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燐寸図案

  • 実用燐寸
    実用燐寸レッテルには様々な図案があります。 ここにはコレクション300種類以上の中から、抜粋して100種類ほど公開する予定。 主に明治、大正、昭和初期時代の燐寸レッテルの図案。

ペンギンタロットの原画

  • 0の愚者から21の宇宙(世界)まででひとつの話が結ばれる
    兆しを理解して現実なるものを深くたのしく感知する訓練カードです。 タロットを機能させるには慣れ親しむことからはじまります。 まだ目には見えていない物事や潜在的な事柄を導き出す道具でもあります。 各アイコンをクリックすると、21のカードが観れます。
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2026年5月 9日 (土)

易経 上 (岩波文庫 青 201-1) 高田 眞治(翻訳), 後藤 基巳(翻訳)

易経 上 (岩波文庫 青 201-1)
高田 眞治(翻訳), 後藤 基巳(翻訳)
発売日: 1969-06-16
Amazon 楽天
岩波文庫の易経 上巻です。

周代に大成された『易経』の原文、文語訳、そして現代語訳を収録しています。 宇宙と人生のあらゆる現象を陰陽の変化で説明するこの古典は、 東洋思想の根幹をなす書物として知られています。

難解な内容を一般読者にも理解しやすくするため、懇切な解説が付されており、 原文の理解を助ける註釈的な意訳も採用されています。

(読者の口コミより)
・長年出版される理由のある名著

・確かにちょっと小難しいイメージだけど、何回も読んでいると、なんとなく解釈の仕方がわかってくる。

目次
周易上経・附彖伝・象伝
 乾・附・文言伝
 坤・附・文言伝
 屯
 蒙
 需
 訟
 師
 比
 小畜 ほか

易経〈下〉 (岩波文庫 青 201-2)

易経〈下〉 (岩波文庫 青 201-2)
高田 眞治(翻訳), 後藤 基巳(翻訳)
発売日: 1969-07-16
Amazon 楽天
岩波文庫の易経 下巻です。 咸卦から未済までの34卦と、「十翼」と呼ばれる解説書の一部が収められています。

難解とされる『易経』の内容を一般読者にも理解しやすいよう、懇切な解説が付されています。 東洋思想の根幹をなすこの哲学書を、現代の視点から学ぶことができる貴重な一冊です。

(読者の口コミより)
・後半の「繋辞伝・上伝」は、易占をやる人は、読んでおかなくてはいけない肝心要の部分です。 繋辞伝は、易の哲学の真髄。

目次
周易下経・附彖伝・象伝(咸;恒;遯 ほか)
周易繋辞上伝
周易繋辞下伝
周易説卦伝
周易序卦伝
周易雑卦伝
易経 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典 (角川ソフィア文庫 B 1-8 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典)

易経 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典 (角川ソフィア文庫 B 1-8 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典)
三浦 國雄(著)
発売日: 2010-10-23
Amazon 楽天
陰陽二元論に基づく64種の卦を通じて、単なる占いではなく、 未来を予測し思索するための道具として『易経』を紹介しています。

各卦の解説に語釈と現代語訳を付け、さらに古来の占例を添えることで、 読者の理解を深める工夫がされています。 儒教経典の筆頭に位置づけられる『易経』の奥深さを、 コンパクトにまとめながらも丁寧に解説しており、 中国古典に興味を持つ初心者にとって最適な一冊となっています。

(読者の口コミより)
・平易な言葉で易経とは?を教えてくれる。 硬貨とサイコロがあればすぐに占えるので毎日占いの結果を手帳に書いて、楽しんでいる。

目次








小畜
履〔ほか〕
超訳 易経 陽―乾為天

超訳 易経 陽―乾為天
竹村 亞希子(著)
発売日: 2020-02-15
Amazon 楽天
「易経」の中から、龍の成長物語「乾為天」に焦点を当てた入門書です。

易経を占いではなく、変化の法則を理解し、 時機と兆しを察知する直観力を養うための書として紹介しています。

龍の6段階の成長過程(潜龍、見龍、乾惕、躍龍、飛龍、亢龍)を通じて、 リーダーシップの原理原則や「時」と「兆し」を見極める智慧を具体的に解説しています。 易経初心者にも理解しやすい超訳で、すぐに実践できる知恵が詰まった一冊です。

(読者の口コミより)
・初めやや読み辛さを感じたが2回読むと奥の深い良い内容だと感じました。他のビジネス書と違い 自分や人の人生を照らし合わせると発見の多い本です。

目次
序章 「占わなくてもわかる」―易経との出合い
 龍が導くリーダーへの道
 龍の話を読むコツ

第1章 潜龍から乾〓―志を打ち立て修養に励む
 志を打ち立てる―潜龍
 師となる人物に見習う―見龍 ほか

第2章 躍龍から亢龍―リーダーとして立つために
 飛躍の「機」をとらえる―躍龍
 雲を呼び、雨を降らす―飛龍 ほか

第3章 リーダーの原理原則―易経の基礎知識
 龍の話の構成
 天の働きが教える原理原則 ほか

第4章 「時」と「兆し」を観る目を養う
 物事は窮まった時に変化する
 兆しはかならず報せてくる ほか

基礎からわかる 易の完全独習

基礎からわかる 易の完全独習
翡翠 輝子(著), ウラナイ8易の会(著)
発売日: 2023-10-13
Amazon 楽天
易経を現代の生活に活かすための入門書です。 易の基本構造から実践的な占い方まで、分かりやすく解説しています。

身近なコインやサイコロを使った占い方や、豊富な実例を通じた占断のコツも紹介されており、 易経初心者でも実践しやすい内容となっています。 また、易経を単なる占いではなく、人生の指針を得るための智慧として捉え、 読者が自身の人生に活用できるよう導いています。

(読者の口コミより)
・易占について分かりやすくよくまとまった本。 初心者にも優しく、占断方法に迷いがでてくる中級者にも占断方法が解説されていて参考になります。

目次
第1章 易の魅力と基礎知識
 易とは
 易の構造
 八卦の象意

第2章 実占の方法
 実占に向けて
 独習のしかた

第3章 六十四卦を知る
 六十四卦の意味を学ぶ
 六十四卦の大河ストーリー
 六十四卦の解説の見方

第4章 実占例
 読み解き方の基本
 読み解き方の応用
 実例で見る占断のコツ

易経の秘密 占わずして人生を大きく好転させる!

易経の秘密 占わずして人生を大きく好転させる!
王一(ゆい)(著), 杉原 修(編集), 奥 健一郎(監修)
発売日: 2024-12-12
Amazon 楽天
古代の英知である易経を誰もが日常に応用できる実践法として解き明かした一冊です。

陰と陽の変化を9つのシンプルな原理に整理し、 健康、人間関係、そして人生の進み方など、 あらゆる場面で役立てられるよう具体的な事例を交えて解説しています。 これにより、従来は帝王学や専門家の領域とされてきた易経を、 現代人の生活に直結する知恵として提示。陰陽の法則を理解すれば、 不運を幸運に変え、人生の流れを整えることが可能になります。

心の持ち方や意識を変えることで景色が一変し、 生き方が軽やかで豊かになる――その核心を伝えてくれる書籍です。

(読者の口コミより)
・宇宙の基本法則についてとても分かりやすく書かれている本です。 身近な具体例が書かれているので、自分の日常生活に落とし込んで イメージすることができます。

目次
自分を知り、自分を創る易経の秘密 その1 自分は何者?~「無極」という自分の源~
自分を知り、自分を創る易経の秘密 その2 一陰一陽これを道と謂う~心が無限に自由になる~
自分を知り、自分を創る易経の秘密 その3 陰陽交感~生命の誕生と健康と若さの秘密~
現象を通して、本質を観る易経の秘密 その4 陰陽互根互用~相手があって自分が成り立つ~
現象を通して、本質を観る易経の秘密 その5 像は形を創る~創造の原理~
現象を通して、本質を観る易経の秘密 その6 陰陽対立制約~すべての方法論は自ら生み出せる~
変化に自在に対応して「時中」を生きる易経の秘密 その7 陰陽消長平衡~人生の成功者になる「時」の法則~
変化に自在に対応して「自分」を生きる易経の秘密 その8 陰極まったら陽になり、陽極まったら陰になる~不運が幸運のはじまり~
変化に自在に対応して「自分」を生きる易経の秘密 その9 相対的な陰陽~自分らしく、次元上昇する道~
易経の秘密 そのまとめ 「吉凶」を越えて人生ゲームを楽しむ~人生は深刻にならず、真剣に遊ぼう!~
易経の秘密 人生における八卦・六十四卦からの学び~64卦を通して潜在意識からのメッセージを受け取る~

全訳 易経

全訳 易経
田中 佩刀(著)
発売日: 2016-12-20
Amazon 楽天
まんが易経入門―中国医学の源がわかる

まんが易経入門―中国医学の源がわかる
周春才(著), 鈴木博(著)
発売日: 1998-12-01
Amazon 楽天
『易経』を漫画形式で分かりやすく解説した入門書です。

『易経』の成り立ちから、八卦や六十四卦の意味、 さらには中国医学との関連性まで幅広く紹介しています。

本書では、古代中国人が自然観察から導き出した宇宙の法則や、 「河図」「洛書」といった易経の基礎概念を丁寧に説明しています。

難解とされる易経の世界観を身近な例を用いて分かりやすく解説しているため、 易経初心者でも楽しみながら学ぶことができる一冊です。

(読者の口コミより)
・易経の流れが理解し易くまとめられているので、易経全体をつかみやすい。 まんがで構成されているため、読み易くイメージで捉える事が出来る。

目次
第1章 はしがき
 『易経』と圭表

第2章 『易経』の時空的な背景
 伏羲と「河図」
 大衍の数と時空のモデル
 先天八卦の誕生 ほか

第3章 『周易』六十四卦全伝
 古筮法原理
 第一卦 乾
 けん

第二卦 坤
 こん
 ほか

第4章 天人合一して養生を語る
 医易同源
 五行帰属図
 五運六気と養生 ほか

 

2026年5月 8日 (金)

人生の迷いが消える 易経: 「陽転易学」――運命を拓く「最高の羅針盤」 (知的生きかた文庫 お 84-1) 小田 全宏(著)

