的探求をするという長篇小説で、男らしさを是とするそれまでの作品とはほど遠い内容でした。実際、ヘミングウェイ自身も似たようなことを実践していたようで、彼の四人目の妻メアリーとのあいだの書簡によれば、彼はメアリーのことを「ピート」と男性の名で呼び、メアリーは夫のことを「キャサリン」と呼んでいた。ヘミングウェイはメアリーの日記にも「彼女はぼくに彼女の女の子になって欲しいと願っていて、ぼくもそうなりたいと思っている」と書き込んでいます。
https://mag.nhk-book.co.jp/article/77529
【NHK別冊100分de名著】ヘミングウェイ
大阪でアイスコーヒーを意味する「冷(れい)コー」。今やほとんど使われなくなったが、昭和の雰囲気が濃厚に残る大阪・新世界(大阪市浪速区)では「冷コーあります」というポスターが店頭などに掲げられている。昔を知る新世界の喫茶店主に聞くと、この言葉は少なくとも昭和30年代には、広まっていたことが分かってきた。「コールコーヒー」や最後の音を伸ばさない「レイコ」という呼び方もあったようだ。
アイスコーヒーはいつごろから日本で飲まれるようになったのか。明治36(1903)年に報知新聞に連載されて人気を集めたグルメ小説「食道楽」(村井弦斎著)には、「冷した珈琲(コーヒー)」という記述が登場するが、どの程度一般に広まっていたかは分からない。
「黎明期における日本珈琲店史」などの著作がある日本コーヒー文化学会常任理事は「大正時代ごろ、列車で冷やしたコーヒーを瓶に入れて売っていたのがアイスコーヒーのルーツで、昭和の初めには大都市で広まった」「大阪では昭和初期から『冷コー』が使われ出して、30~40年代に広まったと思われる」という。
「役者陣の演技がすごい!」「認知症の方の戸惑いと不安と恐怖を体感した」「もう一度観たい」などの声。
そこでドラマへの没入感はそのままに、より見やすい45分の前後編版をプレミアムドラマとして放送する。
【あらすじ】東京郊外の駐在所勤務だった佐治英雄(小林薫)は十年前に退職し、今も同じ町内に暮らしていた。ある日、北嶺亜弓(尾野真千子)という刑事が近所で起きた殺人事件の聞き込みに佐治を訪ねて来る。その事件の被害者は、かつて若い女性へのストーカー行為で佐治が逮捕した男だった。彼は服役後、今度はその女性を襲ってケガを負わせてしまった。佐治は自分がもっと注意していればと、そのことを今も深く後悔していた。
事件捜査を進める北嶺は、佐治が犯人であると思わせる物証に行き当たり、実直そうな彼が犯人ではないかと疑いを深めていく。自分が殺人犯だと疑われていることに気づいた佐治は、元警官の誇りにかけて無実を証明しようとするが、その一方で自分が犯人ではないかと疑い始める。なぜなら彼は認知症を患っているからだ。自分の無実を信じたい佐治と冷静に事件を追う北嶺の二人は、いつしか彼の心の迷宮に足を踏み入れていくことになる。
プレミアムドラマ 『憶えのない殺人』 (45分・前後編)【放送予定】
[BS][BSP4K] 2025年9月21日(日)・28日(日) 夜10時~10時45分
【出演】
小林薫 尾野真千子 橋本じゅん 松澤匠 鞘師里保 西村和泉
阿南敦子 室井響 畦田ひとみ 村崎真彩 山形匠 横田真子
佐藤誓 岡本篤 螢雪次朗 中越典子 筒井真理子
【作】大森美香
【音楽】河野伸
【制作統括】後藤高久(NHKエンタープライズ)、磯智明(NHK)
【演出】片岡敬司(NHKエンタープライズ)
昭和50年代。名人落語家・八雲は、刑務所帰りの若者・与太郎を弟子にする。八雲はかつて事故死した親友・助六の遺児・小夏から、「お前が父を殺した」と恨まれていた。
昭和50年代。名人落語家・有楽亭八雲(岡田将生)は、刑務所帰りの風変わりな若者・与太郎(竜星涼)を弟子にする。住み込みで修行を始めた与太郎は、八雲と養女・小夏(成海璃子)との間に深い確執があることを知る。小夏の実父は、落語家で八雲の親友だった有楽亭助六(山崎育三郎)。母は芸者だったみよ吉(大政絢)。ふたりは昭和30年代に謎の事故死を遂げていた。小夏は八雲に「あんたが殺したんだ」と言い放つ。
【出演】岡田将生,山崎育三郎,竜星涼,成海璃子,大政絢
【原作】雲田はるこ,【脚本】羽原大介
【落語監修】柳家喬太郎
【音楽】村松崇継
マンガ『昭和元禄落語心中』雲田はるこ
『ITAN』(講談社)2010年創刊号から2016年32号まで連載。
第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、第38回(2014年度)講談社漫画賞一般部門、「落語を巡る愛憎劇に高座の巧みな描写を織り交ぜた清新な表現に対して」2017年、第21回手塚治虫文化賞新生賞。
8月22日(金) 15:03〜15:53 放送時間 50分
マリリン・モンローの実像を描く。1950年代のハリウッドとポスト#MeTooの現代を対比。彼女はどんな苦難を乗り越え「映画史上最も有名な女優」になったのか。
子供が見て喜ぶ映画の女優になることが夢だったマリリン・モンロー。しかし与えられたのは「魅力的で都合のいい女性」役ばかり。地毛の黒髪を金髪のブロンドに変えたときには「自分ではなくなった」と感じたという。自分が選んだ映画に出演できる自由を得たのは晩年だった。一人の女性の戦いを貴重な写真や映画を使い描く。 原題:Becoming Marilyn(フランス 2022年)/初回放送日2022年10月18日
制作
〜2022年 フランス BROTHERFILMS/ARTE France制作〜
『昭和元禄落語心中』
[総合] 8月24日(日)スタート 毎週日曜 午後11:00 〜 11:44(全10回)
※初回のみ翌午前0:10まで
2018年に放送したドラマ10『昭和元禄落語心中』は、昭和戦前から戦後にかけて芸にひたむきに生きた男たちの波乱万丈の物語。戦争の時代の落語家たちの生きざま、芸の絆に結ばれた若者たちの熱い友情、師弟や男女の情愛・嫉妬・別れ、そして無二の親友の事故死を巡るミステリー…。濃厚にして豊穣(ほうじょう)なヒューマン・ドラマです。
<物語>昭和初期、落語の世界に入った八雲(岡田将生)は、同期入門の落語の天才・助六(山崎育三郎)と、固い友情で結ばれる。八雲は助六の芸に憧れ、嫉妬し、追いつこうともがき、芸者・みよ吉(大政絢)にも支えられ成長していく。やがて助六とみよ吉が結ばれ、しかしふたりは謎に満ちた事故死を遂げる。八雲はある秘密を抱いたまま、ふたりの遺児・小夏(成海璃子)を引き取る。小夏は、八雲の弟子・与太郎(竜星涼)とともに、八雲がひた隠す秘密に迫っていく…。
【原作】雲田はるこ
【脚本】羽原大介
【音楽】村松崇継
【主題歌】ゆず「マボロシ」
【落語監修】柳家喬太郎
