2024年9月20日 (金)

『贖罪の奏鳴曲』中山七里

御子柴礼司シリーズ」第1作。著者初のリーガル・サスペンス作品。2012218日放送の『王様のブランチ』でも紹介されて、大森望も推奨した。

20123月号の『ダ・ヴィンチ』の今月のプラチナ本にも選ばれる。

著者の他の作品にもたびたび登場する古手川と渡瀬のコンビが今作でも登場し、主人公である御子柴礼司に迫る。出版元は違うものの『連続殺人鬼カエル男』と同じく古手川が埼玉県警に配属になって1年が過ぎたころの話だが、時系列的にはこちらの方が後になり、人物や出来事が多数リンクしている。

著者は「主人公が変化していく物語と謎が解決していく物語を一緒に描きたい」と執筆をした。

結果どんでん返しを含んだミステリーというだけではなく、少年法の是非や、障害者を持つ家族の実態、贖罪の意味など様々な問題を投げかける作品となる。

贖罪の奏鳴曲とは御子柴自身のソナタを表して、ベートーベン「ピアノソナタ第23番ヘ短調〈熱情〉」を聴くことで改めて自分の罪と向き合うなど、音楽にも重要な役割がある。

ある懲役囚から自身の本の感想を聞いた時、人を殺す人間というのは何かが欠落しており、それは言葉や知識ではなく感性であるということを知った。音楽で感性が目覚めるというシーンを描くことを決意。医療少年院でピアノを弾く少女と出会うシーンで実現させたが、演奏シーンが長すぎるのではないかという意見が編集者から挙がる。しかし長めにとらなければ主人公が変わっていくリアリティーが失われてしまうと思い、当初の長さのままにしてほしいとこだわって押し通したという。

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【あらすじ】

上奥富運動公園を越えた先、入間川の堤防で30代前半と思われる全裸の男の死体が発見された。身体中に傷と打撲跡があり、リンチを受けたかのようたが、パートナーの古手川和也と共に現場で死体を見た埼玉県警捜査一課の渡瀬は、水死体であるのを見抜いた。また左の掌中央に不自然な小円形の赤い窪みがあるのに着目する。

捜査本部がある狭山署で記者クラブに対して会見が開かれ、参加していた埼玉日報社会部記者の尾上善二の発言から、死体の身元がフリーの記者・加賀谷竜次であるとわかる。

強請りの常習者として有名で、最近は保険金のために夫・彰一の人工呼吸器を止めて殺害したと騒がれている東條美津子の事件に関心を寄せていたらしい。

そして監察医の光崎の報告から、左の掌にあった窪みは電流紋だと判明する。それは感電死するくらいの電流が一気にそこに流れたのである。

渡瀬は古手川と共に「東條製材所」を訪れる。美津子は現在拘留中だが、一人息子の幹也がオートメーション化された製材所で変わらず仕事を続けていた。

そこで美津子の裁判を担当している弁護士の御子柴礼司と初めて顔を合わせる。御子柴の顔を見た渡瀬はすぐ、加賀谷がパソコンで頻繁に見ていた「少年犯罪ドットコム」というページの園部信一郎と同一人物であるのに気づく。園部は26年前の昭和60年、幼女殺害事件の犯人として当時14歳で逮捕されていた。加賀谷が強請っていたのは美津子ではなく御子柴なのではないかと、渡瀬は疑いを抱くが、加賀谷の死亡推定時刻に御子柴は東京地裁で弁護中で、アリバイは完璧だった。

しかし殺しには免疫性があるのを知っている渡瀬は、なぜ御子柴が地位も名誉もない東條美津子の国選弁護人を引き受けたのがキーポイントになるはずだと考え、御子柴の素顔を知るため、関東医療少年院収容時に彼の教育担当だった稲見武雄に当時の様子を聞きに行く。

美津子が故意にストップさせたという人工呼吸器の製造元・ガーランド医療機器会社を訪れ、御子柴は弁護のための切り札を見つけていた。そして最高裁弁論当日。傍聴席にいた渡瀬や幹也の前で、御子柴は法廷に人工呼吸器の実物を持ち込んでデモンストレーションを行い、美津子が無実だと見事に証明して、対峙していた検事の額田順次を含めた関係者達を唸らせる。しかし当の御子柴の気持ちは晴れなかった。そして裁判では明らかにしなかったもう1つの真相を幹也に告げた後、帰ろうとした地下駐車場で、以前から自分を恨んでいた安武里美に刺されてしまう。

