偉大なSF作家たちと同じくらい深く、音楽を通して物語を語りたい──テクノの帝王ジェフ・ミルズをSFマガジンが直撃!
この三つの要素(物流、宇宙開発、2000年へのカウントダウン)に囲まれて、僕たちは「SF」を避けようがなかった。むしろ過剰なくらいでした。フィクション、異世界の探索、未知の領域への旅、宇宙へ行くための条件……そんな話題ばかりだったのですから。今やマーベルやDCで活躍しているような作家やイラストレーターが、この中西部から数多く生まれたのも必然と言えます。現在のハリウッドがSF映画に席巻されているのも当然です。70年代から80年代にかけて、僕たちはそういう環境を最も浴びて育ってきたわけです。これが僕たちのアイデンティティそのものなのです。
エレクトロニック・ミュージックの世界を見渡しても、SFのあれこれを集めることに執着しているのは、僕に限った話じゃない。僕たちにとってSFは、大人になってから「見つけたもの」ではなく、物心ついたときからそこにある「空気」だったのです。
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