【演出】タナダユキ,清弘 誠,小林達夫
【出演】岡田将生,竜星涼,成海璃子,大政絢 / 山崎育三郎 ほか
<放送予定>
昭和元禄落語心中(1)「約束」
[総合] 8月24日(日) 午後11:00 〜 翌午前0:10
昭和50年代。名人落語家・八雲は、刑務所帰りの若者・与太郎を弟子にする。八雲はかつて事故死した親友・助六の遺児・小夏から、「お前が父を殺した」と恨まれていた。
昭和元禄落語心中
https://www.nhk.jp/p/ts/W3M33MLZQ6/?cid=wchk-fb-pr-250822
西瓜と夏と庶民の三角関係は、大陸から渡来して庶民の食べ物になった江戸時代からの縁になって、いろんな人に詠まれたり絵に描かれたりもしている。
食料品として西瓜への、想いははせる。
【西瓜例句】
うり西瓜うなづきあひて冷えにけり 高浜虚子
おない年と知りて寧しや西瓜切る 小島千架子
かがよひて川波さびし西瓜売 久保田万太郎
から井戸は西瓜に逢ず月のみか 上島鬼貫
きり口に風の生るゝ西瓜かな 大原其戎
くらがりに飯かきこみて西瓜番 宮武寒々 朱卓
くれなゐにまなこ溺るる西瓜くふ 赤松ケイ子
こけさまにほうと抱ゆる西瓜かな 去 来
こころしづかに明日の吉兇西瓜割る 加藤楸邨
ころがしてとまりし形西瓜買ふ 今瀬剛一
さういへば座敷童子に西瓜なし 柴田奈美
すかすかと西瓜切るなり秋のかぜ 伊賀陽和
すかすかの西瓜は浴槽の中へ 櫂未知子
すててこに西瓜にじませ稿進まず 赤城さかえ
すてゝある西瓜の皮や堂の前 子規句集
どこにこのしぶとき重さ西瓜抱く 山口誓子
ふいにわれ西瓜の種子のごときかな 平井照敏
ふるさとのラベルのつきし西瓜買ふ 中條りつ子
夏の京都を彩る祇園祭。この祭と能楽とは今も深い関わりが。山鉾のご神体を着付ける能楽師。信用金庫で行う狂言会は人間国宝とのご縁。別名鱧祭、京料理人が能を学ぶ訳は?
祇園祭を通して能楽が京都の町と密接に関わる様子をご紹介。祭の華・山鉾のご神体がまとう能装束を着付ける能楽師たち。信用金庫で行われるのは、狂言の人間国宝とのご縁がきっかけで始まった催し“宵山狂言会”。また別名鱧祭というこの祭、鱧料理はじめ第一線で活躍する京料理人が能を学ぶ理由は?生まれも育ちも京都の作家・澤田瞳子をゲストに、今も能狂言が町とともにある姿を描く。<ロケ出演>高橋拓児(京料理店主人)ほか
【司会】高橋英樹,大久保佳代子,【ゲスト】澤田瞳子,高橋拓児,廣田幸稔,廣田泰能,宇高竜成,宇高徳成,茂山七五三,【出演】茂山逸平,茂山茂,祇園祭山鉾保存会のみなさん(占出山)ほか
中田耕治 訳/解説 挿画/生頼範義
私立探偵マイク・ハマーは怒りとともにその死体を見下ろした。ジャック・ウィリアムズ、ハマーの戦友で、かつて右腕を失ってまで彼の命を救ってくれた男。それが下腹部にダムダム弾をくらい、無惨な死体と成り果てている。ハマーは物言わぬ骸に誓った。犯人には当然の裁きを受けさせてやる。それもハマー自身の手で、犯人の体の、ウィリアムズが撃たれたと同じ個所に45口径の銃弾を撃ちこんでやる。
捜査を進める中でハマーは美しい女性と知り合う。シャーロット・マニング、ウィリアムズの妻の診察に当たっていた精神科医。ハマーは彼女との出会いを繰り返していくうちに、いつしかその魅力に強く惹かれていることを自覚するのだった。しかし彼の目的はあくまでわが手で敵を裁くことにある。危険な捜査行の果てに姿を現したのは、意外な犯人像だった。怒りに燃えるハマーの45口径が、今火を吹く。
デビュー作『裁くのは俺だ』から、親友殺した犯人を私立探偵のマイク・ハマーが追い、枠組みは典型的ハードボイルドだが、最初から犯人を殺す気満々で動いていく。
翻訳家・岸本佐知子さんの師匠、中田耕治さんの訳で、最初の仕事であった。ミッキー・スピレインの処女作でありマイク・ハマー・シリーズ第一弾。
俺は帽子から雨をふるい落して、その部屋に入った。誰も口をきくものはなかった。みんなていねいにうしろに退って、俺は自分にみんなの視線がむけられるのを感じた。パット・チェンバースは寝室のドアの傍に立って、マーナの気をしずめようとしていた。その若い女の身体は、乾ききった嗚咽に苦しみもだえていた。俺は近づいて行って彼女の身体に腕をまわした。(7ページ)
「ジャック、貴様はもう死んじまった。いまは、もう俺の言葉も聞こえないんだ。聞いていてくれるかも知れないな。たのむよ。これから俺の言うことは聞いていて欲しいんだ。ジャック、君は長いつきあいだったからこの俺がどんな男か知ってるだろう。俺の言葉は、一度こうといったからには生きている限り違えたことのないものだ。君を殺した野郎は俺があげてやるぜ。そいつは電気椅子に腰かけるんじゃない。絞首刑にもならないんだ。君が死んだのとおなじようにヘソのすぐ下の内臓のなかに・四五口径の弾をくらって死ぬんだ。そいつが誰だろうと、ジャック、俺がそいつをあげてやる。おぼえておけよ、いいな、そいつが誰だろうと、だ。俺は約束するぞ」(11ページ)
【あらすじ】
その部屋では親友のジャック・ウイリアムズが撃ち殺されていた。ジャックは単なる友達ではなく、自分の片腕を犠牲にしてまで守ってくれた、掛け替えのない戦友だった。
ジャックの婚約者マーナ・デヴリンが泣き崩れる中、殺人課の警部のパット・チェンバースに宣言する。犯人は警察に突き出すのではなく、必ず自分の手で裁いてみせる決意をした。
オフィスに戻ると、秘書ヴェルダが既に調べを進めていた。ジャックが開いたパーティーに集まっていた人々の資料をまとめてくれて、彼女はとびきり魅力的な脚をしている(笑)。
ヴェルダは私立探偵の身分証明書を持ち・三二口径のオートマティックを手に動くこともある女性。口説こうものなら家庭を持つ羽目になりそうなので、雇い始めた三年前から全く手を出していない。
早速捜査に移るが、警察の尾行がついているか否かヴェルダと賭けをする。パットは利口だから、尾行をつけても無駄だと。
尾行がついている方に賭け、ヴェルダが勝てば結婚許可証とサンドウィッチを奢ってもらう。オフィスの外へ出ても、刑事は姿を見せず、ヴェルダの頬が緩む。
ところが明らかに拳銃を肩に隠している男が現れて、これからどこへいくか尋ねると「食堂さ。君がサンドウィッチを買って下さる場所だよ」と答える。
ジャックのパーティーに参加していたのは、二十三歳ほどの医学生ハル・カインズ、父親の遺産で贅沢三昧な暮らしをしている二十九歳の双子ベレミイ姉妹、暗黒街の顔役ジョージ・カレッキイ。
最も怪しいカレッキイに会いに行き、執事に止められるが、強引に中に入り身に覚えがないか尋ねた。
「よくもそんなことがいえるもんだ」と俺に毒づいた。「警察のほうではあの殺人と私を結びつけようとはしなかったんだ。ジャック・ウイリアムズは私が彼のアパートから帰ってから数時間後に殺されている」
