2024年5月20日 (月)

西村京太郎トラベルミステリー68🈑 「山形・陸羽西線に消えた女」

テレビ朝日2024520() 13:55  15:50


警視庁捜査一課の十津川警部(高橋英樹)はかつての同期で、現在は山形県警に勤務する向井警部(中丸新将)の息子の結婚式に出席するのに山形・鶴岡市へ向かった。式が終わって羽黒山を観光していると、スケッチブックに自分の姿を描いている若い女性の存在に気づく。その女性は白石ゆかと名乗り、出羽三山までスケッチ旅行に来たという。十津川と五重塔を描いた絵の片隅に“Y”のイニシャルを記すとスケッチブックから切りとり、記念にもらってほしいとプレゼントしてくれた。
その翌朝、鶴岡市内の雑木林で若い女性の刺殺体が発見される。帰路に着くはずだった十津川は、現場に“Y”のサインが入ったスケッチブックがあったと聞き、向井と共に臨場する。

ところが遺体は十津川が出会った女性・ゆかとは別人で、身元を示す所持品は見つからなかったが、スケッチブックは確かにゆかが持っていたものだった。
その後、ゆかの住所が東京・世田谷と判明する。十津川から連絡を受けた亀井刑事(高田純次)が自宅を訪ねると、現れたのはレストランチェーン社長・白石圭一郎(国広富之)の娘・ゆか(朝倉あき)で、十津川に絵をプレゼントした女性とは別人だった。ゆかは車椅子生活を送って、鶴岡には出かけていない。何者かがゆかになりすまして、鶴岡でスケッチ旅行をしていたのだろうか…!?
そんな中で、東京上野でディスカウントショップ経営者・宇田川宏(山口竜央)が刺殺される。遺体のそばにまたもや『Y』のイニシャルが入ったスケッチ画が1枚置かれていた。捜査の結果、鶴岡市で身元不明女性が殺害された事件と同じ凶器が使われたことが発覚。犯人は早朝、鶴岡市内で身元不明の女性を殺害して、昼に上野に現れ同じ凶器で宇田川を殺したのか。

なぜ両方の現場に『Y』のサインが入った絵を残したのか、謎は深まるばかりだった。
その矢先に、ゆかが自分の名前を名乗ったのは、友人の小野寺由美子(内山理名)ではないかと連絡してきた。実は、ゆか自身も趣味で絵を描いており、絵画の道を志す由美子とある展覧会で出会い、仲良くなったらしい。以前スケッチ旅行に出かけることができない自分に代わって、出羽三山のスケッチをしてきてほしいと由美子に頼んだことがあった。
十津川が由美子のもとを訪ねると、確かに彼女こそ羽黒山で出会った女性だった。由美子は十津川と別れた後、スケッチブックを盗まれたと主張する。2つの事件発生時のアリバイも完璧だったが、由美子が事件当日に鶴岡から東京まで帰って来たルートに疑惑を抱くのだった。


【出演者】

十津川警部高橋英樹

亀井刑事高田純次

小野寺由美子内山理名

白石圭一郎国広富之

黒木美沙子国生さゆり

白石ゆか朝倉あき

西本刑事森本レオ

松山刑事宇梶剛士

北条刑事山村紅葉

向井警部中丸新将


◇原作 西村京太郎

◇脚本 安井国穂

◇監督 村川透 

テレビ朝日放送


絵を描く人間にはスケッチとか贋作絵画など、美術に生きてるキャラクターは引き付けられるドラマ。

この十津川シリーズはいろんな人が演じているが、亀井刑事ことカメさんは高田純次さん一番イメージ近いと思う。力が抜けた役作りがぴったりなんです。原作者とは近親者の山村紅葉さんも、良い味わいを出してる。

2024年5月19日 (日)

傑作ミステリー『西村京太郎サスペンス 天使の傷痕』🈑

みちのく小京都に隠された連続殺人事件!刺殺トリックに魔の言葉テンとは11回乱歩賞受賞作品≪出演≫村上弘明、遠野なぎこ、佐野史郎、床嶋佳子 ほか

519 日曜 12:00 -14:00 BSテレ東

西沢渓谷の登山口山道で、デート中の男女が殺人事件に遭遇した。瀕死の被害者は「テン」とつぶやいて息をひきとる。意味不明の「テン」とは何を指すのか。直接事件を目撃することになったデート中の当人、田島伸治(村上弘明)は、新聞記者らしい関心から周辺を洗い出し、「テン」とは天使のことだと判明する。田島は犯人のアリバイを崩すため秋田・角館へ向かう

そこには犯人の呪われた過去と計算し尽くされたトリックが待っていた!