気づいて駆け寄ってきた渡瀬ももう1つの真相に気づいていたと知って安堵しながら、御子柴の意識は遠のいていった。

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単行本:講談社、20111221日発売、ISBN 978-4-06-217377-3

文庫:講談社文庫、20131115日発売、ISBN 978-4-06-277666-0

公式サイト

http://www.bookclub.kodansha.co.jp/

2024年8月25日 (日)

米津玄師が トーク番組初出演

825日放送 「日曜日の初耳学」には ゲスト米津玄師が トーク番組初出演して、とても興味深い内容でした。

楽曲作りの原点に宮﨑駿 監督の存在があり、子供の頃からの原点とか、影響受けた人々のトークが名曲誕生の裏側にある自身の 言葉で語られました。

https://youtu.be/roKYlzYiGpA?si=8XgP_IV_bacbovor

ドラマ「アンナチュラル」の主題歌で代表曲「Lemon」は思い入れについて「制作中に自分の母方のじいちゃんが亡くなっちゃったことがあって。ドラマ自体が人の死に向き合うっていうドラマだったので。そういうドラマの曲を作っている最中に自分の身内にも同じようなことが起きるのは、偶然ではあるんですけど、もしかしたら必然なのかなと思う瞬間もあって」という。

そもそも漫画家になりたかった人間で、子供の頃から絵を描いていたけど、ふと「音楽をつくってきた時間を、全部絵を描くことに当てていたら、もっと絵がうまかっただろうな」とも考える。後悔というほど大袈裟ではないけど、そこには「もしこうしていたら、どうなっていたんだろう」という一抹の悔しさみたいな気持ちがあって。もしこうだったらどうなんだろう、みたいな気持ちは年々増えてくる。

2024年8月11日 (日)

宮藤官九郎の歌舞伎町を舞台にしたドラマ

新しい音楽は心身ともに良い影響を及ぼす。けれども新しい食品は簡単ではありません。

動物としての人間は機能は食品のように進化してなくて、新しいものには日々くたびれてます。

コロナ禍における陰陽の別れ道。

選択も自由なら、しないのも自由。

免疫力を失うような食品を、奴隷のようにありがたがってる日々。少し考えれば、仕組みが分かります。離脱するのも自由なんです。


『不適切にもほどがある!』でドラマヒットさせて、本来やりたかった物語を現代劇にした『季節のない街』は宮藤官九郎の力作となった。そんなんで歌舞伎町を舞台にした、今回のドラマは遊びがたくさんあって面白い。

医療機関での壊れてかけてる小池栄子さんの芝居がノリノリで、時代劇でみせた演技とのギャップが奥深い。SM衣装で鞭を撃つシーンが刺激的だった。

2024年8月10日 (土)