俺は一歩前によって、拳いっぱいに彼のシャツの前をひっつかんだ。「よく聞けよ、いやらしい小男め」と彼の顔へ唾をひっかけて、「貴様にわかる言葉で話してるんだ。警官がどう思おうと俺の知ったことか。貴様に嫌疑がかかっていりゃ、俺がかけているのよ。俺は物のけじめをつける男だ。その野郎が罪を犯した男だと認めたら、その男は死ぬんだぜ。
俺を片づけようたって、それより早く手前のような下劣なやつらは束にして撃ちまくってやるさ。その連中のなかの一人は俺の目ざす野郎になる筈だ、運よく生き残ったやつらはよくよく悪運が強いんだぜ。そういうやつらはどいつもこいつも叩けば埃のでる連中だからな」(31ページ)
ジャックの婚約者マーナは元々麻薬常習者で、警官だった頃のジャックと知り合った。そのマーナの精神面の治療に当たっていたのがブロンドで、輝く美貌を持つ精神科医シャーロット・マニングだった。
ジャックの死に関する手掛かりらしい手掛かりをつかむことが出来ず、シャーロットの美しさに魅せられたり、ベレミイ姉妹に誘惑されたりする。カレッキイと思しき勢力に銃撃された。
やがて片腕を失って警官には戻れず、保険会社の調査部で働いていたジャックが、なんらかの事件を追ってたのに気付く。暗号のようなメモを元に、売春宿へ向かうのだが。
はたしてジャックが追っていたヤマとは何なのか? そして誓った通り、ジャックを殺した犯人を自らの手で裁けるのか!?
マイクの様子から女遊びの匂いを嗅ぎつけると、ヴェルダは機嫌が悪く冗談で結婚を仄めかすと喜ぶのだった。
【関連図書】
ハヤカワミステリ文庫シリーズ
「復讐は俺の手に」
「大いなる殺人」
「ガールハンター」
「蛇」
「燃える接吻」
創元推理文庫
「ミッキースピレイン傑作集1、2」
巨匠・成瀬巳喜男監督が林芙美子の小説を映画化、男と女の宿命的な愛と悲劇を描く代表作。戦争中、ゆき子はインドシナで既婚者の富岡と出会う。終戦を迎え、富岡は妻と別れると約束して日本へ戻るが、帰国したゆき子は富岡が妻と別れていないことを知る…。落ちぶれてゆく富岡を演じる森雅之、富岡を愛し、寄り添い続けようとするゆき子を演じる高峰秀子、名優2人の演技と成瀬監督の演出に圧倒される映画史上にさん然と輝く傑作。
<作品情報>
放送日時:8月20日(水)午後1:00~午後3:05
内容時間:2時間05分
〔製作〕藤本真澄
〔監督〕成瀬巳喜男
〔原作〕林芙美子
〔脚本〕水木洋子
〔撮影〕玉井正夫
〔音楽〕斎藤一郎
〔出演〕高峰秀子、森雅之、岡田茉莉子、加東大介、山形勲 ほか
(1955年・日本)〔日本語/白黒/スタンダード・サイズ〕
ノーベル賞作家カズオ・イシグロのブッカー賞受賞作を映画化。英国の名門ダーリントン・ホールの老執事スティーブンスは、かつてともに働いたメイド頭のミス・ケントンを訪ねる旅にでる。互いに好意を抱きながらも、職務に忠実なあまり、自分の思いを伝えられなかったスティーブンスの脳裏に、過去の日々が去来する…。主演のアンソニー・ホプキンスの抑えた演技、ジェームズ・アイボリー監督の演出が絶賛された文芸ドラマの名作。
<作品情報>
放送日時:8月19日(火)午後1:00~午後3:15
内容時間:2時間15分
(原題:THE REMAINS OF THE DAY)
〔製作〕マイク・ニコルズ、ジョン・キャリー、イスマイル・マーチャント
〔監督〕ジェームズ・アイボリー
〔原作〕カズオ・イシグロ
〔脚本〕ルース・プローワー・ジャブバーラ
〔撮影〕トニー・ピアース・ロバーツ
〔音楽〕リチャード・ロビンス
〔出演〕アンソニー・ホプキンス、エマ・トンプソン、ジェームズ・フォックス、クリストファー・リーヴ ほか
(1993年・アメリカ/イギリス)〔英語/字幕スーパー/カラー/レターボックス・サイズ〕
「何もない世界」には冷蔵庫はあっても電気が通っていない。ツヅキは「電気を使わない生活」を研究する博士に出会い、植木鉢とバケツで作る気化熱利用の冷蔵庫を教わる。
番組内容
「何もない世界」の部屋には冷蔵庫はあっても電気が通っていない。タイムスリップした栃木・日光で奈良時代の木簡にも記された“氷室”に出会うツヅキ。続いて富士山のふもとで、火山の働きでできる“氷穴”に潜入、天然の冷蔵庫として今も役に立っていることを知る。しかし、求めているのは持ち帰れる冷蔵庫!ついに「電気を使わない生活」を研究する博士に出会い、植木鉢とバケツだけで作る“気化熱を応用した冷蔵庫”を教わる。
【出演】都築拓紀,【声】松尾スズキ
地中海沿岸の国、チュニジア。1日に千人が入ることができるという巨大浴場跡やコロッセオに匹敵する円形闘技場を取材。当時の栄華を象徴する壮大な建築技術を紹介する。
北アフリカのチュニジアは、意外にも古代ローマ遺跡の宝庫だ。今回はその中でも異彩を放つ2つの世界遺産を巡る。1つは、地中海を臨む都市遺跡カルタゴ。ローマ帝国の栄華を今に伝える住居跡や、巨大な浴場跡がある。もう1つは、エル・ジェムという小さな町にそびえる円形闘技場。ローマ帝国が巨大な建築を築いた理由は、この一帯が「ローマの穀倉地帯」だったからだ。
<ナビゲーター/ナレーター>鈴木亮平
遺産情報
登録名:カルタゴの考古遺跡/エル・ジェム円形闘技場 登録年:2つとも1979年 登録理由:II)交易や文化交流の中心地だった点 III)都市国家としてカルタゴが存在したという点を示している など
みどころ
ディレクター:田口 亮/チュニジアンブルーに彩られた美しい街並みと、地中海に面した古代遺跡は観光地としてもお勧め。迷路のような旧市街チュニスなど世界遺産の見どころもコンパクトにまとまっています。
<メインテーマ曲> 「鳥のように」大橋トリオ
<エンディングテーマ曲> 「つくる世界」大橋トリオ
次回内容
次回8月24日はポーランド。全てが木で作られた巨大な木造教会を紹介する。なぜ木で作られたのか?その誕生秘話にも迫る。豪華絢爛な内部に巨大なパイプオルガン、聖書の場面を描いた油絵は見所。
公式ページ http://www.tbs.co.jp/heritage/
大阪・関西万博に行った理由は?(最大3つまで選択)
1位:貴重な機会だから
2位:住んでいる場所から行きやすかったから
3位:目当てのパビリオンや展示物があった
4位:世界各国の文化や技術を知りたかった
5位:先端テクノロジーに興味があった
Q.実際に最も楽しかったパビリオン、展示物、イベントは?(自由回答)
1位:日本館
2位:アメリカ館
3位:大屋根リング
4位:イタリア館
5位:GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION
"想像以上に良かった!「大阪・関西万博」に高評価続出…最も注目を集めた展示とは?"