【出演者】田島伸治村上弘明  山崎昌子遠野なぎこ  中村警部補佐野史郎  絹川文代多岐川裕美  馬場彰石倉三郎  沼沢時枝床嶋佳子  久松実原田大二郎  里村真一平泉成  坂東三郎室田日出男  田熊かね千石規子


【原作】西村京太郎「天使の傷痕」講談社文庫・刊 

【脚本】吉田弥生

【監督】田中康隆

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『天使の傷痕』西村京太郎(講談社文庫)

武蔵野の雑木林でデート中の男女が殺人事件に遭遇した。瀕死の被害者は「テン」とつぶやいて息をひきとった。意味不明の「テン」とは何を指すのか。デート中、直接事件を目撃した田島は新聞記者らしい関心から周辺を洗う。「テン」とは天使と分ったが、事件の背景には意外な事実が隠れていた。第11回乱歩賞受賞。 (講談社文庫)

2024年5月18日 (土)

🈑<土曜午後スペシャル>法の庭

連戦連勝の女性検事・天海杏子(松雪泰子)と学生時代共に法を学んだ仲間、弁護士・小泉(山口智充)、判事・田所(吉田栄作)。3人が同じ法廷で顔を揃えた

🈑<土曜午後スペシャル>法の庭

518 土曜 14:00 -15:55 BSフジ

天海杏子(松雪泰子)は連戦連勝。女性検事としてその手腕を評価されている。  

現在は強盗を殺害した主婦・藤田直子(藤田朋子)の公判を担当。殺害されたホストと直子の間には男女の関係があったと確信した。正当防衛を主張する弁護人・横山(伊武雅刀)に真っ向勝負を挑んでいた。

同期の弁護士で横山の部下の小泉(山口智充)は、杏子の家庭の暗い過去を思い、今回の件とその過去を重ね合わせていたようにも見える杏子の暴走を心配する。  

そんな中で新たな案件が杏子のもとに持ち込まれた。しかも今回の相手の弁護士は小泉。そして判事は、やはり同期で杏子のかつての恋人の田所(吉田栄作)だという。法のもとに集いながら、道を分けた三人の仲間が奇しくも顔を揃えることとなった。  

杏子は検事としてのプライドを胸に、意を決し運命の法廷へと立ったのだったが、そこで衝撃の事実を知る!? 


<出演者> 天海杏子:松雪泰子 小泉健吾:山口智充 田所 誠:吉田栄作 藤田直子:藤田朋子 滝沢和弘:吹越満 田所貴代美:菊池麻衣子 鮫洲警視:山田辰夫 オバチャンの娘:中川翔子 山川壮一:田山涼成 横山弁護士:伊武雅刀 ほか


<スタッフ>

 原作:「法の庭」 本宮ひろ志プロデュース 田原成貴/能田茂 

脚本:宇山圭子 

企画:大辻健一郎(フジテレビ)

 プロデュース:佐々木章光(テレパック)、山後勝英(テレパック) 演出:佐々木章光(テレパック) 制作:フジテレビ テレパック


藤田朋子さんが藤田直子という犯人役を、本名に近い名前で演じているのが気になる。癒やし系のキャラクターがどんな悪女になるんだろうか。どうやら犯人探しのミステリードラマではなさそうな番組らしい。

亡くなった山田辰夫さんの演技も、興味深い。

2024年5月17日 (金)

🈑🈖<サスペンス劇場>浅見光彦シリーズ42 悪魔の種子

秋田県南部西馬音内の盆踊りの最中に男性が変死。恋人に殺人の容疑がかけられた由紀子と共に事件解決の糸口を見つけるため、浅見光彦は岩手と秋田に向かう。

5月17日 金曜 12:00 -14:00 BSフジ・181

🈑🈖<サスペンス劇場>浅見光彦シリーズ42 悪魔の種子

浅見光彦(中村俊介)はお手伝いの須美子(藤田瞳子)に頼まれて、小学校からの友人の諏訪由紀子(遠藤久美子)の相談に乗る。秋田県南部の西馬音内(にしもない)の盆踊りの最中に、窪田一彦(菊池隆志)が変死し、由紀子の恋人の西見文明(蟹江一平)に殺人の容疑がかけられ困っており、浅見に力を貸してほしいという。