『最高の人生教科書 易経』(PHP研究所)を文庫化した書籍です。 易経の深遠な知恵を現代人にも分かりやすく解説しています。

著者は松下幸之助の教えを受け、人間教育を研究してきた経験を活かし、 易経を「陽転易学」として再構築しています。

易経の基本概念である陰陽や八卦の説明から、 実践的な占断方法まで幅広く解説されています。 特に「六四卦」を用いた具体的な問題解決法や、 開運のための実践的なアドバイスが詰まっています。

(読者の口コミより)
・64卦全てが個々にどういう意味なのかを詳しく説明されています。 これが知りたかった。

目次
1章 なぜ、易を学べば「人生に大過なし」か?
 孔子はなぜ「易」を最も重視したのか?
 「易が難しい」と言われる理由 ほか

2章 易の基本―「陰陽」とは何か、「八卦」とは何か
 「陰きわまれば陽に転じ、陽きわまれば陰に転ず」
 「八卦」―森羅万象はこの8つで表せる ほか

3章 易の実践―「六四卦」であらゆる問題が解決する
 「どうなるか」でなく「どう取り組むか」を問う
 占断の前に、まずは「部屋を片づけよう」 ほか

終章 易が教える開運十徳
 易はいつもあなたの背中を押してくれる
 陽転思考の徳 ほか

2026年5月 7日 (木)

原田 マハ(はらだ まは、女性、1962年〈昭和37年〉7月14日 - )小説家、キュレーター、カルチャー・エッセイスト。

原田 マハ(はらだ まは、女性、1962年〈昭和37年〉7月14日 - )小説家、キュレーター、カルチャー・エッセイスト。

東京都小平市生まれ。小学6年生から高校卒業まで岡山県岡山市育ち。岡山市立三門小学校、岡山市立石井中学校、山陽女子高等学校、関西学院大学文学部日本文学科、早稲田大学第二文学部美術専修卒業。馬里邑美術館、伊藤忠商事、森ビル森美術館設立準備室、ニューヨーク近代美術館に勤務後、2002年にフリーのキュレーターとして独立[1]。

ペンネームはフランシスコ・ゴヤの「着衣のマハ」「裸のマハ」に由来する。兄は、作家、エッセイストの原田宗典。兄から読書傾向の影響を受けた[2]。

来歴・人物
2003年にカルチャーライターとして執筆活動を開始し、2005年には共著で『ソウルジョブ』上梓。そして同年、『カフーを待ちわびて』で第1回日本ラブストーリー大賞を受賞、特典として映画化される。mahaの名でケータイ小説も執筆する。キュレーターの経歴とも相まって、美術を題材とした作品が多い。

2022年7月、原田が発起人のひとりとなり、食のセレクトショップ「YOLOs(よろず)」を京都市中京区にオープン[3]。実店舗開店に先立ち、7月1日からnoteにて食に関するエッセイ『やっぱりあれ食べよう。』連載開始。

2027年1月公開予定の映画『無用の人』で監督デビューする[4]。

文学賞受賞・候補歴
2005年 - 『カフーを待ちわびて』で第1回日本ラブストーリー大賞を受賞[5]。
2012年 - 『楽園のカンヴァス』で第25回山本周五郎賞を受賞[6]、第147回直木賞候補[7]、第10回本屋大賞第3位[8]。
2012年 - 『キネマの神様』で第8回酒飲み書店員大賞を受賞[9]。
2013年 - 『ジヴェルニーの食卓』で第149回直木賞候補[10]。
2016年 - 『暗幕のゲルニカ』で第155回直木賞候補[11]。『生きるぼくら』で第2回徳間文庫大賞を受賞[12]。
2017年 - 『リーチ先生』で第36回新田次郎文学賞を受賞[13]。
2018年 - 『異邦人』で第6回京都本大賞を受賞[14]。
2019年 - 『美しき愚かものたちのタブロー』で第161回直木賞候補[15]。
2024年 - 『板上に咲く』で第52回泉鏡花文学賞を受賞[16]。


作品
小説
『カフーを待ちわびて』(2006年 宝島社 / 2008年 宝島社文庫)
『一分間だけ』(2007年 宝島社 / 2009年 宝島社文庫)
『普通じゃない。』(2007年 角川書店)
『ランウェイ☆ビート』(2008年 宝島社、新装版2011年 / 2010年 宝島社文庫)
『ナンバーナイン』(2008年 宝島社)
『ごめん』(2008年 講談社)
改題『夏を喪くす』(2012年 講談社文庫)
『さいはての彼女』(2008年 角川書店 / 2013年 角川文庫)
『おいしい水』(2008年 岩波書店)
『キネマの神様』(2008年 文藝春秋 / 2011年 文春文庫)
『花々』(2009年 宝島社)
『ギフト』(2009年 イースト・プレス)
『翼をください』(2009年 毎日新聞社 / 2015年 角川文庫(上下)/ 2025年 毎日文庫)モデル:アメリア・イアハート
『インディペンデンス・デイ』(2010年 PHP研究所)
改題『独立記念日』(2012年 PHP文芸文庫)
『星がひとつほしいとの祈り』(2010年 実業之日本社 / 2013年 実業之日本社文庫)
『本日は、お日柄もよく』(2010年、新版2024年 徳間書店 / 2013年 徳間文庫)
『風のマジム』(2010年 講談社 / 2014年 講談社文庫)モデル:金城祐子
『いと 運命の子犬』(2011年 文藝春秋)
『小説 星守る犬』(2011年 双葉社 / 2014年 双葉文庫)
『まぐだら屋のマリア』(2011年 幻冬舎 / 2014年 幻冬舎文庫)
『でーれーガールズ』(2011年 祥伝社 / 2014年 祥伝社文庫)
『永遠をさがしに』(2011年 河出書房新社 / 2016年 河出文庫)
『楽園のカンヴァス』(2012年 新潮社 / 2014年 新潮文庫)
『旅屋おかえり』(2012年 集英社 / 2014年 集英社文庫)
『花々』(2012年 宝島社)
『生きるぼくら』(2012年 徳間書店 / 2015年 徳間文庫)
『さいはての彼女』(2013年 角川書店)
『ジヴェルニーの食卓』(2013年 集英社 / 2015年 集英社文庫)モデル:クロード・モネ
『総理の夫』(2013年 実業之日本社 / 2016年 実業之日本社文庫)
『ユニコーン ジョルジュ・サンドの遺言』(2013年 NHK出版)
『翔ぶ少女』(2014年 ポプラ社 / 2016年 ポプラ文庫)
『太陽の棘』(2014年 文藝春秋 / 2016年 文春文庫)
『奇跡の人』(2014年 双葉社 / 2018年 双葉文庫)モデル:ヘレン・ケラー/アン・サリヴァン
『あなたは、誰かの大切な人』(2014年 講談社 / 2017年 講談社文庫)★短編集
『異邦人(いりびと)』(2015年 PHP研究所 / 2018年 PHP文芸文庫)
『モダン』(2015年 文藝春秋 / 2018年 文春文庫)
『ロマンシエ』(2015年 小学館 / 2019年 小学館文庫) 
『暗幕のゲルニカ』(2016年 新潮社 / 2018年 新潮文庫)
『デトロイト美術館の奇跡』(2016年 新潮社 / 2020年 新潮文庫)
『リーチ先生』(2016年 集英社 / 2019年 集英社文庫)モデル:バーナード・リーチ
『サロメ』(2017年 文藝春秋 / 2020年 文春文庫)モデル:オーブリー・ビアズリー/オスカー・ワイルド
『アノニム』(2017年 角川書店 / 2020年 角川文庫)
『たゆたえども沈まず』(2017年 幻冬舎 / 2020年 幻冬舎文庫)モデル:フィンセント・ファン・ゴッホ
『スイート・ホーム』(2018年 ポプラ社 / 2022年 ポプラ文庫)
『常設展示室』(2018年 新潮社 / 2021年 新潮文庫)★短編集
『美しき愚かものたちのタブロー』(2019年 文藝春秋 / 2022年 文春文庫)モデル:松方幸次郎
『消えない星々との短い接触』(2019年 幻冬舎 / 2021年 幻冬舎文庫)★短編集
『風神雷神』(上下、2019年 PHP研究所 / 2022年 PHP文芸文庫)
『〈あの絵〉のまえで』(2020年 幻冬舎 / 2022年 幻冬舎文庫)★短編集
『キネマの神様 ディレクターズ・カット』(2021年 文藝春秋 / 2023年 文春文庫)
『リボルバー』(2021年 幻冬舎 / 2023年 幻冬舎文庫)
『丘の上の賢人 旅屋おかえり』(2021年 集英社文庫)
『黒い絵』(2023年 講談社)
『板上に咲く』(2024年 幻冬舎)、棟方志功の青年期
『晴れの日の木馬たち』(2025年 新潮社)[17]
『すべてが円くなるように』(2026年 幻冬舎)
ノンフィクション
『モネのあしあと 私の印象派鑑賞術』(2016年、幻冬舎新書 / 2021年、幻冬舎文庫)
『いちまいの絵 生きているうちに見るべき名画』(2017年、集英社新書)
『ゴッホのあしあと 日本に憧れ続けた画家の生涯』(2018年、幻冬舎新書 / 2020年、幻冬舎文庫)
『現代アートをたのしむ 人生を豊かに変える5つの扉』(2020年、祥伝社新書)、高橋瑞木共著
『妄想美術館』(2022年、SBクリエイティブ)
『CONTACT ART 原田マハの名画鑑賞術』(2022年、幻冬舎)
『FORTUNE BOOK 明日につながる120の言葉』(2024年、徳間書店)、格言集
『FORTUNE BOOK 心のままに思い書く120の言葉』(2025年、徳間書店)、格言集
『原田マハ、アートの達人に会いにいく』(2026年、新潮文庫)
ルポルタージュ
『ソウルジョブ 女30歳・運命の仕事に出会う』(2005年、共著、角川書店)
『ラブコメ』(2012年 角川書店 / 2015年 角川文庫)、みづき水脈共著
『やっぱり食べに行こう。』(2018年、毎日新聞出版)
『フーテンのマハ』(2018年、集英社文庫)
『原田マハの印象派物語』(2019年、とんぼの本:新潮社)
『原田マハのポスト印象派物語』(2025年、とんぼの本:新潮社)
アンソロジー
「」内が原田マハの作品