https://l.smartnews.com/p-61uJ93X2/xNUl6C
大阪メトロ中央線は、13日午後9時半ごろに送電線の不具合により一時全線で運転見合わせになり、万博会場がある夢洲駅周辺では来場者がごった返えした。コスモスクエア~阿波座の間は安全確認が終わり、午前5時25分に運転再開されたが、大阪・関西万博の会場では、帰宅困難となった多くの来場者が一夜を明かした。
これまでに未就学児を含む36人が救急搬送されている。
中央線の大阪港~コスモスクエアの間で送電線に不具合が発生して、一時全線で運転を見合わせ、その後もコスモスクエア~阿波座の間で運転を見合わせていた。
大阪メトロは14日未明も夢洲~コスモスクエアで折り返し運転を行って、大阪市内までの迂回ルートとして、ニュートラムと四つ橋線で臨時運転を実施。
桜島駅や弁天町駅に向かう臨時バスが運行されたほか、JR大阪環状線・ゆめ咲線でも臨時列車を運行する措置がとられた。
コスモスクエア~阿波座の間は設備点検が終了し、安全が確認され午前5時25分に全線で運転を再開した。
万博協会は13日午後9時45分から、帰宅困難となった来場者のために、東ゲートを開放。大阪ヘルスケアパビリオンやナショナルデーホール、NTTパビリオン、電力館、団体休憩所なども臨時で開放された。大阪ヘルスケアパビリオンには一時、700人以上の来場者が滞在したといい、午前2時すぎに計1500本の水が配布された。
大阪府の吉村知事は公式SNSで、「災害時と同様の対応をとることとし、現在、会場内におられる方に、水や食料等の物資を配布するように致します。大変なご迷惑をおかけしておりますことを心からお詫び申し上げます」と投稿している。
定価1,980円(税込) 徳間書店 出版年月日:2025/06/02 雑誌コード:5880029 A5 264ページ
いしいひさいちの話題の自費出版「ROCA」シリーズが完全版としてついに単行本化!
2023年度のマンガランキング「このマンガを読め!」で第1位となった
既刊「ROCA 吉川ロカ ストーリーライブ」続編となる「花の雨が降る ROCAエピソード集」そして最新刊「金色に光る海 ROCA短編集」というROCAシリーズ3冊を1冊にまとめた完全版。
■いしいひさいち…1951年、岡山県玉野市生まれ。関西大学に入学し漫画同好会に入会。 在学中より求人誌『日刊アルバイト情報』で「Oh! バイトくん」を連載し、大学卒業後、四コマまんが集『バイトくん』(プレイガイドジャーナル社)を出版。 1985年に文藝春秋漫画賞、2003年に手塚治虫文化賞、2006年に菊池寛賞を受賞。 現在、朝日新聞朝刊の「ののちゃん」を連載中。 著作に「がんばれ!!タブチくん!!」「おじゃまんが山田くん」「地底人」「コミカル・ミステリー・ツアー」「現代思想の遭難者たち」「女には向かない職業」「となりの山田くん」「ホン!」「フン!」「ヘン!」「まぁ映画な、岡山じゃ県!〈1〉~〈3〉―シネママル珍風土記」「現代思想の遭難者たち」「たまのののののちゃん」「ののちゃん①~⑭」など。「ROCA 吉川ロカ ストーリーライブ」は2023年度のマンガランキング「THE BEST MANGA 2023 このマンガを読め!」で第1位に。ほかに、「花の雨が降る ROCAエピソード集」「ガラクタの世紀」などがある。
美術史の大きな転換点となった印象派の誕生。モネ、ドガ、ルノワールなど既存の芸術に反発したアーティストたちの交流と、1874年、印象派初の展覧会に至るまでを描く。
19世紀フランス。ルノワール、ドガ、セザンヌ、モネ、シスレー、マネなど、個性的な画家たちが頭角を表わしていた。若き画家たちは国が主催する展覧会「サロン」に対抗してより自由な表現を模索し、1874年に独自の展覧会を開催。この時「印象派」と呼ばれた一派が近代美術を大きく変える。同時代に切磋琢磨した彼らの人物像と作品群。
原題:1874,THE BIRTH OF IMPRESSIONISM/仏 2024年
https://share.google/gbGWtBybSptj3ivRd
~2024年 フランス ARTE France/GEDEON Programmes ほか制作~
なんじゃこりゃー!今年の夏もへんてこ生物ゾクゾク!凄腕ハンターが日本でへんてこ生物探し。神聖なフンコロガシのナゾ。インポッシブルが海底の異世界モンスターとバトル
世界はへんてこにあふれている!海のモンスター続々。異世界の住人のようなムカデメリベに、海を覆い尽くすクローン生物サルパ。高速のアゴでアリ地獄から脱出するスゴ技や、“きなこもち”みたいでかわいいモフモフ生物も。さらにヘビににらまれたカエルがなぜかエビ反り?へんてこ生物から人生を豊かにするヒントを学ぶ、夏休み恒例の特番第10弾。
【MC】林修、川口由梨香【ゲスト】岩井勇気、村重杏奈、インポッシブル
【語り】バッキー木場,杉本るみ
[総合] 2025年08月11日 午後7:30 〜 午後8:42 (1時間12分)
放送100年記念!NHK・民放に残る貴重なお笑いアーカイブ映像を一挙公開/漫才、コント、TVバラエティー…人気芸人たちが熱い思いを語る/司会:爆笑問題・中川家
出演者ほか
【司会】爆笑問題,中川家,【出演】千原ジュニア,小籔千豊,後藤輝基,バカリズム,友近,ヒコロヒー,霜降り明星・せいや,ウエストランド・井口,ザ・ぼんち,【アナウンサー】高瀬耕造
放送100年記念!ニッポンのお笑い映像集大成/横山やすし・西川きよし、ザ・ドリフターズ、コント55号、ビートたけし、B&B、ザ・ぼんち、太平サブロー・シロー、海原千里・万里、今いくよ・くるよ、海原はるか・かなた、昭和のいる・こいる、中田ダイマル・ラケット、人生幸朗・生恵幸子、横山エンタツ・花菱アチャコほか100年間のニッポンのテレビ、ラジオを彩った貴重映像を大公開/最後に爆笑問題の毒舌漫才!?