由紀子と西見は岩手農業研究所に勤めて職場恋愛してる。殺された窪田は茨城農業研究所の研究員で、西見とは花巻農大の同期生だった。西見は稲の品種改良や新しい品種の開発をして、何世代にもわたって試験栽培を繰り返す手間のかかる仕事である。

浅見は編集長の藤田(小倉久寛)に頼み込み、宮沢賢治の銀河鉄道の取材で、岩手県の花巻に向かう途中、茨城農業研究所に立ち寄る。窪田の2年先輩の渡辺(原田文明)によると、事件のあった8月16日、窪田は休みをとっていたという。窪田は三年前に結婚し、土浦に新居を構えていた。

土浦の窪田家を訪れた浅見は妻の眞理(中野若葉)から、窪田が去年のお盆に西見から西馬音内の盆踊りに誘われ、すっかり魅了されたという。

今年はつくば農業生物進化研究所の上村浩(吉岡扶敏)と行く予定だったが、突然キャンセルされた。浅見はつくば農業生物進化研究所に向かい、上村に会う。上村によると論文の締め切りに追われて、西馬音内の盆踊りに行けなくなったという。つくば農業生物進化研究所で上村や上司の大岡章雄(青山勝)はバイオやゲノムの先端研究をしている。

浅見は宮沢賢治記念館で由紀子と落ち合い、秋田県警湯沢警察署を訪れる。浅見が警察庁刑事局長の弟だとわかると、山根刑事(正名僕蔵)は態度を一変して、窪田の遺体を解剖した結果、アルカロイド系の毒物が検出されたことを教える。窪田は殺されたとき、黒布の彦三頭巾を被り、藍染の浴衣を着ていた。去年の盆踊りのときに西見が土産にあげたものだった。

浅見は釈放された西見に会うため、岩手農業研究所を訪れる。今年も西馬音内の盆踊りに一緒に行く予定だったが、約束をした8時になっても、窪田は現れなかったという。残念ながら窪田が殺された9時頃、西見は移動中でアリバイがない。

東京に戻った浅見に由紀子から電話が入る。西見に対して、湯沢署ではなく、土浦署が強制捜査をするという内容だった。つくば農業生物進化研究所の上村が殺され、殺人容疑で西見に逮捕状が出たのだ。上村は頭部強打による脳挫傷で即死しており、右手にボタンを握っていた。そのボタンは西見のブルゾンのボタンだった。西見の無罪を信じる浅見は事件の真相にたどり着くために奮闘する。

<出演者> 浅見光彦:中村俊介 諏訪由紀子:遠藤久美子 西見文明:蟹江一平 大岡章雄:青山勝 高橋久美子:松本紀保 山根刑事:正名僕蔵 丸井公軌:上杉祥三 藤田克夫:小倉久寛 浅見陽一郎:榎木孝明 浅見雪江:野際陽子 ほか

<スタッフ> 原作:内田康夫 企画:成河広明、加藤達也 プロデューサー:金丸哲也、小林俊一 脚本:峯尾基三 演出:金佑彦 音楽:渡辺俊幸 制作:フジテレビ/東映

この原作『悪魔の種子』はTBSとフジテレビで、製作されている。番組を観た記憶があるので、「零画報」の記事にアップしてたと思ったら検索してもなかった。慌てて急遽記事を書いてます。

古風なお母様の浅見雪江さん役な野際陽子さんが、個人的にハマります。浅見光彦役は榎木孝明が原作イメージに近いですね。同じく「旅と歴史」藤田編集長は小倉久寛さんがばっちりだと思います。

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『悪魔の種子』内田康夫

「親友が心を寄せる男に掛けられた、殺人の嫌疑を晴らしてほしい」

お手伝いの須美子に頼まれ、霞ヶ浦を訪れた浅見光彦は、秋田・西馬音内盆踊りで起きた不審死事件との関連に目を留める。

二つの事件の被害者は、共に"奇跡の米"開発に携わる農業技術者だった。亡者の装束で死んだ男が握る巨大利益を巡る秘密とは?