恋のかたち、愛のいろ(2008年2月、徳間書店)「ブルースマンに花束を」
小説乃湯 お風呂小説アンソロジー(2013年3月、角川文庫)「旅をあきらめた友と、その母への手紙」
東京ホタル(2013年5月、ポプラ社)「ながれぼし」
恋の聖地 そこは、最後の恋に出会う場所。(2013年6月、新潮文庫)「幸福駅二月一日」
エール! 3(2013年10月、実業之日本社文庫)「ヴィーナスの誕生 La Nascita di Venere」
本をめぐる物語 一冊の扉(2014年2月、角川文庫)「砂に埋もれたル・コルビュジエ」
現代の小説2014(2014年6月、徳間文庫)「無用の人」
20の短編小説(小説トリッパー編集部 編、2016年1月、朝日文庫)「ブリオッシュのある静物」
吾輩も猫である(2016年12月、新潮文庫)「飛梅」
恋愛仮免中(2017年5月、文春文庫)「ドライビング・ミス・アンジー」
1日10分のごほうび NHK国際放送が選んだ日本の名作(2020年3月、双葉社)「誕生日の夜」
短篇ベストコレクション 現代の小説. 2021(日本文藝家協会 編、2021年11月、小学館文庫)「あおぞら」
北のおくりもの 北海道アンソロジー(2023年5月、集英社文庫)「旅すれば 乳濃いし」
カレー記念日(2024年12月、中央公論新社)「バスセンターのカレー」
翻訳
愛のぬけがら エドヴァルド・ムンク著(2022年、幻冬舎)

[wikipeda]

宮部みゆきの清張短篇コレクション(文藝春秋 文庫)

宮部みゆきの清張短篇コレクション(文藝春秋 文庫)
清張ファンを自認する宮部みゆきが巨匠の傑作短篇を選びに選び、全てに解説を付けた。

上巻はミステリ・デビュー作「恐喝者」の他、宮部いち押しの名作「一年半待て」「地方紙を買う女」「理外の理」や、「或る『小倉日記』伝」「削除の復元」の鴎外もの、斬新なアイデアで書かれた「捜査圏外の条件」、画壇の裏面を描く「真贋の森」等を収録。

中巻。
「遠くからの声」「巻頭句の女」「書道教授」「式場の微笑」など、悪女を描けば筆が冴えわたった清張が短篇小説で見せた“淋しい女たち”の数々。そして、夢破れ、己の居場所を失った“不機嫌な男たち”を登場させた名作群「共犯者」「カルネアデスの舟板」「空白の意匠」「山」を収録した。

清張の傑作短篇を宮部みゆきが選ぶシリーズ最終巻。昭和史の謎に精力的に取り組んだ清張が、権力に翻弄される人間を描いた「帝銀事件の謎」「鴉」や、絶妙なタイトルとストーリーの傑作「支払い過ぎた縁談」「生けるパスカル」「骨壷の風景」。さらに横山秀夫ら松本清張賞受賞作家が推薦する名作「西郷札」「火の記憶」「菊枕」も収録。

著者等紹介
松本清張[マツモトセイチョウ]
1909年福岡県企救郡板櫃村(現・北九州市)に生れる。53年「或る『小倉日記』伝」で第28回芥川賞を受賞。56年、朝日新聞社広告部を退職し、作家生活に入る。67年吉川英治文学賞、70年菊池寛賞、90年朝日賞受賞。92年死去

宮部みゆき[ミヤベミユキ]
1960年生れ、東京・深川育ち。「我らが隣人の犯罪」でオール読物推理小説新人賞を受賞。「魔術はささやく」で日本推理サスペンス大賞、「龍は眠る」で日本推理作家協会賞、「本所深川ふしぎ草紙」で吉川英治文学新人賞、「火車」で山本周五郎賞、「蒲生邸事件」で日本SF大賞を受賞。「理由」で第120回直木賞を受賞する

 

「清張ファンを自認する人気作家の
宮部みゆきが巨匠の傑作短篇を選びにえらび、
すべてに解説を付けた。
上巻はミステリ・デビュー作
「恐喝者」のほか、
宮部いち押しの名作
「一年半待て」
「地方紙を買う女」
「理外の理」や、
「或る『小倉日記』伝」
「削除の復元」
の鴎外もの、
斬新なアイデアで書かれた
「捜査圏外の条件」、
画壇の裏面を描く
「真贋の森」
等を収録する。

「結果として全三巻になった
この傑作コレクションには、
何の難しい企画意図もありません。
清張さんの全集と、
数ある(しかも著名な)短編集をもとに、
私は、このうえなく贅沢な
松花堂弁当を作るような気持ちで
編集にあたりました」
宮部みゆき
「はじめに」より」

はじめに 宮部みゆき
第一章
巨匠の出発点
前口上 宮部みゆき

「或る「小倉日記」伝」
『三田文学』1952年9月号
第28回芥川賞(1953年)受賞 

「恐喝者」
『オール讀物』1954年9月号

第二章
マイ・フェイバリット
前口上 宮部みゆき

「一年半待て」
『週刊朝日別冊』1957年4月号

「地方紙を買う女」
『小説新潮』1957年4月号

「理外の理」
『小説新潮』1972年9月号

「削除の復元」
『文藝春秋』1990年1月号
「草の径 第1話
 削除の復元」
単行本
『草の径』1990.1 未収録
https://ja.wikipedia.org/wiki/削除の復元
第三章
歌が聴こえる、絵が見える
前口上 宮部みゆき

「捜査圏外の条件」
『別册文藝春秋』1957年8月号

「真贋の森」
『別册文藝春秋』1958年6月号

第四章
「日本の黒い霧」は晴れたか
前口上 宮部みゆき

「昭和史発掘 二・二六事件」
『週刊文春』1967年9月18日号~1971年4月12日号
単行本全13巻
「さわりをお目にかけましょう、
というわけであります。」p.402

「追放とレッド・パージ
「日本の黒い霧」より」
『文藝春秋』1960年11月号
「黒の追放と赤の烙印」

コーヒーブレイク
担当者の思い出

堤伸輔(1956.10.31- )
「いまも驚かされる直感力」
https://ja.wikipedia.org/wiki/堤伸輔
「新潮社学芸出版部編集委員、
国際情報誌「フォーサイト」編集長」

 

2026年5月 5日 (火)

『漫画家残酷物語』永島慎二による日本の漫画作品

『漫画家残酷物語』(まんがかざんこくものがたり)は、永島慎二による日本の漫画作品。1961年から1964年にかけて貸本劇画誌「刑事」(東京トップ社)に連載。永島の出世作であり代表作でもある。

当時としては先駆的な「漫画を描く漫画家」を題材にした漫画作品として今でも青春マンガの金字塔と名高い。青年漫画家たちの漫画への葛藤、苦悩、挫折などのやるせない青春を描いている。

1話完結というスタイルをとっており特定の主人公は居ない。単行本はかつて朝日ソノラマから全3巻で出版されていた(絶版)。

姉妹編として『青春残酷物語』という作品群もあり、『漫画家残酷物語』と共に『黄色い涙シリーズ』と称されているが、こちらはまとまった形での単行本化はされておらず、虫コミックス版『青春裁判』等の短編集などに一部収録されているのみである[1]。



初出: 『刑事』東京トップ社1961年-1963年刊 [ほか]

原本のシリーズ名: シリーズ黄色い涙


収録内容


  • 1: 傷害保険
  • ガン祖
  • 少年の日のけだるい孤独
  • 被害者
  • 坂道
  • うすのろ
  • ラ・クンパルシータ
  • 嘔吐
  • 赤貧 : 特別収録
  • 白菊 : 非小説
  • 2: 心
  • ひろいもの
  • 漫画家とその弟子
  • 哀蚊
  • 雪にとけた青春
  • 狂人
  • あにいもうと
  • 甘い生活
  • 生きる
  • 星の降った夜 : 特別収録
  • 3: 窓
  • 三度目のさよなら
  • 雨ン中
  • 煙突の燃えた日
  • 蕩児の帰宅
  • 遭難
  • びんぼうなマルタン
  • 陽だまり
  • 永島慎二ヒトコマ漫画劇場 : 特別収録

単行本
1967-68年:朝日ソノラマ サンコミックス『漫画家残酷物語』全3巻(全28話のうち19話を収録)
1975年:朝日ソノラマ『漫画家残酷物語(全)』全1巻
1976年:小学館漫画文庫『漫画家残酷物語』全4巻
1993年:朝日ソノラマ『漫画家残酷物語(全)』全1巻
2003年:ふゅーじょんぷろだくと『漫画家残酷物語』2巻まで(全28話のうち20話まで収録)
2010年:ジャイブ『漫画家残酷物語【完全版】』全3巻
派生作品
唐沢なをき 『漫画家超残酷物語』 - 月刊IKKI連載、 『まんが極道』(のちに『まんが家総進撃』に改題)の前身
関連番組
BSマンガ夜話『漫画家残酷物語』(NHK BS2 2003年11月26日) - ゲストは村上知彦。発表当時の世相や影響などについて語り合った。
参考文献
斎藤宣彦 『マンガの遺伝子』 講談社現代新書、2011年(「マンガ家マンガ」の源流として本作に言及)
訳注
https://www.meiji.ac.jp/manga/yonezawa_lib/feature/feature_com_1.html
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カテゴリ: 漫画作品 ま漫画を題材とした漫画作品

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

2026年5月 3日 (日)

さいとう・たかを(本名:齊藤 隆夫〈さいとう たかお〉[1]、1936年〈昭和11年〉11月3日 - 2021年〈令和3年〉9月24日)は、日本の漫画家[注 1]。和歌山県和歌山市生まれ、大阪府堺市出身[2]。東京都中野区、岩手県花巻市に居住した。

貸本漫画時代に劇画の分野を確立した人物の一人であり、一般漫画の世界に転向後も『ゴルゴ13』をはじめとする数々のヒット作品を生み出した、劇画界の代表的人物である。また「さいとう・プロダクション」を設立し、各スタッフの分業体制により作品を制作するという方式を確立した。

来歴
少年時代
1936年(昭和11年)、5人兄弟の末子として和歌山市に生まれるが、生後まもなく転居し、のちに大阪府堺市に移り住む。さいとう自身は43歳になるまで和歌山で生まれたことを知らなかった[3]。

父親はさいとうが幼い時に家を出たため、母親が理髪店を営みながら女手一つで子供5人を育てた[4]。小さい頃は図画工作(美術)科目とケンカが得意の、いわゆる不良少年であり、将来の夢はボクサーか画家になることであった。中学時代には府の絵画展で金賞を獲得している。