ウィークエンドサンシャインNHKFMサマースペシャル2024

ピーターバラカンさんがゲストを呼んで、1974年頃のアルバムを特集します。

楽曲一覧 
ラヴズ・テーマバリー・ワイト (4分3秒) <Mercury PHCR1282> 
スウィート・ホーム・アラバマレナード・スキナード (4分37秒) <MCA 20P2-2114> 
リキ・ドント・ルーズ・ザット・ナンバースティーリー・ダン (4分30秒) <MCA UICY93517> 
ワットエヴァー・ゲッツ・ユー・スルー・ザ・ナイトジョン・レノン (3分16秒) <EMI TOCP70910> 
バンド・オン・ザ・ランポール・マカートニ&ウイングズ (5分9秒) <EMI TOCP65180-1> 
フォレヴァー・ヤングボブ・ディラン (4分52秒) <Sony MHCP10009> 
ブラック・ウォーターザ・ドゥービー・ブラザーズ (4分8秒) <Warner Bros WPCR11106> 
ザ・ベスト・オヴ・マイ・ラヴイーグルズ (4分23秒) <Asylum WPCR82> 
ヘルプ・ミージョウニ・ミチェル (3分15秒) <Asylum R2 680935> 
ビフォア・ザ・デルュージジャクスン・ブラウン (5分59秒) <Asylum WPCR663> 
グッド・タイムズフィービ・スノウ (2分42秒) <Shelter PSCW1029> 
アイ・ショット・ザ・シェリフエリック・クラプトン (4分20秒) <Polydor 0602498252468> 
ゼム・ベリー・フル(バット・ウィー・ハングリー)ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ (3分6秒) <Island UICY3173> 
エヴリィスィング・アイ・オウンケン・ブース (3分42秒) <Trojan TJDCD556> 
ブギー・オン・レゲエ・ウーマンスティーヴィー・ワンダー (5分7秒) <Tamla UIVY93935> 
キンバラセリア&ジョニー (4分47秒) <Fania 773 130 003-2> 
テル・ミー・サムスィング・グッドルーファス (3分28秒) <Rhino R2 79930> 
ラヴィン・ユーミニー・リパトン (3分41秒) <Capitol TOCP65298> 
フィール・ライク・メイキン・ラヴロバータ・フラック (2分47秒) <Atlantic WPCR15127> 
アイ・キャント・スタンド・ザ・レインアン・ピーブルズ (2分26秒) <Hi SRCS6531> 
(イフ・ラヴィング・ユー・イズ・ロング)アイ・ドント・ウォント・トゥ・ビー・ライトミリー・ジャクスン (3分56秒) <Hip-O HPD40143> 
ピック・アップ・ザ・ピーセズアヴェレッジ・ワイト・バンド (3分57秒) <Victor VICP2111> 
ロック・ユアー・ベイビージョージ・マクレイ (3分18秒) <Rhino R2 79930> 
カン・フー・ファイティングカール・ダグラス (3分5秒) <castle MAT CD 251> 
カン・フーカーティス・メイフィールド (6分11秒) <JIMCO JICK89419> 
トゥ・ビー・インヴィズィブルグラディス・ナイト&ザ・ピップス (3分44秒) <Victor VICP5426> 
ビー・サンクフル・フォー・ワット・ユー・ゴットウィリアム・ディヴォーン (3分25秒) <JIMCO JICK89421> 
テイク・ミー・トゥ・ザ・リヴァーアル・グリーン (3分42秒) <Hi SRCS6652> 
ファイアオハイオ・プレイヤーズ (4分25秒) <Mercury PHCR6086> 
アップ・フォー・ザ・ダウン・ストロークパーラメント (5分4秒) <Mercury UICY91052> 
マイ・サングジェイムズ・ブラウン (4分17秒) <Polydor POCP2378>


2024年5月 6日 (月)

ビートルズの子供たちPrimrose Hill- James Mccartney and Sean Ono Lennon

ロンドン(CNN) ビートルズの元メンバー、ポール・マッカートニーと故ジョン・レノンの息子たちが2人で共作した新曲のシングルが発売された。


Primrose Hill- James Mccartney and Sean Ono Lennon (SUB ESPAÑOL) https://youtu.be/tCeeApDPhyg?si=xIoB24o8qzKhBnUJ


ポールと妻の故リンダさんの息子ジェイムズ・マッカートニーと、ジョンと妻オノ・ヨーコの息子ショーン・オノ・レノンは、ともにビートルズ解散後の1970年代に生まれ、現在ミュージシャンとして活動している。


2人が作詞、作曲した共作シングルのタイトルは、北ロンドンの公園にちなんだ「プリムローズ・ヒル」。愛する人と一緒にこの公園で過ごした時間を思い出す内容。

https://www.cnn.co.jp/showbiz/35217916.html


 BBCウェブサイトに掲載されたジェームズさんのインタビューによると、ジェームズさんは故ジョン・レノン(John Lennon)さんの息子ショーン・レノン(Sean Lennon)さん、故ジョージ・ハリスン(George Harrison)さんの息子ダーニ・ハリスン(Dhani Harrison)さん、リンゴ・スター(Ringo Starr)さんの息子ザック・スターキー(Zak Starkey)さんと、新バンド「ザ・ビートルズ―ネクスト・ジェネレーション(The Beatles -- The Next Generation)」の構想を話したことがあると認めた。


4人のビートルズの息子たちは、全員が父の軌跡をたどり音楽の道へ進んだ。ショーンさんは米ニューヨーク(New York)を拠点に活動するシンガー・ソングライターで、ダーニさんはロンドン(London)のロックバンド「thenewno2」でリードボーカルを担当。ザックさんは父のリンゴさんと同じドラム奏者として、ザ・フー(The Who)やオアシス(Oasis)などと共演している。


父親にうり二つのジェームズさんは、「ビートルズを超えることを夢見てきた」と言う。「自信はあまりないけれど」と認めつつ、ジェームズさんは「せめて、ビートルズに並ぶ所まで行きたい。でも、それさえもすごく難しいだろうね」とBBCに語った。

https://www.afpbb.com/articles/-/2869521

2024年4月28日 (日)

