”黄色いバナナ”にも影響か 中東情勢の悪化で追熟に必要な「エチレンガス」確保に不安
栄養価が高く気軽に食べられる果物「バナナ」。今後、十分に供給できるのか不安の声があがっています。
原因は、黄色いバナナには欠かせない「エチレンガス」。ナフサ由来のため、安定調達が不透明な状況です。
■青いバナナ「エチレンガス」で黄色に
RKB「美味しそうな黄色をしたバナナ、こちらも中東情勢の影響が懸念されているんです」
朝食や間食として手軽に食べられているバナナ。
この鮮やかな黄色になるまでには欠かせない工程があります。
フレッシュ・デルモンテ・ジャパン九州営業所 石川裕二郎所長「バナナが入荷された後、エチレンガスを投入して、追熟加工を行う施設になります」
北九州市門司区にあるこの加工場では、年間100万箱1万5000トンのバナナを加工処理し、九州・山口に出荷しています。
バナナは、害虫の侵入を防ぐために青いまま輸入されます。
その後、熟成を進める「エチレンガス」を充満させた部屋に数日間、置くことで私たちがよく知る甘くて黄色いバナナに仕上がります。
■エチレンガスの原料は「ナフサ」
ところが、この「エチレンガス」の原料は、石油由来の「ナフサ」。
中東情勢の影響が長引けば、今後の確保に黄色信号が灯ります。
フレッシュ・デルモンテ・ジャパン九州営業所 石川裕二郎所長「取り寄せるメーカーの回答では一応5月までは確保できているんですけれども、6月7月に関してはまだ何も決まっていないということで。4日から5日かけて追熟させておいしく甘い状態にするんですけれども、その工程が踏めないということになります。エチレンガスを使わない加工ができるのであればそれはこしたことはないんですけれども、現状なかなか難しいのではないかと思います」
■エチレンガス途絶えたら「出荷の遅れ避けられない」
エチレンガスが途絶えれば、バナナを適切に熟成させることができず出荷の遅れは避けられません。
フレッシュ・デルモンテ・ジャパン九州営業所 石川裕二郎所長「エチレンガスなくして今のバナナの流通は成立しないんじゃないかと思いますね。一日も早くまず、中東情勢が安定することを望む、そこですね」
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