zerogahou.cocolog-nifty.com > 22カードの意味

01 奇術師
02 女教皇
03 女帝
04 皇帝
05 法王  Le Paye
06 恋人たち
07 戦車 
08 裁判の女神
09 隠者
10 運命の輪
11 剛毅
12 吊された男
13 死神
14節制
15悪魔
16 塔
17 星 ☆
18 月
19 太陽
20 審判  
21 世界
_0 愚者

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20 審判  

20 審判  

「タロットカード」22枚のうちで「卓越せしもの」と「更新せしもの」を暗示するセフィラを結ぶ「審判」は、「固定領域への堆積」するカードである。

生命世界を構成している領域には、コンピューター機器におけるハードウェアとソフトウェア、あるいはOSとプログラムのように対応する。「固定された要素から成る領域」と「変動させられる要素から成る領域」がある。定領域の土台が設けられることで、生命世界は様々な試みを集中して行うことができて成長の効率を大きく上げる。生命世界が成長され何度も見直され、改良されて練り上げられていく。当面それ以上の改良が必要無くなった要素は、固定要素へと変化し、既存の固定領域の上に地層のように「堆積」する。

「審判」はこの土台の堆積によって生命世界の舞台たる変動領域は少しずつ上昇される。
「星」から「世界」までのタロットから成る「更新段階」に属するこの「堆積」は、「生命の樹」の始まりへと戻る生命世界に「安定性」を取り戻させる。概念的な「地」の元素の役割を担い、改良修正の必要がある要素を、地層の中から「発掘」して変動要素に戻すこともある。
OSとプログラムのように機能的な結び付きが強い場合には、土台の変更によって舞台上でのそれまでの成果が機能しなくなってしまう恐れもある。その変更が本当に適切であるかを「審判」する役割を持っている。

人は物心のつかないうちに立つこと・歩くこと・言葉を発することなどを失敗しながら覚え、そしてそれらを充分問題無く行えるようになると、自然とそれを意識しなくなっていく。限られた情報処理能力の全てを次なる試みへと注力しながら、先へと進んでいくことが可能となる。経験していく物事は時として、それに対する居心地の良さや後悔を感じさせて物事への「拘り」を生じさせうる。


失われた大事なものや過失や取り戻せない過去へ拘りは厄介なものといえるだろう。
充分思い悩み苦しんで後を引くことが多く、その出来事を忘れてしまうことへの罪悪感も手伝って、泥沼のように自分をその事に「拘泥」させる。そして拘泥から抜け出すために必要なのは、強い意志を以ってその出来事から「決別」することである。
 もう変えることのできない過去に費やす想いが無駄であることを認める。そこから学んだことや自分にとって大事なことであるという「敬意」は失うことなく、記憶の奥底へと「埋葬」させ、必要であれば自分の生を犠牲にしない程度の頻度で思い出し気持ちを新たにする「慰霊」を行う。過ぎ去ってしまったものに対して、生き続けねばならないものが行える最善の処置であろう。過去から自分を解き放つて未来の可能性へと向かわせるための「決別」。それが人に対して「審判」のカードが示す重要な意味である。

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