なべぞ絵師
「なべぞ」は、明治時代にジャーナリストの宮武外骨が発行していた風刺雑誌『滑稽新聞』で活躍した挿絵師です。
「なべぞ」と『滑稽新聞』の関係
ヘタウマな作風: 稚拙ながらも味のある「ヘタウマ」な画風が特徴で、絵葉書資料館などでも彼の描いた当時の絵葉書を確認することができます。
正体不明: 詳しい経歴は不明な点が多い人物ですが、『滑稽新聞』の付録である「絵葉書世界」などに多くの作品を残しました。
現代への影響(渡辺和博のルーツ)
1980年代に活躍したイラストレーター・エッセイストの渡辺和博(代表作『金魂巻』)のニックネーム「ナベゾ」は、この挿絵師の名前に由来しています。
名付け親: 芸術家の赤瀬川原平が、美学校での講義中に『滑稽新聞』のなべぞの絵を紹介したことがきっかけで、渡辺にこのあだ名を付けました。(正確には同級生の浜津守が、教室スライドショーで命名した)
スタイルの継承: 渡辺和博自身も、この明治の「なべぞ」に通じるヘタウマなスタイルで一世を風靡しました。
明治の風刺画と昭和のサブカルチャーをつなぐ、興味深いペンネームの系譜といえます。
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