2024年5月10日 (金)

サスペンス名作選 浅見光彦ミステリー②天城峠殺人事件 BS日テレ

良家の御曹司でフリーのルポライター・浅見光彦が、日本各地で起こる難事件を直感と抜群の洞察力で推理し解決していく内田康夫の人気ミステリーシリーズ。主演は水谷豊。


511 土曜 12:00 -13:55 BS日テレ

 

ルポライターの光彦(水谷)は、車の免許を取得したばかりというアイドルスターの夕紀(塙)にインタビューした。一ヵ月後、光彦は取材先の伊豆で朝美(加納)という女性と知り合った。天城峠で約一ヶ月前に車にひき逃げされた亡父・章夫(木曽)が、粘り歩いていた「下司」という千社札をたよりに、父の足跡をたどるらしい。ひき逃げ犯は分からず、死体は死後推定10日たっていた。


【出演者】浅見光彦:水谷豊 小松朝美:加納みゆき 小松章夫:木曽秋一 桜井夕紀:塙理恵 ほか 

【スタッフ】 

原作:内田康夫 

脚本:岡本克己 

監督:藤井克彦 ほか 

【日本テレビ初回放送日】 1987年12月1日

ホームページ

https://www.bs4.jp/suspense/

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『天城峠殺人事件』内田康夫(角川文庫)

伊豆の手鞠歌が暗示する謎に浅見光彦が挑む。

天城峠付近で発見された、千社札を持って寺社巡りをしていた男の死体。そして人気アイドルの心中事件。無関係とも思える二つの事件に遭遇した浅見は、意外な接点に気づき、巧妙なトリックに迫っていく。


昔の歌なども懐かしく出てきて、自然体で物語が膨らみ、舞台の地域も純粋に想いを入れ込んで書かれて情緒もあるミステリとなっている。

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2024年5月 6日 (月)

100分de名著 🈟トーマス・マン“魔の山”(全4回) 11月6日(月)スタート [Eテレ]毎週月曜 午後10:25~10:50

20世紀ドイツ文学の最高傑作の一つ『魔の山』。作家トーマス・マンをノーベル文学賞受賞のきっかけの一つになったともいわれる名著です。世界中の作家や研究者たちが今も言及し続けるなど、現代の私たちに「行き詰った近代市民社会にどう向き合ったらよいのか」「生と死の関係をどうとらえたらよいのか」といった深い問いを投げかけています。番組では、20世紀世界文学の旗手ともいえるトーマス・マン(1875-1955)の人となりにも触れながら、代表作「魔の山」にマンがこめたものを紐解いていきます。


番組ではドイツ文学者・小黒康正さんを講師に迎え『魔の山』を新たな視点で読み解き「人間が逃れようのない生の条件」やそこから炙り出される「死をどうとらえるか」「現実とどう向き合えばよいか」といった普遍的な問題について考えます。


<出演者>

MC】伊集院光/安部みちこアナウンサー

【指南役】小黒康正(ドイツ文学者・九州大学教授)

【朗読】玉置玲央(俳優)

【語り】小坂由里子


https://www.nhk.jp/p/meicho/ts/XZGWLG117Y/blog/bl/p8kQkA4Pow/bp/p2DR8gZbLa/


1回 「魔の山」とは何か

[Eテレ] 56(午後10:2510:50

トーマス・マンの人となりにも言及しながら、『魔の山』の空間、時間を通して描かれる、近代社会の病弊と限界について考察する。


2回 二つの極のはざまで

[Eテレ] 513(午後10:2510:50

セテムブリーニとショーシャ夫人に象徴される「生の力」「死の力」の葛藤を読み解き、私たち現代人は、「生と死」の問題にどう向き合っていけばよいかを考える。


3回 死への共感

[Eテレ] 520(午後10:2510:50

様々な価値観のあいだで揺れ動きながらも、「生と死」の問題に真摯に向き合おうとするハンスの姿を通して、「生きること」の意味を考える。


4回 生への奉仕へ

[Eテレ] 527(午後10:2510:50

ハンスが最後に辿り着いた境地の意味を読み解き、私たちが厳しい現実とどう向き合ったらよいかを考える。


100分de名著

[Eテレ]