ポール・マッカートニー&ウイングス『One Hand Clapping』オフィシャル・リリース決定 

ポール・マッカートニー&ウイングスが1974年に録音したスタジオ・ライヴ音源で、これまでに数多くのブートレグが出回ったライヴ・アルバム『One Hand Clapping』が、ついに正式にリリースされます。新たにミキシングを施され、614日にCD、アナログレコード、デジタルでリリースされる。


614日、音楽史上もっとも多くの海賊盤が出回ったライヴ・アルバムの一つである『ワン・ハンド・クラッピング』が、ついに正式にリリースされる。『バンド・オン・ザ・ラン』が7週連続で全英アルバム・チャートの首位の座に立っていた19748月、ポール・マッカートニー率いるウイングスはアビイ・ロード・スタジオに入った。その目的はドキュメンタリーの映像作品を撮影し、あわよくばスタジオ・ライヴのアルバムを制作することにあった――そのライヴ・アルバムこそが『ワン・ハンド・クラッピング』である。だが、そのころ世界一ビッグなバンドだったウイングスの新録作品を待ち望む声はとてつもなく大きかったものの、『ワン・ハンド・クラッピング』が公式にリリースされることは現在までなかった。


Paul McCartney & Wings / One Hand Clapping

https://youtu.be/bmcIdBm8jDk?si=Xi1ADc4lBUAXGQ4r


デヴィッド・リッチフィールド監督の下、4日間で撮影/レコーディングされた『ワン・ハンド・クラッピング』のリリースは、ポール・マッカートニーのファンにとって歴史的な瞬間といえよう。長年のあいだ、本作は部分的にさまざまな形で海賊盤化されてきており、中には人気を博したものもそうでないものも存在する。また、一部のトラックはマッカートニーの公式作品にも収録されてきた。しかし、来たる614日にいよいよ『ワン・ハンド・クラッピング』が発売される。このアルバムには同プロジェクトのためにデザインされたオリジナルのアートワークが使用され、当時は公開されずじまいとなったこの映像作品のテレビ局への売り込み用のパンフレットも付属。この映像作品から生まれたライヴ音源が公式にリリースされるのは今回が初めてとなる。その上、このパッケージにはカメラの回っていないところで録音された追加トラックも併録される。


 『ワン・ハンド・クラッピング』で演奏しているのは、新体制となったばかりだったウイングスの面々である。彼らは当時、ナッシュヴィルで名シングルの「ジュニアズ・ファーム」のレコーディングを終え、帰国したところだった。その前年には、名盤『バンド・オン・ザ・ラン』の制作をスタートさせる直前にデニー・サイウェルとヘンリー・マカロックが突如として脱退。『ワン・ハンド・クラッピング』のレコーディング当時、ポール、リンダ、そしてデニー・レインの3人は新たなメンバーとしてギタリストのジミー・マカロックとドラマーのジェフ・ブリトンを迎えていた。さらにスタジオでのレコーディングには、オーケストラ・アレンジを手がけたデル・ニューマンと、サックス奏者のハウイー・ケイシーも参加。ハウイー・ケイシーはハンブルクでポールと共演した経験があった人物で、彼はこのあと、ウイングスのコンサート・ツアーにも帯同するようになる。


 アルバムは、『ワン・ハンド・クラッピング』のテーマ・ソングとなったインストゥルメンタルのジャムで幕を開ける。それに続いて、「007 死ぬのは奴らだ」、「バンド・オン・ザ・ラン」、「ジェット」、「マイ・ラヴ」、「ハイ・ハイ・ハイ」、「ジュニアズ・ファーム」といったウイングスの大ヒット曲や、ファンに愛され続けるポールのソロ作からのナンバー「メイビー・アイム・アメイズド」、ザ・ビートルズの名曲の一部を再アレンジした「レット・イット・ビー」、「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」、「レディ・マドンナ」、デニー・レインが歌うムーディー・ブルースのヒット曲「ゴー・ナウ」、ポールがピアノの弾き語りで披露する「ベイビー・フェイス」(原曲は、ハリー・アクスト/ベニー・デイヴィス作のティン・パン・アレー産の名曲)などがスタジオ・ライヴ形式で演奏される。


