「まんが学校」1964年4月6日から1967年3月27日までNHK総合テレビジョンで放送された児童向け番組。
これには影響を受けてしまいました。漫画家さんなのに、違った才能があると。
何が違うと、詩があるんです。
それは他の漫画家さんにはない、深い感情についての表現であります。
いちばんはじめの言葉をかくのはむつかしいことです。なんといっていいのかよくわかりません。 友だちの漫画家谷内六郎君と電話で話しました。ボクは大いにテレながら「つまり・そのオ・詩集なんてものじゃなくて、まア歌謡曲、流行歌のたぐいなんで恥かしいのだけれど……」
谷内君はしかし厳然とした声でいいました。「歌謡曲のほうが、現在の詩壇の詩よりもはるかにリッパです。流行歌の中にすばらしい詩があります。詩の本質はそういうものです」 ぼくは心の中にあったモヤモヤしたものがスッキリしたような気がしました。これらの詩は読むためよりも歌うことに主眼をおいてつくってあります。詩に定型があるはずはなく、難解な詩が高級であるとは限らず、いずれにしても心にふれるかふれないかということが重要です。 さて、そこで、ぼくの詩は……。
(「はじめに」より》
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