毎週月曜 午後10:25

🈞 毎週金曜 午後3:05

https://www.nhk.jp/p/meicho/ts/XZGWLG117Y/

2024年5月 4日 (土)

浅見光彦ミステリー平家伝説殺人事件

内田康夫の人気ミステリーシリーズ

54  12:00 -13:55 BS日テレ


連続転落死事件の奇妙な符号を追え!!
浅見光彦ミステリー第1弾。「難事件を直感と推理で解決していくルポライター・浅見光彦の活躍を描く。浅見光彦を水谷豊が演じ、名探偵ぶりと茶目っ気を遺憾なく発揮している。

【ストーリー】
母親と高知に向かうフェリーの旅を楽しんでいたルポライターの光彦(水谷豊)は、甲板で教由という男から平家の落人の村・相ノ川に帰る途中なのだと話しかけられる。男が去って間もなく、悲鳴とともに男の姿が船上から消える。一年後、光彦が乗っていたフェリーの船員が自殺をはかる。光彦の直感が2つの事件の真相を解き明かしていく。


【出演】
水谷豊・・・・・・・浅見光彦
有森也実・・・・・・稲田佐和(教由の姪)
乙羽信子・・・・・・浅見雪江(光彦・陽一郎の母)
高橋悦史・・・・・・浅見陽一郎(光彦の兄・警察庁刑事局長)
松山政路・・・・・・稲田教由
泉晶子・・・・・・・浅見和子(陽一郎の妻)


原作:内田康夫「平家伝説殺人事件」(角川文庫版)

脚本:岡本克己

音楽:佐橋允彦

テーマ曲:「夜のてのひら」岩崎宏美(ビクターエンタテインメント)

制作:日本テレビ

企画:小坂 

プロデューサー:長富忠裕 赤司学文 石川好弘

監督:藤井克彦

製作著作:近代映画協会


たぶん浅見光彦シリーズのTVドラマ化の第一作にあたる。原作イメージとは違うと言われていた水谷豊が熱演して、クオリティは低いない。

ヒロイン稲田佐和はその後に、大切なキャラクターとなっていくけれど、今作では基本キャラ設定に追われて追求は薄いのが心残りだ。

火曜日サスペンス番組スタッフの拘りが感じられる、期待の再放送シリーズ。

2024年5月 3日 (金)

宮部みゆき原作『霊験お初~震える岩~』5月4日(土)放送

宮部みゆき氏の傑作時代小説を上白石萌音主演で初映像化するテレビ朝日ドラマプレミアム『霊験お初~震える岩~』が、本日54日(土)に放送される。


不思議な力霊験を宿した町娘・お初(上白石萌音)と、草食系の与力見習い・古沢右京之介(京本大我)が凸凹バディを結成し、江戸の町で起きた奇怪な連続殺人の謎に迫っていく《時代劇×ミステリー》が絶妙に融合した大型スペシャルドラマ。


享和21802)年――。ある出来事をきっかけに、ふつうの人間には見えないものが見え、聞こえないものが聞こえる不思議な力霊験に目覚めた一膳飯屋の看板娘・お初。

彼女は南町奉行・根岸肥前守鎮衛(坂東彌十郎)からの依頼で、与力見習いの右京之介とともに “死人憑き事件を調べることに。


一度死んだ男がよみがえったという信じがたい事件だが、その直後、死人憑きの犯行と思われる連続殺人が発生。

そして、約100年前、『忠臣蔵』の物語の発端を作った赤穂藩主・浅野内匠頭が切腹した庭に置かれた岩が夜ごと鳴動しているという謎も。

これらの謎は絡まり合い、次第に大きなうねりとなって『忠臣蔵』の奥底に秘められていた悲しくも切ない夫婦の物語へとつながっていく。


上白石、京本のほか、坂東彌十郎、満島真之介、髙嶋政宏、倉科カナ、野波麻帆、味方良介、和田正人、宮野真守ら超豪華キャストが集結。

時代劇の聖地東映京都撮影所スタッフが培ってきた撮影技術にVFXをプラスし、これまでにない時代劇を作り上げている。

2024年5月 2日 (木)

