「宇宙論について」澁澤龍彦
「宇宙論について」澁澤龍彦
「もしかしたら、あらゆる宇宙論というのも、客観的な現実世界を扱っているように見えながら、じつは人間の頭のなかにしか存在しようのないものではないのだろうか。インドのヴェーダーンタ学派の唱えるマーヤーのように、客観世界などというものは存在せず、一切の現象世界は人間の頭が生み出す一つの幻にすぎないのだということを、あらゆる宇宙論が証明しようとしているのではないのか。――そんなことも考えられるのだ。」
『澁澤龍彦全集17』
編集委員: 巖谷國士/種村季弘/出口裕弘/松山俊太郎
河出書房新社 1994年10月3日 初版第1刷印刷
« 『渋沢龍彦全集』全22巻・別巻2巻 | トップページ | 『天使から怪物まで』澁澤龍彦 序章 »


コメント