吉谷彩子・大西流星・観月ありさ・寺脇康文が出演決定。
主人公・上川隆也を取り巻く大阪地検のメンバーとして登場。
7月11日(金)夜9時スタート
事件を早期解決に導く優秀さから、大阪地検のエースとわれる不破検事。一方で感情を全く表に出さないことから、陰で能面とも呼ばれている。
男女が部屋で殺害される事件が発生して、容疑者のアリバイを確認することになるが、そのなかで警察の証拠資料等の紛失が発覚する。不正が発覚したことで、世間からのバッシングを受け、多くの関係者が処分を受けることに。
暴露したことで、露骨に警察関係者から疎まれるなか、まったく意に介さず、事件の真相のみを追っていく不破。ストーカー事件から大きな事件へと発展していく結末は……。
原作 - 中山七里『能面検事』『能面検事の奮迅』『能面検事の死闘』(光文社文庫刊)
* 脚本 - 荒井修子、鹿目けい子、三浦駿斗
* 監督 - 村上牧人、七高剛、室井岳人
* 音楽 - 白石めぐみ
* 主題歌 - ナオト・インティライミ「美しき恋の詩」
* チーフプロデューサー - 濱谷晃一(テレビ東京)
* プロデューサー - 北川俊樹(テレビ東京)、小嶋志和(テレビ東京)、黒沢淳(テレパック)、金澤友也(テレパック)
* 制作 - テレビ東京、テレパック
* 製作著作 - 「能面検事」製作委員会
2023年制作
あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。
現代の女子高生が戦時中にタイムスリップ!
特攻隊員との奇跡のラブストーリー
累計発行部数150万部を突破したベストセラー小説を実写映画化
時を超えてつながる愛の物語を地上波初放送!
“とにかく泣ける”と話題になり興行収入45億円を突破した大ヒット作を地上波初放送!原作は、SNSを中心に話題となり、累計発行部数150万部を突破した汐見夏衛のベストセラー小説。悩みを抱える現代の女子高生・百合役を福原遥が、水上恒司が出撃を控えた特攻隊員・彰役でW主演を務める。進路をめぐって母とぶつかり家を飛び出した高校3年生の百合は近所の防空壕跡で一夜を過ごす。目を覚ますとそこは1945年の6月、戦時中の日本だった…。特攻隊員の彰に助けられ、陸軍指定の食堂で働くことになった百合は、優しく誠実な彰に惹かれていく。人を愛すること、大切に思うこと、共に生きること。現代では当たり前のことが許されない時代に出会った、百合と彰。時を超えてつながる百合と彰の想いは…。平和の尊さや命の儚さを描いた純愛物語。
ストーリー
現代の女子高生が1945年の日本で出会った青年に恋をする
しかし彼は、特攻隊として戦地に飛び立つ運命だった…
高校3年生の百合(福原遥)は、親や学校すべてにイライラして不満ばかりの日々を送っていた、ある日、進路を巡って母親の幸恵(中嶋朋子)と口論になった百合は、家を飛び出し古い防空壕跡へ逃げ込む。一夜を明かした百合が壕から出ると、そこには見たこともない風景が広がっていた…。1945年の6月にタイムスリップした百合は、偶然通りかかった彰(水上恒司)に助けられ軍指定の食堂「鶴屋」の女将・ツル(松坂慶子)を紹介され、そこで住み込みで働くことになる。
陸軍で勤労奉仕をしている鮮魚店の娘・千代(出口夏希)や、いつも笑顔で明るい石丸(伊藤健太郎)、みんなの弟的存在の板倉(嶋﨑斗亜)、隊の中で最年長の寺岡(上川周作)、祖父の代から続く陸軍家系の加藤(小野塚勇人)らと出会い親しくなっていく。彰の誠実さや優しさに次第に惹かれていく百合だったが、彰は特攻隊員で程なく命がけで戦地に飛ぶ運命だった…。
キャスト/スタッフ
出演
<加納百合> 福原遥
<佐久間彰> 水上恒司
<石丸> 伊藤健太郎
<板倉> 嶋﨑斗亜
<寺岡> 上川周作
<加藤> 小野塚勇人
<千代> 出口夏希
<ヤマダ> 坪倉由幸
<警官> 津田寛治
<孫娘> 天寿光希
<加納幸恵> 中嶋朋子
<ツル> 松坂慶子
スタッフ
<原作> 汐見夏衛『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』(スターツ出版文庫)
<脚本・監督> 成田洋一
<脚本> 山浦雅大
<音楽> ノグチリョウ
「チ。ー地球の運動についてー」NHKアニメ
[あらすじ]
舞台は15世紀のヨーロッパ某国。飛び級で大学への進学を認められた神童・ラファウ。彼は周囲の期待に応え、当時最も重要とされていた神学を専攻すると宣言。が、以前から熱心に打ち込んでいる天文への情熱は捨てられずにいた。
ある日、彼はフベルトという謎めいた学者と出会う。異端思想に基づく禁忌に触れたため拷問を受け、投獄されていたというフベルト。彼が研究していたのは、宇宙に関する衝撃的な「ある仮説」だった――
アニメ チ。 ―地球の運動について― - NHK
タイトルの「チ。」は、「大地のチ」「血液のチ」「知識のチ」といった3つの意味が一体になって、作中でそれぞれの「チ。」の意味が強調されている。
「チ。 」はヨーロッパのP王国を舞台に、天動説を信じて支配的な力を持つC教と、地動説を証明しようとする異端派の争いが描かれている。
知的で合理的な世渡り上手だが地動説に魅せられた12歳の少年・ラファウ。
「禁じられた研究」により幽閉されていた異端者・フベルト。
平穏を守るべく残酷な拷問も厭わない異端審問官・ノヴァク。異端者を追い詰める。
紀元前4世紀頃にアリストテレスが提唱した天動説が長い間信じられて、16世紀頃、ポーランドの天文学者・コペルニクスが『天体の回転について』で提唱した、地球が太陽の周りを公転する考え方・地動説。
天動説を指示していたカトリック教会から、宗教的に反発があったり、科学的にも論争のあった地動説。
17世紀から18世紀にかけてガリレオによる木星の衛星発見やニュートンの万有引力の法則によって科学的に支持されて常識となった。
危険で不適切な書類を”理屈”で燃やすものの、ラファウの”直感”は資料を残そうと火を消しながら心揺さぶられる。
「燃やす理屈、なんかより!!」
「僕の直感は、地動説を信じたい!!」
<原作> 魚豊
<キャスト>
ドゥラカ:島袋美由利
シュミット:日野聡
ラファウ:坂本真綾
ノヴァク:津田健次郎
フベルト:速水奨
オクジー:小西克幸
バデーニ:中村悠一
ヨレンタ:仁見紗綾
<スタッフ>
監督:清水健一
シリーズ構成:入江信吾
キャラクターデザイン:筱雅律
音楽:牛尾憲輔
音響監督:小泉紀介
オープニング曲・主題歌:サカナクション「怪獣」
エンディング曲:
1話~15話 ヨルシカ「アポリア」
16話~24話ヨルシカ「へび」
アニメーション制作:マッドハウス
©魚豊/小学館/チ。 ―地球の運動について―製作委員会
▽放送情報
放送日時:毎週土曜 午後11時45分~
チャンネル:NHK総合テレビ
2025年4月から再放送、毎週土曜の21時15分より、NHK Eテレにてオンエア。
巨匠・成瀬巳喜男監督が、高峰秀子主演で林芙美子の自伝的ベストセラー小説を映画化。昭和初期の東京を舞台に作家として生きる女性の波乱万丈の半生をつづった文芸ドラマ。
巨匠・成瀬巳喜男監督が林芙美子の自伝的ベストセラー小説を映画化、作家として生きる女性の波乱万丈の半生をつづった文芸ドラマ。昭和初期の東京。ふみ子は母親と行商をしながら暮らしていたが、生活苦からカフェーの女給になる。ある日、ふみ子の書いた詩が、詩人で劇作家の伊達の目にとまり同人雑誌の仲間に誘われる。やがて2人は一緒に暮らし始めるが…。高峰秀子が貧困にあえぎながらも恋と文学に生きるふみ子を熱演。
【出演】高峰秀子,田中絹代,小林桂樹,宝田明,加東大介,草笛光子
【原作】林芙美子,【脚本】井手俊郎,田中澄江
【監督】成瀬巳喜男
【音楽】古関裕而
〜1962年制作〜
8月6日(水) 00:35〜01:20 放送時間 45分
NHK東京 総合
綾瀬はるか主演!よりよく生きてよりよく死ぬための準備…とは?カレー沢薫原作の笑って読める終活ギャグマンガを大森美香脚本でドラマ化。前代未聞の「終活」コメディ!!
