燐寸マッチ蒐集家には嫌われていた種類。
コレクションはじめると、この商標のマッチを店先から出されて、同じ種類のものばかり増えてゆくのだ。蒐集家の間では「パイプ印マッチ」は障害物として、忌み嫌われる存在の王位を獲得していた。