 『ワン・ハンド・クラッピング』は複数のフォーマットで発売される予定。そのうち、オンライン限定の2LP+7インチ・シングルのパッケージには、未発表のソロ・パフォーマンスを収録した限定のアナログ盤シングルも収められる。このシングルの収録トラックは、アビイ・ロード・スタジオの裏庭で行われた最終日のレコーディングで制作されたもの。同ディスクは未発表曲「ブラックプール」、ザ・ビートルズの代表曲の一つ「ブラックバード」、ウイングスのシングルB面曲「カントリー・ドリーマー」、そしてカヴァー曲であるエディ・コクランの「トゥエンティ・フライト・ロック」(二人が出会った1957年にポールがジョン・レノンの前で初めて演奏した曲)やバディ・ホリーの「ペギー・スー」と「アイム・ゴナ・ラヴ・ユー・トゥ」で構成される。


 『ワン・ハンド・クラッピング』は、ポール・マッカートニー&ウイングスの揺るぎない功績をいま一度称える作品になることだろう。そこには、独自のサウンドを開発・確立した瞬間のウイングスの姿が捉えられている――60年代にザ・ビートルズの一員としてポピュラー文化を形作ったポールは、70年代にもウイングスを率いて同じことをしてみせたのだ。このアルバムを聴けば、スタジオの内部で当時の彼らがどのように協力し合い、ともに演奏していたかを垣間見ることが出来る。その上、この作品にはライヴ・パフォーマーとしてのポールの素晴らしい才能が如実に表れてもいる。そして50年が経過した現在でも、ポールは世界中のスタジアムを満員にして、ここに収められた楽曲の多くを観客に披露しているのだ。


ポール・マッカートニー&ウイングス『ワン・ハンド・クラッピング』 参加メンバー:


ポール・マッカートニー:ヴォーカル、ベース、ピアノ、電子ピアノ、ハモンド・オルガン、チェレスタ、ハーモニウム、アコースティック・ギター

リンダ・マッカートニー:モーグ、電子ピアノ、メロトロン、タンバリン、バック・ヴォーカル

デニー・レイン:ヴォーカル、エレキ・ギター、アコースティック・ギター

ジミー・マカロック:エレキ・ギター、バック・ヴォーカル

ジェフ・ブリトン:ドラム


ゲスト:タキシード・ブラス・バンド、ハウイー・ケイシー

オーケストラ指揮:デル・ニューマン


プロデュース:ポール・マッカートニー



ポール・マッカートニー&ウイングス

『ワン・ハンド・クラッピング』

Paul McCartney & Wings – One Hand Clapping

発売日:2024614


知る人ぞ知るドキュメンタリー作品から生まれた公式アルバム

未発表トラックも複数収録


2LP2CD/デジタル配信/UNIVERSAL MUSIC STORE限定の

2LP+7インチ・シングルの各フォーマットで発売


<収録曲>

●2LP + 7” (D2C)

*=2010年『バンド・オン・ザ・ラン』アーカイヴ・コレクションDVDに収録

**=アーカイヴ・コレクションにボーナス音源として収録


Disc 1

SIDE ONE

1. One Hand Clapping*

2. Jet*

3. Soily*

4. C Moon/Little Woman Love*

5. Maybe I’m Amazed*

6. My Love*


SIDE TWO

1. Bluebird*

2. Let’s Love*

3. All of You*

4. I’ll Give You a Ring*

5. Band on the Run*

6. Live and Let Die*

7. Nineteen Hundred and Eighty Five*

8. Baby Face*


Disc 2

SIDE ONE

1. Let Me Roll It**

2. Blue Moon of Kentucky

3. Power Cut

4. Love My Baby

5. Let It Be

6. The Long and Winding Road/Lady Madonna


SIDE TWO

1. Junior’s Farm

2. Sally G

3. Tomorrow

4. Go Now

5. Wild Life

6. Hi, Hi, Hi


Disc 3 (7”)

