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    実用燐寸レッテルには様々な図案があります。 ここにはコレクション300種類以上の中から、抜粋して100種類ほど公開する予定。 主に明治、大正、昭和初期時代の燐寸レッテルの図案。

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    兆しを理解して現実なるものを深くたのしく感知する訓練カードです。 タロットを機能させるには慣れ親しむことからはじまります。 まだ目には見えていない物事や潜在的な事柄を導き出す道具でもあります。 各アイコンをクリックすると、21のカードが観れます。
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2025年10月31日 (金)

『レベッカ』デュ・モーリア(新潮文庫)

『レベッカ』デュ・モーリア(新潮文庫)

ゆうべ、またマンダレーに行った夢を見た――この文学史に残る神秘的な一文で始まる、ゴシックロマンの金字塔、待望の新訳。海事故で妻をくった貴族のマキシスに出会い、後妻に迎えられたわたし。

だが彼の優雅な邸宅マンダレーには、美貌の先妻レベッカの存在感が色濃く遺されていた。


〈雲が、それまで姿を見せていなかった雲が月にかかって、顔の前に突きだされた暗い手のように、ほんの刹那、そこに留まった。その途端、幻が去り、窓の灯もかき消えた。目に映るのは荒れ果てた抜け殻、無言の冷たい壁面に過去の名残さえ留めず、亡霊がさまよい歩くこともない、いまや魂のこもらないただの形骸となった家だった。
 この屋敷は墓所ーーわたしたちを脅かした不安や苦しみは廃墟に埋められ、二度と甦ることはない。〉


その後、「わたし」は、亡き前妻レベッカの見えざる存在に悩まされる。残るやシワ身体に圧倒され、そこにかつてのレベッカの侍女ダンヴァース夫人が突然現れ、次にタンの中の彼女の衣装を見せつけられる。 冷や汗をかいて退散する「わたし」。


「どうしてマキシムはレベッカを連れてこなかったの? レベッカが大好きなのに。わたしの大好きなレベッカはどこ?」


マンダレーで開かれた豪華な仮装舞踏会の翌日、海底から発見されたレベッカのヨット。キャビンには、一年以上前に葬られたはずの彼女の死体があった――。混乱するわたしにマキシムが告げた、恐ろしい真実。変わらぬ愛を確信し、彼を守る決意を固めるわたし。だが、検死審問ののちに、マキシムすら知らなかったレベッカの秘密が明らかになっていく。魅惑のサスペンス、衝撃の結末。


「わたし」という人間が、変貌してしまうのも実に痛ましい。「ぼくが好きだった表情、なんだか途方に暮れたような、あのおかしな初々しい感じ、あれが消えてしまった。もうもどってこない。」とマキシムの台詞に暗澹たる気分になって、何と切ない物語であろう。


● Rebecca 1940 Psychological Thriller - Alfred Hitchcock, Laurence Olivier, Joan Fontaine 1080P - YouTube

https://share.google/6jBOqtLYbUZXvPGCO


サスペンス映画の巨匠ヒッチコック監督に1940年、主演ローレンス・オリヴィエで映画化もされて、アカデミー作品賞、撮影賞受賞した。

「レベッカ、あの浅黒い真剣な顔、聖人を思わせる狂信的な大きな目、象牙のような尖った白い歯の潜む小さな口、そして、黒く輝き、荒れ狂う、手に負えない髪の光輪―― そう、あれ以上、美しい人はいまだかつていなかった。誰がきみの心を見抜くだろう? 誰がきみの考えを見抜くだろうか?」

古めかしい文章で、翳りある展開は、ヒッチコック好みの作品で、彼の他の映画にも色濃く影響を与えている。


Du Maurier,Daphne

(1907-1989)5月13日ロンドン生まれ。祖父はフランスから移り住んだ人気画家、父は『ピーター・パン』の作者、J.M.バリーとも親交のあった有名俳優という芸術家一族に育つ。自立のために小説家を目指し、20代のころ後の映画監督キャロル・リードと恋愛関係になるが、結局、イギリス軍人のブラウニングと結婚、1男2女をもうける。『レベッカ』は、1938年の刊行直後に英米でベストセラーになり、1940年にヒッチコックによってハリウッドで映画化され、アカデミー賞を受賞。「20世紀のゴシックロマン」「ミステリーの金字塔」と賞され、1978年にアメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞グランドマスター賞を受賞している。清楚な美人だが、社交嫌いで静かな生活や散歩を好み、このあたりの性格は『レベッカ』の主人公に投影されている。主な著書に『鳥』『レイチェル』『破局』など。

ベストセラー小説の多くは、彼女が人生の大半を過ごしたコーンウォールを舞台としている。彼女は1969年に大英帝国勲章第1位(DBE)を授与されて、1989年に亡くなった。

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