1952年に堺市立福泉中学校を卒業し、実家の理髪店で働き始める。当時は漫画に興味がなく将来の夢は挿絵画家だったが、挿絵業界は今後狭まっていく、あるいは自分の考えている方向とは違う方に行くだろうという漠然とした不安感[5] から、当時はまっていた映画や進駐軍が持ち込んだ「10セント・コミックス」に影響を受け[6]、ストーリー漫画を志す。

同時期に手塚治虫(誕生月日が同じである)の『新寶島』を見て衝撃を受け、「紙で映画が作れる!」と興奮したという[4]。当時のさいとうは手塚の影響を受け、柔らかなタッチの絵を描いていた。

貸本漫画家デビュー
1953年には家業である理髪店を姉と継ぐが、1955年に仕事の合間に2年近く掛けて描いたストーリー漫画『空気男爵』を、大阪の貸本出版社日の丸文庫に持ち込む。等倍の紙に漫画を描いたため、社長の山田秀三にダメ出しされるが、一年かけて書き直し、デビューが決まる。それ以降、日の丸文庫の看板漫画家として単行本を次々と発表する。

1956年には漫画に専念するために家業の理髪店を辞めるが、母親は激怒して漫画を親の仇であるかのごとく嫌うようになった。さいとうによれば、自身が漫画家として大成した後も「母親は漫画家という職業を死ぬまで嫌い、病床に置かれた僕の本に一度たりとも触れなかった」と述べている[7]。なお、1987年にNHKで放送された「わたしの青春ノート」では「漫画に反対していた母が18歳の時に亡くなり、理髪店を叩き売った」と述べている。

同年には、辰巳ヨシヒロや松本正彦らと同じアパートで共同生活を送りながら漫画を描き始めた。当時、さいとうは高校生だった川崎のぼるをアシスタントとして働かせていたが、さいとうの人使いが荒かったことから、川崎は早々に逃げ出している。

上京・劇画工房誕生
1958年(昭和33年)先輩漫画家の久呂田まさみに連れられて上京、東京都国分寺市のアパートに居を構える。1959年、国分寺に居住していた日の丸文庫系劇画家のさいとう・たかを、辰巳ヨシヒロ、石川フミヤス、K・元美津、桜井昌一、山森ススム、佐藤まさあき、松本正彦ら8人で劇画制作集団「劇画工房」が結成される。人気劇画家の制作集団とあって貸本出版社からの執筆依頼が殺到して多数の貸本劇画短編集を出版するが、組織論や仕事配分、ギャラの分配などで揉め、翌年1960年春に劇画工房は短期で分裂した。

さいとう・プロダクション設立
「劇画工房」の分裂後、佐藤まさあきや川崎のぼる、南波健二、ありかわ栄一ら、ガンアクション系の劇画家5人で新・劇画工房の設立を計画するが、頓挫。その計画を元に1960年(昭和35年)、東京都国分寺市に自らの漫画制作会社「さいとう・プロダクション」を設立した。さいとうの組織論に共鳴していた石川フミヤスらがスタッフに加わり、さいとうの兄の斉藤發司がマネージャーを務めることになる。以後、多数の貸本劇画を出版する。中でも『台風五郎』はシリーズ化され人気を博した。

1962年(昭和37年)、貸本劇画家有志と「劇画集団」を設立。メンバーはさいとう・たかを、横山まさみち、永島慎二、南波健二、石川フミヤス、ありかわ栄一、旭丘光志、都島京弥、いばら美喜、山田節子、武本サブロー、影丸譲也、他。もっとも、この団体は漫画制作を目的とした新・旧劇画工房とは違い劇画家の親睦のための団体であり、一般読者会員にも会報などを発行していた。

一般漫画誌に進出~ゴルゴ13の大ヒット
貸本業界が傾き始めた1963年、ボーイズライフ連載の『007』のコミカライズを機に一般漫画誌に本格進出。1967年には時代劇アクション劇画『無用ノ介』(『週刊少年マガジン』)を連載。劇画路線の『マガジン』を代表するヒット作となった。

その後、1968年(昭和43年)10月より連載開始の『ゴルゴ13』(『ビッグコミック』)は、さいとうにとっての代表作であり、日本の「劇画」の代名詞となる。『ゴルゴ13』は現在も連載中の長寿漫画であり、1976年(昭和51年)1月に1975年度小学館漫画賞の青年一般部門、2005年(平成17年)1月に2004年度小学館漫画賞の審査委員特別賞を受賞し、2021年(令和3年)7月には「最も発行巻数が多い単一漫画シリーズ」としてギネス世界記録に認定された[8]。

2000年代以降の活動
21世紀に入ると『ゴルゴ13』『鬼平犯科帳』『仕掛人・藤枝梅安』の3作の長期連載を軸に活動、大ベテランとなっても月産150ページ以上の旺盛な執筆活動を展開した。

しかし、2008年に武本サブロー、2014年に石川フミヤスと、長年にわたって仕事を支えてきたチーフアシスタントが相次いで死去したこともあって、さいとうの作業量が増加した。そのため2015年2月、体力的な負担を理由に『仕掛人・藤枝梅安』の休載を決定した。残り2作品の連載執筆に専念しつつ(これらもページ数を減らしている)、『梅安』再開も模索したが、結局体力の限界を理由に2016年3月『梅安』連載終了を告知した。

そうした状況であったが、最晩年の2021年7月から『ビッグコミック増刊号』(元は『ビッグコミック』本誌と並行して『ゴルゴ13』を連載していたが、上述の事情で新作を休止していた)にて、『ゴルゴ13』のスピンオフ作品である『銃器職人・デイブ』の連載を開始している[9]。

死去
2021年9月24日午前10時42分、膵臓がんのため死去[10]。84歳没。連載中の『ゴルゴ13』については「自分抜きでも続いていってほしい」とのさいとうの遺志に沿い、さいとう・プロダクションと脚本スタッフ、連載元の『ビッグコミック』編集部の協力体制で連載を継続させていくという[10]。

もう一つの連載作品である『鬼平犯科帳』も同年9月30日に連載の継続がリイド社公式サイトで発表された[11]。さいとうが確立した漫画制作の分業制は、自身の死をもって究極の形となった[10]。

2021年10月26日、日本国政府は正六位に叙することを閣議決定した[12]。墓所は港区梅窓院。

人物
少年時代
中学生のころ、「こんなもんただのクイズだ、試験でもなんでもない。個人の能力がわかるはずがない」と考え、一度もまともに試験を受けなかった。しかし、ある教師が担当になったとき、いつものように答案用紙を白紙で返すと、その教師はさいとうの答案用紙を持って来て机の上に置き、「これを白紙で出すのは君の意思だから構わない、しかしこの答案用紙を提出するのは君の義務なんだから、自分の責任の証明として名前だけは書け」と諭されて感銘を受け、それを期に人間の約束と責任について深く考えるようになったという。この教師の姓が「東郷」であり、『ゴルゴ13』が名乗る名(デューク東郷)の一部となった。なお、この東郷教師は奇しくも漫画家天王寺きつねの母方の祖母の親戚筋でもあった[13]。
さいとうの少年時代のやんちゃぶりは自伝的漫画『いてまえ武尊』に詳しい。さいとう曰く「飼い猫を焼いて食ったこと以外はほぼ実話」としている。
『漫画少年』ファンの友達に勧められ、一度だけ『漫画少年』に投稿した経験があり、それが審査員の手塚治虫に悪い見本として取り上げられ酷評されたという[14](しかし実際には投稿欄の手塚によると思われていた文章は編集者が書いたものであり、手塚は忙しくて名前だけ貸していた状態であったことが後に分かる)。
家族との関係
さいとうの父親が、営んでいた理髪店を放り出し、写真家・画家・彫刻家などを目指すが挫折し、出奔して家を出ていったことから、母親は芸術関係の仕事を人一倍嫌悪した。父親の絵をさいとうの目の前で何の躊躇もなくかまどにくべて焼き「男が芸術で食べていけるわけが無い」と吐き捨てたという。小学生時代のさいとうが地元大阪府の展覧会に応募し金賞を取った絵も、即座にかまどに放り捨てられ燃やされたとのこと。
漫画家となるために実家の理髪店を辞めた際には大激怒され、以来母親は漫画と漫画家を親の仇のごとく憎悪するようになったという。さいとうが漫画家として大成した後も送ったゴルゴ13の単行本を見もせずに即刻焼却し、その挙句、死の床にあっても単行本に指一つ触れようとしないどころか視界から背け、和解を拒むなど、さいとうのことを最期まで認めず、同時に許さなかった。このことはさいとうも気にしているようで、執筆室には仕事をしているさいとうに向かい合うように亡母の写真が飾られている。
さいとうの兄の斉藤發司も同様で、發司がさいとう・プロダクションおよびリイド社の代表取締役社長になった後にも、子供に「漫画など読むな」と説教していたという。
元妻のセツコ・山田との間に娘が2人いるが、この姉妹はじゃんぐる堂の共同ペンネームで同人誌・商業誌(親族が経営するリイド社の『コミック乱』を含む)に漫画を執筆している。
創作
デビュー当初はSF志向があったが、若い労働者が主体だった貸本漫画の客層がそれを受け入れなかったため、アクション漫画がメインになっていった。
元は作画をGペンで行っていたが、太さの違うサインペンでペン入れを行うようになった。また、ネーム後には基本的に下書きをせず、いきなりペン入れから始める。キャラクターは眉毛やモミアゲといった特徴的な部分から書き始める。
作中の台詞の数字は固有名詞を除いて全て漢数字を使う。
趣味・嗜好
趣味はテレビや映画鑑賞、若い頃からの大相撲ファンでもある。元大相撲力士の三濱洋俊明は母方の親戚にあたる。
1980年代にはゴルフに熱中しており、山梨の富士野屋別館には交流の深い漫画家仲間である石ノ森章太郎、北見けんいち、ちばてつや、つのだじろう、藤子不二雄A、古谷三敏らと書いた寄せ書きが額縁入りで飾られている(松本零士も来る予定だったが、原稿が間に合わず参加できなかったという)。
小学4年生から吸っているという愛煙家であり[15]、「煙草と名のつく物は何でも吸ってきた」と話し、過去には葉巻(細巻きのメキシコ産の銘柄を愛煙していた)やパイプも喫煙したことがあると語っている。執筆も喫煙しながら行う。現在は紙巻きたばこを愛煙しており、これまで嗜好していた銘柄は、プレミア・ワンやメビウス・ディースペックなどとのこと。元々は、吸い終えた煙草の火で次の煙草に着火するという、チェーンスモーカーであったらしく、一日の喫煙量は相当なものになっていたようであるが、現在の喫煙量は1日40本ほどになったと話す[16]。
その他
漫画家になってからも、友人の永島慎二を殴ろうとしたヤクザをメンチを切って追い払う、泥酔して絡んできた久呂田まさみを投げ飛ばす、などの数々の武勇伝がある。
さいとう・プロダクションのある中野区に在住していたが、妻の出身である岩手県にも居を構えていた。なお、『ゴルゴ13』で岩手県出身の商社マン(後に商社を辞めて帰郷)をたびたび登場させたり、東條英機が戦犯として逮捕された自分の奪還を企てた者に達観の心境を示す場面があったりするなど、漫画の中に岩手県への思いが示されている。
能見正比古の提唱した血液型性格診断の熱烈な信奉者であり、血液型の著書を複数出している。
大阪府堺市の名誉大使として、2014年9月26日に委嘱を受けた[17]。
『ゴルゴ13』は理髪店などに置かれることが多いが、これは一話完結で待ち時間でも読みやすいからであると同時に作者が理髪店出身という経緯から親しみをこめているという店も存在する[18]。
さいとう・プロダクション
株式会社さいとう・プロダクション
Saito-Production Co., Ltd.[19]
さいとう・プロダクションの事務所
さいとう・プロダクションの事務所
種類 株式会社
略称 さいとうプロ[19]
本社所在地 日本の旗 日本
〒164-0001
東京都中野区中野1丁目55番3号[20]
設立 1964年9月
(創業1960年4月)[21]
業種 サービス業
法人番号 8011201011604
代表者 代表取締役社長 齊藤輝子
外部リンク https://www.saito-pro.co.jp/
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株式会社さいとう・プロダクションは、初めて漫画制作に分業体制や脚本部門を置いた漫画制作プロダクションである。

