『優柔不断術』赤瀬川原平(ちくま文庫)
何かものごとを始めようとする時、ああしようか、こうしようかと一つ一つ丁寧に考えていると「ぐず」だと言われる。いきなり「こうだ!」と決めると「男らしい」と言われたりする。本当にそうなのか?決断こそが素晴らしいのか?優柔不断でいいじゃないか!優柔不断万歳。
【目次】
いま、本当にウニでいいのか?
とりあえず、ビール、二本ぐらい
決断衛星ゲンコツ号
いずれそのうち
坐ればいいのに
粗国日本
チャウンチャウ
日本の中の世界
貧乏性世界地図
決断疲れの現代人
ぼくの優柔不断は天然だった
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480420145/
「とりあえずビール二本ぐらい・・・」
なぜ「とりあえず」なのか、「二本ぐらい」の「ぐらい」が持つ決断がゆるい意味は?
「チャウンチャウ」というのが、おかしい。
大阪、関西の言葉で、「○○とちゃうか?」「○○ちゃう?」がある。
さらに「ちゃうんちゃう?」(違うのと違うか?)と婉曲というか考察が、腹をかかえてしまいます。
「迷い箸」ご馳走の上空を彷徨うのは、優柔不断として軽蔑される。
「まあそのことについては、いずれまた日を改めて」
「またお会いする機会もあることですから、おいおい・・・」
「それはここで速断せずに、もう少し煮詰めて」
優柔不断という体質にアプローチしてゆき、ユーモア痛快・赤瀬川ワールド。
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