1. Blackpool

2. Blackbird

3. Country Dreamer**


SIDE TWO

1. Twenty Flight Rock

2. Peggy Sue

3. I’m Gonna Love You Too

・・・・・・・・・・


●2LP / 2CD

Disc 1

SIDE ONE

1. One Hand Clapping*

2. Jet*

3. Soily*

4. C Moon/Little Woman Love*

5. Maybe I’m Amazed*

6. My Love*


SIDE TWO

1. Bluebird*

2. Let’s Love*

3. All of You*

4. I’ll Give You a Ring*

5. Band on the Run*

6. Live and Let Die*

7. Nineteen Hundred and Eighty Five*

8. Baby Face*


Disc 2

SIDE ONE

1. Let Me Roll It**

2. Blue Moon of Kentucky

3. Power Cut

4. Love My Baby

5. Let It Be

6. The Long and Winding Road/Lady Madonna


SIDE TWO

1. Junior’s Farm

2. Sally G

3. Tomorrow

4. Go Now

5. Wild Life

6. Hi, Hi, Hi

・・・・・・・・・・


●Digital

1. One Hand Clapping*

2. Jet*

3. Soily*

4. C Moon/Little Woman Love*

5. Maybe I’m Amazed*

6. My Love*

7. Bluebird*

8. Let’s Love*

9. All of You*

10. I’ll Give You a Ring*

11. Band on the Run*

12 Live and Let Die*

13 Nineteen Hundred and Eighty Five*

14. Baby Face*

15. Let Me Roll It**

16. Blue Moon of Kentucky

17. Power Cut

18. Love My Baby

19. Let It Be

20. The Long and Winding Road/Lady Madonna

21. Junior’s Farm

22. Sally G

23. Tomorrow

24. Go Now

25. Wild Life

27. Hi, Hi, Hi

2024年4月27日 (土)

『ウィークエンドサンシャイン ディキー・ベッツ追悼特集』 NHK FM 2024年4月27日

ピーター・バラカンのDJで送るウィークエンド・ミュージック・マガジン、NHK FM『ウィークエンドサンシャイン』は「ディキー・ベッツ追悼特集」を427日(土)に放送します。


『ウィークエンドサンシャイン ディキー・ベッツ追悼特集』

NHK FM 2024427日(土)午前7:20 ~ 午前9:00 (1時間40)

NHK FM 202452日(木)午後4:00 ~ 午後5:40 (1時間40)


[DJ] ピーター・バラカン


番組ページ

https://www4.nhk.or.jp/sunshine/

2024年2月17日 (土)

『ワールドロックナウ』3月30日の放送をもって終了

音楽評論家の渋谷陽一氏がDJするNHK-FM番組『ワールドロックナウ』(毎週土曜 後900)が、330日の放送をもって終了する。

1997年の放送開始から27年で幕を下ろすことになる。

昨年1117日に渋谷さんは病気療養のため入院することを報告。『ワールドロックナウ』のDJは、音楽評論家・伊藤政則さんが代打を務めてきた。

渋谷さんのブログでは「ワールドロックナウは、3/30(土)の放送をもって終了いたします。1997年の番組スタートから27年。長い間番組を愛して応援していただき、ありがとうございました」と感謝を伝えている。

『若いこだま』がスタートした1973年からすると、ほぼ半世紀ラジオ番組を毎週担当されてた。

「お疲れさまでした〜」というには早すぎるんではないでしょうか。

年長者の小林克也さんも現役でロック番組をやってますからね。

2023年12月26日 (火)

『シティポップカレンダー'83』 BSフジ 2023年12月28日(木) 21:00~22:

BSフジ『シティポップカレンダー'83』が12月28日(木) 放送。

2022年に放送された『シティポップカレンダー'81』に続く、BSフジのシティポップ特番。

今回は高度経済成長の中、東京ディズニーランドの開園や、YELLOW MAGIC ORCHESTRAの散開があった1983年を特集。この年、日本では何が起きていたのか?どんな状況で「シティポップ」は生まれ、広がっていったのか。ゆかりのある人にインタビューを行い、当時をカレンダー形式で振り返ります。

稲垣潤一や林 哲司が明かす当時の制作エピソード、有野晋哉(よゐこ)の思う当時と現代の「遊び」の変化など様々な視点から1983年を深堀りします。

■『シティポップカレンダー'83』
BSフジ 2023年12月28日(木) 21:00~22:55

 近年、若い世代からリアルタイム世代、さらに海外に至るまで広く注目されている「シティポップ」。当時注目されていなかった隠れた名盤の発掘は、現在もなお続いており、新しいリスナーに出会い続けている。今回は高度経済成長の中、東京ディズニーランドの開園や、YELLOW MAGIC ORCHESTRAの散開があった1983年を特集。この年、日本では何が起きていたのか?どんな状況で「シティポップ」は生まれ、広がっていったのか。ゆかりのある人にインタビューを行い、当時をカレンダー形式で振り返る。