漫画アシスタントは低賃金長時間労働が一般的であるが、さいとう・プロダクションは雇用条件に気を配っており、スタッフの待遇の良さには定評がある。分業で漫画制作することによって、無理なく長期連載を請け負うことが出来ているゆえに可能なビジネスモデルである。

例えば、手塚治虫が手塚プロダクションで漫画作品を描いた場合には、手塚治虫個人の名前だけが作家名として表記されるのが常であったが、さいとう・プロダクションの作品の場合は、最後のページでスタッフ一覧のクレジットタイトルが映画作品と同様に示されている。ただし、単行本ではこれらのクレジットは削除されており、単なる余白となっている。

さいとうが亡くなった現状、作画スタッフがキャラの顔を似せて描こうとすると1時間近くかかるため、大量にストックされている顔をトレースして描いているという。

作画工程
以下に、『鬼平犯科帳』の制作工程を挙げる[22]。

さいとう・プロには作画スタッフが総勢10名いて、それとは別に下書きを担当するひきの・しんじが鬼平の脚本を読んで、鉛筆で下書きを描くという。それを作画チーフのふじわら・よしひでと、双子の兄である藤原輝美がチェックし、構図を鬼平流にアレンジする。

構図が決まると、「背景」担当の白川修司、「主要キャラ」担当の木村周司、「脇役キャラ」担当の宇良尚子に原稿を渡す。白川と宇良が中心になり、作画をそれぞれ別のスタッフに割り振る。

キャラが描かれて背景がすべて入ったら、最後は仕上げとなり、スタッフ全員でトーン貼り・ベタ塗り・修正を施していく。下書きから原稿完成まで、だいたい7日くらいかかるという。

余談だがさいとうたかをは主人公の目しかかかないと称されることもあるが、これは『こちら葛飾区亀有公園前派出所』で登場する漫画家[23] と作者である秋本治がさいとうの熱心なファンであることから結びついた都市伝説の類である。

スタッフ
現スタッフ
以下はさいとう・プロダクション公式サイト内、制作スタッフ(2025年5月 閲覧)を参照にして記述、このページでの紹介順、さいとう自身と物故者の石川フミヤスは除く

宇良尚子
木村周司
白川修司
藤原輝美
ふじわら・よしひで(藤原芳秀)
上農博昭
古賀憲
永嶋康宏
杉本隆康
渡辺格
小山響
徳地康嘉
ふじわら・まゆ
古賀憲
過去のスタッフ・アシスタント
石川フミヤス
武本サブロー
甲良幹二郎 - さいとうの晩年(2018年 - 2021年頃)に『鬼平犯科帳』で構図を担当している。
K・元美津
小池一夫(脚本)
赤司教
青木和夫
なかざと遊生
徳富祐
TAKU
正村弟
横井仁司
谷平由佳
川崎のぼる
南波健二
磯田和一
伊賀和洋
神田たけ志
叶精作
神江里見
小山ゆう
やまさき拓味
やまおか玲次
山本又一朗(プロデューサー、トライストーン・エンタテイメント代表取締役社長)
折茂賢司(ゲームプロデューサー)
上柚宇大
クニムラ利雄
杉本洋平
大野恵
いとう・たかし
千葉利助
北原功士
小松翔太
松森茂嘉
リイド社
リイド社はさいとう・プロダクションの出版部門が分社化されたものであり、さいとうの兄の斉藤發司がリイド社およびさいとう・プロダクションの代表取締役社長を務めてきた。2016年に發司が死去したことを受け、發司の長男で専務取締役(当時)だった斉藤哲人が社長を引き継いでいる。

設立当時、大手出版社では漫画雑誌の出版がメインで、単行本を出版するということをあまりしていなかったため、その当時からの慣例で、さいとうの漫画は他社の雑誌に連載されている作品であっても単行本はリイド社から出版されている(『ゴルゴ13』は、小学館『ビッグコミック』連載で、単行本はリイド社、小学館でも『My First BIG』などで一部再刊)。また、発行しているリイド社の漫画単行本レーベル『SPコミックス』のSPの名称は、さいとう・プロダクション(Saito・Production)からとられている。

