コロンビアの「麻薬王」として知られる故パブロ・エスコバルが密輸したカバの子孫=2023年4月、中部メデジン近郊(AFP時事)
【サンパウロ時事】コロンビア政府は13日、「麻薬王」として知られた故パブロ・エスコバルの密輸がきっかけで野生化したカバの生息数を抑制するため、安楽死による駆除を導入する計画を発表した。野生で大量繁殖した害獣の脅威から生態系を守る。
エスコバルが1980年代に私設動物園で飼育するために4頭を密輸したコロンビアのカバは、エスコバルの死後に天敵がいない環境で増加。現在では推計200頭以上が生息しており、対策を講じなければ2035年には1000頭まで増加する見込み。水質のほか、マナティーやカワガメなど在来種に悪影響を与える懸念がある。世界で絶滅危惧種のカバは、コロンビアでは22年に「侵略的外来種」に指定された。
政府は今回、72億ペソ(約3億2000万円)の予算を確保した。安楽死は当面80頭を予定し、カバへの投薬などを「動物福祉基準」に沿った手順で実施する。環境省高官は「関連機関と連携を強化し、行動を前進させる」と訴えた。
(AFP時事)
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