夕方ミステリー『小早川警視正シリーズ2 函館五稜郭殺人旅情』🈑

斎藤栄サスペンス。豪華客船宝石ショーに美人秘書の死体!15年前に死んだはずの恋人が犯人?江差に隠された謎が新たな悲劇に…。

5月2日 木曜 15:54 -17:56 BSテレ東

 客船で新作ジュエリーショーが開催される。警視庁広域捜査官・小早川警視正(辰巳琢郎)は主催者の貴金属会社社長・大鳥文雄(鶴見辰吾)を窃盗団の首謀者とにらみ潜入捜査していた。

窃盗団は盗んだ金を江戸時代幕末に海底に沈んだ金塊と称して、売りさばいていた。そんな中、宝石鑑定人の死体が見つかる。発見者は大鳥文雄。警察は乗客の中に犯人がいると考え身元確認に急ぐ。死体近くには“Y&H”と刻まれた指輪が…。

【出演者】小早川雅彦…辰巳琢郎  夏木香奈…国生さゆり  飯島恭子…高橋恵子  伴内警部…矢崎滋  夏木梨香…菊池麻衣子  大鳥文雄…鶴見辰吾  大鳥弘美…渡辺典子

【原作】斎藤栄「五稜郭殺人旅情」  (祥伝社・刊) 

【脚本】水谷龍二

【監督】岡田寧

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『函館五稜郭殺人旅情』斉藤栄

「殺人現場に、あなたのネックレスが散乱していました。なぜですか」警察の尋問に、旅行会社社員・夏木梨香は絶句した。

出張先の函館五稜郭の旅館でOLが殺され、その有力容疑者とみなされてしまったのである。梨香は嫌疑を晴らすため、旅行評論家の姉・香奈と、その夫で警察庁の小早川警視正に相談するが、直後もう一つの五稜郭で、第2の殺人が起こった


★ 人間心理や旅情描写が、細やかであります。医療関係の家系にあるのが、他のミステリ作家さんには、書けないセリフなどドラマ化されても受け継がれているようです。


斎藤栄(さいとう・さかえ)

1933年(昭8)、東京太田生まれ。

中学時代から「血妖会殺人事件」などの習作を著し、神奈川県の湘南高校在学中に、石原慎太郎らと同人誌「湘南文芸」を発行。不弔の筆名で作品を発表。高校時代には中篇「輝紫蛇邸殺人事件」を書いた。東京大学法学部卒。不在クラブ会員。宝石賞受賞作家の親睦団体GEMの会会員。

1960年(昭35)、「星の上の殺人」が「宝石」「面白倶楽部」共催のコント募集に佳作入選し、「宝石」に掲載。

1962年(昭37)、「女だけの部屋」が宝石中編賞候補作となり、「宝石」に掲載。

1963年(昭38)、「メバル」が「宝石」の新人二十五人集に掲載。

1963年(昭38)、「機密」が第二回宝石中編賞を受賞。

1963年(昭38)に「愛と血の復活」が江戸川乱歩賞候補となる。

1965年(昭40)に「愛と血の港」が江戸川乱歩賞候補になる。「愛と血の港」は1968年(昭43)に刊行され、1969年(昭44)に第22回日本推理作家協会賞の候補となる。

1966年(昭41)、「殺人の棋譜」が第12回江戸川乱歩賞を受賞。

1967年(昭42)に刊行した「真夜中の意匠」が、1968年(昭43)に第21回日本推理作家協会賞の候補となる。

1969年(昭44)に刊行した「紅の幻影」が1970年(昭45)に第23回日本推理作家協会賞の候補となる。

1970年(昭45)、「奥の細道殺人事件」を刊行。

1971年(昭46)に「オール讀物」に発表した「外人墓地の時刻表」は日本推理作家協会の「推理小説代表作選集 推理小説年鑑 1972年版」に収録される。

1972年(昭47)に刊行した「香港殺人旅行」が1972年(昭47)に第25回日本推理作家協会賞の候補となる。

1974年(昭49)、「王将殺人」を刊行。

1979年(昭54)に刊行した「方丈記殺人事件」が「週刊文春」の79年「傑作ミステリーベスト10」の6位に選ばれる。

1982年(昭57)、作品中の被害者の霊を慰める「執筆殺人供養碑」を建立。

🈑ミステリー・セレクション・父が来た道

密室ですべてを聞く代議士の運転手謎の女と消えたワイロ!!復讐に燃える運転手の決断は!?