無視された事で逆に気になり、鳴海(綾瀬はるか)は那須田(佐野勇斗)を追いかけるようになる。那須田は「無視」をして鳴海の気を引いていた。それは子供の頃、親からされていた方法。那須田はネグレクトを受けていたのだ。「あなたと一緒に居たら普通の子になれる気がした」那須田は、鳴海に惹かれた理由を伝え、改めて告白をする。一方その頃、終活の為に和夫(國村隼)が「家を売る」と言い出し、実家は大騒ぎになっていた。
【出演】綾瀬はるか,佐野勇斗,山口紗弥加,小関裕太,恒松祐里,岸本鮎佳,コウメ太夫,小南満佑子,國村隼,松坂慶子
【脚本】大森美香,【原作】カレー沢薫
【音楽】パスカルズ
巷で話題の夏もひんやりおいしい!冷やしあんぱん。アンパンマンが生まれるまでの物語をひもときながら、今日はヘンゼルが冷やしあんぱん作りに挑戦!
番組内容 あんこがたっぷりつまった、甘くておいしい顔を持つアンパンマン。アンパンマンの物語は、生みの親のやなせたかしさんが、幼いころの思い出を原点に、何年もかけて大切に育てあげたものだった。「本当にひもじいときは甘いものがいい。心がやさしくなる。」とやなせさんが語った、大好きなあんぱん。きょうは夏にぴったり!あんことともにクリームが詰まった、ひんやりさわやかな冷やしあんぱんに仕上げる。
【声】キムラ緑子,【出演】瀬戸康史
少年はコンクリートの箱庭で、飢えと病、
暴力と死、そして自由を知った。
<破滅三部作>で知られる20世紀SFの巨匠の名を不動のものとした瞠目の傑作長編。
日中戦争中の上海。日英間の開戦を機に日本軍が上海のイギリス租界を制圧し、少年ジムは避難民の大混乱のなか両親とはぐれてしまう。独りぼっちになったジムは混乱する都市を彷徨う中、ほかのイギリス人とともに日本軍によって龍華捕虜収容所へ送られる。信用できる大人も庇護もないまま、飢餓、病、孤独、絶望に晒されながら、ジムは生と死の本質を学んでいく――スピルバーグによる映画化で知られる、二十世紀の歴史に名を刻むバラードの代表作。
Wars came early to Shanghai, overtaking each other like the tides that raced up the Yangtze and returned to this gaudy city all the coffins cast adrift from the funeral piers of the Chinese Bund.
During the winter of 1941 everyone in Shanghai was showing war films.
「『太陽の帝国』は、第二次世界大戦中の上海と、わたしが一九四二年から四五年まで収容されていた龍華(ロンホワ)CAC(一般人捕虜収容所)での個人的な体験から生まれたものである。この作品の大部分は、日本軍の上海占領期間中及び龍華の収容所の内部で、わたしが目にした出来事に基づいている。
日本軍による真珠湾攻撃は、一九四一年一二月七日の日曜日の朝に行われたが、太平洋上を通る日付変更線のために、上海ではそのときすでに一二月八日の朝を迎えていた。
J・G・バラード
「川に流された棺が、川岸に何度も戻ってくる」
冒頭とラスト一行に、同じエピソードを持ってきて、著者自身も意図して使用していると思われる。
日本兵の姿が再び見えたことで、彼は自信を回復した。これから殺されるのだと思うと興奮を抑えきれない――すべてが不確かであったこの一週間が過ぎたあとでは、どのような形であれ、彼にとって終わりは歓迎すべきものなのだ。死を数分後に控えた最後のときには、みずからに歌いかけたあの人力車夫のように、誰もが自分の心を完全に知るだろう。何が起ころうと、彼は生き残るのだ。ミセス・フィリップスとミセス・ギルモアが、そして魂が死にゆく肉体を離れるその一瞬について彼女たちと交わした会話が思い出される。ジムの魂はすでに肉体を離れ、もはや生きながらえるためにその貧弱な骨やただれた皮膚など必要としないのだ。彼は死んでいる。ミスター・マクステッドも、ドクター・ランサムも死んでいる。龍華にいる誰もが死んでいるのだ。彼らがそれを理解していないのは、結構なことだった。
(本書P.305-306より)
バラード,J.G.(Ballard,J.G.)
英国を代表する作家。1930年、上海生まれ。「人間が探求しなければならないのは、外宇宙ではなく、内宇宙だ」として、SFの新しい波運動の先頭に立った。終末世界を独自の筆致で美しく描き出した〈破滅三部作〉と呼ばれる『沈んだ世界』『燃える世界』『結晶世界』や、コンデンスト・ノベルと名づけた手法で書き上げた短編を発表し、その思弁性が多くの読者を魅了した。
本書『太陽の帝国』はスピルバーグ監督、『クラッシュ』はクローネンバーグ監督、『ハイ・ライズ』はベン・ウィートリー監督によって映画化された。
他の著作に《J・G・バラード短編全集》全5巻、『殺す』『コカイン・ナイト』『人生の奇跡 J・G・バラード自伝』など。2009年没。
8月4、5日のNHK朝の番組「あさイチ」(総合、月~金曜午前8時15分)5日は「ツイQ楽ワザ」で「真夏のティータイムは紅茶で決まり!」を放送する。
6日からは高校野球中継のため放送休止。
NHK連続テレビ小説「あんぱん」(月~土曜前8・0=土曜は振り返り)。6日の本放送の開始時間が、通常の午前8時から午前7時45分に15分繰り上がる。
5日は紅茶を特集。紅茶の香りや色合いを生み出す「紅茶ポリフェノール」には脂肪の吸収を抑制するなど、うれしい健康効果が!