受賞(章)歴
1976年1月 - 第21回小学館漫画賞青年一般部門(『ゴルゴ13』)
2003年11月 - 紫綬褒章[24]
2003年11月3日 - 第一回理容チョキちゃん大賞(主催・全理連)受賞[25]
2005年1月 - 第50回小学館漫画賞審査委員特別賞(『ゴルゴ13』)
2010年4月 - 旭日小綬章[26]
2017年11月 - 第2回まんが郷いわて特別賞 受賞
2018年1月 - 和歌山県文化表彰文化賞[27]
2019年9月 - 名誉都民[28]
2021年 - 正六位[12]
作品リスト
劇画作品
貸本短編誌
「影」(1956年-1965年、日の丸文庫)30冊以上に参加
「街」(1958年-1960年、セントラル出版)20冊以上に参加
「黒猫別冊」(1960年-1961年、つばめ出版)10冊以上に参加
「刑事」(1960年-1965年、東京トップ社)40冊以上に参加
「ゴリラマガジン」(1962年-1966年、さいとう・プロ)40冊以上に参加
「魔像」「迷路」「摩天楼」「顔」他多数の貸本短編誌に参加(1956年-1966年)
主な劇画作品
『空気男爵』(1955年、日の丸文庫、貸本単行本)
『幽霊館』(1956年、日の丸文庫、貸本単行本)
『天使の罪』(1956年、日の丸文庫、貸本単行本)
『修羅の舞』(1956年、日の丸文庫、貸本単行本)
『剣狂(続 修羅の舞)』(1956年、日の丸文庫、貸本単行本)
『赤い三角部屋』(1957年、日の丸文庫、貸本単行本)
『死太刀双之進』(1957年、三島書房、貸本単行本)
『時刻消失』(1957年、三島書房、貸本単行本)
『流太郎行くところ』(1958年、鈴木出版、貸本単行本)
『台風五郎』(1958年、日の丸)※読切
『街が眠る時』(1959年、若木書房、貸本単行本)
『台風五郎』長編シリーズ(1960年-1963年、兎月書房/あかしや書房/つばめ出版/さいとう・プロ、貸本単行本)
『地獄で目をあけろ』(1961年、東京トップ社、貸本単行本)
『頭に火』(1961年、東京トップ社、貸本単行本)
『ガンオブ・ピンチヒッター』(1961年、東京トップ社、貸本単行本)
『武芸紀行』(1962年、さいとう・プロ、貸本単行本)
『大和小伝』シリーズ(1963年、さいとう・プロ、貸本短編誌『大和小伝』)
『ベリー・ファーザー』(1963年、さいとう・プロ、貸本単行本)
『007』シリーズ(1963年-1967年、ボーイズライフ、原作:イアン・フレミング)
『死ぬのは奴らだ』(1963年)
『サンダーボール作戦』(1965年-1966年)
『女王陛下の007』(1966年)
『黄金の銃を持つ男』(1967年)
『デビルキング』(1964年、さいとう・プロ、貸本単行本)
『ゴリラコレクション』(1964年、別冊週刊漫画TIMES、全12作の短編連作)[注 2]
『魔海』(1965年、冒険王増刊)※読切
『ワンサイド特急 組織スマイル』(1965年-1966年、冒険王)
『カウント8で起て!』(1966年、週刊少年マガジン)
『鯨狩り』(1966年、別冊少年マガジン)※読切
『人犬』(1966年、別冊少年マガジン)※読切
『サイレント・ワールド』(1966年-1967年、週刊少年マガジン、貸本『ベリー・ファーザー』のリメイク)
『0011ナポレオン・ソロ』(1966年-1967年、冒険王)
『THE シャドウマン』(1967年、少年)
『パクリ屋お六』(1967年-1968年、ヤングコミック)
『無用ノ介』(1967年-1969年、週刊少年マガジン)
『挑戦野郎』(1967年-1969年、ボーイズライフ)
『武(たける)』(1968年、小学四年生)
『捜し屋禿鷹登場!!』(1968年-1969年?、ビッグコミック)
『チャブロ原人境』(1969年、週刊少年マガジン)※読切
『幕末工作人 からす』(1969年、ボーイズライフ)
『影狩り』(1969年、別冊少年マガジン)
『影狩り』(1969年-1970年、週刊ポスト)
『デビルキング』(1969年-1970年、週刊少年サンデー、貸本『デビルキング』のリメイク)
『ゴルゴ13』(1969年-2021年、ビッグコミック)
『銃器職人・デイブ』(2021年、ビッグコミック増刊、スピンオフ)
『奪回屋 グループ"銀"』(1970年-1971年、週刊少年サンデー)
『バロム・1』(1970年、ぼくらマガジン)
『鯨神』(1971年、ぼくらマガジン、原作:宇能鴻一郎)
『怪盗シュガー』(1971年-1973年、リイドコミック)
『娼婦ナオミ夜話』(1972年、月刊現代)
『音無し幻十』(1972年-1973年、リイドコミック)
『禁猟区』(1973年、週刊ポスト)
『日本沈没』(1973年、漫画:さいとうプロ、原作:小松左京)
『ばちあたり伝九郎』(1973年-1974年、週刊ポスト)
『ホーキング』(1974年-1975年、リイドコミック)
『うどん団兵衛』(1975年、週刊少年マガジン)
『マッド★メガ』(1975年-1976年、ビッグコミック増刊)
『東京捜査戦線 いぬ棒』(1976年、ビッグコミック増刊)
『サバイバル』(1976年-1978年、週刊少年サンデー)
『カメラマン寸前』(1977年、週刊小説)
『新影狩り』(1977年-1978年、コミック野郎)
『風よ雲よ剣よ』(1978年-1979年、リイドコミック、貸本『武芸紀行』のリメイク)
『野良犬探偵ディンゴ』(1978年-1979年、リイドコミック)
『200円ロードショウ劇場』(1978年-1979年、リイドコミック増刊)
『カルネアデスの板』(1978年)
『キャノンボール 奴らの戦場』(1978年)
『黒の12宮』(1978年)
『殺人遊戯の島』(1978年)
『死臭颪』(1978年)
『戦国謀略図』(1978年)
『青きイバラのトンネル』(1979年)
『恐怖は帰ったか!?』(1979年)
『狂って翔べ』(1979年)
『女首駅午前5時発』(1979年)
『人形峠大殺戮』(1979年)
『ラスト・ファイト』(1979年)
『飢餓往来』(1979年)
『過去からの声』(1979年、ビッグゴールド、原案:手塚治虫)※読切
『拝札人』(1979年、リイドコミック増刊)
『ホテル探偵DOLL』(1980年、ビッグコミック増刊)
『いてまえ武尊』(1980年-1981年、リイドコミック)
『俺は空輸屋』(1980年-1982年、カスタムコミック)
『特救GO!(海上特殊救難隊-板垣豪-)』(1981年-1982年、週刊少年サンデー)
『すて石の鉄 捕物控』(1982年、漫画ゴラク)
『Mr. BIRD』(1982年、週刊プレイボーイ)
『雲盗り暫平』(1983年-1988年、リイドコミック)
『買厄人 九頭竜』(1985年-1986年、ビッグコミック増刊、石ノ森章太郎『買厄懸場帖 九頭竜』のリメイク)
『劇画 MADE IN JAPAN』(1987年、朝日新聞社、描き下ろし単行本、原作:盛田昭夫)
『武田信玄』(1987年-1988年、文藝春秋、描き下ろし単行本、原作:新田次郎)
『運慶 天空をつらぬく轍』(1988年、佼成出版社、描き下ろし単行本)
『劇画・小説吉田学校(歴史劇画 大宰相)』(1988年-1991年、読売新聞社、描き下ろし単行本、原作:戸川猪佐武)
『CHO八戒』(1989年-1990年、スコラ)
『傀儡』(1991年、リイドコミック)
『SECRET M一族(採掘師M一族)』(1991年-1992年、スコラ)
『大江戸探索屋 ガイ』(1992年、リイドコミック)
『毒ダネ特派員カスガ』(KASUGA)』(1992年、読売新聞社、描き下ろし単行本)
『江戸の世にロシアを見た男 大黒屋光太夫』(1992年、サンサーラ)
『漂流』(1992年-1994年、リイドコミック)
『鬼平犯科帳』(1993年-2021年、コミック乱、原作:池波正太郎)
『マンガ日本の古典 18 太平記 』(1995年-1996年、描き下ろし単行本)
『ブレイクダウン』(1995年-1997年、リイドコミック)
『キティ・ホーカー』(1995年-1998年、ビッグコミック増刊)
『水滸伝』(1996年、世界文化社、描き下ろし単行本)
『マンガ黒澤明時代劇 七人の侍』(1997年、中央公論社、描き下ろし単行本)
『剣客商売』(1998年-1999年、リイドコミック)
『OPERATIONG.G.』(1999年-2000年、リイドコミック)
『北条時宗』(2000年、講談社、描き下ろし単行本、原作:高橋克彦、脚本:道又力)
『刺客 怨み葵』(2001年-2006年、ビッグコミックSPECIAL増刊 、脚本:工藤かずや)
『仕掛人 藤枝梅安』(2001年-2014年、増刊コミック乱、原作:池波正太郎)
『血闘! 新選組』(2004年、増刊乱TWINS)
『織田信長』(2005年、角川書店、描き下ろし単行本)[注 3]
さいとう・プロダクションによる2021年9月以後のさいとう・たかを作品
『ゴルゴ13』(2021年-、ビッグコミック)
『銃器職人・デイブ』(2021年-、ビッグコミック増刊、スピンオフ)
『Gの遺伝子 少女ファネット』(2022年-、ビッグコミック増刊、スピンオフ)
『鬼平犯科帳』(2021年-)
[29][30][31][32]