52 木曜 11:24 -13:25 BS-TBS

🈑ミステリー・セレクション・父が来た道


戸田慎一郎は、政府与党の最高実力者・佐多幸吉の運転手。その慎一郎と佐多の間には深い因縁が。慎一郎の父・信雄はかつて佐多の選挙区で中堅の建設会社を営んでいた。信雄は後援会長として佐多に尽くしたが、選挙違反の罪を一身に背負って獄につながれ、すべてを失った。慎一郎も勤めていた警視庁を辞めざるを得なかった。佐多は慎一郎にとって、親子二代の人生を台無しにした男。なぜ慎一郎は運転手の誘いを受け入れたのか


【出演者】阿部寛、渡辺えり子、神山繁、余貴美子、前田吟、内藤武敏、冨士眞奈美、立川三貴、久保酎吉

【原作】高村薫「地を這う虫」(文藝春秋刊) 

【脚本】鎌田敏夫

【監督】出目昌伸

制作2005


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高村薫「地を這う虫」(文藝春秋刊) 

失意の内にあっても誇りを失わない男たちよ。老刑事、国会議員の運転手、サラ金の取り立て屋が見据えた闇の底。歪みを抉る会心作。

文庫版で50ページ小編を5篇集めた短編集。地を這う虫は刑事を自分で退職しながら、昔とよく似た仕事を今もしている男である。 

そんな五種類の仕事が描かれている。『愁訴の花』では警備会社の社員研修担当者、『巡り逢う人びと』ではサラ金会社の取り立て担当者、『父が来た道』では大物代議士の公用車運転手、『地を這う虫』では昼は小さな薬品製造会社、夜は倉庫会社の警備員をして家計を支えている男である。


『巡り逢う人びと』で、主人公は会社側も感心するまで働くのだが、借金の取り立てに足を運ぶ日々は、内偵や聞き込み捜査をやっていた日々に実によく似ている。そして現在、違法な強制取り立てを行う社外のその筋の人間と「やりすぎじゃないのか」ときどき争うのは、元のシマで元の顔ぶれとやりあっていたことの繰り返しに過ぎず、いまの債務者を笑顔で脅す顔はまさに、被疑者を締め上げる刑事の目付きとどこが違っているだろう。この5年、会社の業務に打ち込んだのは、結局それが慣れ親しんだ世界だったからではないか。地を這いずり回って小さな餌を追い詰めようとする、餌よりも少しだけ大きな虫として、居心地がよかったからではないか。


官庁と業界と政治家の寄せ鍋は、慣行と恩義と金のダシで煮るが、この鍋はともかく仕込みに時間を食うのだ。 (p189)


神経は絶えまなく四方八方に働いているとはいえ、それは単純な肉体労働だった。そこにいる全員にとって、慎一郎という一個の人間は一個の障害物でしかなく、誰の目にも止まらず、声をかけられることもない。そんな自分の姿に、ときには倒錯した快感も覚える。自分を絶対服従のロボットだと思う。足も踏まれても体当たりを食らっても、痛みすら覚えないことが多く、ましてや感情などはゼロだった。 (p193)


高村薫

1953(昭和28)年、大阪市生れ。

1990(平成2)年『黄金を抱いて翔べ』で日本推理サスペンス大賞を受賞。1993年『リヴィエラを撃て』で日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。同年『マークスの山』で直木賞を受賞する。1998年『レディ・ジョーカー』で毎日出版文化賞を受賞。2006年『新リア王』で親鸞賞を受賞。2010年『太陽を曳く馬』で読売文学賞を受賞する。他の著作に『神の火』『照柿』『晴子情歌』などがある。

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燐寸図案

  • 実用燐寸
    実用燐寸レッテルには様々な図案があります。 ここにはコレクション300種類以上の中から、抜粋して100種類ほど公開する予定。 主に明治、大正、昭和初期時代の燐寸レッテルの図案。

ペンギンタロットの原画

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    兆しを理解して現実なるものを深くたのしく感知する訓練カードです。 タロットを機能させるには慣れ親しむことからはじまります。 まだ目には見えていない物事や潜在的な事柄を導き出す道具でもあります。 各アイコンをクリックすると、21のカードが観れます。

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