「みんな!ゴハンだよ」のコーナーは講師に今井亮さんを迎える。ゲストは朝ドラ「あんぱん」に出演している声優・俳優の戸田恵子さんと山寺宏一さん。
NHK「あさイチ」「真夏のティータイムは紅茶で決まり!」 8月5日(火) 08:15〜09:55 放送時間 100分
【ゲスト】戸田恵子,山寺宏一,【講師】料理家…今井亮,【キャスター】博多華丸,博多大吉,鈴木奈穂子,【リポーター】駒村多恵,副島淳,鈴木遥,気象予報士…池田沙耶香,【語り】日高のり子
「戦後80年企画」として「魔女の宅急便」作者・角野栄子さんが語る、日本の女性科学者の草分け・猿橋勝子さんの戦後を放送。「いまオシ!LIVE」は「信州サーモン」を紹介。「みんな!ゴハンだよ」は栖原一之さんを講師に迎えて、「マーボーなす」を作る。ゲストは、お笑いコンビ「ドランクドラゴン」の塚地武雅さん、タレントの磯山さやかさん、さかなクン。
レンブラントの絵画の特徴は?
レンブラントの特徴的な明暗法により、光と影のコントラストが絵に深みと立体感を与えている。
特に中央の人物たちにむけられた光は、存在感を際立たせている。細部への注目も作品の魅力の一つで、衣装の質感や小道具の描写など、緻密に表現されている
レンブラントはライデンで、粉ひき屋の家庭に生まれた。ライデンの画家ヤーコプ・ファン・スヴァーネンブルフ(1571~1638年)とアムステルダムのピーテル・ラストマン(1583~1633年)から、絵を学んだ。
1625年頃にライデンで独立して活動を始めたが、数年後にはアムステルダムに移った。
レンブラントの初期の絵画には、師匠ピーテル・ラストマンの影響があったが、すぐに画風は変わる。手の動きに注意しながら、絵画に動きを加えた。
明暗のコントラストをはっきりさせて、緊張感のある劇的な絵にして、色の使い方は最も重要な部分だけに、目立つ色を使用した。
初期の絵画は微細で、粗描は当時は開発してなかった。
レンブラントは自信にあぶれる意志の強い男性で、謙虚ではなかった。
1633年から名前のみの署名をして、オランダの画家としては珍しい。
このような署名をしていたのは、ラファエロ(1483~1520年)、レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452~1519年)、ティツィアーノ(1490~1576頃)のようなイタリアの巨匠だけだった。自分の名前を、巨匠の名前と同じカテゴリに属す意図だった。
線香花火は、火をつけてから落ちるまでの間に大きく4段階に変化します。
大きく美しく花火が飛びつつ、はっきり変化します。
「蕾」「牡丹」「松葉」「散り菊」と、
移り変わっていく様子に、花の名前を付けられて、優雅な趣ですね。
「うつろいを愛でる・江戸の人は線香花火の変化を身近な植物に例え、そのうつろいに人の「一生」を見ていました。」
「世界各地に花火はありますが、線香花火を楽しんでいるのは意外なことに日本人だけ。」
「わずか0.1グラムの火薬で、繊細な変化を表現しているのも線香花火の魅力。火をつけてから落ちるまでの変化は人の一生にも例えられています。」
⇒わびさびの感性が日本人にあるからでしょうね。
「1本1円の外国製と比べ、国産の物は1本50円。しかし、それだけの価値が国産の線香花火にはあります。線香花火の良し悪しは、火薬・和紙・撚り手で決まります。国産の物は、美しい火花になるよう絶妙な比率で松煙を混ぜた火薬が使われ、それを包むのは薄くて丈夫な和紙。最後に一つ一つ丁寧に職人が撚って完成させます。外国製と比べると差は歴然。火をつけた時の繊細な表現も、国産の線香花火だからこそできるのです。」
安原顕が編集していた雑誌『リテレール』1992年冬号に載せられたリスト。
弓館芳夫『西遊記』(第一書房)
江戸川乱歩『怪人二十面相』(講談社)
ボアゴベ『鐵假面』(講談社)
江戸川乱歩『孤島の鬼』(春陽堂)
夏目漱石『我輩は猫である』(岩波書店)
デュマ『モンテ・クリスト伯』(新潮社)
ケッラアマン『トンネル』(新潮社)
ウエルズ『宇宙戦争』(新潮社)
アプトン・シンクレア『人はわれを大工と呼ぶ』(新潮社)
ブラスコ・イバーニェス『地中海』(新潮社)
ズーデルマン『猫橋』(新潮社)
ズーデルマン『憂愁婦人』(新潮社)
アルツィバーシェフ『最後の一線』(新潮社)
アルツィバーシェフ『サアニン』(新潮社)
サバチニ『スカラムッシュ』(新潮社)
手塚治虫『ロスト・ワールド』(不二書房)
トオマス・マン『ブッデンブロオグ一家』(新潮社)
イプセン『ペール・ギュント』(白水社)
ディドロ『逆説・俳優について』(未来社)
高良武久『性格学』(未来社)
フロイド『精神分析入門』(日本教文社)
フロイド『夢判断』(日本教文社)
カール・A・メニンジャー『おのれに背くもの』(日本教文社)
カール・A・メニンジャー『愛憎』(日本教文社)
カール・A・メニンジャー『人間の心』(日本教文社)
丹羽文雄『小説作法』(文藝春秋新社)
ヘミングウェイ『日はまた昇る』(新潮社)
ヘミングウェイ『誰が為に鐘は鳴る』(新潮社)
カフカ『審判』(新潮社)
カフカ『城』(新潮社)
A・クリスティ『そして誰もいなくなった』(早川書房)
A・クリスティ『アクロイド殺し』(早川書房)
ダシェル・ハメット『血の収穫』(早川書房)
J・フィニィ『盗まれた街』(早川書房)
P・K・ディック『宇宙の眼』(早川書房)
F・ブラウン『発狂した宇宙』(早川書房)
ブーアスティン『幻影の時代』(東京創元社)
リースマン『孤独な群衆』(みすず書房)
丹羽小弥太編集『科学革命の世紀』(平凡社)
ロブ=グリエ『新しい小説のために』(新潮社)
小林秀雄『文芸評論』(筑摩書房)
コルバート『恐竜の発見』(早川書房)
W・バロウズ『裸のランチ』(河出書房新社)
デズモンド・ハリス『人間動物園』(新潮社)
ジョーゼフ・ヘラー『キャッチ=22』(早川書房)
ローレンツ『攻撃』(みすず書房)
沼田真『植物たちの生』(岩波書店)
マルケス『百年の孤独』(新潮社)
クルーチ『砂漠の歳月』(みすず書房)
カイヨワ『本能』(思索社)
日高敏隆『チョウはなぜ飛ぶか』(岩波書店)
ユング『分析心理学』(みすず書房)
藤枝静男『田紳有楽』(講談社)