 シティポップを代表する歌手のひとりである稲垣潤一が明かす当時の楽曲制作エピソードや、有野晋哉(よゐこ)の思う当時と現代の「遊び」の変化、ヒット曲を多数生み出した林 哲司に当時の制作について伺うなど様々な視点から1983年を深堀りする。

<シティポップカレンダー’83放送予定>(各月のテーマ:取材対象者)
■1月 83年になりシティポップはどう変わってきたか?:旅&音楽ライター/選曲家・栗本斉
■2月 アルバム「Shylights」(稲垣潤一):ミュージシャン・稲垣潤一
■3月 「君に、胸キュン。」(YELLOW MAGIC ORCHESTRA):お笑い芸人・塙 宣之(ナイツ)
■4月 『オールナイトフジ』放送開始:作詞家・秋元 康
    杉山清貴&オメガトライブ デビュ:作曲家・林 哲司ー
■5月 アニメ『ストップ!!ひばりくん!』放映開始:漫画家/イラストレーター・江口寿史
■6月 アルバム「MELODIES」(山下達郎):FM802取締役会長・栗花落 光
■7月 ファミリーコンピュータ発売:お笑い芸人・有野晋哉(よゐこ)
■8月 日比谷公園三代目大音楽堂完成:カクバリズム代表取締役・角張 渉
■9月 洋楽ポップスの影響を強く押し出した楽曲制作:ミュージシャン・杉 真理
■10月 「Midnight Pretenders」(亜蘭知子)を2022年にザ・ウィークエンドがサンプリングして大ヒット:ミュージシャン・亜蘭知子(※コメント出演)
■11月 海外に広がるシティポップ:ミュージシャン・土岐麻子
■12月 YELLOW MAGIC ORCHESTRA散開:カメラマン・トシ矢嶋

<出演者>
秋元 康         (作詞家)
有野晋哉(よゐこ)    (お笑い芸人)
稲垣潤一         (ミュージシャン)
江口寿史         (漫画家/イラストレーター)
角張 渉         (カクバリズム代表取締役)
栗本 斉         (旅&音楽ライター/選曲家)
杉 真理         (ミュージシャン)
栗花落 光        (FM802取締役会長)
土岐麻子         (ミュージシャン)
トシ矢嶋         (カメラマン)
塙 宣之(ナイツ)    (お笑い芸人)
林 哲司         (作曲家)
ほか
※五十音順

【ナレーション】
松重 豊         (俳優)

番組ページ

https://www.bsfuji.tv/citypopcalendar83/pub/

年末スペシャル 〜2023年洋楽シーンを音楽評論家が総括〜

NHKFM 12月25日放送

伊藤政則 大貫憲章

【楽曲一覧】

72 SEASONS

METALLICA(7分39秒)

EMMA,COME ON

MOON SAFARI(3分19秒)

SONS OF THE SENTINEL

KK’S PRIEST(4分12秒)

GASOLINE

MANESKIN(3分41秒)

AUSTERITY

KATATONIA(3分41秒)

BITE MY HEAD OFF


THE ROLLING STONES(3分32秒)

WETLAND WALK

FOYER RED(3分24秒)

HOW WILL I KNOW

BULLY(3分11秒)

FADING ACTOR

TEMPLES(4分51秒)


BALLAD OF A MISSPENT YOUTH

TUK SMITH AND 、 THE RESTLESS HEARTS(3分49秒)

COWBOY NUDES

GEESE(2分51秒)

ROMANTIC HOMICIDE

D4VD(2分13秒)

NOT STRONG ENOUGH

BOYGENIUS(3分55秒)

VAMPIRE

OLIVIA RODRIGO(3分40秒)

NEW ORDER T-SHIRT

THE NATIONAL(4分56秒)


《らじるらじる配信中》

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燐寸図案

  • 実用燐寸
    実用燐寸レッテルには様々な図案があります。 ここにはコレクション300種類以上の中から、抜粋して100種類ほど公開する予定。 主に明治、大正、昭和初期時代の燐寸レッテルの図案。

ペンギンタロットの原画

  • 0の愚者から21の宇宙(世界)まででひとつの話が結ばれる
    兆しを理解して現実なるものを深くたのしく感知する訓練カードです。 タロットを機能させるには慣れ親しむことからはじまります。 まだ目には見えていない物事や潜在的な事柄を導き出す道具でもあります。 各アイコンをクリックすると、21のカードが観れます。

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