「生きていた」ことが描かれているのが『お別れホスピタル』
土曜ドラマ「お別れホスピタル2」
〈前編〉4月4日(土)/〈後編〉4月11日(土)
[総合] 午後10:00
【出演】 岸井ゆきの、松山ケンイチ、内田 慈、YOU、阿川佐和子、柄本 明、伊東四朗 ほか
沖田×華の人気コミックを原作に、現代医療のセーフティーネットである療養病棟を舞台にしたドラマ『お別れホスピタル』。その続編となる『お別れホスピタル2』。
死の一番そばにある病棟で、患者やその家族と共に“その人らしく最後まで生き切る”ための日々を描く本作。主人公の看護師・辺見歩を演じるのは、前作に引き続き岸井ゆきの。再び辺見を演じる中で感じた「生と死」に対するまなざしの変化や、過酷なテーマを扱いながらも穏やかな現場の空気感。
「生きていた」ことが描かれているのが『お別れホスピタル』
ーー死を目前にした患者さんたちと向き合う中で、具体的にどのような場面でそれを感じたのでしょうか?
岸井:死のうとしているときに、前を向いている、あるいは未来を見据えている人間はいるのか、ということです。安斎さん(伊東四朗)のように部分的な認知症がある患者さんも、昔の自分が県議だったときの演説をしたりして、やはりみんな過去の話をするんです。そう思ったときに、「今まで生きてきた中で、私がバイタルや血圧を測るという日常的な作業を見つめている人はいましたか? 今生きていることを感じていた人はいましたか?」と思ったんです。逆に、YOUさんが演じている末期がんの桜田さんのように、「あー、私、目が覚めて絶望する。まだ生きてる」と言うのも、見方を変えれば、今を強烈に感じているってことなんですよね。その後ろ姿を見つめながら、いろんなことを考えました。
【NHK公式】
●岸井ゆきのさん&松山ケンイチさんスペシャルインタビュー
https://share.google/olYH0NtkimVRxtuAZ
後編では末期の間質性肺炎だが、夫の前では酸素マスクを外してしまう。夫は妻の病状を直視せず、夫婦は人工呼吸器による延命治療を希望する。看護師の辺見は、患者さんの本心を聞こうとする。すると本音が夫を変える。
一方、「死なせろ」と訴える桜田さん(YOUさん)に辺見は、痛みの奥底にある心と向き合おうとする。「死ぬまで必死に生きていてほしい」そんな辺見の問いかけに穏やかに死に向かう。なかなかの壮絶なドラマであった。
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