2018年11月10日 (土)

映画『白州の瀧』溝口健二

映画『白州の瀧』溝口健二
溝口健二はサイレント時代に風格を示し新派狂言を映画化したのが多い。
泉鏡花の小説『義血侠血』をモチーフにした新派劇。
https://youtu.be/B74VapoUl1o

惚れた男のため生涯を犠牲にした女が、殺人を犯した挙句、検事に出世した男によって裁かれつつ、男の出世した姿を喜びながら自殺する。
白糸を演じた入江たか子が、なかなかすごい印象を与える演出されている。溝口監督は女性の特異な支線を貫いて描いた。
脚本なしに撮影強行された現場の声。
「第一ね、昼の休みっていう時にね、一人もスタジオの外へ出ない、入江なども全然出ないですよ、岡田は具合が悪いから、ステージの中に寝台持ってきてあるんだ。寝台で休んでね、病、相当悪くなりかかっていたからね。この熱気というものが、わからんわけがない、皆わかっている。皆にわかってることは、僕に反映するよ。こうしてま、出来ましたよ。これは古今未曾有のできでしたなあ」と製作者の渾大防五郎は語っている(『ある映画監督の生涯』)。

2018年9月16日 (日)

映画『暗殺のオペラ』2K修復版

ベルナルド・ベルトルッチ29歳の監督作。

ルイス・ブニュエル賞を受賞した『暗殺のオペラ』は、作家ホルヘ・ルイス・ボルヘスの短編小説『裏切り者と英雄のテーマ』から着想を得た。

物語舞台を北イタリアの架空の町に置き換え、官能的なドラマに脚色して、父親の死の真相を探る男アトスの姿を描く。主人公のアトス役をジュリオ・ブロージ、アトスの父の愛人役をアリダ・ヴァリが演じた。
https://eiga.com/news/20180707/4/

7月21日から東京・恵比寿の東京都写真美術館で公開される。デジタルリマスター版は3週間限定の上映。1970年作品『暗殺の森』も同会場で上映。

2018年9月 8日 (土)

映画『顔たち、ところどころ 』

出逢い、生活、思い出、そして人生。
まるで古いアルバムをめくるような
顔たち。
旅の条件は「計画しない」こと。
ヌーヴェルヴァーグの巨匠アニエス・ヴァルダと、写真家でアーティストのJR、54歳差の二人旅。
アニメーションをはじめ、アートと人の笑顔に触れる。

炭鉱労働者の村に一人住む女性、ヤギの角を切らずに飼育する信条にする養牧者、港湾労働者の妻たち、廃墟の村でピクニック、アンリ・カルティエ・ブレッソンのお墓、ギイ・ブルタンとの思い出の海岸、JRの100歳の祖母に会いに行き、J.L.ゴダールが映画『はなればなれに』で作ったルーブル美術館の最短見学記録を塗り替える。
アニエスのだんだん見えづらくなる目、そしてサングラスを決して取ろうとしないJR、時に歌い、険悪になり、笑いながら、凸凹な二人旅は続く。
人々と触れあい、一緒に作品を残していく、高次元を目指すハートウォーミングなドキュメンタリーでありながら、これもまた映画作品である。
http://www.uplink.co.jp/kaotachi/

2018年9月15 日(土)より、シネスイッチ銀座、新宿シネマカリテ、 アップリンク渋谷ほか全国順次公開。
脚本・監督・出演=アニエス・ヴァルダ+ JR
音楽 マチュー・シェディッド

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