壇一雄『火宅の人』(新潮社)
小林秀雄『本居宣長』(新潮社)
カート・ヴォネガット『屠殺場5号』(早川書房)
B・オールディス『地球の長い午後』(早川書房)
フィリップ・K・ディック『ユービック』(早川書房)
山田風太郎『幻燈辻馬車』(新潮社)
アレッホ・カルペンティエール『バロック協奏曲』(サンリオ文庫)
フェレンツ・カリンティ『エペペ』(恒文社)
萩野恒一『現存在分析』(紀伊國屋書店)
ドノソ『夜のみだらな鳥』(集英社)
スタニスワフ・レム『浴槽で発見された手記』(サンリオ文庫)
バース『酔いどれ草の仲買人』(集英社)
賀川乙彦『宣告』(新潮社)
コルタサル『遊戯の終り』(国書刊行会)
カルペンティエール『失われた足跡』(集英社)
阿佐田哲也『麻雀放浪記』(角川書店)
ルーチョ・チェーヴァ『テスケレ』(河出書房新社)
安部公房『笑う月』(新潮社)
ル・クレジオ『巨人たち』(新潮社)
ミシェル・トゥルニエ『赤い小人』(早川書房)
外山滋比古『異本論』(みすず書房)
大江健三郎『同時代ゲーム』(新潮社)
フィリップ・ロス『われらのギャング』(集英社)
色川武大『怪しい来客簿』(話の特集)
『ハロルド・ピンター全集Ⅰ』(新潮社)
ロジェ・グルニエ『シネロマン』(白水社)
ウディ・アレン『羽根むしられて』(CBSソニー出版)
プイグ『蜘蛛女のキス』(集英社)
マルケス『族長の秋』(集英社)
ノースロップ・フライ『批評の解剖』(法政大学出版局)
T・イーグルトン『文学とは何か』(岩波書店)
W・イーザー『行為としての読書』(岩波書店)
ジェラール・ジュネット『物語のディスクール』(書肆風の薔薇)
ユング『元型論』(紀伊國屋書店)
ロラン・バルト『テクストの快楽』(みすず書房)
ハイデガー『存在と時間』(中央公論社)
久間十義『マネー・ゲーム』(河出書房新社)
河合隼雄『昔話と日本人の心』(岩波書店)
色川武大『狂人日記』(福武書店)
ラカン『フロイトの技法論』(岩波書店)
ラカン『精神病』(岩波書店)
井上ひさし『四千万歩の男』(講談社)
バルガス=リョサ『世界終末戦争』(新潮社)
ウンベルト・エーコ『薔薇の名前』(東京創元社)
ミラン・クンデラ『不滅』(集英社)
アンリ・トロワイヤ『大帝ピョートル』(中央公論社)
ジョルジュ・ペレック『人生使用法』
●エッセイとして読書録として年代別に、まとめられたのが、『漂流 本から本へ』である。朝日新聞のインターネットに連載された記事を出版刊行された。
『漂流 本から本へ』筒井康隆(朝日新聞出版)
第一章 幼少時代 一九三四年~
第二章 演劇青年時代 一九五〇年~
第三章 デビュー前夜 一九五七年~
第四章 作家になる 一九六五年~
第五章 新たなる飛躍 一九七七年~
多岐にわたる分野を読破されて、当初は好奇心からミステリーや冒険小説に関心をよせて、SF小説の深みにどっぷりつかりつつ、演劇や心理学を探求している。人間としての成長が、追体験できる構成となっている。
やがて反小説となるフランスの前衛文学、マルケスなどの魔術リアリズムに触れて、作家活動にも影響をされたことが分かりやすい。
元々は演劇青年だったことから感情移入して、世界観を築いていて作家となった経由は「漂流」のごとく変幻自在にあった。
書名をみると大半は自分も影響を受けた図書なので、懐かしくも感慨深い。
ルノワールは美しい絵しか描かない
Pierre・Auguste・Renoir
1841~1919フランス
ピエール・オーギュスト・ルノワールはフランス中部に町リモージュで、仕立て屋の息子として生まれた。
3歳のとき一家はパリに移住。早くから絵心のあったルノワールは13歳で磁器絵付け職人に見習いに出される。そして暇さえあればルーブル美術館に通いルーベンスやフラゴナールの名画の模写をした。音楽の才能もあったのだが、美術のほうが儲かると両親が考えていたからだ。
1862年エコール・デ・ボザール(官立美術学校)への入学するが、教育方に満足できずグレールの画塾へ通う。そこは寛容な人柄で多くの若者をひきつける場を持っていた。ここでルノワールはバジールやモネ、シスレーらと出会う。
多くの友人たちと戸外での風景画の制作に励んだが、美術学校での勉強やルーブル美術館での古典作品の模写も続けて、他の印象派画家のように革新性ばかり追い求めることはなかった。伝統美も尊重するルノワールならではの立脚点があった。
サロンに入選するには古典的技法を無視する訳にはいかない事情もあった。当時の画家にとってサロンに入選するとしないでは雲泥の差があり死活問題であった。
普仏戦争で友人のバジールを失ってからモネと親密になった。二人は肩を並べアルジャントイユで風景を描いた。作品は売れず生活は困窮していたが、互いに助け合う日々が続いた。
1874年サロンで落選を繰り返す仲間たちと共に「第一回印象派展」を開催するが不評だった。第二回、第三回と印象派展を繰り返し、少しずつ世間に認知される。
印象派の画家として評判になっても、作品は売れず不遇が続きルノワールはサロンへの復帰を図り、次第に印象派から遠ざかっていった。
ある日、裕福な出版業者のジョルジュ・シャルパンティエ夫妻が彼の能力を認め作品の制作を依頼してきた。
ルノワールは期待に背かなかった。翌1879年サロンにも入選して、ジョルジュ・シャルパンティエ夫妻の後押しもあって話題を呼び成功を収める。
1881年、40歳のルノワールはイタリア旅行をしラファエロなどの作品を観て「印象主義」の行き止まりを感じ「どうやって描いていいのか分からなくなった」と語った。
1887年に制作した「大水浴」は輪郭をくっきりと表現した新しい挑戦であったが周囲の評判はあまり良くなかった。やがて以前のような輪郭線のない柔らかいタッチの作風に戻っていった。
1885年に18歳年下のアリーヌとの間に、長男ピエールがうまれ1890年に結婚する。
生活は安定し名声も得るが、1897年に自転車から転落して持病のリューマチが悪化、晩年は病気と闘いながらの制作となる。
1919年に78歳の生涯を終えるが、その日もアネモネの絵を水彩で描き「この絵で、何かが分かり始めた」とつぶやいた。
「私は、楽しい絵しか描かない」と生涯言い続けていた。ルノワールが「幸福の画家」と言われる所以であろうか。