活字作品、関連本
『劇画家生活30周年記念 さいとう・たかを 劇画の世界』(1986年12月15日、リイド社)ISBN 4-947538-60-0
『さいとう・たかをのコーヒーブレイク 俺の秘密ファイル』(1992年11月20日、フローラル出版)ISBN 4-930831-08-3
『さいとう・たかをの【ゴルゴ流】血液型人物観察術』(2002年4月19日、PHP研究所)ISBN 4-569-62043-4
『さいとう・たかを 劇・男』(著者:さいとう・たかを 劇・男制作委員会)(2003年11月19日、リイド社)ISBN 4-8458-2374-8
『俺の後ろに立つな さいとう・たかを劇画一代』(2010年6月25日、新潮社)ISBN 978-4-10-325731-8
『画業60周年記念出版 さいとう・たかをゴリラコレクション 劇画1964』(2015年11月13日、リイド社)ISBN 978-4-8458-4420-3
『さいとう・たかを本 漫画家本vol.7』(2018年9月12日、小学館)ISBN 978-4091286161
『劇画の神様 さいとう・たかをと小池一夫の時代』(著者:伊賀和洋)(2024年4月30日、彩図社)ISBN 9784801307162 ※ さいとうたかおと小池一夫の元アシスタントが体験を描いた漫画。
作品集
『さいとう・プロ・パンチング劇画』シリーズ(1969年-1971年、さいとう・プロ、全27巻)
『劇画座招待席』シリーズ(1980年-1986年、リイド社、全70巻)
『さいとう・たかを自選集』シリーズ(1992年-1993年、リイド社、全10巻)
『完全復刻版 影・街』(2009年2月1日、小学館)ISBN 9784778031077
メディア出演
テレビ
情熱大陸(MBSテレビ、2006年2月5日)[33]
日経スペシャル カンブリア宮殿 「漫画をビジネスに変えた男!」(2007年2月26日、テレビ東京)[34]
探検バクモン「ゴルゴ13の秘密基地に潜入せよ!」(NHK総合、2013年1月16日・23日)[35]
浦沢直樹の漫勉(NHK Eテレ、2015年9月25日)[36]
漫道コバヤシ #22「画業60周年記念!ゴルゴ13シリーズ さいとう・たかをSP」(フジテレビONE、2015年12月14日)[37]
ゴロウ・デラックス(TBSテレビ、2016年7月22日(21日深夜))[38]
SWITCHインタビュー 達人達「さいとう・たかを×山中俊治」(NHK Eテレ、2019年12月21日)[39][40]
ごごナマ(NHK総合、2020年1月9日)[41]
アナザーストーリーズ 運命の分岐点「“用件を聞こうか”〜ゴルゴ13 最大の危機〜」(NHK-BSP、2020年10月6日)
雑誌
2016年5月26日発売の『週刊文春』2016年6月2日号 頁64-67に、樋口武男の「複眼対談」第68回で、対談記事「さいとう・たかを 劇画家」が掲載。
脚注
[脚注の使い方]
注釈
劇画家と呼ばれる事もある。
後に本シリーズを『ゴリラコレクション』と命名。生前に二度単行本化。『劇画座招待席 11 狼は牙を血で洗う』(1983年)、『さいとう・たかをゴリラコレクション 劇画1964』(2015年)
さいとうプロダクション公式サイト、『俺の後ろに立つな さいとう・たかを劇画一代』、『さいとう・たかを本 漫画家本vol.7』に掲載の3種の公式作品リストには記載されていない。
『いてまえ武尊』3冊に全編収録
出典
“さいとう・たかをさん死去 84歳、劇画「ゴルゴ13」”. 時事通信 (2021年9月29日). 2021年11月15日閲覧。
“「ふるさとは大阪」病床でさいとう・たかをさんが懐かしんだ中学時代”. 2021年9月30日閲覧。
“「故郷に認められ本当にうれしい」さいとう・たかをさんに和歌山県文化賞授与(2018年1月20日)”. 産経ニュース. 2018年2月28日閲覧。
『探検バクモン』2013年1月23日付放送分
石ノ森章太郎『漫画超進化論』(河出書房新社、1989年)p.86-87
“さいとう・たかを インタビュー”. 2021年9月30日閲覧。
荒俣宏『日本まんが 第弐巻: 男が燃えた!泣いた!笑った!』p.34
“「ゴルゴ13」ギネス世界記録に 「最も発行巻数が多い単一漫画シリーズ」として”. ITmedia NEWS. (2021年7月9日) 2021年9月30日閲覧。
“「ゴルゴ13」連載53年目で初のスピンオフ開幕!銃器職人のデイブが主人公”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年7月16日) 2021年7月16日閲覧。
“『ゴルゴ13』さいとう・たかをさん、すい臓がんのため死去 84歳 本人の遺志を継ぎ連載は継続へ”. ORICON NEWS (2021年9月29日). 2025年9月24日閲覧。
『追悼 さいとう・たかを先生』(プレスリリース)株式会社リイド社、2021年9月30日。2025年9月24日閲覧。
“漫画家さいとうたかをさんに正六位”. WBS和歌山放送ニュース (和歌山放送). (2021年10月26日). オリジナルの2021年10月26日時点におけるアーカイブ。 2021年12月18日閲覧。
@kitsunetennouji (September 29, 2021). “さいとう先生と言えば少し縁があって”. X(旧Twitter)より2024年5月8日閲覧.
石ノ森章太郎『漫画超進化論』(河出書房新社、1989年)p.87
【インタビュー】追悼・さいとう・たかを(劇画家)「1秒先のことしか頭にない。過ぎたことはすべて忘れる。だから“挑戦”ができるんです」 | サライ.jp|小学館の雑誌『サライ』公式サイト
“「先生とタバコとの出会いをお聞かせください」”. iRONNA. 2018年6月28日閲覧。
“堺の魅力を発信 「堺名誉大使」「堺親善大使」”. 堺市]. 2018年2月28日閲覧。
編集部 (2015年1月23日). “日本男性は知らずに『ゴルゴ13』に詳しくなっている!?  床屋や定食屋に置かれる“店舗マンガ”の傾向とは…?”. おたぽる. 株式会社サイゾー. 2021年10月6日閲覧。
“さいとうプロダクション”. Web NDL Authorities. 国立国会図書館 (2019年2月20日). 2021年10月4日閲覧。
“株式会社さいとう・プロダクションの情報”. 国税庁法人番号公表サイト. 国税庁 (2021年4月8日). 2021年10月4日閲覧。
“会社概要”. 株式会社さいとう・プロダクション. 2021年10月4日閲覧。
“「劇画はメリハリや!」さいとう・たかをの遺志を継ぎ、鬼平、ゴルゴの顔を描く作画チーフの“凄腕””. 文春オンライン (2023年4月26日). 2023年4月26日閲覧。
30巻9話【デビュー!の巻】
“美術界年史 2003年(11月 秋の褒章受章者)”. 東京文化財研究所. 2012年10月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月8日閲覧。
シャンテ・サロンニュース Archived 2013年9月24日, at the Wayback Machine.
“春の叙勲、4021人”. 日本経済新聞 (2010年4月29日). 2023年4月7日閲覧。
“和歌山県文化表彰”. 和歌山県 企画部企画政策局文化学術課. 2018年2月23日閲覧。
「名誉都民にさいとう・たかをさんら3人」 産経ニュース(2019年10月1日)2019年10月7日閲覧。
俺の後ろに立つな さいとう・たかを劇画一代』(2010年6月1日、新潮社)978-4103257318
漫画家本 vol.7 さいとう・たかを本』(2018年9月17日、小学館)ISBN 978-4091286161
“さいとう・たかを 全作品リスト”. さいとうプロダクション公式サイト. 2025年8月28日閲覧。
“なつ漫太郎(アップルBOXクリエートのライター)さいとうたかを作品リスト”. 新なつ漫太郎の漫画部屋. 2025年8月28日閲覧。
“さいとう・たかを(劇画家)”. 情熱大陸. 毎日放送. 2007年5月1日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2021年9月29日閲覧.
「漫画をビジネスに変えた男!」 - テレビ東京 2007年2月26日
“NHK総合『探検バクモン』のゴルゴスペシャル「ゴルゴ13の秘密基地に潜入せよ!」が1/16、23放送”. amass (2013年1月15日). 2021年9月29日閲覧。
“さいとう・たかを”. 浦沢直樹の漫勉. NHK. 2021年9月29日閲覧。
“さいとう・たかを、TVで「ゴルゴ13」最終回や世界情勢ネタの仕入先を語る”. コミックナタリー. ナターシャ (2015年12月14日). 2021年9月29日閲覧。
“稲垣吾郎の「銃」好きな一面が明らかに 『ゴルゴ13』さいとう・たかをの都市伝説に迫る”. Book Bang -ブックバン-. 新潮社 (2016年7月23日). 2021年9月29日閲覧。
“NHK Eテレ 「SWITCH インタビュー 達人達」12月21日放送にさいとうたかをが出演します”. さいとう・プロダクション (2019年12月19日). 2021年9月29日閲覧。
“さいとう・たかを×山中俊治”. NHK. 2019年12月21日. 2021年10月21日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2021年10月30日閲覧.
“『ゴルゴ13』さいとう・たかをゲスト出演 創作の秘密に迫る NHK『ごごナマ』1月9日放送”. amass (2020年1月8日). 2021年9月29日閲覧。
外部リンク
さいとう・プロダクション
さいとう・プロダクション (@saitoproduction) - X(旧Twitter)
さいとう・たかを - NHK人物録
さいとう・たかをインタビュー[リンク切れ]
インタビュー「プロ意識が支えた40年」『新刊ニュース』2009年4月号より抜粋の記事、インタビュアーは石川淳志
「“ゴルゴ”の最終回は頭の中に」さいとう・たかをのやり残したこと(週刊朝日2018年7月20日号インタビュー記事)
故さいとう・たかを氏のお別れの会、29日に帝国ホテルで(読売新聞記事2022年9月10日)
さいとう・たかをさんをしのぶ「お別れの会」開催…ちばてつやさん「漫画を大人まで広げた」(読売新聞オンライン掲載記事2022年9月29日)
漫画家仲間は見た 「ゴルゴ13」さいとう・たかをさんの手のひら(朝日新聞2022/9/29掲載記事)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

2026年4月27日 (月)

 「機關」 赤瀬川 原平 特集 

「機關」 11号 今泉 省彦 特集 ¥1,600円(税込)
 1980年1月31日発行

 ●対談 「形象」「機関」のころ 今泉省彦-菊畑茂久馬
 ●今泉省彦論文集 1953~1975
 ●今泉省彦自筆年譜 

 「機關」 12号 風倉 匠 特集 ¥1,600円(税込)
 1981年5月29日発行

 ●なぜ風倉か 「機關」編集委員会 
 ●対談 ハプナーの軌跡 風倉匠―菊畑茂久馬 
 ●風の倉・アドバルーン 赤瀬川原平
 ●風を喰って走る風船 刀根康尚 
 ●風倉匠論 今泉省彦 
 ●風倉匠年譜 


 「機關」 13号 松沢 宥 特集 ¥1,600円(税込)
 1982年9月25日発行

 ●松澤宥について 今泉省彦
 ●対談 プサイの函の中で 松澤宥-菊畑茂久馬
 ●松澤宥自筆年譜
 ●資料 制作全年表 参考文献目録 

Genpei_akasegawa_2_2 
 「機關」 14号 赤瀬川 原平 特集 ¥1,600円(税込)
 1987年1月3日発行

 ●赤瀬川原平 今泉省彦
 ●対談 あいまいな海の上で 赤瀬川原平-菊畑茂久馬
 ●赤瀬川原平 中西夏之
 ●赤瀬川原平と60年代美術 高島直之
 ●ヴァギナの周囲をめぐりて-美術家赤瀬川原型論- ヨシダ・ヨシエ
 ●ことばを持った絵描き 赤瀬川原平ー尾辻克彦 池田龍雄
 ●赤瀬川原平自筆年譜
 ●「千円札裁判」関連文献目録 赤塚行雄編 

  「機關」 15号 中村 宏 特集 ¥1,600円(税込)
 1990年4月15日発行

 ●中村宏のこと 今泉省彦
 ●対談 政治・タブロー・自己批判 中村宏-菊畑茂久馬
 ●タブローは死滅しない 三田晴夫
 ●内視鏡からの視点 尾崎眞人
 ●中村宏自筆年譜 

 「機關」 16号 「集団蜘蛛」と森山安英 特集 ¥1,785円(税込)
 1999年8月30日発行

 ●「集団蜘蛛」のこと 今泉省彦
 ●対談 蜘蛛の巣の上で 森山安英-菊畑茂久馬
 ●森山安英自筆年譜
 ●資料Ⅰ 肉体と言語の間で 働 正
 ●資料Ⅱ 権力に拮抗する私的DISCOVER JAPAN
        または「観光」への誘い 森山安英
 ●資料Ⅲ 集団蜘蛛とその崇高な愚行 黒田雷児
 ●資料Ⅳ 「集団蜘蛛」年譜 黒田雷児編 

 「機關」 17号 針生 一郎 特集 ¥1,785円(税込)
 2001年6月28日発行

 ●針生一郎について 今泉省彦
 ●形式ヒューマニズムから民衆的カオスへ
   針生一郎の批評的原点について  高島直之
 ●対談 リアリズムの大海にて 針生一郎-菊畑茂久馬
   対談後記/菊畑茂久馬
   対談後記/針生一郎
 ●針生一郎自筆年譜
 ●「芸術と人権」の構想 針生一郎 

http://www.gallery-58.com/06kazakura-kikantokushu.html

2026年4月20日 (月)

ミシェル・エルベール&ウジェーヌ・ヴィル『禁じられた館』(1932)

ミシェル・エルベール&ウジェーヌ・ヴィル『禁じられた館』(1932)
作品自体ももちろんだが、本格ミステリに幅広く眼を配ったフランス・ミステリ史にも、一行も登場しない作家名である。そんな知られざる作家によって、英米の黄金時代にフランスでも不可能犯罪ミステリの秀作が書かれていた、新種の恐竜が発見されたような。
 この合作作家は、不可能犯罪物を蒐集したロバート・エイディ『Locked Room Murders』やその補遺にもその名はなく、解説によると、フランスの大部の二巻本ミステリ事典にも、その項目はないという。本国でもまったく顧みられない作家なのだ。
 訳者によってサルベージされた作品を紐解いてみると実にいい。
 その第一は、黄金時代流のフェアプレイを重視した不可能犯罪ミステリであること。
 富豪のヴェルディナージュが、マルシュノワール館に引っ越してくる。これまでの館の主には常に災いがつきまとってきた曰く付きの館だ。富豪のもとには、再三「この館から出ていけ」との脅迫状が舞い込む。犯行予告の日、ついに事件は起こる。謎の男の来訪の後、富豪は射殺死体になって発見される。しかし、犯人と目される人物は、どこにも逃げ場のない館から忽然と姿を消していた-。
 警察が家の雇人たちを訊問しても、不可能犯罪の様相は強まるばかり。訪問者の一連の動向を小塔の窓から監視していた召使の存在もあり、事実は確固たるものだ。犯罪に付随する状況は包み隠さず読者に提示され、そこから納得度の高い解決を取り出す作者の手つきは、黄金時代の一流プレイヤーそのものだ。謎解きが突飛なものではなく、確かにこれしかないと納得させる。トリックの面では、英国のある古典(非密室物)の影響を受けた可能性も考慮したいが、いずれにしても不可能犯罪のトリックとしてうまく溶かし込んでいる。
 フェアプレイ度では、同時代のフランス(ベルギー)作家のS・A・ステーマンやピエール・ヴェリーより上だろう。論理の隙のなさは、二人の作家の合作という形式が大いに与っているかもしれない
 第二は、多重解決型のミステリになっていること。バークリー『毒入りチョコレート事件』(1929)ほど整然としたものではないが、最初に駆け付けた憲兵隊の警部、その次にやってきた予審判事、管区警視、検事代理、さらには私立探偵が押しかけてきて、それぞれの推理を披歴し、独自の犯人を指摘する。ありうべき解決を幾つもの主体が推理し、否定されていくことで、事件の不可能性は増していくし、全体にユーモラスな調子を与えている。
 トム・モロウなる私立探偵は、ポワロ風のもったいぶった喋り方をする気取り屋の小男だ。富豪の遠い親戚に押しかけ、遺産が遺された雇人が真の犯人になれば、親戚に遺産が転がり込んでくるという理屈で、脅迫気味に雇うことを迫る一風変わった探偵で、名探偵のありようとしてもユニークだ。
 第三は、全体を通じた劇的構成。真犯人と目された人物は重罪院の法廷にかけられ、死刑宣告まで風前の灯となる。一部はルルー『黄色い部屋の謎』に由来しているかもしれないが、クライマックスの法廷で、真の名探偵が浮上し、推理を披露するという構成は、ドラマティックで、最後の謎解きの効果を高めている。
 

 フェアプレイの本格ミステリとしても、密室ミステリとしてもフランス屈指の作といえる本書がここに発掘されたのは喜ばしい。作者は、1930年代に本書を含め3作の不可能犯罪物を遺し、ほかにも、ガストン・ボカ、ノエル・ヴァンドリーといった作家が不可能犯罪物を書いているという。フランス30年代にささやかな不可能犯罪ブームがあったことは、愛好家のさらなる夢想を誘うだろう。

2026年4月13日 (月)

『麗島夢譚』(うるわしじまゆめものがたり)安彦良和にの歴史漫画。『月刊COMICリュウ』(徳間書店)に2006年11月号から2012年9月号まで休載を多く挟みながら連載された。コミックスはリュウコミックス(徳間書店)から全4巻。

表題の「麗島」とはポルトガル人が台湾島に付けた名前「ポルトガル語: Formosa(麗しの島)」の意である。

夏目房之介は本作を『パイレーツ・オブ・カリビアン』までは行かないが、それに近い「荒唐無稽アクション歴史マンガ」と評している[1]。

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あらすじ
松浦党の流れをくむ海賊の頭であった伊織は、スペインの軍艦に敗れて配下の者を全て失ったうえ捕らわれる。スペイン船にはミカ・アンジェロと天草四郎も捕らわれていた。先の島原の乱をミカ・アンジェロの手引きで生き延びた四郎はローマへおもむき、ローマ教皇に日本のキリシタンへの支援を申し出るつもりであった。しかし、ミカ・アンジェロ、実は松平伊豆守の命を受けた公儀隠密であり、支倉常長がローマ教皇宛てに残した支援の証拠を入手し、伊達政宗に謀反の疑いありとして伊達家を廃絶に追い込むことを目的としていた。

伊織らは、麗島の支配権確保をそれぞれに目論むオランダとスペインと争いに巻き込まれ、そこで宮本武蔵や台湾原住民の女族長(ガガ)とも知り合う。争いのさなか、明国の海軍大臣鄭芝龍が割り込み、オランダとスペイン双方を放逐する。

鄭芝龍は、天草四郎を亡くなった自身の息子・鄭森=福松(日本名)だと思い込み、伊織、ミカ・アンジェロ、ガガといっしょに平戸島へ連れ帰る。

平戸では四郎が鄭森として日本に戻ったことを知った伊賀者との争いが起きた。平戸を訪れた松平伊豆守は、四郎の正体を暴くために大勢の隠れキリシタンの処刑を命じた。踏み絵を行えば処刑は回避できるのだが、隠れキリシタンは踏み絵を拒んで次々と処刑されていく。ついに四郎は「偶像礼拝禁止」の教義から踏み絵をしてもキリシタンとしては何ら問題が無いことを叫び、松平伊豆守に捕らえられそうになる。そこへ熊本藩へ召し抱えられていた宮本武蔵が現れ、四郎を鄭森として扱ったことで、松平伊豆守も事を納める。四郎は科挙を受けるために明国へと向かった。

時は流れ、明国は清国に滅ぼされようとしており、鄭成功となり国姓も授かっていた四郎は清国への抵抗運動のために麗島へ攻め入ろうと船団を率いて向かっていた。その船団の中には伊織、ミカ・アンジェロ、ガガもいた。

主な登場人物
松浦伊織
平戸松浦氏の庶子。平戸藩初代藩主である松浦鎮信の異母兄にあたる。宮本武蔵の養子である宮本伊織とは別人。
ミカ・アンジェロ
ウィリアム・アダムス(三浦 按針)の息子。日本名は三浦 按次郎(みうら あんじろう)。
松平伊豆守の命を受けた公儀隠密。
母は日本人ではなく西洋人であり、金髪碧眼の白人種。イギリス人を自称する。
天草四郎
本作では首実検にかけられたのは影武者の1人であり、ミカ・アンジェロの手引きで原城から落ちのびている。
宮本武蔵
島原の乱で老女の投石によって負傷したことにより、何か思うところがあり、台湾へやって来る。スペインの提督のレイピアと短剣との2刀流と戦い、これに勝つことで何やら得たらしく、一足先に日本へ戻る。
ガガ
漢字表記は我雅。台湾原住民であるカタガラン族の女族長。長らく「女族長(ヒメオサ)」と呼ばれる。
鄭芝龍に連れられて伊織、ミカ・アンジェロ、四郎が日本に戻る際に、いっしょに日本へついてくる。
名前を告げた後、ミカ・アンジェロからレディーの称号付きでレディー・ガガと呼ばれ、この呼ばれかたを気に入る。
鄭芝龍
明国の海軍大臣。日本人の田川マツを妻に持つ。伊織とも面識がある。
書誌情報
安彦良和 『麗島夢譚』 徳間書店〈リュウコミックス〉、全4巻
2009年1月20日発行 ISBN 978-4-19-950105-0
2010年9月18日発行 ISBN 978-4-19-950198-2
2011年4月4日発行 ISBN 978-4-19-950239-2
2012年12月13日発行 ISBN 978-4-19-950317-7
出典
夏目房之介 (2009年2月2日). “安彦良和『麗島夢譚』1とみなもと太郎『松吉伝』”. 2022年4月23日閲覧。

[wikpeda]

安彦良和先生の隠れた名作『麗島夢譚』。島原の乱を率いた天草四郎が実は生きていて、麗島(うるわしじま)=現在の台湾に逃れるという歴史改変冒険譚になっている。『麗島夢譚』は今ひとつヒットせず、隠れた名作と呼ばれてしまうのは惜しい。そもそも読み手が島原の乱や天草四郎、その時代背景をある程度理解していないと序盤が入り込みづらい、作中に登場する地名や言葉が時代背景に合わせて、知らないととっつきづらさはある。キャラクター設定も物語も読み応えがあり、何よりやっぱり絵がすばらしい。

神話や伝承のある物語は、『アリオン』の演出が基盤となっている。架空のキャラクターは実在する人間として描写されて、作者が感情移入して展開される。男性女性と中性キャラクターと、天草四郎がバイセクシャルに描かれている。神話を読み慣れた人には、想像することがなくて、違和感あるというマンガ。

これは名著ではあるが、描きたいように描いてしまったマンガでもある。つまり作者と同じように価値観を持って、好奇心がないとハードルが乗り越えられない。

それで売れない名作となっております。


2026年4月10日 (金)

波瑠と麻生久美子が主演する水曜ドラマ『月夜行路』

水曜夜10時台は日本テレビとフジテレビのドラマバトルが繰り広げられている。4月8日には、この春からの新ドラマとして波瑠(34)と麻生久美子(47)が主演する日本テレビ系水曜ドラマ『月夜行路』、ディーン・フジオカ(45)主演のフジテレビ系水10ドラマ『LOVED ONE』の第1話が同時放送された。ミステリー系の作品だが、初回の視聴率は『月夜行路』が圧倒した。

ドラマ『月夜行路』は、人気ミステリー作家・秋吉理香子氏の同名小説が原作。夫に浮気疑惑があり、家庭に居場所がない主婦・沢辻涼子(麻生)が、文学を愛する銀座のバーのママ・野宮ルナ(波瑠)と会い、2人で旅先の大阪で繰り広げていく文学ロードミステリー。

初回の個人視聴率は3.0%、一方の『LOVED ONE(ラブドワン)』は、変人天才法医学者・水沢真澄(ディーン)が主人公の法医学ヒューマンミステリードラマだが、初回の個人視聴率は1.9%だった。


 ディーンと波瑠はNHK連続テレビ小説『あさが来た』(2015年後期)でブレイクした同士だったもあり“対決”に注目する声もあったが、第1話は『月夜行路』が制した。

『月夜行路』がより多くの視聴者を集めた背景には、近年のトレンド「考察」の要素も持ち合わせた作品だからではないかという声もある。キャッチコピーは《この旅も、この出会いも、初めから何かがおかしい》という意味深なもので、放送直前にはドラマ公式Xが同コピーを強調した投稿もしていた。


 第1話の時点では、特に波瑠演じるルナを巡って違和感のある描写があり、考察班がうごめいている。


 ルナの違和感——まず、ルナが涼子(麻生)を旅に誘った目的だ。ルナの目的は、表向きには“文学関連の聖地巡り”。バーで出会った涼子が、20年以上前に恋をするも突然「実家の事業を継ぐ」と別れを告げた男・カズト(ACEes・作間龍斗/23)に未練があることを知り、無理やり同行させて大阪旅へ——という流れだったが、第1話のラストでは「彼女(ルナ)が私と旅する本当の理由を知るのは、もう少し先の話だ」(涼子)という意味深なモノローグも。実際には何か深い理由があると見られる。

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